
保坂和志の『書きあぐねている人のための小説入門』というのは、 (活字化のため削除) 保坂は最初のほうで、いじめられっ子のような人間こそ小説を書くべきだが、自分などはそれどころかいじめっ子だった、と書いている。私は保坂の小説に感心したことがなく、何かほっとした。いじめっ子だった奴の書いた小説になど感心したら、情けないしね。 保坂は執拗に、ネガティブな経験などを描くな、と繰り返している。私はむしろ、ネガティブなことを進んで書くべきだと思っている。最後の方になると、「自分をいじめた小学校の同級生へのうらみつらみ」などを小説にすることを批判して、それは「小説という形式を利用しているだけではないのか」と書いている。利用して何が悪いのか。小説というのは、何でも書ける形式である。古来、数多くの作家が、小説という形式を使って、政治や社会を諷刺したり、批判したりしてきた事実を、保坂は無視している。だが、保坂
雑感『日本のオタクはアニメをアートとして認めて欲しくないのではないか』を読んで。原始、アニメは太陽であった、もといアニメはサブカルチャーであった。今でもそうかもしれないけれど村上氏は「サブカルチャーたるアニメーション(など)をハイカルチャーにした」人だとオレは認識している。で、サブカルたるアニメだとかマンガだとかを「ハイカルチャーでございます」と言われるのは別にどうでも良い事なのですね、私にとっては。自分の生活に何ら支障をきたすわけでもないし、実際サブカルたるアニメがハイカルチャーになったからといってアニメーションが博物館や美術館に行かなければ見に行けないたぐいのものになるわけではないのだし。私が嫌なのは、その宣言が村上なるオジサンによってなされた、というところなのです。なんていうんだろうか、既存の概念であるにも拘わらず"見つけた"と宣言した人間が一人でその手柄を手中にしているような違和感
東京都知事、現代美術を腹にすえかね カルチエ財団、展覧会の開会式でとんだ「とばっちり」 東京特派員ミシェル・テマン 2006年4月24日 リベラシオン 木曜〔4月20日〕、午後6時過ぎ、東京都現代美術館(MOT)――10年前、木場公園に建設された巨大な建物――の大ホールに、各界の著名人を含む1500人の人々が招かれ、この春もっとも注目される文化イベントの開幕セレモニーが行われた。1年前からパリと東京のカルチエ社スタッフが準備を進めてきた「カルチエ財団所蔵現代美術コレクション」の会場が、ついにその門扉を開け放とうとしていたのである。門扉といっても、ただの門ではない。入り口は高さ5メール、スライド式の巨大な壁でできており、招待客らはそこを通って一般公開前の会場内に導かれるのだ。4つのフロアにわたって19室を占める展示場は、まるで迷宮のよう。美術館の建物がそっくり芸術の宮殿に変身し、現代
魂の受け皿 村上隆が DOB 君に関する著作権侵害でナルミヤ・インターナショナルに訴訟を起こし、和解金支払いで決着したことで日本のアニメファンが怒りを露わにしている。それについて感じた違和感と、そもそも DOB 君とは何なのかという事をつらつら書いていたら長くなってしまったので、まだ全然推敲し切れていないのでひどい文だが、例によって一度ぼーんと出してしまって、何度も読み返しながら校正をかけて行くことにする。 最初はそこに「アニメで金を儲けるな」といった「貧困賛美思想」があるのかと考えていたのだが、どんどん考えていくうちに、村上隆が行おうとしている事に関する、自分で非常に納得し得る解釈が生まれて来たので、以下の文章の序盤は、実は今の僕にとってはそれほど興味のない、どうでもいい事になっている。後半の方が僕にとっては興味深い事柄である。 金持ちは聖人君子でなければならないという国民性 怒りを露わ
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
以前「たけくまメモ」でもレポートしたOTAKU展ですが、ベネチア・ビエンナーレに続き東京での展示も好評のうちに終了したことは皆さんもご存じでしょう。ところが、ここに来て思わぬ難題が持ち上がっているようです。 企画者である森川嘉一郎氏は桑沢デザイン研究所の客員教授で、俺も同校で非常勤やってるんでよく顔を合わせるんですよ。それでこないだ会ったら、なんか浮かない顔してるんで事情を聞きましたところ、 「OTAKU展の展示物を引き取ってくれる施設が見つからない」 とのこと。要するにあれですよ、あそこで展示された食玩とかフィギュアとか、同人誌とかポスターとか、その他もろもろの膨大なオタクアイテムの行き場に困っているそうなんです。 まあねえ、まんだらけとか、アキバのなんとかショップに持ち込むとか、いっそヤフオクに出品すれば買い手はいるとは思いますけど、森川氏の希望はこれを文化遺産として丸ごと永久保存する
Создана: 2005-01-08 03:43:06 | Показов: 3967696 | Комментариев: 20065
次に書く「アニメ様の七転八倒」で確認したい事があって、昔出した同人誌「アニメ様」を引っ張り出してきたんですが、この時も僕は『プラスチックリトル』のオッパイについて話をしていたんですね。しかも、読んだら、かなり良いことを言っている(笑)。 引用すると以下のような感じ(一部、文脈を整理)。 ----------- アニメ様 で、どうして『プラスチックリトル』のオッパイを観て感動するのかというと、例えば、子供が自動車が好きで、自動車の絵を一生懸命描くわけね。これは代償行為で、ホントは自動車の絵が好きなんじゃなくて、自動車そのものが欲しいんだけど、手に入らないから自動車を描いているわけなんだ。でも、自動車が好きだ、自動車が欲しいと思って描いている絵には、その気持ちが反映されているよね。 サムシング うん。 アニメ様 で、その子がずっと自動車を描き続けたとする。自動車が好きでない人は本物の自動車を見
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