『BullShitJobs』(=どうでもいい仕事、クソ仕事)という本が世界中で注目を集めている。著したのはウォール街占拠運動の理論的指導者として知られる文化人類学者デヴィッド・グレーバー教授。ロンドンで行った単独インタビュー(『未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来』収録)で、グレーバー教授は「『どうでもいい仕事』が増え続けており、さらに必要ない仕事ほど、高給になっている」と語った。現代に蔓延するBullShitJobsとは何なのか。 【インタビュー・訳 大野和基】 「必要のない仕事」を増やしている ——近年、20世紀を代表する経済学者ジョン・メイナード・ケインズの理論が見直されています。1930年にケインズは「技術の進歩によって100年後(2030年)には週15時間(だけ)働く時代になる」と予想したそうです。この見立てをグレーバー教授はどう考えますか。 グレーバー 2030年
ベイジで新評価システムの運用を開始するにあたって作った、仕事と給与と評価の関係を説明した社内向けのスライドです。会社や経営者によって考え方は変わると思いますが、できるだけ分かりやすく、一般化してみました。何かの参考になれば幸いです。
ダメ就活生、「自分らしい服装」で四苦八苦する 「自分らしい服装でお越しください」 就職活動に身を投じたことがある人なら、誰もが聞いたことがある言葉だろう。Google検索で「自分らしい服装」と打ち込めば、「“自由な服装”の正解って?」「スーツ? 私服?」「色つきのシャツは大丈夫?」などのウェブ記事が大量にひっかかる。企業の指すものがわからずに右往左往している就活生が、とてつもなく多いということだ。 2012年——大学院に合格していたものの、「やっぱり本にかかわる仕事がしたいな」という気持ちが捨てられずに留年覚悟で就活を始めた私の身にも、この罠はふりかかってきた。 大好きなアニメ系雑誌を擁する出版社。書類選考、筆記試験をどうにか通過した後の一次面接。案内メールの「自分らしい服装でお越しください」を読んだ私は、「自分らしい」の咀嚼の結果として、夢見る乙女に愛用されているロリータ系ブランド「MI
今の会社に転職してきて驚いたのは、仕事の細々した部分がアナログで回っていたところだ。 「細々した部分」というのは、例えば伝言メモとか、社内・部署内回覧文書とか、そういう類のもの。有給を取った次の日に出社すると、デスクの上には沢山の付箋と紙が置いてある、という感じ。そして、データの受け渡しに実物のUSBメモリが行き来する。ゲーッ!今はもう平成も終わる2018年だぞ!! また、「△△さん、株式会社〇〇のAさんへ電話を入れてください」といった伝言を伝えるのに、該当部署に内線をかけるも不在、その折り返しをください、そしたら今度はこっちが離席・・・ といった無様なキャッチボールも頻繁に発生する環境。 自分の部署全員で共有する仕事も、「みなさんちょっと聞いてくださ~い」みたいに呼びかけて、資料を配って、説明して、そしたら途中で電話が入って説明が中断して、といった具合。非常に効率が悪い、というか、やって
社会人になって数年たったR25世代のビジネスマン。 後輩ができてきたり、ちょっとしたチームのリーダーを任せられたりする機会も出てきたはず。 実力に自信はないけど、ちょっとは先輩らしいところも見せなくては…。でも、いわゆる「マネジメント」なんてしたことないから、どうしたらいいのかわからない! そこで、“新R25レギュラーズ”田端信太郎さんに「マネジメントの本質」を教えていただきました。 〈聞き手:天野俊吉(新R25編集部)〉 【田端信太郎(たばた・しんたろう)】株式会社ZOZO コミュニケーションデザイン室本部長。NTTデータを経てリクルートへ。フリーマガジン『R25』を立ち上げ、創刊後は広告営業の責任者を務める。その後ライブドア、コンデナスト・デジタル、NHN JAPANを経て、2018年3月から現職
かれこれ30年以上もこの業界でプログラムを毎日のように書いて来た私。当然、自分なりの働き方のノウハウみたいなものも会得して来たつもりだ。以前ここに「私のとっておきのプログラミングスタイル」というエントリーを書いたので、まだ読んでいないプログラマーの方にはぜひとも読んでいただきたい。 ちなみに、そんな中でも後輩とか部下に教えるのが一番難しいのが、「スタートダッシュでできるだけはやくめどをつける」という仕事スタイル。どのエンジニアも、ちゃんと説明すればこの働き方の効用は理解してもらえるのだが、実際の現場でちゃんと実行できる人は100人に1人もいない。 「人はみな怠惰だから、締め切りに迫られなければがんばれないんだ」と言ってしまえばそれまでだが、「まがりなりにもプロとして仕事をする限りは、ペース配分ぐらいはちゃんと考えて仕事をすべき」というのが私の主張。トップクラスのマラソンランナーでペース配分
