歌舞伎町のホストクラブで高額な料金を請求され、困難な生活に陥る女性が相次いでいる問題。女性たちの中には、千葉など郊外のベッドタウンなどから歌舞伎町に引き寄せられた人も多くいます。 泥沼にはまった生活を立て直すため地元に戻る女性たちも少なくありませんが、郊外での女性たちの支援には、いま新たな課題が出てきています。その背景や現状を取材しました。 (千葉放送局記者・木原規衣) 「歌舞伎町が居場所だった」 千葉市に住む20代のみほさん(仮名)です。以前は県内の実家から都内の大学に通っていましたが、去年まで1年あまり、歌舞伎町のネットカフェなどを転々としていました。 軽い気持ちで利用したマッチングアプリで、ホストの男性と知り合ったというみほさん。「初回料金を払って上げる」という甘い言葉でホストクラブに足を踏み入れ、抜け出せなくなりました。 手持ちのお金もなかったみほさんは、まもなく夜の仕事を始めるよ