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|駅名 = 土合駅 |
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|よみがな = どあい |
|よみがな = どあい |
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|乗車人員 = 19 |
|乗車人員 = 19 |
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|統計年度 = 2013年 |
|統計年度 = 2013年 |
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|備考 = [[無人駅]] (乗車駅証明書発行機 |
|備考 = [[無人駅]] ([[乗車駅証明書発行機]] 有) |
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|備考全幅 = * この間に[[東日本旅客鉄道高崎支社|高崎支社]]と[[東日本旅客鉄道新潟支社|新潟支社]]の[[JR支社境|境界]]あり(当駅から湯檜曽寄りは高崎支社管内)。<br />** [[1931年]]([[昭和]]6年)[[9月1日]]に信号場として開設。 |
|備考全幅 = * この間に[[東日本旅客鉄道高崎支社|高崎支社]]と[[東日本旅客鉄道新潟支社|新潟支社]]の[[JR支社境|境界]]あり(当駅から湯檜曽寄りは高崎支社管内)。<br />** [[1931年]]([[昭和]]6年)[[9月1日]]に信号場として開設。 |
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群馬県内の[[普通鉄道]]の駅としては最北端に位置する。当駅までが[[東日本旅客鉄道高崎支社|高崎支社]]管轄であり、上り線の[[清水トンネル]]の出口付近に[[東日本旅客鉄道新潟支社|新潟支社]]との[[JR支社境|境界]]が設置されている。当駅に停車する[[普通列車]]は新潟支社の担当で、高崎支社の担当は、隣の[[湯檜曽駅]]とともに施設管理のみとなっている。 |
群馬県内の[[普通鉄道]]の駅としては最北端に位置する。当駅までが[[東日本旅客鉄道高崎支社|高崎支社]]管轄であり、上り線の[[清水トンネル]]の出口付近に[[東日本旅客鉄道新潟支社|新潟支社]]との[[JR支社境|境界]]が設置されている。当駅に停車する[[普通列車]]は新潟支社の担当で、高崎支社の担当は、隣の[[湯檜曽駅]]とともに施設管理のみとなっている。 |
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下りホーム |
下り線ホームは[[清水トンネル#新清水トンネル|新清水トンネル]]内の地下82メートルにあり、地上の駅舎から486段の[[階段]]を10分ほどかけて下りないと到達できないことから、「'''日本一の[[モグラ]]駅'''」として親しまれている。「[[関東の駅百選]]」認定駅の1つ。 |
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* [[1940年]](昭和15年)[[5月1日]]:車扱貨物の取り扱いを開始{{R|停車場}}。 |
* [[1940年]](昭和15年)[[5月1日]]:車扱貨物の取り扱いを開始{{R|停車場}}。 |
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* [[1961年]](昭和36年)[[10月1日]]:車扱貨物の取り扱いを廃止{{R|停車場}}。 |
* [[1961年]](昭和36年)[[10月1日]]:車扱貨物の取り扱いを廃止{{R|停車場}}。 |
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* [[1967年]](昭和42年) |
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** 5月:駅舎改築に着手<ref name="交通1968-1129">{{Cite news |和書|title=43年度 鉄道建築協会賞受賞作⑤ 土合駅本屋 |newspaper=[[交通新聞]] |publisher=交通協力会 |date=1968-11-29 |page=1 }}</ref>。 |
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** 10月:改築駅舎が完成{{R|交通1968-1129}}。 |
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* [[1975年]](昭和50年) |
* [[1975年]](昭和50年) |
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** [[4月14日]]:雪融けによる土砂崩れが発生し、湯檜曽駅 - 当駅間の上り線が不通<ref>{{Cite news |和書|title=上越線26日から開通 |newspaper= |
