大手クレジットカード会社の「ジェーシービー」が、去年、社員に違法な長時間の残業をさせていたとして、19日、労働基準法違反の疑いで書類送検されました。 東京労働局によりますと、ジェーシービーは本社の社員7人に対して、去年2月からの2か月の間、労使協定で取り決められた月80時間の残業時間を超える、1か月当たりおよそ90時間から146時間の違法な残業をさせていたとして、労働基準法違反の疑いが持たれています。 東京労働局はこれまでも会社に対して是正勧告を行っていましたが、改善が進まないため、19日、会社と担当役員らを東京地方検察庁に書類送検したということです。 ジェーシービーは、労働局の是正勧告を受けて、去年7月以降は残業時間の削減を進めているとしたうえで、「送検された内容は確認していないが、事実であれば、真摯(しんし)に受け止めて誠意を持って対応していきたい」としています。