ひきこもりに関する誤解を解く 絶対に外出しない → けっこう単独では外出する 犯罪者予備群? → 犯罪率は低い。あっても家庭内暴力 自室でネット三昧 → ヘビーユーザは10%以下 日本に特有 → 全世界で増加傾向。儒教文化権とカソリック圏に多い 自己中心的 → むしろ自分が嫌い
(さいとう・たまき) 1961年、岩手県北上市生まれ。筑波大学医学専門学群を卒業し、1986年より筑波大学大学院で稲村博研究室に。1987年から爽風会佐々木病院勤務。同病院診療部長などを務めた。現在は、筑波大学医学医療系社会精神保健学教授。専門は思春期・青年期の精神病理学、病跡学、精神分析、精神療法。「ひきこもり」についてメディアに発信し続けているほか、近年は「オープン・ダイアローグ」の啓蒙活動に精力的に取り組んでいる。マンガ・映画などのサブカルチャー愛好家としても知られる。おもな著書に『社会的ひきこもり――終わらない思春期』(PHP新書1998)、『戦闘美少女の精神分析』(太田出版2000)『オープンダイアローグとは何か』(医学書院2015)など多数。 インタビュー日時:2018年3月20日 聞き手:山下耕平、貴戸理恵 場 所:筑波大学総合研究棟D 写真撮影:山下耕平 ---------
国の調査の対象外とされてきた40歳以上のひきこもり。実態をどう把握し、どう支援していくのか。模索を続けている北九州市のNPO法人を取材しました。 見過ごされてきた中高年 「取り組むべき第1の課題は、40代以上の方々に向けての支援だ」。この10年で、1615人のひきこもりの人を支援してきたNPO法人「STEP・北九州」の理事、田中美穂さんが今、特に力を入れているのが中高年の支援です。 若者特有の問題とされてきたひきこもりですが、全国各地で当事者の高年齢化が新たな課題となっています。例えば、茨城県が平成28年に独自に行った調査では、国の調査の対象外となっている「40歳以上」が、「39歳まで」を上回り、全体のおよそ6割を占めたのです。男性の比率が7割を超え、極めて高いこともわかりました。 田中さんがひきこりの子どもを持つ親を対象に開く講演会でも、子どもが中高年だという親が増えていると言います。し
「ツイッターで話題!数万フォロワーを抱える誰それの送る、心がほっこりするメッセージ」みたいな本を、書店で見た。手にとって読むと、思わず嘲笑がこぼれた。 言葉って、送り手は大抵無責任なものだ。素晴らしい、感動を呼ぶと持て囃される言葉は、人生経験の乏しい人が「感動した」とか言ってすぐ拡散してくれる。でも、そんなお手軽に感動できるメッセージって、窮地にいる人をどれくらい救ってくれるものだろうか。(文:松本ミゾレ) 周りはみんな「死ぬくらいなら、病むくらいなら、逃げなさい」と言った 先日、はてな匿名ダイアリーで「社会に出る引きこもりにアドバイス下さい」というエントリーを目にした。 日記を書いたのは、7年間の引きこもりを経て、このほどやっと正社員として雇用されることが決まった人物。「就職決まって良かった。嬉しくて涙が出てきた」と大いに喜ぶが、 「今は社会に出ることが怖くてたまらない。自分は社会経験ゼ
女性活躍の時代に「無業」の女性たち 日本では少子高齢化が進むとともに、現役世代、つまり働き手が減りだしている。 1995年に約6700万人いた労働力人口は、2015年には約6075万人となり、600万人以上減少した。 現在、男性のほとんどはすでに働いているので、新しい労働力として期待できるのは女性しかない。そういう背景もあり、アベノミクスでは一億総活躍・女性が輝く社会の実現が掲げられ、女性の就業継続を図るだけでなく、管理職比率を上げる動きなども見られる。 世はまさに、女性の活躍ブームであるが、ほんとうに社会は活躍する女性で溢れているだろうか? 一方で、最近では「女性の貧困」も社会的な課題として取りあげられるようになっている。 これまで日本では、女性は未婚時代には親に、結婚してからは夫に養われる前提で、安く働く存在として扱われてきた。 その状況はいまでも変わらず、「女性の活躍」と言われながら