** [[4月14日]]:雪融けによる土砂崩れが発生し、湯檜曽駅 - 当駅間の上り線が不通<ref>{{Cite news |和書|title=上越線26日から開通 |newspaper=交通新聞 |publisher=交通協力会 |date=1975-05-17 |page=2 }}</ref>。 |
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** [[4月16日]]:水上駅 - 越後中里駅の下り線を[[単線]]使用として上下線で運転再開<ref>{{Cite news |和書|title=上越 日豊両線に土砂崩壊 |newspaper=交通新聞 |publisher=交通協力会 |date=1975-04-16 |page=2 }}</ref>。 |
** [[4月16日]]:水上駅 - 当駅 - [[越後中里駅]]の下り線を[[単線]]使用として上下線で運転再開<ref>{{Cite news |和書|title=上越 日豊両線に土砂崩壊 |newspaper=交通新聞 |publisher=交通協力会 |date=1975-04-16 |page=2 }}</ref>。 |
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** [[4月20日]]:土樽駅に渡り線を設置して、単線運転区間を水上駅 - 土樽駅間に短縮<ref>{{Cite news |和書|title=出水つづき 上越線の復旧難航 |newspaper=交通新聞 |publisher=交通協力会 |date=1975-04-20 |page=3 }}</ref>。 |
** [[4月20日]]:土樽駅に渡り線を設置して、単線運転区間を水上駅 - 当駅 - 土樽駅間に短縮<ref>{{Cite news |和書|title=出水つづき 上越線の復旧難航 |newspaper=交通新聞 |publisher=交通協力会 |date=1975-04-20 |page=3 }}</ref>。 |
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** [[5月26日]]:湯檜曽駅 - 当駅間の上り線が復旧し、全線複線での運転を再開<ref>{{Cite news |和書|title=上越線 待望の運転再開 |newspaper=交通新聞 |publisher=交通協力会 |date=1975-05-27 |page=2 }}</ref>。 |
** [[5月26日]]:湯檜曽駅 - 当駅間の上り線が復旧し、全線複線での運転を再開<ref>{{Cite news |和書|title=上越線 待望の運転再開 |newspaper=交通新聞 |publisher=交通協力会 |date=1975-05-27 |page=2 }}</ref>。 |
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* [[1984年]](昭和59年)[[2月1日]]:[[チッキ|荷物]]扱い廃止{{R|停車場}}。 |
* [[1984年]](昭和59年)[[2月1日]]:[[チッキ|荷物]]扱い廃止{{R|停車場}}。 |
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* [[1998年]]([[平成]]10年)[[8月29日]]:[[集中豪雨]]による[[土砂崩れ]]で、上り線構内が被災。復旧作業のため約1か月にわたり、水上駅 - 土樽駅間で下り線を使用した単線運行を実施。 |
* [[1998年]]([[平成]]10年)[[8月29日]]:[[集中豪雨]]による[[土砂崩れ]]で、上り線構内が被災。復旧作業のため約1か月にわたり、水上駅 - 土樽駅間で下り線を使用した単線運行を実施。 |
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* [[2000年]](平成12年):[[関東の駅百選]]に認定される。 |
* [[2000年]](平成12年):[[関東の駅百選]]に認定される。 |
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* [[2004年]](平成16年) |
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** [[10月23日]]:[[新潟県中越地震]]により、水上駅 - 当駅 - [[宮内駅 (新潟県)|宮内駅]]間が不通となる。 |
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** [[11月2日]]:水上駅 - 当駅 - [[六日町駅]]間の運行再開。 |
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* [[2020年]]([[令和]]2年) |
* [[2020年]]([[令和]]2年) |
