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第5世代ジェット戦闘機（だい5せだいジェットせんとうき、英語:5th generation jet fighter）とは、それまでの戦術航空機での戦訓と技術の進歩から1980年代に概念が打ち立てられ、おおよそ2000年代から運用が始められたジェット戦闘機の一群のことをいう。

代表的な第5世代ジェット戦闘機としては、アメリカ合衆国のF-22^[1]とF-35^[1]、中国のJ-20^[2]、ロシアのSu-57^[1]などが挙げられる。

概要

第5世代ジェット戦闘機の概念は、1981年にアメリカ空軍から提案された先進戦術戦闘機計画まで遡る。この提案によれば、「敵よりも先に発見し、先に（複数の敵機を）撃墜する」という条件を満たすよう規定されており、高度な火器管制装置とステルス性が求められていたことがわかる。

ただしアビオニクスについては急激な技術革新があったわけでなく、徐々に発達してきたものであり、また既存機のアップグレードも行われているため、世代間で隔絶した違いは無い。以前は第5世代の必要条件の一つと言われていたスーパークルーズ（超音速巡航）性能であるが、F-22はその能力はあるものの、F-35にはその能力は求められなかった（ただし結果としてスーパークルーズが可能ではある）。一方で、第4世代ないしそれ以前の前世代戦闘機でも意図したものではないがスーパークルーズ能力を有することがあることから、これも第5世代機の十分条件とは言えない。そのため第4世代ジェット戦闘機との大きな差異はステルス性以外には見当たらないといえる。ただ限定的なステルス性であれば、第4.5世代ジェット戦闘機には付与されていることがある。

ステルス性が第5世代ジェット戦闘機の要件として認知されるまでには、試行錯誤、紆余曲折があった。例えば極めて高度なCCV設計や、推力偏向を採用したジェットエンジンなど、より高度な運動性の追求が次世代戦闘機の条件と考えられた事もある。そのためX-29のような前進翼機や、通常の尾翼形式にさらにカナードを付加したCCV実験機が、研究されたこともある。しかしながら前進翼やカナード形式はステルス性を損なうことが判明し、先行して実用化されたステルス攻撃機のF-117が高い実績を残したことなどから、そうした高運動性は第5世代ジェット戦闘機の要件から外されてしまった。例えばスホーイ社はSu-47を「第5世代ジェット戦闘機」として発表したものの、方向性としては完全に外れてしまい、ついに次世代戦闘機として認知されずに終わった。しかし、中国ではカナード形式の第5世代ジェット戦闘機の開発が行われ、J-20となった。

ステルス性が第5世代ジェット戦闘機の要件となったため、マルチロール機という点では、第5世代ジェット戦闘機のステルス性を保った状態における武器積載量は、第4世代ジェット戦闘機に比べれば見劣りする。しかし航続距離では増槽なしでも可能な限りフル装備の第4世代機に伍するよう配慮されており、さらにステルス性を考慮しないミッションにおいて、従来どおりの機外兵装および増槽を使えば、その限りではない。

ロッキード・マーティン社は、第5世代ジェット戦闘機の特徴を「センサー・フュージョン^{[注 1]}」「ステルス」「（第4世代に勝る）性能」「より進歩した整備・保守性」と定義し、特にステルス性は当初から設計に含まれていなければならず、これらの特徴は後からの改修で付け加えられるものではないとしている^[3]。

ステルス性重視により機動性の優先度は低下したが完全に無用になったというわけではなく、探知技術の向上によるステルス性の低下、ステルス機同士の戦闘、敵機の領空侵犯からの戦闘等の有視界戦闘、ミサイル回避、地上攻撃などの対戦闘機戦闘以外で機動性が必要とされる可能性がある。ステルス性と機動性をどの程度のレベルで両立させるかは今後の課題であり、現状では開発国の思想によって異なる^[4]。

現状

第5世代ジェット戦闘機の配備は長らくアメリカ空軍のF-22Aのみにとどまっていたが、JSF計画によってアメリカ海兵隊で2015年からF-35B、2016年には空軍でF-35Aの運用が始まった。アメリカではその他に、空軍でF-22の戦闘爆撃機型のFB-22を計画していたが、予算面などの問題により中止された。

