タグ

Reviewに関するseamlessbiasのブックマーク (41)

  • 結城浩『数学ガール』 - kururu_goedel’s diary

    数学ガール (数学ガールシリーズ 1) 作者: 結城浩出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2007/06/27メディア: ペーパーバック購入: 58人 クリック: 1,055回この商品を含むブログ (974件) を見る 皆さん絶賛しているので読んでみました。いやー、すごいでした。 こうやって、「数学をする人間」のことを描いてあるというのはかなり少ないのではないかという気がします。もちろん放浪の天才数学者エルデシュのような面白いやよい啓蒙書はあるにしても、やっている数学の内容を書きつつそれを考えている人たちの日常も忘れていないものはなかなかないでしょう。 数ページを使ってほぼ数学のことを書き続けているにもかかわらず、それを喋っている人物たちのことが常に感じられるっていうのは稀有なことだと思います。それに、「僕」とミルカさんの間には、レベルの違いもあるけれどもスタイル

    結城浩『数学ガール』 - kururu_goedel’s diary
  • ブラックロッド - ブログというか倉庫

    ブラックロッド (電撃文庫) 作者: 古橋秀之,雨宮慶太出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 1997/04メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 178回この商品を含むブログ (74件) を見る ストーリー 積層都市<ケイオス・ヘキサ>を一人の黒衣の存在が歩く。その名をブラックロッド(黒杖特捜官)。 呪力増幅杖を持ち、魔物の付け入る感情を全て封じた魔導特捜。怨霊、妖魔、殺人鬼、ありとあらゆる悪徳、容赦の無い死、それらが蔓延る街を彼は一つの目的のために移動する。ブラックロッドは「ただひたすら敵を滅する」という目的のために生み出された死人なのだから。 想像を絶するイマジネーションで作り出された世界観のなかで展開される異様な呪的物語。こんな物語を簡単に紹介出来る文章なぞ、地球上に存在しないのではないかと思われる<ケイオスヘキサ3部作>の1冊目。 読むのに 覚悟を必要とするというのが

    ブラックロッド - ブログというか倉庫
  • 「赤朽葉家の伝説」桜庭一樹 | 族長の初夏

    あったらいいな、忙しい現代人のための「ライトノベル式『百年の孤独』」。 だがそんな便利なものがあるわけ……あった! 重厚長大な家系神話小説ならではの、あの果てしない郷愁を、あの途方もない愉楽を、可能なかぎり手っとりばやく。東京から名古屋まで1時間半、日からアメリカまで10時間で行けてしまうこの時代に彼女は、桜庭一樹はついに大河幻想小説の時間をもちぢめてしまったのでしょうか。嬉しいような寂しいような、微妙な悲哀を味わえる一冊です。 物語は戦後から21世紀までの日史を俯瞰しつつ、三人の女の人生を昔語りスタイルで描いてゆく「一族の歴史」譚。千里眼の祖母・万葉から漫画家の母・毛毬へ、そしてニートの瞳子へと視点を引きつぎながら、嘘くさくも懐かしい奇妙な昭和の時間が、時には幻想的に、時にはマンガ風に、立ちあらわれては流れ去ってゆきます。その流れが行き着く果てにあるものは、さて何だろう。 手法として

  • かさぶた。 - 男らしく読め 『桜庭一樹読書日記』

    桜庭一樹読書日記(桜庭一樹) サクラバカズキがどれだけ編集から愛されているかがすごくわかる。 もちろん僕も大好きだ。たぶん多くのファンも、この変な女が大好きなはず。作品以上に人が愛されている作家だと思う。売れてなかった時代にも、あとがきの面白さには定評があった。そのサクラバが書いた読書日記、面白くないはずがない。 サクラバは外見に似合わず、空手道場に通って、けっこう強い。筆名からして男っぽいが、動揺すると一人称が「俺」に戻る。しょっちゅう実家に帰って、一年の半分を新宿歌舞伎町で、もう半分を鳥取で過ごしているようであり、日記のほとんどは編集にいじられたり、両親の言葉に翻弄されたり、変な友人と遊びに出かけた話で構成されている。 あっ、もちろんの話がかなりの比重を占めている。ちゃんと読書日記している。彼女の好きは文章の隅々から伝わってくるし、だからこそ編集から愛されてもいるのだと思う。

