厚生労働省の「がん検診のあり方に関する検討会」は、がん検診の受診率と精度管理の向上についての中間報告書をまとめた。この中で、受診率向上策として、かかりつけ医は通院している患者の詳細な情報を持つことができ、積極的にがん検診を勧奨することが可能であるため、かかりつけ医による受診勧奨は重要と明記した。 中間報告書では、かかりつけ医は、がん検診の対象となる患者家族からの相談を受けることもあるため、重要な役割を担うとしている。また、がん検診の十分な効果を得るためには、精検受診率を向上させることが不可欠であることから、市区町村や検診実施機関から、精検未受診者に対しての勧奨を実施することも必要だとした。 このほか、中間報告書では、国全体でがん検診受診率の向上を目指すためには、がん検診の実施主体である市区町村と、被用者保険の保険者や事業者が実施するがん検診との連携が重要とした上で、情報共有を開始し、受診
【岡崎明子】検診で見つかったが、死に至らない腫瘍(しゅよう)を、「がん」と呼ぶべきではない――。米国立がん研究所の作業部会がそんな見解をまとめ、29日付の米医師会雑誌(JAMA)に発表した。例えば乳がんの1〜2割を占める超早期がんは致死性ではないのに、「がん」という響きが患者に恐怖感を与え、別の呼び方が必要だと指摘した。 がんには、進行が早く亡くなる可能性が高いものから、進行が遅く無害なものまで様々なタイプがある。見解は、乳がんや前立腺がん、肺がん、甲状腺がんでは、検診により過剰診断につながる例が多いと指摘。特に乳がんの「非浸潤性乳管がん(DCIS)」などは、「がん」と呼ぶにはふさわしくないとした。 DCISは、乳管内に腫瘍がとどまっている状態で、マンモグラフィー検診の普及により見つかりやすくなった。検診率が70%台の米国では乳がん全体の約2割、30%台の日本でも約1割を占める。腫瘍部
sponsored 生成AI「Box AI」を組み込んだBoxの将来像も披露、「BoxWorks Roadshow Osaka 2024」レポート 大阪ガス、豊中市も登壇 西日本に注力するBoxが大阪で大型イベント開催 sponsored MSIのNUC「Cubi NUC 1M」を徹底レビュー NUCはどれも同じではない!ちょっとした違いなのに大きく影響するポイントを見逃さずに選ぼう sponsored 浄土真宗親鸞会がネットギア「M4250」を導入、能登半島地震では「機動力の高さ」が生きる 大規模イベントの“ワンオペ映像業務”、実現したのはNDIとネットギアPro AVスイッチ sponsored JN-IPS238FHDR-C65W-HSPなら直販価格2万2980円 昇降式スタンドとUSB Type-C給電は後悔しないディスプレー選びの新要件! 2万円台前半でも探せばある sponso
中日新聞メディカルサイト「つなごう医療」は 2018年3月末をもって終了いたしました。 長らくご愛顧いただき、 ありがとうございました。 今後、中日新聞の医療関係記事は 中日Webの「医療」コーナー(http://www.chunichi.co.jp/article/feature/iryou/) でご覧ください。 中日新聞社
大腸がん検診受診率の格差 がん検診の受診率は、職業や所得によって3倍以上の差があることが、職業別に分かれている公的医療保険の種類と検診受診率の分析からわかった。経済格差が健康づくりに影響していることを示すと考えられ、低所得者に重点的に受診を勧めるなど、より効率的な対策づくりの手がかりになりそうだ。 分析したのは大阪府立成人病センターがん予防情報センターの田淵貴大主査や中山富雄課長ら。 厚生労働省が全国の世帯を対象に健康や医療、介護などについて調べる国民生活基礎調査(2010年)の結果から、加入する医療保険の種類と、大腸と胃、肺、乳、子宮の5種類のがんの検診受診を調べた。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら 関連リンク低所得者の国保料軽減、拡大へ 消費増税が財源 厚労
早期発見・早期治療で寿命は延びない。それどころか、CTなどの検査にはこんなに害がある 3人に1人ががんで死亡する時代。恐怖に駆られ、多くの人が検診へ急ぐ。だがその検査に、治療に、寿命を左右しかねないほどのリスクを伴うと知ったら---あなたはそれでもがん検診を受けますか。 肺がん検診で肺がんになる ここ数年、「がんの見落とし」に関する裁判が急増しています。患者側は「どうしてくれるんだ!」と激怒して病院を訴えますが、私は、見落とされてかえって良かったかもしれないと思うんです。へたに発見されて激しい治療を受けていたら、もっと苦しい思いをして、寿命を縮めてしまう可能性があるからです。 私は過去20年にわたって、世界中で発表された検診の結果に関する論文を読んできました。睡眠時間、体重、生活習慣、過去に受けた医療行為など、あらゆる条件を考慮した上で、がん検診を受けた人と受けない人が十数年後にどうなって
国のがん対策推進基本計画で、来年度までに受診率50%にすることを目標にしている大腸がんなど5つのがんの検診受診率が、昨年は20-30%台にとどまったことが7月12日、厚生労働省がまとめた「国民生活基礎調査」で明らかになった。2007年の前回調査から、わずかに減少した検診も見られた。 現行のがん対策推進基本計画では、胃がん、肺がん、大腸がん、子宮頸がん、乳がんの検診受診率を来年度までに50%にすることを目標に掲げている。 昨年の国民生活基礎調査によると、▽胃がんの検診受診率は男性34.3%(07年32.5%)、女性26.3%(25.3%)▽肺がんは男性24.9%(25.7%)、女性21.2%(21.1%)▽大腸がんは男性27.4%(27.5%)、女性22.6%(22.7%)-だった。 一方、子宮頸がん、乳がんは共に24.3%で、前回調査の21.3%、20.3%からそれぞれ増加した。また子
京都府立医科大(京都市上京区)は14日、認知症の兆候の早期発見を目指す「認知症・脳検診」を始めると発表した。新たにNIRS(近赤外線分光法)装置を使い、前頭葉活動の測定結果も踏まえて総合判定する世界でも例のない検査という。 口頭の質問や筆記で行う認知機能検査(MMSE)に加え、脳の病変を調べるMRI(磁気共鳴画像装置)、血流の状態から脳の活性化を調べるNIRS装置による検査を実施する。認知症につながるような軽度の機能障害があるかどうかを、神経内科医が総合的に判定する。 NIRS装置による検査は、動物や野菜の単語をできるだけ多く言ってもらいながら、前頭葉がどのように活動しているのか、反応の遅れはないかなどを血流から判定する。 この日、山岸久一学長が装置を付けて実演した。途中で単語が途切れ、苦笑いする場面もあったが、脳の反応は良好だったという。 担当の中川正法教授(神経内科学)は「認知
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く