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** [[2月12日]] - [[3月22日]]:JR東日本とJR東日本スタートアップによる[[キャンプ|グランピング]]場運営の実証実験を実施<ref group="報道" name="press/20200120_ho01">{{Cite press release|和書|url=https://www.jreast.co.jp/press/2019/20200120_ho01.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20200215171807/https://www.jreast.co.jp/press/2019/20200120_ho01.pdf|format=PDF|language=日本語|title=JR東日本エリア初!無人駅にグランピング施設が誕生! 上越線土合駅を活用した地域活性化実証実験開始|publisher=東日本旅客鉄道/JR東日本スタートアップ/VILLAGE INC|date=2020-01-20|accessdate=2020-02-15|archivedate=2020-02-15}}</ref>。 |
** [[2月12日]] - [[3月22日]]:JR東日本とJR東日本スタートアップによる[[キャンプ|グランピング]]場運営の実証実験を実施<ref group="報道" name="press/20200120_ho01">{{Cite press release|和書|url=https://www.jreast.co.jp/press/2019/20200120_ho01.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20200215171807/https://www.jreast.co.jp/press/2019/20200120_ho01.pdf|format=PDF|language=日本語|title=JR東日本エリア初!無人駅にグランピング施設が誕生! 上越線土合駅を活用した地域活性化実証実験開始|publisher=東日本旅客鉄道/JR東日本スタートアップ/VILLAGE INC|date=2020-01-20|accessdate=2020-02-15|archivedate=2020-02-15}}</ref>。 |
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== 駅構造 == |
== 駅構造 == |
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[[File:JR Doai Station (10440277484).jpg|thumb|土合駅の乗車駅証明書発行機]] |
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山間部にあり、上り線が[[地上駅]]、下り線が[[地下駅]]となっている。平常時は[[無人駅]]で常駐する[[駅員]]はおらず、自動券売機も設置されていないため、旧改札口のところに乗車駅証明書発行機が設置されている。なお、[[臨時列車]]の運転時には、[[日本の鉄道駅#管理駅|管理駅]] |
山間部にあり、上り線が[[地上駅]]、下り線が[[地下駅]]となっている。平常時は[[無人駅]]で常駐する[[駅員]]はおらず、自動券売機も設置されていないため、旧改札口のところに乗車駅証明書発行機が設置されている。なお、[[臨時列車]]の運転時には、[[日本の鉄道駅#管理駅|管理駅]]である[[水上駅]]から駅員が派遣されて臨時窓口が設けられることもある。駅舎内には待合室がある。トイレは改札外に1か所ある(下り線ホームのトイレは使用停止)<ref name="jcast">{{Cite web|和書|url=https://www.j-cast.com/trend/2023/02/07455591.html |title=日本一のモグラ駅「土合駅」で地下トイレ使えない 地上まで462段の階段が... |publisher=J-CASTトレンド |date=2023-02-07 |accessdate=2023-06-19 }}</ref>。 |
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駅舎は山小屋をイメージしたデザインで、1968年10月に完成した{{R|交通1968-1129}}。外壁には新清水トンネル掘削時に出てきた[[閃緑岩#石英閃緑岩|石英閃緑岩]]が使われている{{R|交通1968-1129}}。 |
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2020年2月12日から3月22日にかけて、JR東日本とJR東日本スタートアップによる[[キャンプ|グランピング]]場施設「DOAI VILLAGE」の実証実験が行われ<ref group="報道" name="press/20200120_ho01" />、同年8月8日にかつての駅務室に喫茶「mogura」がオープンし<ref group="報道" name="jreast/20200806" />、同年11月14日の「DOAI VILLAGE」の開業をもってグランドオープンした<ref group="報道" name="press/20201023-01info" />。 |
2020年2月12日から3月22日にかけて、JR東日本とJR東日本スタートアップによる[[キャンプ|グランピング]]場施設「DOAI VILLAGE」の実証実験が行われ<ref group="報道" name="press/20200120_ho01" />、同年8月8日にかつての駅務室に喫茶「mogura」がオープンし<ref group="報道" name="jreast/20200806" />、同年11月14日の「DOAI VILLAGE」の開業をもってグランドオープンした<ref group="報道" name="press/20201023-01info" />。 |
