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「ボルボ・アマゾン」の版間の差分

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多数では規模が不明だが、2014年にボルボカーズが調べてVAF(日本のアマゾンオーナーの会)のミーティングで1269台であったと話した。
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{{出典の明記|date=2023年8月11日 (金) 00:56 (UTC)}}
{{Infobox_自動車のスペック表
| 車種=普通自動車
| 車名=ボルボ・アマゾン
| 1枚目画像の説明=1959年式 121
| 1枚目画像名=Volvo Amazon BW 2016-09-03 13-30-52.jpg
| 2枚目画像の説明=131
| 2枚目画像名=Volvo Amazon.jpg
| 3枚目画像の説明=131 リア
| 3枚目画像名=1966 Volvo 122 two-door in Black, rear left.jpg
| 製造国={{SWE}}<br />{{BEL}}<br />{{CAN}}<br />{{ZAF}}
| 販売期間=1956年 - 1970年
| デザイン=Jan Wilsgaard
| ボディタイプ=2ドアセダン (130シリーズ)<br />4ドアセダン (120シリーズ)<br />5ドアステーションワゴン (220シリーズ)
| 乗車定員=
| エンジン位置=フロントエンジン
| 駆動方式=[[後輪駆動]]
| エンジン=1,583cc B16 直列4気筒<br />1,778cc B18 直列4気筒<br />1,986cc B20 直列4気筒
| 最高出力=
| 最大トルク=
| 変速機=3速MT<br />4速MT<br />3速AT
| サスペンション=
| ホイールベース=2,590mm (102.0インチ)
| 全長=4,395-4,450mm (セダン, 173.0-175.2インチ)<br />4,490mm (エステート, 176.8インチ)
| 全幅=1,620mm (63.8インチ)
| 全高=1,505mm (59.3インチ)
| 車両重量=1,100kg (2,400lb)
| 先代=ボルボ・PV444/544
| 後継=ボルボ・140シリーズ
|}}
{{vertical images list
{{vertical images list
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}}
'''ボルボ・P120系'''(アマゾンは、[[スウェーデン]]の自動車メーカー・[[ボルボ・カーズ|ボルボ]]が[[1956年]]から[[1970年]]まで生産した中型[[乗用車]]である。
'''ボルボ・アマゾン'''(Volvo Amazon)は、[[スウェーデン]]の自動車メーカー・[[ボルボ・カーズ|ボルボ]]が[[1956年]]から[[1970年]]まで生産した中型[[乗用車]]である。


[[ドイツ]]の[[オートバイ]]メーカー・[[クライドラー]]がこの名称を商標登録していることが判明し、[[1959年]]以降本国[[スウェーデン]]以外ではベーシックモデルが'''121'''、ツインキャブの高性能版が'''122S'''と改称された。[[1961年]]以降は本国スウェーデンでもこの名で呼ばれることになった。
== 概要 ==
当初は「'''ボルボ・アマゾン'''」として発表・発売されたが、その後[[ドイツ]]の[[オートバイ]]メーカー・[[クライドラー]]がこの名称を商標登録していることが判明し、[[1959年]]以降本国[[スウェーデン]]以外ではベーシックモデルが121、ツインキャブの高性能版が122Sと改称された。[[1961年]]以降は本国でもこの名で呼ばれることになったが、今日でも「ボルボ・アマゾン」として世界的に知られている


== 概要 ==
前身の[[ボルボ・PV444/544|PV]]系と比較して、PV系が[[1940年代]]前半の[[フォード・モーター|フォード]]なら、こちらは[[1950年代]]前半の[[クライスラー]]系や[[カイザー=フレーザー]]の影響を感じさせるスタイルとなっている。
前身の[[ボルボ・PV444/544|PV]]系と比較して、PV系が[[1940年代]]前半の[[フォード・モーター|フォード]]なら、こちらは[[1950年代]]前半の[[クライスラー]]系や[[カイザー=フレーザー]]の影響を感じさせるスタイルとなっている。


