マゾヒズム 単語

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マゾヒズム

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マゾヒズム(Masochism)とは、苦痛に対して快感を覚えることを表した言葉である。文脈により「被虐趣味/-嗜好/-性欲/-性」等と訳される。マゾヒズムを持った人間し示す言葉として、マゾヒスト(被虐嗜好者)がある。

名称は19世紀のオーストリア作家記者フォン・ザッハー=マーゾッホ卿(Ritter von Sacher-Masoch)の姓およびその作品、個人的性癖に由来。彼自身も代表作『毛皮を着たヴィーナス』(Venus im Pelz)の主人公と同様に情婦や妻への隷従を誓約していたといわれている。

概要

苦しい、恥ずかしいといった感覚に対し、快楽を感じることを意味する。嗜好性を示す単語であるため、個々人の解釈は幅広い。同じ苦痛や恥に対して、快感だと感じるか、どれほどの快感かは人によって異なる。精神的な苦痛と体的な苦痛のどちらにも適用され、特に区別はされていない。

かつては異常性癖(特に性に関するもの)として忌避あるいは嘲弄され、強度のものは矯正の対ですらあった。しかし近年では、多様な価値観や性観が認められる傾向が徐々に強まってきており、マゾヒズムもそうした多様性の一つとしてサディズムと共に地下でひっそりと浸透しつつある。しかしながら、後ろめたさ(道徳的背徳感)が重要な快楽スパイスでもあるため、そうした嗜好がカリカチュア戯画。滑稽化したもの)として以外できちんと認められるようになることは今後もいだろうし、彼らも望んでいないであろう。

関連用語

マゾヒスト
マゾヒズムを感じやすい人(被虐嗜好者)をした言葉。マゾヒズムからして、基準を定めて線引きをすることが難しいため、これがあればマゾヒストであるといった標は存在しない。また、ある事が苦しいものなのか恥ずかしいことなのか、と言った判断も個人の解釈に依存しやすいため、マゾヒストであるかという判断も個人によって大きく異なる。
マゾ
マゾヒズムおよびマゾヒストの略称。多くの場合、「君はマゾだね」などと個人を称する際に用いられるため、マゾヒズムの略称には適さない。マゾの傾向を俗に「マゾっ気」といい、それを持つことを「マゾっ気がある」という。
M
マゾヒズムおよびマゾヒストの略語アルファベット一文字のため隠語に近いが、日本ではMと言えばほぼこちらを示す。こちらもマゾと同様「Mっ気(がある)」などということがある。
ドM
強度なマゾヒストを示す略語。ただし「ドMっ気」とはあまり言わない。

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最終更新:2024/10/15(火) 03:00

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