「お前らは下請けプログラマみたいな人間になりたいのか?」 僕の会社の人間の一人が話した言葉です。仮にAさんとします。その瞬間かなり激昂に近い気分になったんですが、なぜそうなったのかその場では、よくわかりませんでした。感情が高ぶりすぎてわけがわからなくなったんです。だからその人に何か言い返すことも出来なかった。で、家に帰る途中、考えて何であんなに怒りがこみ上げたのかやっとわかってきた。 「Aさんは自分の売ってるもの、つまりコードそのものを馬鹿にしてるんだ」 Aさんは、営業企画畑から来た人で、僕のやっているプログラム開発部門に何年か前からいます。口癖で言うのは、「おまえらにはビジネス的視点が足りない」というのです。つまり顧客意識がたりないと。何を作って売ればよいのかもっと考えろというわけです。なるほど、それはたしかに正論だと思いました。 しかしよく考えてみると、そのニーズを考える人は企画部門と