  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    仲春はゆっくりと通り過ぎる 寝て起きたら3月である。今日の東京の最高気温は20度を超えている。正月のインフルエンザが完治して、これでやっと健康で文化的な年度を始められるぞ、と意気込んだのも束の間、今度は原因不明の高熱を出して1週間寝込んだ。 脳がグツグツ煮える音が聴こえそうなほど…

    はてなブログ | 無料ブログを作成しよう
  • 夜の廃校で女の子は殴りあう。「赤×ピンク」 - たまごまごごはん

    あっというまに読み終わりました、ってくらいツボでした。 そもそも殴りあう女の子がとにかく好きなんだもん。絶対、自分この観客席側に座って女の子の殴り合い見ていると思いますもん。 「廃校の校舎を改築した非合法ファイトクラブ」という、まるでバキの地下闘技場のような、でもショーマンシップの強さでは「美女で野獣」みたいな設定の中、少女というには年齢がちょっと上の女性たちが殴りあうお話です。廃校で殴りあうって聞いただけでフルスロットルですよ。ダンダンダンダン(地面を踏む音)。 20歳前後の女性たちがメインなんですが、全員中学生の時に芽生えたような、きわめて少女味の強い悩みで悶絶しているのがいいわけですよ。じたばたしながら、夜の廃校でぼかすか拳と脚を振り回します。その中に何を見つけるのか、という哲学的な空気よりも、これは「衝動」と言ったほうがよさそうです。三人のオンナノコを軸に描いているのですが、それが

  • 僕僕先生

  • 『GUNSLINGER GIRL(1)』 - 魔王14歳の幸福な電波

    はい、読みましたよ! また不用意なことを書いて村の怖い人たちからぼっこぼこにされるフラグON! とりあえず一巻を読んでみたところ、前評判どおり非常に気分の悪いお話で安心感すら湧いてきました。こんなのがあと八冊もでてるのかと思うとうんざりしますね! 大喜びで続きを読ませてもらいます! 道具のように扱われ死んでいく、いたいけな女の子たちを取り巻く人々のお話なのだと思います。そういった嗜好には確かに嗜虐心をくすぐられますし、そんなのに喜んでいる自分への嫌悪感をも同時に抱かされてしまいます。 女の子に対する嗜虐心をくすぐるような要素を一部分として含む作品、それ自体はいくらでも存在します。そういうものを私たちは普段、さほど意識することもなく消費しているのだと思います。 でも作の場合、そういった「嗜虐」の要素が余りにも前に出すぎています。それこそが核、と言ってしまってもいいくらい。だから作を楽しめ

    『GUNSLINGER GIRL(1)』 - 魔王14歳の幸福な電波
  • 褒めてばかりの読書感想サイトと、健気な美少女作家のこと - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    http://d.hatena.ne.jp/m_tamasaka/20080104/1199387682 関係あるようなないようなことを書いてみる。 リンク先は主にネガティブな書評(あるいは書評ブログ)についての話だけど、世の中には「褒めてばかりのサイトは参考にならない」と言う人もいる。どんな球に対しても「速い速い」と言っていると、「遅い球にも『速い』って言ってんじゃねぇの?」と疑われてしまう、ということだろう。個人的には、どんな球でも速く感じられる人だっていると思うんだけど。 たとえば「ラストが駄目だったけどそれ以外は面白かった」と書くのと、「途中まで面白かったけれどラストが駄目だった」と書くのとの違い。それを読む人は、前者を「高評価」、後者を「低評価」と捉えるのではないか。これは単なるレトリックの問題というだけではなく、気に入らないところを切り捨てて評価するか、気に入らないところも含め

    褒めてばかりの読書感想サイトと、健気な美少女作家のこと - WINDBIRD::ライトノベルブログ
  • さあ? 意地っ張りで、とんでもなく不器用で、ひねくれていて、孤独で、諦めが悪い。 『空の境界(中)』