ソフトウェアエンジニアリングと一見関わりはなさそうで、しかしチームで成果を出す過程においてとても重要だと筆者が考えているコンセプト、 "Working Out Loud" について書いてみます。 日本語の記事がほとんど見当たらないのであまり知られている言葉ではないかもしれません。 対象読者 以下に興味や関心を持つ方を対象読者として想定しています。 チーム開発におけるコラボレーション手法 チーム開発者としての振る舞い方 テックリードやスペシャリストの育成 が、本心ではチーム開発する全ての方に届いてほしいです。 まえがき ある夜に同僚の@ujihisaと近場ないし遠方のEngineering ManagerやVPofEの皆さんと話す機会があり、その折にふと筆者がこぼしたのが 「開発などの日常の業務において自分がやっている以下の思考様式が大変便利なので、この考え方を最近入社したメンバーにもインス
最新テクノロジーやデータを活用する企業が一堂に会し、先進的な取り組みを共有するカンファレンス「ウイングアークフォーラム 2017」。11月14日に開催されたウイングアークフォーラム 2017 [東京]では日本マイクロソフト株式会社の澤円氏が登壇し、「『働き方改革』を本気で進めるために必要なこと、教えます。 ~ワークスタイルのリアル~」と題して講演を行いました。 マイクロソフトが歩んできた“地雷だらけ”の道 澤円氏(以下、澤):澤と申します。よろしくお願いします。40分間を使いまして「働き方改革」を本気で進めるときに必要なことをみなさんにお伝えしたいなと思っています。 タイトルが「『働き方改革』を本気で進めるために必要なこと、教えます。」だと、偉そうに聞こえますけど、なんていうことはない。我々が、散々先に踏んだ地雷の話をするわけですね。ですから、どのように地雷を踏んで道を作ったかというのを共
ついに高度プロフェッショナル制度(=高プロ)を含む「働き方改革」関連法案が一気に強行採決される可能性が高まってきた。 「成果に応じた賃金がもらえる制度」や「柔軟な働き方が可能になる」といった美辞麗句から、「年収1075万円以上の労働者が対応」と、さも一般のサラリーマンには無関係かのような報道が多かったせいで、いまだに誤解している人が多いが、この「高プロ制」、サラリーマンとして働く人ならば誰もが適用範囲になり、今までは労働基準法で規制されてきたさまざまな「労働者保護」がすべて無視して、経営者のやり放題で馬車馬のようにこき使えるようになる極めて危険な制度であることがまったく認識されていない。 ブラック企業被害対策弁護団代表として、常に労働者側にたった弁護活動を行っている弁護士の佐々木亮氏(Twitter ID:@ssk_ryo)に話を聞いた。 「法案の中身を見てもらえば一目瞭然なのですが、この
自分が密かに人生の「チート技」だと思ってる5つのこと 2018年4月28日投稿 2020年8月27日更新 カテゴリ:人生を変える 著者: jMatsuzaki 私の愛しいアップルパイへ そうだ、この話はあなたにしたことがありましたっけ?そう、人生の「チート技」についてです。 チートとは本来「不正をする」「イカサマをする」といった意味なのですが、デジタルゲームでもこの用語が用いられるようになって以来「ほんの少しの労力で大きな結果を得られる行為」や「不正をしているとしか思えないほどゲームが上手い人」に対しても用いられるようになってきました。 しばしば人間離れした卓越したプレイヤーに畏敬の念を示すために「チート」と表現することもあります。「チートであって欲しい。なぜなら自分とはあまりにかけ離れているから…」ってことです。そういうわけで、「チート」は肯定的な文脈でも使われることがあります。 ゲーム
序 こんにちは、新規事業開発室の渡辺(@k6nta)です。女性向けアプリ「ルクラ」の事業責任者をやっています。Gunosy Tech Blogでは主に開発に関する記事を出していますが、この記事では私が普段実践している「タスク消化のコツ」に関して紹介したいと思います。また、この記事ではチーム単位のタスク消化ではなく、個人のタスク消化にフォーカスを当てた内容となっております。 皆さんは普段どのようにタスク管理を行っていますか?自分のタスクを適切に優先付し、スケジューリングを行い実行していく作業は、組織・チームの中で働く際にはとても重要だと思います。タスク管理ができておらず、何かのタスクが期限までに完了できていなかったり、共有が遅れたりした場合、その後の作業者全員の作業が遅れるため、チーム全体の作業効率は低下してしまいます。逆に個人のタスク消化効率を高めることで、同じタスク量をこなした場合でも、
