あぶり餅とは、きな粉をまぶした一口大の餅を竹串に刺し、炭火で炙って白味噌ダレをつけた和菓子。
今宮神社東門参道の北側と南側に向かい合って建つ「一文字屋和輔(一和)」「かざりや」の2店舗で販売されており、参道には餅の焼ける香ばしい匂いが漂っている。
いずれの店でも一人前13本で500円。13本というと多いように思えるが、ひとつひとつが小さいので一緒に供されるお茶を飲みながらするっと食べられる。使われている竹串は今宮神社に奉納された斎串(いぐし)で、食べると病除け・厄除けのご利益があるとされる。
「一和」の創業は一条天皇の御世である長保2年(1000年)と伝わり、現存する日本最古の飲食店とされる。当時京で流行していた疫病を鎮める御霊会がおこなわれた際、初代一文字屋和助が香隆寺名物であった「おかちん」を作って今宮神社に供えたのが始まりという。
以来、千利休が茶菓子として振る舞ったり、応仁の乱の際に飢饉で苦しむ人々に振る舞われたり、新選組の基となった浪士隊を結成した清河八郎があぶり餅を食べながら今宮神社のやすらい祭を見学したと伝わるなど、千年以上にわたって変わらぬ味が伝え続けられている。
また「かざりや」も寛永14年(1637年)創業と、400年近い歴史を持つ。
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1 ななしのよっしん
2019/02/18(月) 18:51:35 ID: 2tRg47zwDL
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最終更新:2024/10/15(火) 03:00
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