ドロテア・フォン・ブランデンブルク (1430-1495)のソースを表示

{{基礎情報 君主の正配
| 人名       = ドロテア・フォン・ブランデンブルク
| 各国語表記 = Dorothea von Brandenburg
| 正配称号   = デンマーク王妃<br />ノルウェー王妃<br />スウェーデン王妃
| 画像       = Dorothy of Denmark, Norway & Sweden (1445) 1440s.jpg
| 画像サイズ = 
| 画像説明   = 
| 在位       = 1445年 - 1448年<br />1449年 - 1481年
| 戴冠日     = 
| 別称号     = 
| 全名       = 
| 別称       = 
| 出生日     = [[1430年]]
| 生地       = {{HRR}}、[[ブランデンブルク]]
| 死亡日     = [[1495年]][[11月25日]]
| 没地       = {{DNK}}、カロンボー
| 埋葬日     = 
| 埋葬地     = {{DNK}}、[[ロスキレ大聖堂]]
| 結婚       = [[1445年]][[9月12日]] [[コペンハーゲン]]<br>[[1449年]][[10月28日]] [[コペンハーゲン]]聖母教会
| 配偶者1    = [[デンマーク]]王[[クリストファ3世 (デンマーク王)|クリストファ3世]]
| 配偶者2    = [[デンマーク]]王[[クリスチャン1世 (デンマーク王)|クリスチャン1世]]
| 配偶者3    = 
| 子女       = [[#子女|一覧参照]]
| 氏族       = 
| 家名       = [[ホーエンツォレルン家]]
| 父親       = ブランデンブルク＝クルムバッハ辺境伯[[ヨハン (ブランデンブルク＝クルムバッハ辺境伯)|ヨハン]]
| 母親       = バルバラ・フォン・ザクセン
| 宗教       = 
| サイン     = 
}}
'''ドロテア・フォン・ブランデンブルク'''（'''Dorothea von Brandenburg''', [[1430年]] - [[1495年]][[11月25日]]）は、[[ドイツ]]の[[ブランデンブルク辺境伯|ブランデンブルク選帝侯家]]の公女で、[[デンマーク君主一覧|デンマーク]]・[[ノルウェー]]・[[スウェーデン]]王妃、[[シュレースヴィヒ公国|シュレースヴィヒ]]＝[[ホルシュタイン公国|ホルシュタイン]]公爵夫人および[[オルデンブルク家|オルデンブルク]]伯夫人。

== 生涯 ==
ブランデンブルク＝クルムバッハ辺境伯[[ヨハン (ブランデンブルク＝クルムバッハ辺境伯)|ヨハン]]（錬金術伯）とその妻で[[ザクセン君主一覧|ザクセン選帝侯]][[ルドルフ3世 (ザクセン選帝侯)|ルドルフ3世]]の娘であるバルバラ（1405年 - 1465年）の間の第1子、長女として生まれた。父はブランデンブルク選帝侯[[フリードリヒ1世 (ブランデンブルク選帝侯)|フリードリヒ1世]]の長男でありながら後継者となるのを辞退した人物で、[[長子相続]]を厳守する[[ホーエンツォレルン家]]の歴代の中ではきわめて稀な例である。

1445年9月12日に[[コペンハーゲン]]においてデンマーク王[[クリストファ3世 (デンマーク王)|クリストファ3世]]と結婚し、同日に王妃として戴冠した。クリストファは結婚後3年で亡くなり、子供を授かることは無かった。

ドロテアは国王未亡人として、枢密院の推挙する国内の貴族を新王に選出するよう求められたが、この動きは国内の貴族層の要求により新王として外国人の君主を迎える方向に変わった<ref>Wolfgang Menzel: ''Allgemeine Weltgeschichte von Anfang bis jetzt: in zwölf Bänden'', Krabbe, 1863, S. 416</ref>。ドロテアの再婚相手という形で新王になる候補として、最初は[[ポーランド王国|ポーランド]]王[[カジミェシュ4世 (ポーランド王)|カジミェシュ4世]]が有力候補に挙がったが、実現しなかった<ref>Johannes Voigt: ''Geschichte Preussens: von den ältesten Zeiten bis zum Untergange der Herrschaft des deutschen Ordens, Band 8'', Gebr. Bornträger, 1838, S. 146</ref>。ドロテアは1449年10月28日、枢密院が新王に迎えたオルデンブルク伯の[[クリスチャン1世 (デンマーク王)|クリスチャン1世]]と再婚した。

ドロテアは賢く精力的な女性で、夫クリスチャンの統治をよく補佐した。また4度（1465年、1466年、1478年、1488年）にわたって実家のブランデンブルク選帝侯家に対し、父の所領の相続を要求したが、男系相続の原則などを楯に拒否された<ref>Adolf von Warnstedt: ''Die Oldenburger und Brandenburger Erbansprüche auf die Herzogthümer Schleswig-Holstein'', Schmorl & von Seefeld, 1865, S. 216 ([https://books.google.co.jp/books?id=G6YwAAAAYAAJ&pg=RA1-PR216&redir_esc=y&hl=ja Digitalisat])</ref>。ドロテアは末息子の[[フレゼリク1世 (デンマーク王)|フレゼリク]]を寵愛し、巧みな財政運営によって[[シュレースヴィヒ公国|シュレースヴィヒ]]と[[ホルシュタイン公国|ホルシュタイン]]の両公爵領を夫から実質的に担保の形で譲り受け、この公爵領をフレゼリクに相続させた。

1495年に[[カロンボー]]（[[:en:Kalundborg|Kalundborg]]）で死去し、[[ロスキレ大聖堂]]の夫クリスチャン1世の隣に葬られた。

== 子女 ==
2番目の夫クリスチャン1世との間に4男1女の計5人の子女をもうけた。
* オーラフ（1450年 - 1451年）
* クヌーズ（1451年 - 1455年）
* [[ハンス (デンマーク王)|ハンス]]（1455年 - 1513年） - デンマーク、ノルウェー、スウェーデンの王
* [[マーガレット・オブ・デンマーク|マルグレーテ]]（1456年 - 1486年） - 1469年、スコットランド王[[ジェームズ3世 (スコットランド王)|ジェームズ3世]]と結婚
* [[フレゼリク1世 (デンマーク王)|フレゼリク1世]]（1471年 - 1533年） - デンマーク、ノルウェーの王

== 脚注 ==
<references/>

== 参考文献 ==
* Kai Fuhrmann: ''Die Ritterschaft als politische Korporation in den Herzogtümern Schleswig und Holstein von 1460 bis 1721'', Verlag Ludwig, 2002, S. 75 ff.

== 外部リンク ==
{{Commonscat-inline|Dorothy of Denmark, Norway & Sweden|Dorothea von Brandenburg-Kulmbach}}
* [http://www.roskildehistorie.dk/oversigter/konger/Christian_1/Kristian_Ia.htm Dronning Dorothea (dän.)]
* [http://www.smb.nu/svenskakrig/regenter/christian_i.asp Christian I. (swe.)]
* http://www.guide2womenleaders.com/womeninpower/Womeninpower1400.htm

{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:とろてあ ふらんてんふるく1430}}
[[Category:15世紀ドイツの女性]]
[[Category:15世紀デンマークの女性]]
[[Category:15世紀スウェーデンの女性]]
[[Category:デンマークの王妃]]
[[Category:ノルウェーの王妃]]
[[Category:スウェーデンの王妃]]
[[Category:ホーエンツォレルン家ブランデンブルク系]]
[[Category:1430年生]]
[[Category:1495年没]]