  • 404 Blog Not Found:一識者から梅田望夫へ - 書評 - ウェブ時代をゆく

    2007年11月06日00:00 カテゴリ 一識者から梅田望夫へ - 書評 - ウェブ時代をゆく いつもどおり献御礼。 ウェブ時代をゆく 梅田望夫 初掲載2007.11.05;発売開始まで更新 一回で書評し切れるではないが、これだけは最初に申し上げたい。 これは褒めざるを得ない、と。 書、「ウェブ時代をゆく」は、今や「ウェブ進化論」の著者として「あちら側」も「こちら側」も知らぬなしの梅田望夫の最新作にして、「シリコンバレーに住む一コンサルタント」だった著者が、はじめて「梅田望夫」を全面に出して書いた一冊。 なぜ「褒めざるを得ないか」といえば、100%それが理由だ。 目次 - 新刊「ウェブ時代をゆく」11月6日刊行 - My Life Between Silicon Valley and Japanより 序章 混沌として面白い時代 一身にして二生を経る/オプティミズムを貫く理由/「群衆

    404 Blog Not Found:一識者から梅田望夫へ - 書評 - ウェブ時代をゆく
    seamlessbias
    seamlessbias 2007/11/05
    これは読む。
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 劇薬小説No.1「獣儀式」よい子は読んじゃダメ、ゼッタイ

    このエントリはグロいので、苦手な人は避けるが吉。「これはひどい」がピッタリの逸品を、ご紹介。 「鬼たちが冥土から溢れてこの世界に出現して以来、はや一ヶ月になる」から始まる、読む地獄。人間なんて、糞袋。まさに劇物。まさに毒書。バカバカしさを暴力エロスでねじ伏せる、奇書というより狂書。 こんなにエロくてグロくて血みどろで、腐肉とウジ虫たっぷりの、酸っぱい胃液と激しい勃起に悩まされたやつは、初めて。オススメいただいたantipopさん、nananasuさん、ありがとうございます。 いろいろ読んできたつもりだけれど、これほど鬼畜劣情な小説は、ない。スプラッター小説なら、クライヴ・バーカー「血の」シリーズや、綾辻行人「殺人鬼」でおなかいっぱいだよー、と思っていたが、書はゆうゆうとK点を超えて臓腑に刺さる。 じゃぁどんな話なのかというと―― かいつまむより次を読んでくれ。あ、苦手な人は読まないほう

  • よく燃える薪、ライター別売り - 書評 - ウェブ炎上 : 404 Blog Not Found

    2007年10月31日21:00 カテゴリ書評/画評/品評Culture よく燃える薪、ライター別売り - 書評 - ウェブ炎上 すっかり書評が出遅れてしまった。 ウェブ炎上 荻上チキ すでに 『ウェブ炎上』を読んだ。-Parsleyの「添え物は添え物らしく」 荻上チキ著「ウェブ炎上」の感想 てるてる日記/ウェブリブログ ウェブ炎上−ネット群集の暴走と可能性 - キャピタリストの視点 [ITmedia オルタナティブ・ブログ] といった良書評が上がっているが、それでも蛇足せずにはいられない良著である。 書「ウェブ炎上」は、ウェブ上での「種火」、すなわち「ちょっとした一言」が、あちこちに「飛び火」し、「大火事」になるいわゆる「炎上現象」、専門的には「サイバーカスケード」という現象を考察した一冊。 目次 - 荻上チキ『ウェブ炎上』(ちくま新書)発売記念ページ - 荻上式BLOGより はじめに

    よく燃える薪、ライター別売り - 書評 - ウェブ炎上 : 404 Blog Not Found
  • 星界の断章 (2) - うぱ日記

    seamlessbias
    seamlessbias 2007/10/19
    ティルノムは実際に飲んでみるとおいしいので一度チャレンジしたらいいと思う。
  • 秋山真琴の積読崩し | 西尾維新『不気味で素朴な囲われた世界』