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当駅待合室内では、寝泊まり([[STB (旅行)|STB]])をする登山客らが食事用に[[ガスコンロ]]などを使用する事例が相次ぎ、2016年4月には待合室が一時閉鎖された<ref group="新聞">{{Cite news|url=http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201605/CK2016051902000264.html|title=JR土合駅 登山者愛用の待合室が閉鎖 宿泊者の火気使用相次ぎ「安全のため」|newspaper=『[[東京新聞]]』|date=2016-05-19|accessdate=2018-01-14|archiveurl=https://archive.fo/p9Vad|archivedate=2016-05-26}}</ref>。その後再開放されているが、定期的にJR職員や警察が巡回を行っている。 |
当駅待合室内では、寝泊まり([[STB (旅行)|STB]])をする登山客らが食事用に[[ガスコンロ]]などを使用する事例が相次ぎ、2016年4月には待合室が一時閉鎖された<ref group="新聞">{{Cite news|url=http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201605/CK2016051902000264.html|title=JR土合駅 登山者愛用の待合室が閉鎖 宿泊者の火気使用相次ぎ「安全のため」|newspaper=『[[東京新聞]]』|date=2016-05-19|accessdate=2018-01-14|archiveurl=https://archive.fo/p9Vad|archivedate=2016-05-26}}</ref>。その後再開放されているが、定期的にJR職員や警察が巡回を行っている。 |
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当駅最大の特徴は、上下のホーム間が大きく離れていることである。これは、上越線の複線化の際に下りホームを地下70 [[メートル|m]]の[[清水トンネル|新清水トンネル]]内に設置したことによるもので、 |
当駅最大の特徴は、上下のホーム間が大きく離れていることである。これは、上越線の複線化の際に下りホームを地下70 [[メートル|m]]の[[清水トンネル|新清水トンネル]]内に設置したことによるもので、上りホームや駅舎のある地上と下りホームの間には81 mもの高低差がある。下りホームから駅舎に行くには、ほぼ一直線に伸びる462段の階段(長さ338 m)を上り、次いで[[湯檜曽川]]と[[国道291号]]を跨ぐ143 mの連絡通路に設けられた計24段の階段を上る必要がある。改札口から下りホームまでは徒歩10分程度を要するため、駅員が配置されていた時代には、下り列車については改札が発車10分前に打ちきられ、市販の時刻表にもその旨が記載されていた。階段の中間部付近には[[ベンチ]]が設置されている。462段の階段横には[[エスカレーター]]の設置スペースが確保されている<ref group="新聞">{{Cite news|url=http://sankei.jp.msn.com/photos/life/trend/080426/trd0804260821001-p2.htm|title=【停車場ストーリー】JR上越線・土合駅 “地底”70メートル 日本一のモグラ駅|newspaper=[[MSN産経ニュース]]|date=2008-04-26|accessdate=2011-11-05|archiveurl=https://web.archive.org/web/20101207050615/http://sankei.jp.msn.com/photos/life/trend/080426/trd0804260821001-p2.htm|archivedate=2010-12-07}}</ref>が、現在まで設置の予定はない。 |
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下りホームは[[単式ホーム|単式]]1面1線の構造である。かつては通過線(本線)と副本線が設けられており、副本線にホームが設置されていたが、2008年5月から10月にかけてホーム改良工事が行われ、ホームが副本線から本線へ移され、同時に嵩上げが行われた<ref group="注釈">同様の工事は隣の[[土樽駅]]でも行われた。</ref>。なお、 |
