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== 概要 ==
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[[鳩山由紀夫]][[内閣総理大臣]]・[[民主党代表]]が辞任し政界引退を表明した直後の[[2010年]][[6月9日]]に、[[政権公約を実現する会|鳩山グループ]]に所属する[[小沢鋭仁]]前[[環境大臣]]と、[[羽田雄一郎]]、[[五十嵐文彦]]、[[大谷信盛]]、[[菊田真紀子]]、[[北神圭朗]]、[[城島光力]]、[[高山智司]]、[[伴野豊]]、[[山花郁夫]]ら小沢鋭仁に近い[[日本の国会議員|国会議員]]が呼び掛け人となって結成され<ref>{{cite news|title=小沢環境相ら新グループ 鳩山前首相の引退表明受け|newspaper=47NEWS|date=2010-06-09|url=http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010060901000820.html|archiveurl=https://web.archive.org/web/20100614185724/http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010060901000820.html|archivedate=2010-06-14}}</ref>、8月2日に第1回勉強会を開催した。[[2011年]]に入ると活動を活発化させ、2月1日に政治団体の設立の届出をし<ref name="yomiuri20110201">{{cite news|title=小沢鋭仁氏、党内グループ旗揚げに意欲|newspaper=読売新聞|date=2011-02-01|url=http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100806-849918/news/20110201-OYT1T00924.htm|archiveurl=https://archive.fo/1WDW4|archivedate=2011-02-04}}</ref>、4月12日に[[赤坂 (東京都港区)|赤坂]]に事務所を開設した<ref name="asahi20110412">{{cite news|title=小沢前環境相らが新事務所=民主敗北で執行部追及【統一選】|agency=時事通信|newspaper=朝日新聞|date=2011-04-12|url=http://www.asahi.com/politics/jiji/JJT201104120090.html}}</ref>。さらに、小沢鋭仁は[[2011年民主党代表選挙|次期民主党代表選挙]]への出馬に意欲を示し<ref>{{cite news|title=小沢鋭仁前環境相、民主党代表選出馬へ 9日にも表明|newspaper=産経新聞|date=2011-06-09|url=http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110609/stt11060901300002-n1.htm|archiveurl=https://web.archive.org/web/20110613063653/http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110609/stt11060901300002-n1.htm|archivedate=2011-06-13}}</ref>、グループを中心に推薦人集めに奔走したが、支持が広がらず最終的には支持層が重なる[[海江田万里]][[経済産業大臣]]に候補を一本化することで出馬を断念した<ref>{{cite news|title=小沢氏は海江田氏支持=野田、鹿野、馬淵氏も出馬表明―最多5人、代表選27日告示|agency=時事通信|newspaper=ウォール・ストリート・ジャーナル|date=2011-08-26|url=http://jp.wsj.com/public/page/0_0_WJPP_7000-295446.html?mg=inert-wsj|archiveurl=https://archive.fo/2XQ3o|archivedate=2013-04-28}}</ref>。


小沢鋭仁を始め五十嵐、大谷ら鳩山グループ出身議員が多く、会員は約45人と報じられた一方<ref name="yomiuri20110201" />、[[2011年]]4月12日の事務所開設の会合には約15人の国会議員が出席するにとどまっていた<ref name="asahi20110412" />。
小沢鋭仁を始め五十嵐、大谷ら鳩山グループ出身議員が多く、会員は約45人と報じられた一方<ref name="yomiuri20110201" />、[[2011年]]4月12日の事務所開設の会合には約15人の国会議員が出席するにとどまっていた<ref name="asahi20110412" />。


[[北ヨーロッパ|北欧]]型の[[福祉国家]]をモデルとした高[[福祉]]・中負担の[[社会保障]]の実現を主張し、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]型の[[新自由主義]]には懐疑的であった他、[[景気後退|不況]]を悪化させる増税には反対していた<ref>{{cite news|title=【ポスト菅へ動く(5)小沢鋭仁元環境相】政策通として強い自負 知名度、しこりが壁|agency=共同通信|date=2011-08-23|url=http://www.kyodonews.jp/feature/minshudaihyou/2011/08/post-23.html|archiveurl=https://archive.fo/PzVQ|archivedate=2012-08-04}}</ref>。
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2012年11月に会長の小沢鋭仁、事務局長の[[初鹿明博]]ら幹部が[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]を除籍され、議員グループとして消滅した。
2012年11月に会長の小沢鋭仁、事務局長の[[初鹿明博]]ら幹部が[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]を除籍され、議員グループとして消滅した。
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=== 衆議院議員 ===
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* [[菊田真紀子]]<ref group="注">2017年10月に民進党離党。その後は無所属→立憲民主党([[無所属の会 (2017-2019)#小勝会|小勝会]])。</ref>(7回、[[新潟県第4区|新潟4区]])
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; 無所属
; 無所属
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=== 元衆議院議員 ===
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; 民進党
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; 希望の党
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=== 元参議院議員 ===
=== 元参議院議員 ===
; 立憲民主党
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* [[羽田雄一郎]](5回、[[長野県選挙区|長野県]])†
* [[羽田雄一郎]](5回、[[長野県選挙区|長野県]]
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== 脚注 ==
== 脚注 ==

