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| 前世代プロセッサ = Samsung SL58920
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'''Apple A4'''は[[Apple]]が開発した[[:en:Package on package|PoP]]である。[[2010年]][[1月27日]]に[[iPad (第1世代)]]とともに発表され、[[iPhone 4]]、[[iPod touch#第4世代|iPod touch(第4世代)]]、[[Apple TV#第2世代|Apple TV(第2世代)]]にも搭載されている。組み込み済の製品のみが販売され、プロセッサ単体での販売はされていない。
'''Apple A4'''は[[Apple]]が開発した[[:en:Package on package|PoP]]である。[[2010年]][[1月27日]]に[[iPad (第1世代)]]とともに発表され、[[iPhone 4]]、[[iPod touch#第4世代|iPod touch(第4世代)]]、[[Apple TV#第2世代|Apple TV(第2世代)]]にも搭載されている。組み込み済の製品のみが販売され、プロセッサ単体での販売はされていない。


== 概要 ==
== 概要 ==
CPUコアは基本的にサムスンのHummingbirdと同じで、これをアレンジした[[System-on-a-chip|SoC]]<ref>[http://www.eetimes.com/electronics-news/4200451/Apple-s-A4-dissected-discussed--and-tantalizing?pageNumber=0 EE Times Apple's A4 dissected]</ref>にサムスン製の2層のDRAMダイを重ね、全体で3層構造をなしている。Appleが2008年に買収したP.A. Semi社のメンバーも何らかの役割を果たしたと見られている<ref>{{cite news|url=http://www.ifixit.com/Teardown/Apple-A4-Teardown/2204/3 |title=Apple A4 Teardown|publisher=iFixit|language=en|date=2010-04-05}}</ref>。CPUコアは[[ARMアーキテクチャ|ARM]]v7-AアーキテクチャベースのCPUと[[PowerVR|PowerVR SGX 535]]を実装したチップに、LPDDR SDRAMチップをまとめたパッケージになっている<ref>[http://www.computerworld.jp/topics/mp/178630.html iPadの「A4」プロセッサを分解する]</ref>。
CPUコアは基本的にサムスンのHummingbirdと同じで、これをアレンジした[[System-on-a-chip|SoC]]<ref>[http://www.eetimes.com/electronics-news/4200451/Apple-s-A4-dissected-discussed--and-tantalizing?pageNumber=0 EE Times Apple's A4 dissected]</ref>にサムスン製の2層のDRAMダイを重ね、全体で3層構造をなしている。Appleが2008年に買収したP.A. Semi社のメンバーも何らかの役割を果たしたと見られている<ref>{{Cite web |title=Apple A4 SOC unveiled – It’s an ARM CPU and GPU |url=https://brightsideofnews.com/blog/apple-a4-soc-unveiled-its-an-arm-cpu-and-the-gpu/ |website=BSN |date=2010-01-27 |access-date=2024-01-28 |language=en-US |last=Archivebot}}</ref><ref>{{cite news|url=http://www.ifixit.com/Teardown/Apple-A4-Teardown/2204/3 |title=Apple A4 Teardown|publisher=iFixit|language=en|date=2010-04-05}}</ref>。CPUコアは[[ARMアーキテクチャ|ARM]]v7-AアーキテクチャベースのCPUと[[PowerVR|PowerVR SGX 535]]を実装したチップに、LPDDR SDRAMチップをまとめたパッケージになっている<ref>[http://www.computerworld.jp/topics/mp/178630.html iPadの「A4」プロセッサを分解する]</ref>。