下りホームは[[単式ホーム|単式]]1面1線の構造である。かつては通過線(本線)と副本線が設けられており、副本線にホームが設置されていたが、2008年5月から10月にかけてホーム改良工事が行われ、ホームが副本線から本線へと移され、同時に嵩上げが行われた<ref group="注釈">同様の工事は隣の[[土樽駅]]でも行われた。</ref>。なお、この工事では旧副本線部分は完全に埋められておらず、却ってホーム幅は狭くなったほか、実質的なホーム有効長は6両分に短縮されている。[[待合室]]は旧ホーム側に設置されている。かつてはトイレも旧ホーム側に設置されていたが、2022年12月1日に閉鎖された<ref name="jcast" />。このほか、年間を通じて気温が15℃程度とほぼ一定であることから、2020年からは元運転事務室だった部屋を利用し、みなかみ町の[[クラフトビール]]製造者「OCTONE Brewing」と提携してビールの熟成を行っている<ref>[https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2210/24/news035.html 日本一のモグラ駅・土合駅のホームでビールを熟成!? 秘境駅での個性的すぎる取り組みについて話を聞いた] - ねとらぼ・2022年10月25日</ref>。 |
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上りホームは単式1面1線で、駅舎に面する地上部にある。かつては上下で1本のホームを共用する[[島式ホーム]]だったが、複線化の際に旧下りホームは待避線となり、優等列車の通過待ちに使われた<ref>『国鉄全線各駅停車6 中央・上信越440駅』</ref>。その後、駅舎側の線路が撤去され1面1線となっている。ホームは駅舎に近い4両分のみが嵩上げされており、それ以外の部分は通常使用されていない。 |
上りホームは単式1面1線で、駅舎に面する地上部にある。かつては上下で1本のホームを共用する[[島式ホーム]]だったが、複線化の際に旧下りホームは待避線となり、優等列車の通過待ちに使われた<ref>『国鉄全線各駅停車6 中央・上信越440駅』</ref>。その後、駅舎側の線路が撤去され1面1線となっている。ホームは駅舎に近い4両分のみが嵩上げされており、それ以外の部分は通常使用されていない。 |
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JR Joetsu Line Doai Station Inbound Ground Platform・Station building Connecting Passage.jpg|上り線地上ホームから見た駅舎(2021年7月) |
JR Joetsu Line Doai Station Inbound Ground Platform・Station building Connecting Passage.jpg|上り線地上ホームから見た駅舎(2021年7月) |
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JR Joetsu Line Doai Station Inbound Ground Platform.jpg|上り線地上ホーム(2021年7月) |
JR Joetsu Line Doai Station Inbound Ground Platform.jpg|上り線地上ホーム(2021年7月) |
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土合駅下り線への通路.jpg|[[湯檜曽川]]に架かる下り線地下ホーム連絡通路橋(2022年5月) |
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JR Joetsu Line Doai Station Connecting Passage Windbreak.jpg|連絡通路風よけ(地下ホーム列車通過時の突風緩衝用)(2021年7月) |
JR Joetsu Line Doai Station Connecting Passage Windbreak.jpg|連絡通路風よけ(地下ホーム列車通過時の突風緩衝用)(2021年7月) |
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JR Joetsu Line Doai Station Outbound Underground Platform Stairs.jpg|駅地下ホームから長い階段を見上げる。階段左端の岩盤が露出した部分は、将来のエスカレーターの設置のために残されたスペースである。(2021年7月) |
JR Joetsu Line Doai Station Outbound Underground Platform Stairs.jpg|駅地下ホームから長い階段を見上げる。階段左端の岩盤が露出した部分は、将来のエスカレーターの設置のために残されたスペースである。(2021年7月) |
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== 利用状況 == |
== 利用状況 == |
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[[ファイル:Tanigawa01.JPG|thumb|[[谷川岳]]]] |
[[ファイル:Tanigawa01.JPG|thumb|[[谷川岳]]]] |
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群馬県統計年鑑公式サイトによると、1日の平均乗車人員は以下の通りである<ref>{{Cite web |
