回天製薬は13日、花粉症用目ブラシとメミガキをセットにした「花粉スッキリン」を20日に発売すると発表した。目ブラシ2本(右目・左目用)と専用のメミガキがセットで価格は980円(税別)。眼球を直接磨く商品は世界初という。 花粉症による目のかゆみには点眼薬や洗眼薬が使われるが、同社が行ったアンケートでは、6割以上の患者が「目薬ではもどかしい」「目を取り出して洗いたい」などつらさを訴えていた。 患者の不満を解消するため、同社では眼球を取り出して洗う薬液の開発に着手。10年の研究期間を経て薬液の開発には成功したが、取り出した眼球を眼窩(か)に戻す方法が見つからなかったため、開発は中断していた。 しかし昨年8月、エジプトのピラミッドで小型のブラシが発掘されたことが大きな転機になった。古代エジプトでは、目に入った砂漠の砂を取り除くためにブラシを使っていたことがわかったためだ。 開発チームでは、この発見
