気合の入ったアニメをJAXAとNASAの共同ミッションを知らしめるためYouTubeで公開中
日本が開発した二周波降水レーダ(DPR)とアメリカが開発したGPMマイクロ波放射計(GMI)を搭載して、同時観測によりマイクロ波放射計の降水観測精度を向上させる「GPM主衛星」が今年度、種子島宇宙センターから打ち上げられる事になっています。このGPM/DRPプロジェクトとGPM主衛星、そして宇宙に興味を持ってもらい、同時に日本のアニメコンテンツをNASAおよび全米に発信する事を目的したスペシャルムービーがYouTubeで公開されてます。
GPM-DPR スペシャルサイト
http://www.satnavi.jaxa.jp/gpmdpr_special/index.html
スペシャルムービーはこんな感じ。
DPRスペシャルムービー - YouTube
ムービーの製作・著作を担当したのは独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
雨の中、自転車を押して坂道を登っていく宇衛座はるか(声:竹内恵美子)
そこにお姉ちゃんが傘を持ってきてくれました
シーンが切り替わって、ロケットの打ち上げに。
打ち上げられているのはGPM、「全球降水観測計画」と書かれています。
GPM計画というのはJAXAとNASAが共同で行うミッション。内容を平たくいえば観測機器の打ち上げで、これによって降水量の推定精度を大幅に向上させることができます。
そのオペレーターとして、はるかの姿が。
コレが計画の要、DPR(Dual-frequency Precipitation Radar:二周波降水レーダ)。
はるかの実家には結婚式のカタログがたくさん、お姉ちゃんが結婚するようです。
そのころ、はるかはGPM/DPRプロジェクトに携わっていました。
ソフィア・シグレー(声:上田麗奈)ら、NASAの研究者と侃々諤々の議論を繰り広げたり……
一転して、仲良くなったり。
プロジェクトは順調に進行。
そして、お姉ちゃんの結婚式も近づいてきていましたが、結婚式の日の天気が怪しそう……。
ということではるかは全力を尽くす事に。
「今日は晴れるか」ではなく、「今日は晴れる」。
無事に結婚式は執り行われるのか……
「新たな降水観測技術が世界を変える」
ということで、アニメーション制作を担当したのは「ヨルムンガンド」や「シュタインズ・ゲート」を制作したWHITE FOX、演出は多数のアニメ作品でプロップデザインを担当している岩畑剛一さん、作画監督は「ヨルムンガンド」や「はたらく魔王さま!」でも作監を担当した池上太郎さん。
これ、OVAとかになってもおかしくなさそうなのですが……。
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