Apple A4のCPUコアは[[ARMホールディングス|ARM Ltd]]のオリジナルのCortex-A8に比べ、L2キャッシュが2.5倍の640KB、メモリバスも2倍の64ビット幅となっており、クロック当たりパフォーマンスが高い<ref>{{cite news|url=http://www.pcworld.com/article/193597/Apple_iPad_Smokes_Past_the_iPhone_3GS_in_Speed_Test.html |title=Apple's iPad Smokes Past the iPhone 3GS in Speed Test|publisher=PCWorld|language=en|date=2010-04-06}}</ref>。これにより、Apple A4を搭載したiPadおよびiPhone 4、iPod touchは、ARM Cortex-A8を搭載したiPhone 3GS、iPod touchに比べ、CPUパフォーマンスが大幅に向上した。
Apple A4のCPUコアは[[ARMホールディングス|ARM Ltd]]のオリジナルのCortex-A8に比べ、L2キャッシュが2.5倍の640KB、メモリバスも2倍の64ビット幅となっており、クロック当たりパフォーマンスが高い<ref>{{cite news|url=http://www.pcworld.com/article/193597/Apple_iPad_Smokes_Past_the_iPhone_3GS_in_Speed_Test.html |title=Apple's iPad Smokes Past the iPhone 3GS in Speed Test|publisher=PCWorld|language=en|date=2010-04-06}}</ref>。これにより、Apple A4を搭載したiPadおよびiPhone 4、iPod touchは、ARM Cortex-A8を搭載したiPhone 3GS、iPod touchに比べ、CPUパフォーマンスが大幅に向上した。
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* [[Appleシリコン]]
* [[Appleシリコン]]


*[[ジム・ケラー]]:開発者の1人
*[[ジム・ケラー]]:開発者の1人
*[[ジョニー・スルージ]]:A4から開発を主導したApple VP(2015年12月よりハードウェアテクノロジー担当上級副社長<ref>{{Cite web |title=Apple、ジェフ・ウィリアムズをチーフ・オペレーティング・オフィサーに任命 |url=https://www.apple.com/jp/newsroom/2015/12/17Apple-Names-Jeff-Williams-Chief-Operating-Officer/ |website=Apple Newsroom (日本) |access-date=2024-07-02 |language=ja-JP}}</ref>)


== 脚注 ==
== 脚注 ==
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[[Category:Appleのマイクロプロセッサ]]
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[[Category:ARMアーキテクチャ]]
[[Category:ARMアーキテクチャ]]

2024年7月2日 (火) 03:19時点における最新版

Apple A4
Apple A4
生産時期 2010年4月3日から2013年9月10日まで
設計者 Apple
生産者 サムスン電子
CPU周波数 (iPhone 4, iPod Touch 4G) 800 MHz から (iPad) 1 GHz
マイクロアーキテクチャ ARM Cortex-A8
命令セット ARMv7-A
コア数 1
コードネーム S5L8930X
前世代プロセッサ Samsung SL58920
次世代プロセッサ Apple A5
L1キャッシュ 32 KB instruction + 32 KB data
L2キャッシュ 512 KB
GPU PowerVR SGX 535
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Apple A4は、Appleが開発したPoPである。2010年1月27日iPad (第1世代)とともに発表され、iPhone 4iPod touch(第4世代)Apple TV(第2世代)にも搭載されている。組み込み済の製品のみが販売され、プロセッサ単体での販売はされていない。

概要

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CPUコアは基本的にサムスンのHummingbirdと同じで、これをアレンジしたSoC[1]にサムスン製の2層のDRAMダイを重ね、全体で3層構造をなしている。Appleが2008年に買収したP.A. Semi社のメンバーも何らかの役割を果たしたと見られている[2][3]。CPUコアはARMv7-AアーキテクチャベースのCPUとPowerVR SGX 535を実装したチップに、LPDDR SDRAMチップをまとめたパッケージになっている[4]

Apple A4のCPUコアはARM LtdのオリジナルのCortex-A8に比べ、L2キャッシュが2.5倍の640KB、メモリバスも2倍の64ビット幅となっており、クロック当たりパフォーマンスが高い[5]。これにより、Apple A4を搭載したiPadおよびiPhone 4、iPod touchは、ARM Cortex-A8を搭載したiPhone 3GS、iPod touchに比べ、CPUパフォーマンスが大幅に向上した。

メモリは、LPDDR400、200MHz、デュアルチャンネル(32bit×2)、3.2GB/s。iPhone 4には512MB、それ以外には256MBが搭載された。

関連項目

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脚注

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