コンテンツにスキップ

「ラグマーン州」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
m Bot作業依頼#Cite webテンプレートのdeadlink、deadlinkdate引数の移行
 
(16人の利用者による、間の19版が非表示)
1行目: 1行目:
{{Infobox Settlement
[[ファイル:Afghanistan-Laghman.png|thumb|250px|]]
| official_name = ラグマーン州
'''ラグマーン州'''(ラグマーンしゅう、Laghmāni、[[パシュトー語]]表記では '''لغمان''')は、[[アフガニスタン]]東部にある[[アフガニスタンの州|州]]である。州都は{{仮リンク|メフタルラーム|en|Mihtarlam}} (Mehtar Lam)。人口386,400人<ref>[[2006年]]の公式推計[http://www.cso.gov.af/]。</ref>。
| native_name = لغمان
| settlement_type = [[アフガニスタンの州|州]]
| nickname =
| motto =
| image_skyline = Stark contrasts in Afghanistan - 080907-F-0168M-071.jpg
| image_caption =
| image_flag =
| image_seal =
| image_map = Laghman in Afghanistan.svg
| map_caption = ラグマーン州の位置
| latd = 34
| latm = 40
| lats =
| latNS = N
| longd = 70
| longm = 12
| longs =
| longEW = E
| coordinates_type = region:AF_type:adm1st
| coordinates_display = inline,title
| subdivision_type = 国
| subdivision_name = {{AFG}}
| established_title =
| established_date =
| founder =
| seat_type = 州都
| seat = {{仮リンク|メフタルラーム|en|Mihtarlam}}
| government_footnotes =
| leader_party =
| leader_title =
| leader_name =
| leader_title1 =
| leader_name1 =
| unit_pref =
| area_footnotes =
| area_total_km2 = 3842.6
| area_land_km2 =
| area_water_km2 =
| area_water_percent =
| area_note =
| elevation_footnotes =
| elevation_m =
| population_footnotes = <ref name=nsia>{{cite web |url=https://www.nsia.gov.af:8080/wp-content/uploads/2021/06/Estimated-Population-of-Afghanistan1-1400.pdf |title=Estimated Population of Afghanistan 2021-22 |author=<!--Not stated--> |date=April 2021 |website= |publisher=National Statistic and Information Authority (NSIA)|archive-date=June 29, 2021|archive-url=https://web.archive.org/web/20210624204559/https://www.nsia.gov.af:8080/wp-content/uploads/2021/06/Estimated-Population-of-Afghanistan1-1400.pdf|url-status=live |access-date=June 21, 2021 |quote=}}</ref>
| population_total = 502148
| population_as_of = 2021年
| population_density_km2 = auto
| population_demonym =
| population_note =
| blank_name_sec1 = 主要言語
| blank_info_sec1 = [[パシュトー語]]<br />[[パシャイー語]]
| timezone = [[アフガニスタン時間]]
| utc_offset = +4:30
| timezone1_DST =
| utc_offset1_DST =
| postal_code_type =
| postal_code =
| area_code_type =
| area_code =
| iso_code = AF-LAG
| website =
| footnotes =
}}
'''ラグマーン州'''(ラグマーンしゅう、Laghmāni、[[パシュトー語]]'''لغمان''')は、[[アフガニスタン]]東部にある[[アフガニスタンの州|州]]である。州都は{{仮リンク|メフタルラーム|en|Mihtarlam}} (Mehtar Lam)。人口386,400人<ref>[[2006年]]の公式推計[http://www.cso.gov.af/]。</ref>{{出典無効|date=2014年3月}}


== 地理 ==
== 地理 ==
8行目: 71行目:


== 歴史 ==
== 歴史 ==
[[アレクサンドロス3世|アレクサンドロス大王]]の東方遠征の時代には、この地域はランパカ({{lang|en|Lampaka}})と呼称された。[[7世紀]]には、[[玄奘三蔵]]がこの地を訪れている。現在[[カーブル]]博物館に収蔵されている、ラグマーンで発見された1969点の[[アラム語]]の碑文によって、この地が[[インド]]から[[パルミラ]]に通じる交易路の中継地であったことが分かる<ref>{{PDFlink|[http://unesdoc.unesco.org/images/0001/000155/015575eo.pdf ]}}</ref>。ソ連の[[アフガニスタン紛争 (1978年-1989年)|アフガニスタン侵攻]]とその後の国内各派による[[アフガニスタン紛争 (1989年-2001年)|内戦]]で、多くの家屋や社会資本が破壊された。
{{要出典|[[アレクサンドロス3世|アレクサンドロス大王]]の東方遠征の時代には、この地域はランパカ({{lang|en|Lampaka}})と呼称された|date=2014年3月}}。[[7世紀]]には、[[玄奘三蔵]]がこの地を訪れている。現在[[カーブル]]博物館に収蔵されている、ラグマーンで発見された[[アラム語]]の碑文によって、この地が[[インド]]から[[パルミラ]]に通じる交易路の中継地であったことが分かる<ref>{{PDFlink|[http://unesdoc.unesco.org/images/0001/000155/015575eo.pdf ]}}</ref><ref>Another stone inscription in Aramaic which was found in Laghman mentions the old trade route from India to Tadmor (Palmyra) in present-day Syria.</ref>。{{要出典|ソ連の[[アフガニスタン紛争 (1978年-1989年)|アフガニスタン侵攻]]とその後の国内各派による[[アフガニスタン紛争 (1989年-2001年)|内戦]]で、多くの家屋や社会資本が破壊された。|date=2014年3月}}


[[2005年]][[6月20日]]には、アフガニスタン駐在米国大使[[ザルメイ・ハリルザド]]の暗殺を計画した容疑で、3名の[[パキスタン]]人がラグマーンで逮捕された<ref>[http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/4111578.stm ]</ref>。
2005年6月20日には、アフガニスタン駐在米国大使[[ザルメイ・ハリルザド]]の暗殺を計画した容疑で、3名の[[パキスタン]]人がラグマーンで逮捕された<ref>{{Cite news|url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/4111578.stm |title=Three held over 'US envoy plot'|publisher=BBC NEWS|language=en|date=2005-06-20}}</ref>。


[[2006年]]現在、[[国際治安支援部隊]] (ISAF) による[[地域復興支援チーム]] (PRT) の基地がメフタルラームに設置されている。
[[2006年]]現在、[[国際治安支援部隊]] (ISAF) による[[地域復興支援チーム]] (PRT) の基地がメフタルラームに設置されている。


[[2007年]]現在の州知事はグラーブ・マンガルだが、[[2006年]]10月、[[ターリバーン]]が知事公邸に仕掛けた爆弾によって危うく暗殺されかけた<ref>[http://pajhwok.com/viewstory.asp?lng=eng&id=25969 ]</ref>。
[[2007年]]現在の州知事はグラーブ・マンガルだが、2006年10月、[[ターリバーン]]が知事公邸に仕掛けた爆弾によって危うく暗殺されかけた<ref>{{Cite web|和書|url=http://pajhwok.com/viewstory.asp?lng=eng&id=25969 |title=アーカイブされたコピー |accessdate=2007-03-11 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20070927205925/http://pajhwok.com/viewstory.asp?lng=eng&id=25969 |archivedate=2007-09-27 |url-status=dead|url-status-date=2017-09 }}</ref>。


== 行政区分 ==
== 行政区分 ==
27行目: 90行目:


== 経済 ==
== 経済 ==
州内の多くの住民が農業に関係する職業に従事している。ラグマーンには広大な灌漑農地が広がる。[[カーブル]]の市場ではラーグマン産の果物や野菜が豊富に並んでいるのを見ることができる。特に[[キュウリ]]は名産品である。他の主要作物には、米、大麦、綿花などがある。
{{要出典範囲|州内の多くの住民が農業に関係する職業に従事している。ラグマーンには広大な灌漑農地が広がる。[[カーブル]]の市場ではラーグマン産の果物や野菜が豊富に並んでいるのを見ることができる。特に[[キュウリ]]は名産品である。他の主要作物には、米、大麦、綿花などがある。|date=2014年3月}}