ヨーロッパでは、イギリス・イタリア・オランダ・トルコ・ノルウェーなどの国がJSF計画には参加している。

日本では航空自衛隊の次期主力戦闘機（F-X）として、当初はF-22を導入する意向であったが、生産停止などを受けて中止。ユーロファイタータイフーンやF/A-18E/F及びF-35Aを候補として選考を進め、2011年12月F-35Aの導入を決定、航空自衛隊にも第5世代ジェット戦闘機が導入されることとなる（関連項目参照）。

ロシアではロシア航空宇宙軍が、Su-57を2020年より運用開始したほか、 Su-75が開発中である。

中国ではJ-20が2017年に運用開始されたほかFC-31 (J-31) が開発中である。

その他、インドのAMCA や、トルコのTFXなど独自の第5世代機計画が存在する。

Su-57
Su-75
J-20
FC-31
AMCA
TFX

第5世代ジェット戦闘機

アメリカ合衆国

ATF計画
- F-22
- YF-23 試作のみ
JSF計画
- X-32 試作のみ
- F-35
X-36 実験機（スケールモデルのみ）

日本

X-2 先進技術実証機（試験終了）

イギリス

BAE レプリカ開発中止

中国

J-XX計画
- J-20
- FC-31 (J-31) 開発中
- J-35 開発中

スウェーデン

フリューグシステーム 2020 スケールモデルのみ

トルコ

TF-X 開発中

ロシア

I-21（PAK FA）計画
- Su-57
- 1.27 計画のみ
LMFS計画
- LMFS 開発中
LTS計画
- Su-75 チェックメイト - 開発中

ロシア/ インド

FGFA 開発凍結

インド

AMCA 開発中

脚注

[脚注の使い方]

注釈

^ 自機の各種センサーから得た情報と、データリンクシステムを通じて他の機やプラットフォームから得た情報を、戦術情報として統合化する能力。

出典

^ ^a ^b ^c 各国の第5世代戦闘機の状況平成22年度防衛白書
^ Seidel, Jamie (20 October 2017). "With the J20 stealth fighter in fully operation service, China leaps ahead in Asian arms race".Australian News.
^ 月刊『JWings』2012年1月号イカロス出版
^ Russia Declares the Su-57 Fighter The Best in the World The National Interest nationalinterest.org | 2019年3月22日閲覧