群れから隔離され不安めいた行動をするようになったマウスの脳内の変化を、京都大医学研究科の成宮周教授と長崎大医歯薬学総合研究科の出口雄一准教授らが突き止めた。人間の引きこもりに関するメカニズムの解明につながるという。米科学誌セル・リポーツに23日、発表する。 内閣府は、家族以外とほとんど交流を持たない15~39歳の「引きこもり」の人は、全国で54万1千人いると推計。引きこもり生活を終えたいと思っている人の支援が課題となっている。 グループは縦30センチ、横20センチのケージで6週間、マウス1匹だけを飼育することで「社会隔離ストレス」を与え、引きこもりに似た状況を再現した。するとマウスは壁から離れないなど、不安を感じているような行動を取るようになった。 マウスの脳内を解析すると、側坐核(そくざかく)という部位の神経細胞の末端にタンパク質「mDia」が蓄積し、収縮した形に変わっていた。この
安心ひきこもりライフ [著]勝山実 実にけしからん本だ。 ひきこもりの第一人者(笑)たる評者の著書を「可もなく不可もない」と一刀両断。政府のひきこもり対策事業を「ひきこもり関ケ原」などと巧みに茶化(ちゃか)す(うっかりニヤニヤしたのは秘密だ)。この“名人”に「就労など煩悩に過ぎない」と言われては、治療者として返す言葉もない。 ほかにも「腐れチャレンジ」「働かざること山の如く」「半人前理想主義」「自立とは正しく落ち込むこと」「月見草でいいじゃないですか」など名言金言が目白押し。目指すは罪の意識なく、のびのびひきこもる生活。そのための福祉サービス利用法、甥(おい)っ子とのつきあい方など、当事者ならではの超実用的なアドバイスまである。 「可能性を広げるとは、堕(お)ちること」と主張する本書は、現代の小さな「堕落論」だ。なのに本書の「笑い」には逆説的な希望、評者には決して示し得ない希望がある。けし
克服することなどあきらめて、安心してひきこもろう――ひきこもり歴20年、横浜市港南区の勝山実さん(40)はそう説く。 今年7月に経験や思いをつづった「安心ひきこもりライフ」を出版すると、2度の増刷で1万部に達した。世の風潮に逆らうような主張に、ひきこもりに詳しい精神科医の斎藤環氏は新聞の書評欄で「けしからんが、必読」と論じた。 会いに行くと、勝山さんは待ち合わせ場所に黒いスクーターで現れて「外に一歩も出ないひきこもりはいませんよ」と笑った。 港南区の団地で育った。小中学校の成績はよく、高校は学区で一番の進学校に受かった。だが、2年生で不登校になり、そのまま中退。大学入学資格検定(大検)に合格したが、大学受験は3回とも失敗した。 アルバイトは続かず、何をやってもだめだと家に閉じこもった。精神科に通っても改善しない。30代になって、アルバイトをしたり、就労支援プログラムに参加したり。だ
48歳男性“15年の引きこもり”からも生還 東日本大震災 ビニールハウスの骨組みをつかんで津波から生還した岩手県野田村の男性 Photo By 共同 2階の窓を開けると、高さ10メートルの防潮林をのみ込む津波が見え、瞬く間に自宅も襲われた。岩手県野田村の海岸線近くに住む無職男性(48)は約15年間外出せず、引きこもっていた。自宅ごと流され、一時は死を覚悟したが奇跡的に生還し「幸運だった」と喜びをしみじみと語った。 男性は母親(72)と2人暮らし。勤めていた東京の会社が約15年前に倒産。故郷の野田村に戻り、そのまま引きこもるようになった。 「避難はおっくうだった」と男性。11日の激しい揺れの直後「逃げなきゃだめだ」と何度も訴える母親の言葉を聞き入れなかった。 母親だけが避難した直後、ドンという音とともに自宅は流された。部屋の壁が崩れ、天井が落ちてきた。あっという間に胸まで水に漬かり、
