サポートされているオペレーティング システム

どの移行元からでも、仮想マシン(VM)を移行するには、その VM で Migrate to Virtual Machines がサポートするオペレーティング システムが実行されている必要があります。このページでは、移行元ごとに Migrate to Virtual Machines がサポートしているオペレーティング システムの一覧を示します。

一部の Compute Engine 機能では、VM 上で実行されているエージェントとサービスが必要です。これらのエージェントとサービスは、移行中に自動的にインストールされます。ただし、SELinux、ウイルス対策、ファイアウォールなどの特定のセキュリティ機能により、これらのサービスが妨げられ、特定の機能が動作しなくなる可能性があります。ゲスト環境が適切に機能するように、ゲスト環境で読み込まれるサービス、また必要に応じて Compute Engine のトラブルシューティング手順に記載されている手順に沿って操作してください。

オペレーティング システムのサポートが必要な場合は、[email protected] までご連絡ください。

VMware ソース

VM が次の表に示すオペレーティング システムを実行している場合は、VMware の移行元から VM を移行できます。

OS バージョン デフォルトのライセンス ライセンス オプション BIOS から UEFI への変換のサポート
CentOS 7.0~7.9 該当なし なし
8.0~8.5 なし なし
Stream 8 なし なし
Stream 9 なし なし
Debian 10.0~10.12 なし なし ×
11.0~11.6 なし なし ×
12 なし なし ×
RHEL 6.10 BYOL ELS を使用した PAYG(RHEL ELS ライセンスの追加を参照) ×
7.0~7.9 BYOL PAYG ×
8.0~8.6 BYOL PAYG
9.0~9.1 BYOL PAYG
9.2 BYOL PAYG ×
Rocky Linux 8.4~8.5 なし なし ×
9 なし なし ×
SLES 12 SP5 BYOL PAYG
12 SP4 SAP BYOL PAYG ×
15 SP3 BYOL PAYG
15 SP5 BYOL PAYG ×
15 SP2 SAP BYOL PAYG ×
Ubuntu 18.04.6 なし なし ×
20.04.0~20.04.03 なし なし ×
22.04 なし なし ×
20.04.4 なし なし ×
Windows Server(Essentials、Standard、Datacenter) 2016 PAYG BYOL Datacenter のみ
2019 PAYG BYOL Datacenter のみ
2022 PAYG BYOL Datacenter のみ

AWS ソース

VM が次の表に示すオペレーティング システムを実行している場合は、AWS の移行元から VM を移行できます。

OS バージョン デフォルトのライセンス ライセンス オプション BIOS から UEFI への変換のサポート ARM 対応
Amazon Linux 2 該当なし なし × ×
CentOS 7.0~7.9 なし なし ×
8.0~8.5 なし なし ×
Stream 8 なし なし ×
Stream 9 なし なし ×
Debian 10.0~10.12 なし なし × ×
11.0~11.6 なし なし なし
12 なし なし なし
RHEL 6.10 PAYG ELS を使用した PAYG(RHEL ELS ライセンスの追加を参照) × ×
7.0~7.9 PAYG PAYG × ×
7.0~7.9 SAP PAYG PAYG ×
8.0~8.9 PAYG PAYG ×
8.0~8.9 SAP PAYG PAYG ×
9.0~9.1 PAYG PAYG
9.2 PAYG PAYG ×
9.0~9.2 SAP PAYG PAYG ×
Rocky Linux 8.4~8.5 なし なし なし
9 なし なし なし
SLES 12 SP5 PAYG PAYG ×
15 SP3 PAYG PAYG ×
15 SP5 PAYG PAYG ×
Ubuntu 18.04.6 なし なし × ×
20.04.0~20.04.03 なし なし なし
20.04.4 なし なし なし
22.04 なし なし なし
Windows Server(Essentials、Standard、Datacenter) 2016 PAYG BYOL Datacenter のみ なし
2019 PAYG BYOL Datacenter のみ なし
2022 PAYG BYOL Datacenter のみ なし

Azure ソース

VM が次の表に示すオペレーティング システムを実行している場合は、Azure の移行元から VM を移行できます。

OS バージョン デフォルトのライセンス ライセンス オプション BIOS から UEFI への変換のサポート ARM 対応
CentOS 7.6~7.9 該当なし なし ×
8.0~8.5 なし なし ×
Stream 8 なし なし ×
Stream 9 なし なし ×
Debian 11.0~11.6 なし なし なし
12 なし なし なし
RHEL 7.4~7.8 PAYG PAYG × ×
7.9 PAYG PAYG ×
7.4~7.9 SAP PAYG PAYG ×
8.0~8.9 PAYG PAYG ×
8.0~8.9 SAP PAYG PAYG ×
9.0~9.2 PAYG PAYG
9.0~9.2 SAP PAYG PAYG ×
Rocky Linux 8.4~8.5 なし なし なし
9 なし なし
SLES 12 SP5 PAYG PAYG ×
15 SP3 PAYG PAYG ×
15 SP5 PAYG PAYG
Ubuntu 20.04.0~20.04.03 なし なし なし
20.04.4 なし なし なし
22.04 なし なし なし
Windows Server(Essentials、Standard、Datacenter) 2016 PAYG BYOL Datacenter のみ なし
2019 PAYG BYOL Datacenter のみ なし
2022 PAYG BYOL Datacenter のみ なし
2022 Azure エディション BYOL なし ×