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-[[File:Multinational Exercise DVIDS627315.jpg|thumb|300px|第5世代ジェット戦闘機であるF-22]]
+[[ファイル:Raptor & Lightning (F-22A 09-191 - FF & F-35A 12-5052 - LF) (28201197585) (2).jpg|right|thumb|300px|共に第5世代ジェット戦闘機であるF-22とF-35]]
 '''第5世代ジェット戦闘機'''（だい5せだいジェットせんとうき、[[英語]]:'''{{lang|en|5th generation jet fighter}}'''）とは、それまでの戦術航空機での戦訓と技術の進歩から[[1980年代]]に概念が打ち立てられ、おおよそ[[2000年代]]から運用が始められた[[戦闘機|ジェット戦闘機]]の一群のことをいう。
-代表的な第5世代ジェット戦闘機としては、[[アメリカ合衆国]]の[[F-22 (戦闘機)|F-22]]<ref name="hakusho22">[http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2010/2010/colindex.html 各国の第5世代戦闘機の状況 平成22年度防衛白書]</ref>と[[F-35 (戦闘機)|F-35]]<ref name="hakusho22"/>、[[ロシア]]の[[Su-57 (航空機)|Su-57]]<ref name="hakusho22"/>、[[中華人民共和国|中国]]の[[J-20 (戦闘機)|J-20]]<ref>Seidel, Jamie (20 October 2017). "With the J20 stealth fighter in fully operation service, China leaps ahead in Asian arms race". Australian News.</ref>などが挙げられる。
+代表的な第5世代ジェット戦闘機としては、[[アメリカ合衆国]]の[[F-22 (航空機)|F-22]]<ref name="hakusho22">[http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2010/2010/colindex.html 各国の第5世代戦闘機の状況 平成22年度防衛白書]</ref>と[[F-35 (航空機)|F-35]]<ref name="hakusho22"/>、[[中華人民共和国|中国]]の[[J-20 (戦闘機)|J-20]]<ref>Seidel, Jamie (20 October 2017). "With the J20 stealth fighter in fully operation service, China leaps ahead in Asian arms race".Australian News. </ref>、 [[ロシア]]の[[Su-57 (航空機)|Su-57]]<ref name="hakusho22"/>などが挙げられる。
 == 概要 ==
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 第5世代ジェット戦闘機の概念は、1981年に[[アメリカ空軍]]から提案された[[先進戦術戦闘機計画]]まで遡る。この提案によれば、「敵よりも先に発見し、先に（複数の敵機を）撃墜する」という条件を満たすよう規定されており、高度な[[射撃管制装置|火器管制装置]]と[[ステルス性]]が求められていたことがわかる。
-ただし[[アビオニクス]]については急激な技術革新があったわけでなく、徐々に発達してきたものであり、また既存機のアップグレードも行われているため、世代間で隔絶した違いは無い。以前は第5世代の必要条件の一つと言われていた[[スーパークルーズ]]（超音速巡航）性能であるが、[[F-22 (戦闘機)|F-22]]はその能力はあるものの、[[F-35 (戦闘機)|F-35]]にはその能力は求められなかった（ただし結果としてスーパークルーズが可能ではある）。一方で、第4世代ないしそれ以前の前世代戦闘機でも意図したものではないがスーパークルーズ能力を有することがあることから、これも第5世代機の[[同値#必要十分条件|十分条件]]とは言えない。そのため[[第4世代ジェット戦闘機]]との大きな差異はステルス性以外には見当たらないといえる。ただ限定的なステルス性であれば、[[第4.5世代ジェット戦闘機]]には付与されていることがある。
