「クシルワック国勢調査地域」の版間の差分
Syanarion62 (会話 | 投稿記録) en:Kusilvak Census Area, Alaska(15:09, 28 March 2024)を抄訳 |
(相違点なし)
|
2024年10月6日 (日) 15:59時点における最新版
座標: 北緯62度09分 西経163度53分 / 北緯62.150度 西経163.883度
アラスカ州クシルワック国勢調査地域 | |
---|---|
設立 | 1980年(ウェイド・ハンプトンCAとして) 2015年(現在の名称) |
郡名の由来 | クシルワック山脈 |
郡庁所在地 | なし |
最大都市 | フーパーベイ |
面積 - 総面積 - 陸 - 水 |
50,953 km2 (19,673 mi2) 131,960 km2 (50,950 mi2) 114,581 km2 (44,240 mi2), 13.2 |
人口 - (2020年) - 密度 |
8,368人 0.16人/km2 (0.43人/mi2) |
標準時 | アラスカ標準時: -9/-8 |
クシルワック国勢調査地域(クシルワックこくせいちょうさちいき、英語: Kusilvak Census Area)は、アメリカ合衆国アラスカ州非自治郡の国勢調査地域。州西部に位置し、ベーリング海に面している。最大都市はフーパーベイ。人口は8,368人(2020年国勢調査)で、そのほとんどがアラスカ先住民である[1]。
2015年まではウェイド・ハンプトン国勢調査地域(Wade Hampton Census Area)と呼称されていた。
地理
[編集]アメリカ合衆国国勢調査局によれば、クシルワック国勢調査地域の面積は19,673平方マイル (50,950 km2)で、そのうち陸地は17,081平方マイル (44,240 km2)、水域は2,592平方マイル (6,710 km2)で、割合は13.2%である[2]。
一部はユーコンデルタ国立野生動物保護区に指定されている。
隣接する行政区画
[編集]- ノーム国勢調査地域 - 北
- ユーコン・コユクック国勢調査地域 - 東
- ベセル国勢調査地域 - 南
歴史
[編集]1913年より4年間アラスカ準州の連邦裁判官を務めたジョン・ランドルフ・タッカーは、州西部の鉱山地区に義父のウェイド・ハンプトンの名前を付けた。地域名の「ウェイド・ハンプトン」は1920年の国勢調査の記録地区に初めて登場し、以後約1世紀にわたって使用された。由来となった人物はアメリカ連合国(南軍)の将軍で、アラスカ先住民やその他の住民は奴隷所有者であった彼の名前を冠すことは地域の「汚点」だと主張した[3]。
2015年、ビル・ウォーカー州知事はクシルワック山脈にちなんだクシルワック国勢調査地域への改名を求める書簡をアメリカ合衆国国勢調査局に提出し、7月1日に承認された[4][5]。
住民
[編集]人口推移 | |||
---|---|---|---|
年 | 人口 | %± | |
1960 | 3,128 | — | |
1970 | 3,917 | 25.2% | |
1980 | 4,665 | 19.1% | |
1990 | 5,791 | 24.1% | |
2000 | 7,028 | 21.4% | |
2010 | 7,459 | 6.1% | |
2020 | 8,368 | 12.2% | |
U.S. Decennial Census[6] 1790–1960[7] 1900–1990[8] 1990–2000[9] 2010–2020 |
人種 / 民族 (NH = 非ヒスパニック) | 人口 2020[1] | % |
---|---|---|
白人 (NH) | 173 | 2.07% |
アフリカ系アメリカ人 (NH) | 16 | 0.19% |
ネイティブ・アメリカンまたはアラスカ先住民 (NH) | 7,946 | 94.96% |
アジア系アメリカ人 alone (NH) | 23 | 0.27% |
太平洋諸島系 (NH) | 0 | 0% |
その他の人種 (NH) | 14 | 2.17% |
混血 (NH) | 182 | 2.17% |
ラテン系アメリカ人(ヒスパニック) | 14 | 0.17% |
合計 | 8,368 | 100.00% |
2020年国勢調査によると、人口は8,368人である。そのうち約95パーセントはアラスカ先住民あるいはネイティブ・アメリカンと回答している。
アメリカ合衆国の中でも貧しい地域に挙げられており、2014年の失業率は23.7パーセントで、全米の郡および郡相当の行政区画では最も高かった[10]。2021年6月時点の貧困率は39パーセント、失業率は24パーセントで、依然として高い水準を維持している[11]。
また2012年から2016年の間に49人の自殺者が記録されており、これも全米で最も高い割合となっている[12]。
都市
[編集]市
[編集]- Alakanuk
- チェバク
- Emmonak
- フーパーベイ
- Kotlik
- マーシャル
- マウンテンビレッジ
- Nunam Iqua
- パイロットステーション
- ロシアンミッション
- セントメアリーズ
- スキャモンベイ
国勢調査指定地域(CDP)
[編集]非法人コミュニティ
[編集]出典
[編集]- ^ a b “P2: Hispanic or Latino, and Not Hispanic or Latino by Race – 2020: DEC Redistricting Data (PL 94-171) – Kusilvak Census Area,, Alaska”. アメリカ合衆国国勢調査局. 2024年10月7日閲覧。
- ^ “US Gazetteer files: 2010, 2000, and 1990”. United States Census Bureau (2011年2月12日). 2011年4月23日閲覧。
- ^ “In Western Alaska, a push to rename district that honors slave-owning Confederate general”. アンカレッジ・デイリーニューズ (2016年6月1日). 2024年10月6日閲覧。
- ^ “Wade Hampton no more: Alaska census area honoring Confederate officer is renamed”. アンカレッジ・デイリーニューズ (2016年9月29日). 2024年10月6日閲覧。
- ^ “Substantial Changes to Counties and County Equivalent Entities: 2000s”. アメリカ合衆国国勢調査局. 2024年10月7日閲覧。
- ^ “U.S. Decennial Census”. United States Census Bureau. May 18, 2014閲覧。
- ^ “Historical Census Browser”. University of Virginia Library. May 18, 2014閲覧。
- ^ “Population of Counties by Decennial Census: 1900 to 1990”. United States Census Bureau. May 18, 2014閲覧。
- ^ “Census 2000 PHC-T-4. Ranking Tables for Counties: 1990 and 2000”. United States Census Bureau. 2022年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。May 18, 2014閲覧。
- ^ “Labor Force Data by County, 2014 Annual Averages”. U.S. Bureau of Labor Statistics. July 27, 2015閲覧。
- ^ “51 Counties With The Highest Unemployment”. 24/7 Wall St. (2021年8月11日). 2024年10月7日閲覧。
- ^ “Suicide Rate Highest in Decades But Worst in Rural America”. Governing (2018年2月5日). 2024年10月6日閲覧。
ノーム国勢調査地域 | ||||
ベーリング海 | ユーコン・コユクック国勢調査地域 | |||
クシルワック国勢調査地域 | ||||
ベセル国勢調査地域 |