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SSL証明書を無料で発行するLet’s Encryptが実世界の暗号化貢献をたたえる「レブチン賞」を受賞


2022年4月13日、SSL/TLSプロトコルのSSL証明書を発行する非営利団体のLet's Encryptが、実世界の暗号化への多大な貢献を称える「レブチン賞」を受賞したことを明らかにしました。

Let’s Encrypt Receives the Levchin Prize for Real-World Cryptography - Let's Encrypt
https://letsencrypt.org/2022/04/13/receiving-the-levchin-prize.html


Let's Encryptは証明書を無料で発行している非営利団体。発行プロセスがすべて自動化されていることが特徴で、電子フロンティア財団Mozilla Foundationなどから支援を受け、2016年のサービス開始以来2億6000万のウェブサイトにサービスを提供しています。

今回Let's Encryptが受賞したのは、PayPalの共同設立者である実業家のマックス・レブチン氏が設立した賞。暗号化の実践と実世界のシステムでのその使用に大きな影響を与えた最近の進歩を称えるもので、毎年最大2つの賞が授与され、それぞれに1万ドル(約125万円)の賞金が授与されます。近年ではFirefoxの最高技術責任者であるエリック・レスコーラ氏が受賞しています。


Let's Encryptの常務取締役を務めるジョシュ・アース氏は受賞に際し、「今日、Let's Encryptに取り組んでいるエンジニアはわずか11人で、小さなチームで資金調達やコミュニケーション、管理タスクを処理しています。チームは10億ものウェブサイトにサービスを提供することを目指しており、その日が来るとチームは大きくなりますが、メンバーはそれほど多くはならないでしょう。なぜなら効率が私たちにとって重要だからです」と声明を発表。

続けて、 「Let's Encryptの内部はかなり複雑ですが、そのような複雑さにユーザーは可能な限り触れないようになっています。理想的なのは、完全に自動化され、ユーザーが忘れるくらいのバックグラウンドタスクにすることです。私たちのチームが成し遂げたことをこれ以上誇りに思うことはできません」とアース氏は述べました。

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in ネットサービス, Posted by log1p_kr

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