また、本州には宝石や希少鉱物の鉱脈も存在する<ref>[http://www.palagems.com/afghanistan_bariand.htm ]</ref>。
また、本州には宝石や希少鉱物の鉱脈も存在する<ref>[http://www.palagems.com/afghanistan_bariand.htm ]</ref>。
33行目: 96行目:
== 住民 ==
== 住民 ==
=== 民族 ===
=== 民族 ===
州内の多数派は{{仮リンク|カカザイ族|en|Kakazai}}<ref>[[パキスタン]]の[[連邦直轄部族地域]](FATA)にある[[:en:Bajaur Agency]]にも居住している。</ref>などの[[パシュトゥーン人]]であるが、多民族地域である。
{{要出典範囲|州内の多数派は{{仮リンク|カカザイ族|en|Kakazai}}などの[[パシュトゥーン人]]であるが、多民族地域である。|date=2014年3月}}
州内の{{仮リンク|アリシェング県|en|Alishing District}}や{{仮リンク|ダウラット県|en|Dawlat Shah District}}では、{{仮リンク|パシャイー人|en|Pashayi people}}が多数を占めている<ref>{{PDFlink|[http://www.aims.org.af/afg/dist_profiles/unhcr_district_profiles/eastern/laghman/alishing.pdf ]}}</ref>。
州内の{{仮リンク|アリシェング県|en|Alishing District}}や{{仮リンク|ダウラット県|en|Dawlat Shah District}}では、{{仮リンク|パシャイー人|en|Pashayi people}}が多数を占めている<ref name="#1">{{PDFlink|[http://www.aims.org.af/afg/dist_profiles/unhcr_district_profiles/eastern/laghman/alishing.pdf ]}}</ref><ref name="#1"/>。{{要出典範囲|なおカカザイ族は[[パキスタン]]の[[連邦直轄部族地域]](FATA)にある[[:en:Bajaur Agency]]にも居住していると言う。|date=2014年3月}}


=== 言語 ===
=== 言語 ===
アフガニスタンの他地域と同様に、ほとんどの住民は多言語を操る。
{{要出典範囲|アフガニスタンの他地域と同様に、ほとんどの住民は多言語を操る。|date=2014年3月}}


{{仮リンク|パシャイー人|en|Pashayi people}}は、[[イン・イラン|ダルド語派]]の{{仮リンク|パシャイー語|en|Pashayi language}}を話す<ref>{{PDFlink|[http://www.aims.org.af/afg/dist_profiles/unhcr_district_profiles/eastern/laghman/alishing.pdf ]}}</ref>。
{{要出典範囲|{{仮リンク|パシャイー人|en|Pashayi people}}は、[[ダルド語|ダルド語派]]の{{仮リンク|パシャイー語|en|Pashayi language}}を話す|date=2014年3月}}


=== 宗教 ===
=== 宗教 ===
アフガニスタンの他地域と同様に、ほとんどの住民は[[スンナ派]]イスラム教徒である。
{{要出典範囲|アフガニスタンの他地域と同様に、ほとんどの住民は[[スンナ派]]の[[イスラム教]]徒である。|date=2014年3月}}


== 脚注 ==
== 脚注 ==
50行目: 113行目:
== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
{{Commonscat|Laghman Province}}
{{Commonscat|Laghman Province}}
* [[パシュトゥーニスタン]]
* [[イラクの地方行政区画]]


== 参考文献 ==
== 参考文献 ==
{{節stub}}
{{節スタブ}}


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
{{節stub}}
{{節スタブ}}


{{アフガニスタンの州}}
{{アフガニスタンの州}}
{{Afghan-stub}}
{{Afghan-stub}}


{{DEFAULTSORT:らくまんしゆう}}
{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:らくまんしゆう}}
[[Category:ラグマーン州|*]]

[[Category:アフガニスタンの地方行政区分]]
[[Category:アフガニスタンの]]

2024年7月14日 (日) 12:09時点における最新版

ラグマーン州

لغمان
ラグマーン州の位置
ラグマーン州の位置
北緯34度40分 東経70度12分 / 北緯34.667度 東経70.200度 / 34.667; 70.200座標: 北緯34度40分 東経70度12分 / 北緯34.667度 東経70.200度 / 34.667; 70.200
アフガニスタンの旗 アフガニスタン
州都 メフタルラーム英語版
面積
 • 合計 3,842.6 km2
人口
(2021年)[1]
 • 合計 502,148人
 • 密度 130人/km2
等時帯 UTC+4:30 (アフガニスタン時間)
ISO 3166コード AF-LAG
主要言語 パシュトー語
パシャイー語

