KDDIは2024年8月26日、衛星ブロードバンドネットワークStarlinkの海上向けサービス「Starlink Business マリタイムプラン」に、ネットワークマネージメントサービスと大容量データ通信をセットしたソリューションの提供を開始した。
ネットワークマネージメントサービスでは、ネットワーク環境の統合監視・統合運用をサポート。Starlinkを含む国内・国際インターネット回線と、インターネット接続用ルーターを監視し、船内拠点に加え本社拠点も含めてIT運用業務の負荷を軽減するとしている。セキュリティ常時監視も提供し、インターネットからの攻撃や船内ネットワークで異常な通信があった場合は、通信を遮断し被害の最小化を図る。
大容量データ通信では、10TB（テラバイト）から無制限までのデータ通信を定額制で提供する。
Starlink Business マリタイムプランは海運会社や漁業組合、客船運航会社などの顧客に、船内の通信環境や従業員の福利厚生の改善、緊急時の迅速な連絡手段として活用されている（参考記事：KDDI、Starlinkの海上向けサービス「MARITIME」の領海外での利用が可能に｜BUSINESS NETWORK）。このソリューションによって、大人数が利用する商船や、科学研究のために大規模なデータ収集が必要とされる学術研究船において、高速かつ大容量のデータ通信を利用できるという。また船内を含めたネットワーク運用負荷軽減は、顧客の事業拡大に貢献するとしている。
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