21日午前、北海道の陸上自衛隊の演習場で訓練中の戦車が横転し、乗っていた30代の隊員が戦車と地面の間に挟まれて、病院に運ばれましたが死亡しました。 当時、戦車内には4人の隊員が乗っていましたが、このうち「車長」と呼ばれ、戦車の砲塔の部分に乗っていた30代の2等陸曹の男性が、戦車と地面の間に挟まれました。隊員は病院に搬送されましたが、午前11時すぎに死亡が確認されました。乗っていたほかの3人にけがはありませんでした。 自衛隊によりますと、横転した90式戦車は近くの南恵庭駐屯地の第7師団第73戦車連隊に所属していて、21日は20両程度が参加し、敵味方に分かれて訓練を行なっていたということです。 戦車は走行中に横転したということで、自衛隊ではどれくらいの速度が出ていたかなど当時の状況について調べを進めています。