+ただし[[アビオニクス]]については急激な技術革新があったわけでなく、徐々に発達してきたものであり、また既存機のアップグレードも行われているため、世代間で隔絶した違いは無い。以前は第5世代の必要条件の一つと言われていた[[スーパークルーズ]]（超音速巡航）性能であるが、[[F-22 (航空機)|F-22]]はその能力はあるものの、[[F-35 (航空機)|F-35]]にはその能力は求められなかった（ただし結果としてスーパークルーズが可能ではある）。一方で、第4世代ないしそれ以前の前世代戦闘機でも意図したものではないがスーパークルーズ能力を有することがあることから、これも第5世代機の[[同値#必要十分条件|十分条件]]とは言えない。そのため[[第4世代ジェット戦闘機]]との大きな差異はステルス性以外には見当たらないといえる。ただ限定的なステルス性であれば、[[第4.5世代ジェット戦闘機]]には付与されていることがある。
-ステルス性が第5世代ジェット戦闘機の要件として認知されるまでには、試行錯誤、紆余曲折があった。例えば極めて高度な[[運動能力向上機|CCV設計]]や、[[推力偏向]]を採用した[[ジェットエンジン]]など、より高度な運動性の追求が次世代戦闘機の条件と考えられた事もある。そのため[[X-29 (航空機)|X-29]]のような[[翼平面形#前進翼|前進翼機]]や、通常の[[尾翼]]形式にさらに[[エンテ型#ジェット戦闘機のカナード|カナード]]を付加したCCV実験機が、研究されたこともある。しかしながら前進翼やカナード形式はステルス性を損なうことが判明し、先行して実用化されたステルス攻撃機の[[F-117 (航空機)|F-117]]が高い実績を残したことなどから、そうした高運動性は第5世代ジェット戦闘機の要件から外されてしまった。例えば[[スホーイ]]社は[[Su-47 (航空機)|Su-47]]を「第5世代ジェット戦闘機」として発表したものの、方向性としては完全に外れてしまい、ついに次世代戦闘機として認知されずに終わった。
+ステルス性が第5世代ジェット戦闘機の要件として認知されるまでには、試行錯誤、紆余曲折があった。例えば極めて高度な[[運動能力向上機|CCV設計]]や、[[推力偏向]]を採用した[[ジェットエンジン]]など、より高度な運動性の追求が次世代戦闘機の条件と考えられた事もある。そのため[[X-29 (航空機)|X-29]]のような[[翼平面形#前進翼|前進翼機]]や、通常の[[尾翼]]形式にさらに[[エンテ型#ジェット戦闘機のカナード|カナード]]を付加したCCV実験機が、研究されたこともある。しかしながら前進翼やカナード形式はステルス性を損なうことが判明し、先行して実用化されたステルス攻撃機の[[F-117 (航空機)|F-117]]が高い実績を残したことなどから、そうした高運動性は第5世代ジェット戦闘機の要件から外されてしまった。例えば[[スホーイ]]社は[[Su-47 (航空機)|Su-47]]を「第5世代ジェット戦闘機」として発表したものの、方向性としては完全に外れてしまい、ついに次世代戦闘機として認知されずに終わった。しかし、[[中華人民共和国|中国]]ではカナード形式の第5世代ジェット戦闘機の開発が行われ、[[J-20 (航空機)|J-20]]となった。
 ステルス性が第5世代ジェット戦闘機の要件となったため、[[マルチロール機]]という点では、第5世代ジェット戦闘機のステルス性を保った状態における武器積載量は、第4世代ジェット戦闘機に比べれば見劣りする。しかし航続距離では増槽なしでも可能な限りフル装備の第4世代機に伍するよう配慮されており、さらにステルス性を考慮しないミッションにおいて、従来どおりの機外兵装および[[増槽]]を使えば、その限りではない。
-[[ロッキード・マーティン]]社は、第5世代ジェット戦闘機の特徴を「センサー・フュージョン<ref>自機の各種センサーから得た情報と、[[戦術データ・リンク|データリンクシステム]]を通じて他の機やプラットフォームから得た情報を、戦術情報として統合化する能力。</ref>」「ステルス」「（第4世代に勝る）性能」「より進歩した整備・保守性」と定義し、特にステルス性は当初から設計に含まれていなければならず、これらの特徴は後からの改修で付け加えられるものではないとしている。<ref>月刊『JWings』2012年1月号 [[イカロス出版]]</ref>
+[[ロッキード・マーティン]]社は、第5世代ジェット戦闘機の特徴を「センサー・フュージョン{{Efn2|自機の各種センサーから得た情報と、[[戦術データ・リンク|データリンクシステム]]を通じて他の機やプラットフォームから得た情報を、戦術情報として統合化する能力。}}」「ステルス」「（第4世代に勝る）性能」「より進歩した整備・保守性」と定義し、特にステルス性は当初から設計に含まれていなければならず、これらの特徴は後からの改修で付け加えられるものではないとしている<ref>月刊『JWings』2012年1月号 [[イカロス出版]]</ref>。
