志摩市・NTT西日本 三重支店・NTTSportictの3者は2024年9月17日、志摩市における「スポーツDXによる地域コミュニティ活性化をめざした取り組み『マチスポ』に関する包括連携協定」を同年7月に締結し、実証を開始したと発表した。
具体的には、志摩市の「志摩市阿児アリーナ(オーシャンホール)」「長沢野球場」「国府白浜園地休憩舎」「志摩市立文岡中学校(体育館)」「志摩市立鵜方小学校(体育館)」へスポーツDXソリューションを展開し、スポーツを起点とした街づくりを積極的に推進していくとしている。
例えば、長沢野球場で開催される試合を野球専用AIカメラで無人自動撮影し、ライブ&アーカイブ配信すると同時に、コミュニティサイトでのオンライン応援を実現。小学校・中学校の体育館には、スマートロックやカメラを連携させた施設予約管理システムを導入する。
長沢野球場に設置された野球専用AIカメラ(左:ホーム側、右:センター側)
また、これらの施設に設置したカメラ等が撮影した映像を配信する、専用の応援コミュニティプラットフォーム「マチスポ志摩市ポータル」の運用も開始する。同ポータルの閲覧者は、例えばAIカメラで撮影された長沢野球場の試合や、国府白浜園地休憩舎からみえる波の状況をリアルタイムで視聴できるほか、試合への応援コメントの入力なども可能だという。
「マチスポ志摩市ポータル」の開設
実証実験は2024年度末まで実施し、2025年度以降の本格導入を目指すという。