茶道具をNFTに結びつけた実験 伊藤さんは、ネットで「Henkaku Discord Community(以下Henkaku)」というコミュニティーを主宰しています。茶道の世界にも、変革を起こすことを考えていますか。新しいプロジェクトがあれば教えてください。 変革といっても、変えていい部分と残すべき部分があると思います。茶道がもともと持っている思想や本質をきちんと理解してルールを分かったうえで、新しいことに挑戦したい。今はそれを探究している段階です。 Henkakuで行ったのは「茶道具をNFT(非代替性トークン)に結びつけ、コミュニティー内を循環させる実験」です。 コミュニティーでは、金銭的な価値がないソーシャルトークン(コミュニティー内だけで使われる暗号資産)を発行しています。1時間当たり100トークンという目安を作り、イベントの開催や手伝いなど様々な貢献をしてトークンをためることができ