 ステルス性重視により機動性の優先度は低下したが完全に無用になったというわけではなく、探知技術の向上によるステルス性の低下、ステルス機同士の戦闘、敵機の[[領空侵犯]]からの戦闘等の有視界戦闘、ミサイル回避、地上攻撃などの対戦闘機戦闘以外で機動性が必要とされる可能性がある。ステルス性と機動性をどの程度のレベルで両立させるかは今後の課題であり、現状では開発国の思想によって異なる<ref>[https://nationalinterest.org/blog/buzz/russia-declares-su-57-fighter-best-world-48577 Russia Declares the Su-57 Fighter The Best in the World  The National Interest] nationalinterest.org | 2019年3月22日閲覧 </ref>。
 == 現状 ==
+第5世代ジェット戦闘機の配備は長らくアメリカ空軍の[[F-22 (航空機)|F-22A]]のみにとどまっていたが、[[統合打撃戦闘機計画|JSF計画]]によって[[アメリカ海兵隊]]で2015年から[[F-35 (航空機)#F-35B|F-35B]]、2016年には空軍で[[F-35 (航空機)#F-35A|F-35A]]の運用が始まった。アメリカではその他に、空軍でF-22の[[戦闘爆撃機]]型の[[FB-22 (航空機)|FB-22]]を計画していたが、予算面などの問題により中止された。
-[[File:F-35A Lightning II's land at Royal Air Force Lakenheath (33333775974).jpg|thumb|250px|JSF F-35]]
-第5世代ジェット戦闘機の配備は長らくアメリカ空軍の[[F-22 (戦闘機)|F-22A]]のみにとどまっていたが、[[統合打撃戦闘機計画|JSF計画]]によって[[アメリカ海兵隊]]で2015年から[[F-35 (戦闘機)#F-35B|F-35B]]、2016年には空軍で[[F-35 (戦闘機)#F-35A|F-35A]]の運用が始まった。アメリカではその他に、空軍でF-22の[[戦闘爆撃機]]型、[[FB-22 (航空機)|FB-22]]を計画していたが、予算面などの問題により中止された。
 [[ヨーロッパ]]では、[[イギリス]]・[[イタリア]]・[[オランダ]]・[[トルコ]]・[[ノルウェー]]などの国がJSF計画には参加している。
-[[日本]]では[[航空自衛隊]]の次期主力戦闘機（[[F-X (航空自衛隊)#F-22A・F-22J-Ex|F-X]]）として、当初はF-22を導入したい意向であったが、生産停止などを受けて中止。[[ユーロファイター タイフーン]]や[[F/A-18E/F (航空機)|F/A-18E/F]]及びF-35Aを候補として選考を進め、2011年12月F-35Aの導入を決定、航空自衛隊にも第5世代ジェット戦闘機が導入されることとなる（[[F-X (航空自衛隊)#F-35|関連項目]]参照）。
+[[日本]]では[[航空自衛隊]]の次期主力戦闘機（[[F-X (航空自衛隊)#F-22A・F-22J-Ex|F-X]]）として、当初はF-22を導入する意向であったが、生産停止などを受けて中止。[[ユーロファイター タイフーン]]や[[F/A-18E/F (航空機)|F/A-18E/F]]及びF-35Aを候補として選考を進め、2011年12月F-35Aの導入を決定、航空自衛隊にも第5世代ジェット戦闘機が導入されることとなる（[[F-X (航空自衛隊)#F-35 （選定機）|関連項目]]参照）。
-ロシアでは[[ロシア航空宇宙軍]]が、Su-57を近年中に導入したい意向である。
+ロシアでは[[ロシア航空宇宙軍]]が、Su-57を2020年より運用開始したほか、 [[Su-75 (航空機)|Su-75]]が開発中である。
-中国ではJ-20が2017年に運用開始されたほか[[J-31 (航空機)|J-31]]が開発中である。
+中国ではJ-20が2017年に運用開始されたほか[[J-31 (航空機)|FC-31]] (J-31) が開発中である。
-その他、[[インド]]の[[AMCA (航空機)|AMCA]] や、[[トルコ]]のTFXなど独自の第5世代機計画が存在する。[[大韓民国|韓国]]の[[KFX (航空機)|KFX]]は将来的に利用可能な機体内ウェポンベイの空間を確保するとしているが当初は高度なステルス性を備えない第4.5世代戦闘機として開発されている。
+その他、[[インド]]の[[AMCA (航空機)|AMCA]] や、[[トルコ]]の[[TFX (航空機)|TFX]]など独自の第5世代機計画が存在する。
+<gallery widths="180" style="font-size:90%;">
+Sukhoi T-50 Beltyukov.jpg|Su-57
+Vladimir Putin in MAKS Airshow 2021 12.jpg|Su-75
+J-20_at_Airshow_China_2016.jpg|J-20
+Shenyang J-31 (F60) at 2014 Zhuhai Air Show.jpg|FC-31
+AMCA model displayed during Aero India 2021.jpg|AMCA
+IMG-TAI-TFX.jpg|TFX
+</gallery>
 == 第5世代ジェット戦闘機 ==