ラグマーン州(ラグマーンしゅう、Laghmāni、パシュトー語لغمان)は、アフガニスタン東部にあるである。州都はメフタルラーム英語版 (Mehtar Lam)。人口386,400人[2][出典無効]

地理

[編集]

周りをカーブル州カーピーサー州ヌーリスターン州クナル州及びナンガルハール州の5州と接している。ヒンドゥークシュ山脈の南側に位置する小さな州である。

アリンガル川とアリンシング川が州内を流れ、ラグマーンに豊かな緑の恵みを与えている。

歴史

[編集]

アレクサンドロス大王の東方遠征の時代には、この地域はランパカ(Lampaka)と呼称された[要出典]7世紀には、玄奘三蔵がこの地を訪れている。現在カーブル博物館に収蔵されている、ラグマーンで発見されたアラム語の碑文によって、この地がインドからパルミラに通じる交易路の中継地であったことが分かる[3][4]ソ連のアフガニスタン侵攻とその後の国内各派による内戦で、多くの家屋や社会資本が破壊された。[要出典]

2005年6月20日には、アフガニスタン駐在米国大使ザルメイ・ハリルザドの暗殺を計画した容疑で、3名のパキスタン人がラグマーンで逮捕された[5]

2006年現在、国際治安支援部隊 (ISAF) による地域復興支援チーム (PRT) の基地がメフタルラームに設置されている。

2007年現在の州知事はグラーブ・マンガルだが、2006年10月、ターリバーンが知事公邸に仕掛けた爆弾によって危うく暗殺されかけた[6]

行政区分

[編集]

メフタルラーム県をはじめ6県を擁する。

  1. en:Alingar District
  2. アリシェング県英語版
  3. ダウラット県英語版
  4. メフタルラーム県英語版 - メフタルラーム英語版
  5. en:Qarghayi District
  6. Baad Pukh District(新設)

経済

[編集]

州内の多くの住民が農業に関係する職業に従事している。ラグマーンには広大な灌漑農地が広がる。カーブルの市場ではラーグマン産の果物や野菜が豊富に並んでいるのを見ることができる。特にキュウリは名産品である。他の主要作物には、米、大麦、綿花などがある。[要出典]

また、本州には宝石や希少鉱物の鉱脈も存在する[7]

住民

[編集]

民族

[編集]

州内の多数派はカカザイ族英語版などのパシュトゥーン人であるが、多民族地域である。[要出典] 州内のアリシェング県英語版ダウラット県英語版では、パシャイー人英語版が多数を占めている[8][8]なおカカザイ族はパキスタン連邦直轄部族地域(FATA)にあるen:Bajaur Agencyにも居住していると言う。[要出典]

言語

[編集]

アフガニスタンの他地域と同様に、ほとんどの住民は多言語を操る。[要出典]

パシャイー人英語版は、ダルド語派パシャイー語英語版を話す。[要出典]

宗教

[編集]

アフガニスタンの他地域と同様に、ほとんどの住民はスンナ派イスラム教徒である。[要出典]

脚注

[編集]
  1. ^ Estimated Population of Afghanistan 2021-22”. National Statistic and Information Authority (NSIA) (April 2021). June 29, 2021時点のオリジナルよりアーカイブJune 21, 2021閲覧。
  2. ^ 2006年の公式推計[1]
  3. ^ [2] (PDF)
  4. ^ Another stone inscription in Aramaic which was found in Laghman mentions the old trade route from India to Tadmor (Palmyra) in present-day Syria.
  5. ^ “Three held over 'US envoy plot'” (英語). BBC NEWS. (2005年6月20日). http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/4111578.stm 
  6. ^ アーカイブされたコピー”. 2007年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年3月11日閲覧。
  7. ^ [3]
  8. ^ a b [4] (PDF)

関連項目

[編集]

参考文献

[編集]

外部リンク

[編集]