近年、薬の名前が似ていることで、薬の取り違えが起こるというニュースがよく報じられます。 日本医療機能評価機構、「薬剤の取り違え」第2報の情報提供 - QLifePro医療ニュース 事例としては、投与すべき薬剤「アルマール錠(不整脈用剤)」を「アマリール錠(糖尿病用剤)」と取り違えたものが3件、「ノルバスク錠(血管拡張剤)」を「ノルバデックス錠(腫瘍用薬)」と取り違えたものが3件などとなっている。 この記事で紹介されている事例は「アルマール(抗不整脈薬)」と「アマリール(血糖降下剤)」の取り違えです。この2剤を間違えるということは、心臓の拍動の乱れの治療が必要な人に、血糖値を下げる薬を出してしまう、ということです。この取り違えが起こると、本来治すべき症状を直せないだけではなく、正常な血糖値を過度に低下させて、最悪の場合には意識障害や昏睡という状況を引き起こします。 アルマールとアマリールとい