30才引きこもりの真実 カテゴリ☆☆☆ 1 :名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/27(木) 10:01:48.66 ID:fbExQq31O NEWS ZEROから 優秀なお前らには関係ない話だけど世の中にはこんな人間もいるんだよ 2 :名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/27(木) 10:02:30.28 ID:KWpOVoIY0 30歳引きこもりとかいるんだなwwwwwwwwwwwwwwww いるんだよな…… 10 :名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/27(木) 10:08:12.90 ID:6hmyIRuA0 30歳で引きこもりとかwwwwww 俺かwwwwwww俺なのかwwwwwwwwww 俺か… 74 :名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
「会社に行けない」「働けない」――家に引きこもる大人たちが増加し続けている。彼らはなぜ「引きこもり」するようになってしまったのか。理由とそうさせた社会的背景、そして苦悩を追う。 「令和のひきこもり」は老若男女さまざま、配偶者や子どもがいる人も…支援の鍵は 池上正樹 報道の影響などで、ひきこもりというと「若年男性ばかり」というイメージを持つ人も多いだろう。だが、令和の時代では必ずしもそうではない。若い女… 2022.7.5 高橋みなみさん、山田ルイ53世さんが「ひきこもり支援」、厚労省が異例の試み 池上正樹 元AKB48の高橋みなみさんや、髭男爵の山田ルイ53世が参加する「ひきこもり支援」イベントが厚生労働省の主催で開催された。精神科医などの専… 2022.1.20
1 : 忘年会(長野県):2011/01/05(水) 09:37:22.33 ID:wsifN0+l0 ?PLT(23001) ポイント特典 庭先で、マツが腰をひねり枝を広げる。奥には、どっしりとした瓦ぶきの家屋。その2階に 男性の部屋はある。 「僕がひきこもっているのは、父さんへの復讐(ふくしゅう)だ」。そう家族に訴え、30年間、 社会と接点を持たずにきた48歳の男性が、昨秋、中部地方の専門病院に通い始めた。 結婚して家を出ている姉によると、通院へ背中を押したのは、反発しながらも同居してきた 80代になる父の死だった。「病院へ行こう」。1人になった男性に姉が促すと、素直にうなず いたという。 対人不安から、会話は親類と医師に限られる。記者も、姉に付き添われて歩く姿を離れて 見守った。病院へ送り、実家に食品を届ける姉は疲れ果てる。「世間から見ると大人。でも、 自立はまだ」 高校3年、最初は
◇20年後見据え若者政策を 「2030年問題」をご存じだろうか。たぶんどなたもご存じないはずだ。私が考えた問題だから。冗談はともかく、このところこの問題が、ずっと心にひっかかっている。 かつて本欄で、ひきこもりやニートの若者たちの間で、急速に高年齢化が進みつつあることを述べた。厚生労働省ひきこもり研究班の調査の一環として、私が調べたところでは、現在ひきこもりの若者の平均年齢はすでに30歳を超えつつある。ひきこもりが20年以上に及ぶような超長期化事例や、就職後にひきこもるケースが増えたことなどが原因と思われる。 このうち、40代なかばを過ぎた「ひきこもり第1世代」の人々が、少なく見積もっても10万人以上は存在する。「2030年問題」は、彼らの存在とかかわりが深い。 2030年、つまり今からおよそ20年後に、彼らの多くが65歳になる。つまり、老齢年金受給年齢を迎えるのだ。これが何を意味するか。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く