現在、ラノベ=ライトノベルは国内の書籍市場においても大きなシェアを占めており、アニメ化・ゲーム化などのメディアミックスも盛んで、海外のファンからも支持を集めている。そんななかでKADOKAWAが擁する国内最大級のラノベレーベルが「電撃文庫」だ。その編集長を務めていた三木一馬氏がエージェント会社を立ち上げ、4月1日に独立した。その狙いやそこにある思いを独占インタビューで聞いた。 作品に寄り添って「媒体」を編集する 「正直管理職が向いていないなという感覚はずいぶん前からあったのですが(笑)、辞めたいという気持ちからの独立では全くないんです」と三木氏はいう。三木氏の今回の決断に大きな影響を与えた人物が三名いるそうだ。一人は、「マガジン航」の読者であれば注目している人物であろうコルクの佐渡島庸平氏。もう一人は、アニメプロデュース会社のジェンコから独立した、エッグファームの大澤信博氏。そして最後の一
新潮社の自費出版限定 『山の上ホテル』執筆プラン ——数多の文人に愛され続ける「山の上ホテル」。あこがれの作家と同じ部屋で、あなたも作品創りをしませんか 本館のデラックスルーム(和室にベッドを置いたタイプのお部屋です)に、専用のライティングデスクとライトをご用意いたします(座卓と座椅子のご用意も可能です)。都心の一等地にありながら、緑に包まれた閑静なお部屋で、心ゆくまで原稿執筆や著者校正にご専念ください ●ご希望により、ご滞在中、編集者が定期的にお部屋をお訪ねし、執筆・校正に関する打合せやご質問などを承ります。 ●基本プランでは朝・夕食をご用意いたします。 (御夕食は池波正太郎さんのエッセイにもしばしば登場する「てんぷらと和食山の上」、または「鉄板焼きガーデン」からお選びいただけます。ご朝食は和食と洋食からお選びください。また、別途チケットをお求めいただくことで、御昼食も館内の3つのレスト
5月14日、KADOKAWAとDWANGOが経営統合を発表した。この合同発表会はニコニコ生放送にアーカイブされており、その概要も既報なので割愛するが、日本経済新聞が「サブカルコンテンツをクールジャパンとして海外に発信」と報じたことに大きな違和感を覚えた(5月15日付「グーグルに挑む角川ドワンゴ連合 世界制覇の勝算 」)。クールジャパン推進会議の委員にも名を連ねた角川歴彦氏が、メディアに対して「日の丸プラットフォーム」を目指すと語ったことによる連想だと推測するが、正直ひどい誤解だと思う。 もちろん、そういった挑戦も今後取り組まれることの一端にはあるはずだが、今回の統合を「クールジャパンを発信」というキーワードで括ってしまっては本質を大きく見誤ることになる。 この経営統合は、スマートフォンの普及に端を発した出版環境の激変に対する、出版「社」としての最適解だったと捉えるべきだ(社に括弧を付けてい
思想家で小説家である東浩紀さんが編集長として2010年末に創刊した『思想地図β』が売れている。発売20日で2万部を超え、勢いは衰えを見せていない。思想系の雑誌としては「事件」といっていいほどの売れ行きだ。 これだけでも驚異的なのだが、『思想地図β』は、思想誌としての特集内容、さらにその売り方や売れ方まで「業界初」と言っていい試みにあふれている。 東さんに『思想地図β』が生まれ、異例のヒットを飛ばすまでの経緯を聞いた。(聞き手は、柳瀬博一) ―― 『思想地図β』が売れていますが、とりわけ興味深いのは、思想家・小説家の東さんが、自分で「コンテクチュアズ」という会社を立ち上げて雑誌を創刊したということで、「経営する思想家」なんて前代未聞かもしれません。そういった東さんの活動は、従来メディアが転換期を迎えているこの時代に、コンテンツビジネスの新しい可能性を考えさせる象徴的な現象だったんじゃないか、
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【文教堂HD(9978)】は2009年3月6日、第三者割合による新株式発行について発表した。不採算店の閉店費用などに充当するためのもので、調達額は約3.9億円。2009年2月に閉店した17店舗の閉店費用へ主に充当されることになる。今回の第三者割当増資における(本屋ならではの)特徴として、数々の出版社が割当先として名を連ねていることが挙げられる。そして一部の割当先には、非上場ではあるものの直近3年間の業績が公開されていることが確認できた。滅多にない機会なので、いくつか有名どころをピックアップし、3年分ではあるがグラフ化してみることにした。 非上場企業の財務諸表・業績を調べるには、その会社そのものに問い合わせる・公式ページをあたる他に、EDINETや『会社四季報 未上場会社版』、帝国データバンクなどの有料情報を確認する手がある。EDINETに掲載されていれば儲けモノだが、商法上の大会社で無い限
少部数でも安くてきれい オンデマンド印刷 2008年03月15日10時41分 安価で少部数の本作りができる新しい出版印刷のシステムを、印刷関係業者のグループが開発した。注文に応じて刷るオンデマンド印刷の品質を高めて大幅にコストを引き下げることに成功、書店に並べても見劣りしない本が作れるようになった。出版不況にあえぐ中小出版社にとって強い味方になるかもしれない。 営業・システム開発のSBL(本社・埼玉県新座市)と印刷・製本のプラン(同県上里町)が共同開発した。5年ほど前から、少部数でも安くできる印刷方法を研究してきた。 オンデマンド印刷機の基本は高性能コピー機だ。プログラム通りに高速で両面印刷する。ページ順に重ねられた紙を製本、表紙をつけて本にする。日本では90年代末から広がり、大手取次や出版社が事業に参加して注目された。だが、インク代が高く、数百部以上ではオフセット印刷より割高になる。10
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