P120系ではより近代的な設計となり、ボディーも4ドアとなったが、[[ホイールベース]]は同じ2,600mmであり、当初の[[エンジン]]もPV系と同じ3[[軸受|ベアリング]][[OHV]]1,583ccのB16系で、前述の通り、121はシングル[[キャブレーター|キャブ]]のB16Aで66[[馬力]]、122SにはツインキャブのB16Bは85馬力が搭載されていた。リア[[サスペンション]]は[[固定車軸]]式ながらコイルスプリングを用いた[[リンク式サスペンション|リンク式]]に進化している。
P120系ではより近代的な設計となり、ボディーも4ドアとなったが、[[ホイールベース]]は同じ2,600mmであり、当初の[[エンジン]]もPV系と同じ3[[軸受|ベアリング]][[OHV]]1,583ccのB16系で、前述の通り、121はシングル[[キャブレーター|キャブ]]のB16Aで66[[馬力]]、122SにはツインキャブのB16Bは85馬力が搭載されていた。リア[[サスペンション]]は[[固定車軸]]式ながらコイルスプリングを用いた[[リンク式サスペンション|リンク式]]に進化している。


[[1959年]]には世界で初めて3点式[[シートベルト]]を装備、[[1960年]]からは[[ダッシュボード]]にソフトパッドが貼られるなど、安全対策も順次強化された。
[[1959年]]には世界で初めて3点式[[シートベルト]]を装備、[[1960年]]からは[[ダッシュボード (自動車)|ダッシュボード]]にソフトパッドが貼られるなど、安全対策も順次強化された。


当初は4ドアセダンの121/122Sのみであったが、[[1961年]]、1962年モデルには[[北アメリカ|北米]]をはじめとする[[輸出]]市場での拡販を狙い、2ドアセダンの131/132Sと5ドア[[ステーションワゴン|ワゴン]]の221/222を追加、エンジンも5ベアリングOHVのB18型1,778ccとなった。これに伴い4ドアの121は廃止され、122のみとなるが、従来モデルであるB16Bエンジン搭載の122Sとの区別のため、122-1.8や122-B18と呼ばれることもある。
当初は4ドアセダンの121/122Sのみであったが、[[1961年]]、1962年モデルには[[北アメリカ|北米]]をはじめとする[[輸出]]市場での拡販を狙い、2ドアセダンの131/132Sと5ドア[[ステーションワゴン|ワゴン]]の221/222を追加、エンジンも5ベアリングOHVのB18型1,778ccとなった。これに伴い4ドアの121は廃止され、122のみとなるが、従来モデルであるB16Bエンジン搭載の122Sとの区別のため、122-1.8や122-B18と呼ばれることもある。
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[[ラリー]]や[[ツーリングカー]][[モータースポーツ|レース]]で活躍した[[ボルボ・PV444/544|PV544]]が[[1965年]]をもって生産中止になると、その市場を受け継ぐべく、[[1967年]]にスポーティ版の123[[グラントゥーリズモ|GT]]が追加された。エンジンは[[ボルボ・P1800|P1800]]と同じB18B型ツインキャブで、[[フォグランプ]]や[[タコメーター]]などの装備も追加された。GTモデルは2ドアながら、十の位が「2」となっている。
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[[1969年]]には、12台の2,000ccB20Bのエンジンを積んだ123GTが作られた。さらに123GT以外で2,000ccのB20系エンジンも選択(注文生産)できるようになり、翌[[1970年]]に生産終了となるまでの14年間に667,323台が生産された。日本にも当時のボルボ[[輸入車#販売店区分|輸入代理店]]であった[[北欧自動車]]によって多数が輸入され、[[ヤナセ]]が販売した。耐久性に優れ、長寿命なこともあって、現在でも当時の正規輸入車がしばしば[[中古車]]市場で流通している。
[[1969年]]には、12台の2,000ccB20Bのエンジンを積んだ123GTが作られた。さらに123GT以外で2,000ccのB20系エンジンも選択(注文生産)できるようになり、翌[[1970年]]に生産終了となるまでの14年間に667,323台が生産された。日本にも当時のボルボ[[輸入車#販売店区分|輸入代理店]]であった[[北欧自動車]]によって1269台が輸入され、[[ヤナセ]]が販売した。耐久性に優れ、長寿命なこともあって、現在でも当時の正規輸入車がしばしば[[中古車]]市場で流通している。