どんな開発プロジェクトでも何かものを作る限りは、そのプロダクトで何を目指しているか、明文化されているいないに関わらずあるはずです。 それを明文化するためのドキュメントとしてインセプションデッキというものがあります。これはアジャイル開発における要件定義書のような位置付けで、10個ページのスライドを埋めていくシンプルなもの。 mofmof inc.は開発会社という立場でプロジェクトに参画することが多いわけなのですが、一般的な受託開発会社とは違って、決められた通りにものを作ればOKという考え方ではなく、そのプロダクトのゴールを実現することを目指した作り方をしています。 ゴールの実現を目指すには、ゴールがどこにあるのか強く関心を持たなければなりません。そのためにインセプションデッキ・エレベーターピッチは大変役に立っています。 この記事では、その中の1つであるエレベーターピッチの作り方ついて解説しま
ときどき「プロジェクトとタスクとチェックリストの関係は、フラクタル」ということを言います。 なんだか小難しいことをいっているようですが、簡単なことです。 □書籍企画というプロジェクト └□打ち合わせというタスク └□目次作成というタスク └□原稿執筆というタスク └□資料をEvernoteでチェック └□原稿ファイルを開く └□原稿を書く というように、階層式にプロジェクト → タスク → チェックリストという構造があるからです。そしてこの構造は、やろうと思えばかなりの多段階構造にでもできます。 厳密にやりすぎない ちょっと厄介なのは、原則としては三階層あればだいたいまかなえるわけですが、時として「プロジェクトより大きなくくり」が欲しくなったり、時として「タスクの中にチェックリスト同然のものが混じる」のです。 つまり、美しく三階層にまとまりきらないことが、何をプロジェクトと呼んだらいいのか
『発達障害を仕事に活かす(朝日新書)』(星野仁彦/朝日新聞出版) 本書『発達障害を仕事に活かす(朝日新書)』(星野仁彦/朝日新聞出版)のタイトルにもある「発達障害」という言葉をどこかで耳にしたことがある、という人も少なくないのではないだろうか。 発達障害はいくつかのタイプに分類される。自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害、チック障害などが含まれ、これらは生まれつき脳の一部の機能に障害があるとされている。 その一般的な特徴としては、「対人関係が苦手」「過剰なこだわり癖」「空気が読めない(周囲を困らせる)」「仕事・家事の段取りが苦手」等々が挙げられるが、いくつかのタイプの発達障害を併発、個人差が大きいという特徴もあるようだ。 しかし、総じて「障害」と呼ばれるために「だから治らないのだろう」とか、「社会に適応しづらいに違いない」と思うかもしれないが、本書はそんな
むかし、一緒に働いた方から「なぜタスク管理をしないのか」と問われた事がある。 だが、その時の私には、多くの人が思うように、なぜタスク管理が必要なのか、それにどのようなメリットがあるのか、正直よくわからなかった。 というのも、上から出された指示はそう忘れるものではない。 百歩譲って、忘れそうなときにはメールで貰えばよいし、手帳もある(今ではスマートフォンもある)。 また、いちいちタスクを書き出して管理をするという手間が、むしろ仕事を遅らせるのではないかと思っていたからだ。 私は言った。 「タスク管理ですか……。指示はちゃんと覚えてますから大丈夫ですよ。」 すると彼は言った。 「もしかして、タスク管理を面倒くさそう、とか思ってる?」 図星だったが、私は平気な顔をした。 「いえ、なんか仕事をやらされている感……というか仕事に追われるのが嫌なんです。」 「ふーん。」 彼はニヤリと笑って言った。 「
「仕事がうまくいかない」最大の原因は、“知識やスキル不足”ではないーーTwitterフォロワー12,000人・外資系企業の本部長「とくさん」の仕事論 リアルな世界で接点がない人ともネット経由で気軽に知り合えるようになったいま、築いてきたキャリアや知見、人柄がSNSを通じて信頼されたビジネスパーソンは、見知らぬ若手から寄せられる悩みに答えるメンターとしても活躍しています。そんな1人、Twitterフォロワー12,000人超を誇る外資系企業の本部長「とくさん」を直撃。ご自身が日々発信している仕事論のエッセンスを語ってもらいました。 【プロフィール】 とくさん(Twitter:https://twitter.com/nori76) 1976年千葉県生まれ。大学在学中に米国への交換留学を経験し、日系メーカーに新卒入社後は新規事業の海外営業部で中東、アジア、欧米を担当。経営への参画を志して30歳で転
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く