2024年10月28日 (月) 04:37時点における最新版

21世紀国家ビジョン研究会
小沢鋭仁
略称 小沢鋭仁グループ
設立 2010年6月9日
設立者 小沢鋭仁
解散 2012年11月
種類 民主党グループ
会員数
民主党所属国会議員
会長 小沢鋭仁
関連組織 小沢グループ
鳩山グループ
ウェブサイト 国家研
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21世紀国家ビジョン研究会(にじゅういっせいきこっかビジョンけんきゅうかい)は、民主党グループ。略称・東京都選挙管理委員会届出の名称は国家研、通称は小沢一郎グループとの区別から小沢鋭仁グループとされる。

なお、報道によってグループ名の表記にぶれがあり、「21世紀」を「21C」と表記或いは省略するもの、「国家ビジョン」を「国家モデル」或いは「国家像モデル」と表記するものがあるが、会長の小沢鋭仁環境大臣記者会見においてグループ名を「21世紀国家ビジョン研究会」と紹介している[1]

概要

[編集]

鳩山由紀夫内閣総理大臣民主党代表が辞任し政界引退を表明した直後の2010年6月9日に、鳩山グループに所属する小沢鋭仁環境大臣と、羽田雄一郎五十嵐文彦大谷信盛菊田真紀子北神圭朗城島光力高山智司伴野豊山花郁夫ら小沢鋭仁に近い国会議員が呼び掛け人となって結成され[2]、8月2日に第1回勉強会を開催した。2011年に入ると活動を活発化させ、2月1日に政治団体の設立の届出をし[3]、4月12日に赤坂に事務所を開設した[4]。さらに、小沢鋭仁は次期民主党代表選挙への出馬に意欲を示し[5]、グループを中心に推薦人集めに奔走したが、支持が広がらず最終的には支持層が重なる海江田万里経済産業大臣に候補を一本化することで出馬を断念した[6]

小沢鋭仁を始め五十嵐、大谷ら鳩山グループ出身議員が多く、会員は約45人と報じられた一方[3]2011年4月12日の事務所開設の会合には約15人の国会議員が出席するにとどまっていた[4]

北欧型の福祉国家をモデルとした高福祉・中負担の社会保障の実現を主張し、アメリカ型の新自由主義には懐疑的であった他、不況を悪化させる増税には反対していた[7]

2012年11月に会長の小沢鋭仁、事務局長の初鹿明博ら幹部が民主党を除籍され、議員グループとして消滅した。

所属していた国会議員一覧

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役員

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会長 顧問 事務局長 事務局次長
小沢鋭仁[注 1] 五十嵐文彦[注 1] 糸川正晃[注 1] 初鹿明博[注 1]

元衆議院議員

民進党
自由民主党
希望の党
無所属

元参議院議員

立憲民主党

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ a b c d 元職の国会議員。
  2. ^ 2017年10月に民進党離党。その後は無所属→立憲民主党(小勝会)。
  3. ^ 小沢鋭仁グループ離脱後の所属は細野派→旧細野グループ高木グループ→旧高木グループ→小林グループ
  4. ^ 小沢鋭仁グループ離脱後の所属は赤松グループ。2017年10月に民進党離党。
  5. ^ 小沢鋭仁グループ離脱後の所属は前原グループ長島グループ→旧長島グループ。2017年10月に希望の党に合流。2018年5月に国民民主党に不参加。
  6. ^ 2019年5月に自由民主党の公認候補に内定。
  7. ^ 2012年11月に民主党除籍。その後の所属は日本維新の会維新の党無所属改革結集の会おおさか維新の会→日本維新の会希望の党
  8. ^ 小沢鋭仁グループ離脱後の所属は細野派→旧細野グループ→階グループ。2017年10月に希望の党に合流。2018年5月に国民民主党に不参加。
  9. ^ 2012年11月に民主党除籍。その後の所属はみどりの風日本未来の党→みどりの風→維新の党民進党旧維新の党グループ松野グループ)→立憲民主党→無所属。

出典

[編集]
  1. ^ “大臣記者会見要旨(平成22年7月30日(金))”. 環境省. (2010年7月30日). https://www.env.go.jp/annai/kaiken/h22/0730.html 
  2. ^ “小沢環境相ら新グループ 鳩山前首相の引退表明受け”. 47NEWS. (2010年6月9日). オリジナルの2010年6月14日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20100614185724/http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010060901000820.html 
  3. ^ a b “小沢鋭仁氏、党内グループ旗揚げに意欲”. 読売新聞. (2011年2月1日). オリジナルの2011年2月4日時点におけるアーカイブ。. https://archive.fo/1WDW4 
  4. ^ a b “小沢前環境相らが新事務所=民主敗北で執行部追及【統一選】”. 朝日新聞. 時事通信. (2011年4月12日). http://www.asahi.com/politics/jiji/JJT201104120090.html 
  5. ^ “小沢鋭仁前環境相、民主党代表選出馬へ 9日にも表明”. 産経新聞. (2011年6月9日). オリジナルの2011年6月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110613063653/http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110609/stt11060901300002-n1.htm 
  6. ^ “小沢氏は海江田氏支持=野田、鹿野、馬淵氏も出馬表明―最多5人、代表選27日告示”. ウォール・ストリート・ジャーナル. 時事通信. (2011年8月26日). オリジナルの2013年4月28日時点におけるアーカイブ。. https://archive.fo/2XQ3o 
  7. ^ “【ポスト菅へ動く(5)小沢鋭仁元環境相】政策通として強い自負 知名度、しこりが壁”. 共同通信. (2011年8月23日). オリジナルの2012年8月4日時点におけるアーカイブ。. https://archive.fo/PzVQ 

関連項目

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外部リンク

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