 [[File:Both YF-23s in flight.jpg|thumb|250px|YF-23]]
-[[File:Sukhoi T-50 Beltyukov.jpg|thumb|250px|I-21/PAK FA T-50/Su-57]]
+[[File:Defense.gov News Photo 961116-D-0000B-003.jpg|thumb|250px|X-32]]
+[[File:X-2 First Flight.jpg|thumb|250px|X-2]]
 {{USA}}
 <!-- F-15SEについてはF/A-18E程度のステルス性の可能性もあり、現時点で第5世代と断定すべきではない。追記:現在WikipediaではF-15SEは4.5世代機に列挙されています。 -->
 * [[先進戦術戦闘機計画|ATF]]計画
-** [[F-22 (戦闘機)|F-22]]
+** [[F-22 (航空機)|F-22]]
 ** [[YF-23 (航空機)|YF-23]] 試作のみ
 *  [[統合打撃戦闘機計画|JSF]]計画
 ** [[X-32 (航空機)|X-32]] 試作のみ
-** [[F-35 (戦闘機)|F-35]]
+** [[F-35 (航空機)|F-35]]
-* [[X-36 (航空機)|X-36]] 実験機(スケールモデルのみ)
+* [[X-36 (航空機)|X-36]] 実験機（スケールモデルのみ）
 {{JP}}
-* [[X-2 (航空機・日本)|X-2]] 先進技術実証機
+* [[X-2 (航空機・日本)|X-2]] 先進技術実証機（試験終了）
 {{UK}}
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 * [[J-XX (航空機)|J-XX]]計画
 ** [[J-20 (戦闘機)|J-20]]
-** [[J-31 (航空機)|J-31]] 開発中
+** [[J-31 (航空機)|FC-31]] (J-31) 開発中
+** [[福建 (空母)#艦載機|J-35]] 開発中
 {{SWE}}
@@ 60行目: / 71行目: @@
 {{TUR}}
-* [[TFX (航空機)|TFX]] 計画 開発中
+* [[TFX (航空機)|TF-X]] 開発中
 {{RUS}}
 * I-21（PAK FA）計画
-** [[Su-57 (航空機)|Su-57]] 開発中
+** [[Su-57 (航空機)|Su-57]]
-***[http://pakfa.tass.com/?_ga=2.44421924.1836958623.1578914712-1128464502.1578914712 The T-50 fighter jet] - on [[イタルタス通信|TASS]] 公式[[インフォグラフィック|Infographic]]{{en icon}}
-***[https://www.uacrussia.ru/upload/iblock/d22/d22b303bf2a392b879774a6418f85a94.mp4 Test pilot Su-57 on participation in the Victory Parade and the defense of the homeland] - on [[統一航空機製造会社|UAC]] 公式動画{{ru icon}}
 ** [[1.27 (航空機)|1.27]] 計画のみ
 * LMFS計画
-** [[LMFS (航空機)|LMFS]]
+** [[LMFS (航空機)|LMFS]] 開発中
+* LTS計画
+** [[Su-75 (航空機)|Su-75 チェックメイト]] - 開発中
 {{RUS}}/{{IND}}
-* [[FGFA (航空機)|FGFA]] 中断
+* [[FGFA (航空機)|FGFA]] 開発凍結
 {{IND}}
-* [[AMCA (航空機)|AMCA]] 計画
+* [[AMCA (航空機)|AMCA]] 開発中
 <div style="clear:both"></div>
 == 脚注 ==
-{{Reflist}}
+{{脚注ヘルプ}}
+=== 注釈 ===
+{{notelist2}}
+=== 出典 ===
+{{Reflist|2}}
 == 関連項目 ==
 * [[戦闘機]]
-* [[第1世代ジェット戦闘機|第1世代]] - [[第2世代ジェット戦闘機|第2世代]] - [[第3世代ジェット戦闘機|第3世代]] - [[第4世代ジェット戦闘機|第4世代]] - [[第4世代ジェット戦闘機#第4.5世代ジェット戦闘機|第4.5世代]] - '''第5世代''' - [[第6世代ジェット戦闘機|第6世代]]
 * [[ステルス機]] - [[ステルス性]]
 * [[F-X (航空自衛隊)]]
+{{軍用機}}
 {{DEFAULTSORT:たい5せたいしえつとせんとうき}}
 [[Category:戦闘機]]
+[[Category:第5世代ジェット戦闘機|*]]
 [[Category:ステルス機]]
-[[Category:ジェット機]]