NTTとACCESSら9社の協業により提供を開始する「IOWNネットワークソリューション」は、広帯域化ニーズが高まるデータセンター(DC)間接続をターゲットとしたものだ。
フォーカスするのは、データ処理量とともに増大する消費電力を抑え込みたいという省エネニーズだ。あわせて、広帯域なDCI構築・運用コストの低減にも応える。NTT 技術企画部門 統括部長の島津義嗣氏は、新ソリューション提供に至った背景を次のように語った。
「生成AIや機械学習の発展と普及に伴ってデータ量が急増し、消費電力も爆発的に増えている。1つのDCでは処理しきれず、複数のDCで分散処理する必要性が高まってくる。DC間接続(DCI)においても、より経済的な構築、そして消費電力の低減が求められている」