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
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;アマゾン関連
;アマゾン関連
*[http://www.volvoamazonpictures.se/index.php Volvo Amazon Picture Gallery(英語)]
*[http://www.volvoamazonpictures.se/index.php Volvo Amazon Picture Gallery(英語)]
*[http://6916.teacup.com/amazonfunclub03/bbs アマゾンファンクラブBBS(日本)]
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*[https://www.facebook.com/VAFCP アマゾンファンクラブBBS Facebook ページ(日本)]
*[https://www.facebook.com/VAFCP アマゾンファンクラブBBS Facebook ページ(日本)]


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2024年5月23日 (木) 23:47時点における最新版

ボルボ・アマゾン
1959年式 121
131
131 リア
概要
製造国  スウェーデン
ベルギーの旗 ベルギー
カナダの旗 カナダ
南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国
販売期間 1956年 - 1970年
デザイン Jan Wilsgaard
ボディ
ボディタイプ 2ドアセダン (130シリーズ)
4ドアセダン (120シリーズ)
5ドアステーションワゴン (220シリーズ)
エンジン位置 フロントエンジン
駆動方式 後輪駆動
パワートレイン
エンジン 1,583cc B16 直列4気筒
1,778cc B18 直列4気筒
1,986cc B20 直列4気筒
変速機 3速MT
4速MT
3速AT
車両寸法
ホイールベース 2,590mm (102.0インチ)
全長 4,395-4,450mm (セダン, 173.0-175.2インチ)
4,490mm (エステート, 176.8インチ)
全幅 1,620mm (63.8インチ)
全高 1,505mm (59.3インチ)
車両重量 1,100kg (2,400lb)
系譜
先代 ボルボ・PV444/544
後継 ボルボ・140シリーズ
テンプレートを表示
123GT
123GT
221 リア
221 リア

ボルボ・アマゾン(Volvo Amazon)は、スウェーデンの自動車メーカー・ボルボ1956年から1970年まで生産した中型乗用車である。

ドイツオートバイメーカー・クライドラーがこの名称を商標登録していることが判明し、1959年以降本国スウェーデン以外ではベーシックモデルが121、ツインキャブの高性能版が122Sと改称された。1961年以降は本国スウェーデンでもこの名で呼ばれることになった。

概要

[編集]

前身のPV系と比較して、PV系が1940年代前半のフォードなら、こちらは1950年代前半のクライスラー系やカイザー=フレーザーの影響を感じさせるスタイルとなっている。

P120系ではより近代的な設計となり、ボディーも4ドアとなったが、ホイールベースは同じ2,600mmであり、当初のエンジンもPV系と同じ3ベアリングOHV1,583ccのB16系で、前述の通り、121はシングルキャブのB16Aで66馬力、122SにはツインキャブのB16Bは85馬力が搭載されていた。リアサスペンション固定車軸式ながらコイルスプリングを用いたリンク式に進化している。

1959年には世界で初めて3点式シートベルトを装備、1960年からはダッシュボードにソフトパッドが貼られるなど、安全対策も順次強化された。

当初は4ドアセダンの121/122Sのみであったが、1961年、1962年モデルには北米をはじめとする輸出市場での拡販を狙い、2ドアセダンの131/132Sと5ドアワゴンの221/222を追加、エンジンも5ベアリングOHVのB18型1,778ccとなった。これに伴い4ドアの121は廃止され、122のみとなるが、従来モデルであるB16Bエンジン搭載の122Sとの区別のため、122-1.8や122-B18と呼ばれることもある。

トランスミッションは車種により3速、4速、4速+オーバードライブが選択できたが、1964年にはボルグワーナーオートマチックBW35型も選択可能となった。

ラリーツーリングカーレースで活躍したPV5441965年をもって生産中止になると、その市場を受け継ぐべく、1967年にスポーティ版の123GTが追加された。エンジンはP1800と同じB18B型ツインキャブで、フォグランプタコメーターなどの装備も追加された。GTモデルは2ドアながら、十の位が「2」となっている。

1969年には、12台の2,000ccB20Bのエンジンを積んだ123GTが作られた。さらに123GT以外で2,000ccのB20系エンジンも選択(注文生産)できるようになり、翌1970年に生産終了となるまでの14年間に667,323台が生産された。日本にも当時のボルボ輸入代理店であった北欧自動車によって1269台が輸入され、ヤナセが販売した。耐久性に優れ、長寿命なこともあって、現在でも当時の正規輸入車がしばしば中古車市場で流通している。

外部リンク

[編集]
アマゾン関連