群馬県統計年鑑公式サイトによると、1日の平均乗車人員は以下の通りである<ref>{{Cite web|和書|title =群馬県統計年鑑 |publisher =群馬県企画部統計課企画普及係 | url =http://toukei.pref.gunma.jp/nenkan/ | accessdate =2017-10-15 }}データ提供元の都合により、平成26年度数値より、無人駅の数値の公表を行わなくなったため、2014年以降のデータはない。</ref>。 |
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{| class="wikitable" style="text-align:right;" |
{| class="wikitable" style="text-align:right;" |
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[[ファイル:Doai Station bus stop.jpg|thumb|駅前のバス停]] |
[[ファイル:Doai Station bus stop.jpg|thumb|駅前のバス停]] |
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駅前を通る[[国道291号]]は[[県境]]の[[清水峠]]付近が車両通行不能([[点線国道]])となっているため、ここから車で直接、[[新潟県]]方面に行くことはできない。 |
駅前を通る[[国道291号]]は[[県境]]の[[清水峠]]付近が車両通行不能([[点線国道]])となっているため、ここから車で直接、[[新潟県]]方面に行くことはできない。 |
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* [[谷川岳]]への登山口(駅の標高663 m) - 徒歩約20分の所に谷川岳ロープウェイの土合口駅があり、天神平駅までを結んでいる。 |
* [[谷川岳]]への登山口(駅の標高663 m) - 徒歩約20分の所に[[谷川岳ロープウェイ|谷川岳ヨッホ]] by [[星野リゾート]](旧谷川岳ロープウェイ)の土合口駅があり、天神平駅までを結んでいる。 |
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* [[白毛門]] |
* [[白毛門]] |
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* [[笠ヶ岳]] |
* [[笠ヶ岳 (谷川)|笠ヶ岳]] |
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* [[高倉山]] |
* [[高倉山]] |
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* 谷川岳山岳資料館 |
* 谷川岳山岳資料館 |
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* [[横山秀夫]]著「[[クライマーズ・ハイ]]」また、同作品の映画、[[原田眞人]]監督の「クライマーズ・ハイ」のオープニングで同駅が登場した。 |
* [[横山秀夫]]著「[[クライマーズ・ハイ]]」また、同作品の映画、[[原田眞人]]監督の「クライマーズ・ハイ」のオープニングで同駅が登場した。 |
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* [[しろ (イラストレーター)|しろ]]の漫画『[[ヤマノススメ]]』およびTVアニメ『[[ヤマノススメ セカンドシーズン]]』二十一合目で、谷川岳への登山の際に登場した。 |
* [[しろ (イラストレーター)|しろ]]の漫画『[[ヤマノススメ]]』およびTVアニメ『[[ヤマノススメ セカンドシーズン]]』二十一合目で、谷川岳への登山の際に登場した。 |
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* 2022年5月2日の「鉄道ファンがガチ投票!駅総選挙」(テレビ朝日)で、秘密基地のような地下のトンネル駅として紹介された。順位は19位<ref>{{Cite web |
* 2022年5月2日の「鉄道ファンがガチ投票!駅総選挙」(テレビ朝日)で、秘密基地のような地下のトンネル駅として紹介された。順位は19位<ref>{{Cite web|和書|title=https://twitter.com/sousenkyo6/status/1521082646381891584 |url=https://twitter.com/sousenkyo6/status/1521082646381891584 |website=Twitter |access-date=2022-05-04 |language=ja}}</ref>。 |
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== 隣の駅 == |
== 隣の駅 == |
2024年12月3日 (火) 12:42時点における最新版
土合駅 | |
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駅舎(2022年5月) | |