イメージ インポート

VM が次の表に示すオペレーティング システムを実行している場合は、Migrate to Virtual Machines を使用して仮想ディスクを Compute Engine にインポートできます。

OS バージョン デフォルトのライセンス ライセンス オプション BIOS から UEFI への変換のサポート
CentOS 7.0~7.9 該当なし なし
8.0~8.5 なし なし
Stream 8 なし なし
Stream 9 なし なし
Debian 10.0~10.12 なし なし ×
11.0~11.6 なし なし ×
12 なし なし ×
RHEL 6.10 BYOL ELS を使用した PAYG(RHEL ELS ライセンスの追加を参照) ×
7.0~7.9 BYOL PAYG ×
8.0~8.6 BYOL PAYG
9.0~9.1 BYOL PAYG
9.2 BYOL PAYG ×
Rocky Linux 8.4~8.5 なし なし ×
9 なし なし ×
SLES 12 SP5 BYOL PAYG
12 SP4 SAP BYOL PAYG ×
15 SP3 BYOL PAYG
15 SP5 BYOL PAYG ×
15 SP2 SAP BYOL PAYG ×
Ubuntu 18.04.6 なし なし ×
20.04.0~20.04.03 なし なし ×
22.04 なし なし ×
20.04.4 なし なし ×
Windows Server(Essentials、Standard、Datacenter) 2016 PAYG BYOL Datacenter のみ
2019 PAYG BYOL Datacenter のみ
2022 PAYG BYOL Datacenter のみ

移行のみをサポートするオペレーティング システム

Migrate to Virtual Machines では、サポート終了(EOL)となった次のオペレーティング システムを実行している VM の移行がサポートされています。EOL に達したオペレーティング システムを実行している VM は Google Cloud に移行できますが、Compute Engine のすべての機能がサポートされるとは限りません。これらの VM の移行についてサポートが必要な場合は、Migrate to Virtual Machines サポートチームにご連絡ください。

OS バージョン デフォルトのライセンス ライセンス オプション BIOS から UEFI への変換のサポート コメント
CentOS 6.0~6.10 なし なし ×
8.0~8.4 なし なし
Debian 8.0~8.11 なし なし ×
9.0~9.13 なし なし ×
Oracle Linux 6.0~6.7 BYOL なし × バージョン 4.1.12-37.4.1 以降の kernel-uek が必要
6.8~6.10 BYOL なし ×
7.0~7.9 BYOL なし ×
8.0~8.8 BYOL なし ×
RHEL 6.0~6.9 BYOL なし ×
SLES 11 SP3 BYOL なし ×
11 SP4 BYOL BYOL ×
Ubuntu 14.04 なし なし ×
16.04 なし なし ×
18.04 なし なし ×
Windows クライアント 7 SP1(x86 および x64) BYOL なし ×
8(x86 および x64) BYOL なし ×
8.1(x86 および x64) BYOL なし ×
10(x86 および x64) BYOL なし ×
Windows Server(Essentials、Standard、Datacenter) 2008 R2 PAYG BYOL ×(データセンターのみ)
2012 PAYG BYOL ○(データセンターのみ)
2012 R2 PAYG BYOL ○(データセンターのみ)

ライセンス

Compute Engine は、従量課金制(PAYG)ライセンスとお客様所有ライセンスの使用許諾(BYOL)に対応しています。移行した VM のデフォルトのライセンス タイプは、移行した OS に基づいて Migrate to Virtual Machines によって割り当てられます。詳細については、前のセクションの表をご覧ください。

オペレーティング システムが複数のライセンス タイプをサポートしている場合は、ターゲット Compute Engine インスタンスの構成時にライセンス タイプを変更できます。詳細については、移行された VM のターゲットの構成をご覧ください。

暗号化されたディスクのサポート

Migrate to Virtual Machines では、ソフトウェアで暗号化されたディスクは、鍵なしで読み取ることができないためサポートされません。たとえば、BitLocker ドライブの暗号化を使用する Windows 10 以降のシステムは移行できません。

Compute Engine マシンシリーズのサポート

Migrate to Virtual Machines は、Compute Engine の第 1 世代、第 2 世代、第 3 世代のマシンシリーズへの仮想マシン インスタンス(VM)の移行をサポートしています。

C3H3M3 などの第 3 世代マシンシリーズには NVMe(Non-Volatile Memory Express)ドライバと Google Virtual NIC(gVNIC)ドライバが必要ですが、これらのドライバは一部の古いオペレーティング システムでサポートされていない場合があります。移行中の VM が gVNIC または NVMe をサポートしていないオペレーティング システムを実行している場合、Migrate to Virtual Machines は互換性のない第 3 世代マシンシリーズを選択できないようにします。

NVMe と gVNIC をサポートするマシンタイプの詳細については、マシンシリーズの比較セクションに移動して、「比較する VM プロパティの選択」をクリックし、「ディスク インターフェースの種類」と「ネットワーク インターフェース」を選択してください。マシンタイプとその要件の詳細については、Compute Engine の汎用マシン ファミリーをご覧ください。