エラーと警告

Google 広告スクリプトはベスト エフォート方式で実行されます。Google 広告データの変更を試みますが、特定の変更が成功しなかった場合は、スクリプトは変更ログに記録し、実行を続行します。

// Attempt an invalid change.
let amount = 999999999999;
campaign.getBudget().setAmount(amount);
// Error is logged into Changes log, but the script keeps running.

// Suppose we must know whether the change actually happened.
if (campaign.getBudget() != amount) {
  // The current value of budget is not the one we expected.
  // The change must have failed.
}

同様のエラーを出力するオペレーションには、次のようなものがあります。

  • キャンペーンの予算よりも高いキーワード入札単価を設定している。
  • キャンペーン名を既存のキャンペーン名に設定している。
  • 広告グループの割り当てにすでに達しているキャンペーンに広告グループを作成する。

ただし、一部のエラーは無視できません。以下に例を示します。

let keywords = AdsApp.keywords()
    .withCondition("metrics.clicks > 10")
    // Forgot forDateRange().
    .get();

このコードでは、期間が指定されていないため、スクリプトは有意な keywords イテレータを生成できません。そのため、スクリプトの実行が停止し、エラー メッセージがテキストログに記録されます。

割り当てを超えると、スクリプトによって警告がログに記録されます。スクリプトの実行は続行されますが、警告は常に確認する必要があります。

実行ログでは、エラーは赤色、警告はオレンジ色で表示されます。トラブルシューティングとモニタリングの目的で、これらのログにカスタム メッセージを出力することもできます。