どあい Doai | |
◄湯檜曽 (6.6 km) (10.8 km) 土樽*► | |
群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽218-2 | |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■上越線 |
キロ程 | 69.3 km(高崎起点) |
電報略号 | トイ |
駅構造 | 地上駅(上り線)、地下駅(下り線) |
ホーム | 計2面2線(上下別) |
乗車人員 -統計年度- |
19人/日(降車客含まず) -2013年- |
開業年月日 | 1936年(昭和11年)12月19日**[1] |
備考 | 無人駅 (乗車駅証明書発行機 有) |
土合駅(どあいえき)は、群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)上越線の駅である。
概要
[編集]群馬県内の普通鉄道の駅としては最北端に位置する。当駅までが高崎支社管轄であり、上り線の清水トンネルの出口付近に新潟支社との境界が設置されている。当駅に停車する普通列車は新潟支社の担当で、高崎支社の担当は、隣の湯檜曽駅とともに施設管理のみとなっている。
下り線ホームは新清水トンネル内の地下82メートルにあり、地上の駅舎から486段の階段を10分ほどかけて下りないと到達できないことから、「日本一のモグラ駅」として親しまれている。「関東の駅百選」認定駅の1つ。
-
「日本一のモグラ駅」の看板
歴史
[編集]- 1935年1月の例では、下りだけでも4本の定期列車が臨時停車していたほか、3本の臨時スキー列車が停車していた[2]。
- 1936年(昭和11年)12月19日:駅に昇格[1]。
- 1940年(昭和15年)5月1日:車扱貨物の取り扱いを開始[1]。
- 1961年(昭和36年)10月1日:車扱貨物の取り扱いを廃止[1]。
- 1967年(昭和42年)
- 1975年(昭和50年)
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[1]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:信号扱いを越後湯沢駅からの遠隔(RC)化し、無人駅化。その後、特別改札で1990年代中頃まで駅業務を継続。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[1]。
- 1998年(平成10年)8月29日:集中豪雨による土砂崩れで、上り線構内が被災。復旧作業のため約1か月にわたり、水上駅 - 土樽駅間で下り線を使用した単線運行を実施。
- 2000年(平成12年):関東の駅百選に認定される。
- 2004年(平成16年)
- 2017年(平成29年):駅内連絡通路を含む「土合駅構内土合斜坑」は「JR上越線清水トンネル関連施設群」の一部として、土木学会選奨土木遺産に選ばれる[8]。
- 2020年(令和2年)
駅構造
[編集]山間部にあり、上り線が地上駅、下り線が地下駅となっている。平常時は無人駅で常駐する駅員はおらず、自動券売機も設置されていないため、旧改札口のところに乗車駅証明書発行機が設置されている。なお、臨時列車の運転時には、管理駅である水上駅から駅員が派遣されて臨時窓口が設けられることもある。駅舎内には待合室がある。トイレは改札外に1か所ある(下り線ホームのトイレは使用停止)[9]。
駅舎は山小屋をイメージしたデザインで、1968年10月に完成した[3]。外壁には新清水トンネル掘削時に出てきた石英閃緑岩が使われている[3]。
2020年2月12日から3月22日にかけて、JR東日本とJR東日本スタートアップによるグランピング場施設「DOAI VILLAGE」の実証実験が行われ[報道 1]、同年8月8日にかつての駅務室に喫茶「mogura」がオープンし[報道 2]、同年11月14日の「DOAI VILLAGE」の開業をもってグランドオープンした[報道 3]。
当駅待合室内では、寝泊まり(STB)をする登山客らが食事用にガスコンロなどを使用する事例が相次ぎ、2016年4月には待合室が一時閉鎖された[新聞 1]。その後再開放されているが、定期的にJR職員や警察が巡回を行っている。
当駅最大の特徴は、上下のホーム間が大きく離れていることである。これは、上越線の複線化の際に下りホームを地下70 mの新清水トンネル内に設置したことによるもので、上りホームや駅舎のある地上と下りホームの間には81 mもの高低差がある。下りホームから駅舎に行くには、ほぼ一直線に伸びる462段の階段(長さ338 m)を上り、次いで湯檜曽川と国道291号を跨ぐ143 mの連絡通路に設けられた計24段の階段を上る必要がある。改札口から下りホームまでは徒歩10分程度を要するため、駅員が配置されていた時代には、下り列車については改札が発車10分前に打ちきられ、市販の時刻表にもその旨が記載されていた。階段の中間部付近にはベンチが設置されている。462段の階段横にはエスカレーターの設置スペースが確保されている[新聞 2]が、現在まで設置の予定はない。
