俳優加瀬亮(33)が人気作家、伊坂幸太郎氏の同名小説が原作の映画「重力ピエロ」(森淳一監督)に主演することが23日、分かった。昨年、各映画賞の主演賞を獲得した「それでもボクはやってない」以来の長編主演作となる。 「重力-」は連続放火事件をきっかけに浮き彫りになっていく家族のきずなを描いた作品。50万部を売り上げたベストセラーで直木賞候補で、「陽気なギャングが地球を回す」「チルドレン」「アヒルと鴨のコインロッカー」と映画化が続く同氏の作品の中でも、映像化と配役が注目されていた。 加瀬は派手さはないものの確かな演技力で「それボク」の周防正行氏、井筒和幸氏、是枝裕和氏、李相日氏、「硫黄島からの手紙」のクリント・イーストウッドなど若手から大御所まで多くの監督に起用されている。今年公開作品は「犬と私の10の約束」、草なぎ剛と共演した「山のあなた~徳市の恋~」など8本に及ぶなど映画に欠かせない顔になっ