    さて、このシリーズは西尾維新がわりと気でミステリに挑んだ作品と認識しているので、こちらも相応の覚悟をして読み始めた。具体的には「萌えキャラ殺し」という二つ名を西尾維新が持っていることから、いちばん可愛らしいキャラが犯人か被害者で、次に可愛らしいキャラが被害者か犯人に違いないという偏見をもって挑んだ。しかし、読み始めてすぐに困ったのは、串中小串、童野黒理、伽島不夜子、病院坂迷路、どの女性キャラも等しく魅力的だったことだ。いちばん可愛らしいなと感じたのは伽島不夜子ことふや子だが、面白いのは誰だったと問われれば病院坂迷路だろう。前作に登場した病院坂黒が人間嫌いだとすれば、病院坂迷路は人間嫌われと言える。まったく「静かなる人払い令」とは奇妙な呼び名で、彼女が入部した部活は彼女以外全員が幽霊部員となり、彼女のクラスは彼女以外全員が不登校となってしまうのだ。学校内においても、彼女が道を歩けば、人々

  • 書評 - すばる望遠鏡の宇宙 : 404 Blog Not Found

    2007年10月10日03:30 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 書評 - すばる望遠鏡の宇宙 間違いなく、今年の新書ベスト1候補筆頭。 すばる望遠鏡の宇宙 海部宣男 文 / 宮下暁彦 写真 世界最高の場所にある、世界最高の施設が上げた世界最高の成果の数々を、世界最高の望遠鏡を二度手がけた著者が紹介するともなれば、当然とも言える。 書「すばる望遠鏡の宇宙」は、天体望遠鏡の設置環境としては世界一ともいえるマウナ・ケア山頂にある、世界最大級(一枚鏡の反射望遠鏡としてはつい最近まで世界最大だった)すばる望遠鏡を、それを作ったチームを率いたその人自ら一冊のにまとめたものである。そんながスゴでないとしたら、何をスゴと呼べばいいのか。 目次 - 岩波新書 すばる望遠鏡の宇宙より 目次 はじめに 第1章 未知への航海―宇宙へ船出したすばる望遠鏡― 第2章 宇宙に咲く花―すばるが観た宇

    書評 - すばる望遠鏡の宇宙 : 404 Blog Not Found
  • 善意の指針は悪意 - 書評 - 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん2 : 404 Blog Not Found

    2007年11月20日00:00 カテゴリ書評/画評/品評Love 善意の指針は悪意 - 書評 - 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん2 Amazonにも困ったものだ。新刊在庫が0とは。 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん2 善意の指針は悪意 入間人間 初出2007.10.06;アマゾン再入荷につき更新 以下、entry執筆現在で在庫があるネット書店へのリンク。 bk1 7andY 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん2−善意の指針は悪意 | MOMENTS衝撃的な展開という意味では、前巻でこれでもかとやられてしまったので、新キャラ投入とかテコ入れありつつも、それほど大きくはなく、しかし手堅くまとまった作品に仕上がってますね。 という作品。 嘘だけど。 書、「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん2 善意の指針は悪意」は、「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸」の続編。続編だけあって、

    善意の指針は悪意 - 書評 - 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん2 : 404 Blog Not Found
  • 幸せの背景は不幸 - 書評 - 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん : 404 Blog Not Found

    2007年10月03日19:30 カテゴリ書評/画評/品評Love 幸せの背景は不幸 - 書評 - 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 書は、ライトノベルです。 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸 入間人間 嘘だけど。 書「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」の主人公「みーくん」とヒロイン「まーちゃん」は、こんな人々。 P. 27 彼女は、単なる同級生ではない。 一緒に嬲られ。 一緒に壊され。 一緒に狂った。 そんな、望まない関係。 僕と御薗マユは、八年前の誘拐事件の被害者だった。 書はそのみーくんが、まーちゃんこと御薗マユが幼兄妹誘拐事件の犯人であることをつきとめるところから話がはじまる。 PP. 31-32 「君、あの子たちを拉致っちゃった?」 「うん!」 当たり前のように、元気一杯の返事をちょうだいした。なんか、褒めて褒めてと、今にも言い出しそうだ。 かさぶた。 嘘

    幸せの背景は不幸 - 書評 - 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん : 404 Blog Not Found
  •  「西尾維新全キャラ人気投票」総評。 - Something Orange

  • Index of /diary/index.php/2007/09/09/0

    Index of /diary/index.php/2007/09/09/0 NameLast modifiedSizeDescription Parent Directory  - feed/2011-11-26 03:22 - Apache/2.4.10 (Debian) Server at www.jmuk.org Port 80