下りホームは単式1面1線の構造である。かつては通過線(本線)と副本線が設けられており、副本線にホームが設置されていたが、2008年5月から10月にかけてホーム改良工事が行われ、ホームが副本線から本線へと移され、同時に嵩上げが行われた[注釈 1]。なお、この工事では旧副本線部分は完全に埋められておらず、却ってホーム幅は狭くなったほか、実質的なホーム有効長は6両分に短縮されている。待合室は旧ホーム側に設置されている。かつてはトイレも旧ホーム側に設置されていたが、2022年12月1日に閉鎖された[9]。このほか、年間を通じて気温が15℃程度とほぼ一定であることから、2020年からは元運転事務室だった部屋を利用し、みなかみ町のクラフトビール製造者「OCTONE Brewing」と提携してビールの熟成を行っている[10]。
上りホームは単式1面1線で、駅舎に面する地上部にある。かつては上下で1本のホームを共用する島式ホームだったが、複線化の際に旧下りホームは待避線となり、優等列車の通過待ちに使われた[11]。その後、駅舎側の線路が撤去され1面1線となっている。ホームは駅舎に近い4両分のみが嵩上げされており、それ以外の部分は通常使用されていない。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■上越線 | 下り | 越後湯沢・小出・長岡・新潟方面 | 地下ホーム |
2 | 上り | 水上・高崎・大宮・上野方面 | 地上ホーム |
(出典:JR東日本:駅構内図)
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上り線地上ホームから改札への通路(2010年7月)
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上り線地上ホームから見た駅舎(2021年7月)
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上り線地上ホーム(2021年7月)
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湯檜曽川に架かる下り線地下ホーム連絡通路橋(2022年5月)
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連絡通路風よけ(地下ホーム列車通過時の突風緩衝用)(2021年7月)
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駅地下ホームから長い階段を見上げる。階段左端の岩盤が露出した部分は、将来のエスカレーターの設置のために残されたスペースである。(2021年7月)
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下り線地下ホーム(2021年7月)
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下り線地下ホーム待合室(2021年7月)※現在、トイレ・洗面所は閉鎖、使用停止
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待避線が撤去される前の土合駅(2008年1月2日)
利用状況
[編集]群馬県統計年鑑公式サイトによると、1日の平均乗車人員は以下の通りである[12]。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
2000年 | 21 |
2001年 | 21 |
2002年 | 19 |
2003年 | 18 |
2004年 | 22 |
2005年 | 18 |
2006年 | 16 |
2007年 | 16 |
2008年 | 17 |
2009年 | 14 |
2010年 | 24 |
2011年 | 22 |
2012年 | 20 |
2013年 | 19 |
夏季や秋季には谷川岳などへの登山客を中心として一定数の利用客がある。また、下り地下ホームを目当てに訪れる観光客も増えている[新聞 3]。
かつては多くのハイカー達による乗降客で賑わった時期もある。例えば1960年の谷川岳山開きの日には、上野駅発の夜行列車から降りる客でホームが埋め尽くされ[13]、改札口には長い行列ができる混雑ぶりだった[新聞 3]。下り地下ホーム完成当時、工事関係者が「谷川岳に登るのに、これぐらいの階段で疲れるようじゃだめだろう」と語り[新聞 4]、登山客の一部がウォーミングアップとして階段を駆け上がる競争を行なっていたこともある[新聞 3]。2001年頃までは、ゴールデンウィーク時期に新宿駅発当駅着の臨時夜行快速が運行されていた。
しかし、1982年の上越新幹線開業や1985年の関越自動車道開通の影響を受けて乗降客が減少したことにより、1985年3月から無人駅化した[新聞 3]。
現在、関越自動車道の水上インターチェンジが車で20分程度の距離にあることや、この区間の定期普通列車の本数が少ないこと、またこの付近で最も主要な観光ポイントである谷川岳ロープウェイの駅まで若干の距離があることなどから、ハイカーや登山客は自家用車か、水上駅や上毛高原駅から谷川岳ロープウェイまでの路線バス(旅客列車より本数が多い)を利用することが多く、あえて当駅を利用する人は少なくなっている。
駅周辺
[編集]駅前を通る国道291号は県境の清水峠付近が車両通行不能(点線国道)となっているため、ここから車で直接、新潟県方面に行くことはできない。
- 谷川岳への登山口(駅の標高663 m) - 徒歩約20分の所に谷川岳ヨッホ by 星野リゾート(旧谷川岳ロープウェイ)の土合口駅があり、天神平駅までを結んでいる。
- 白毛門
- 笠ヶ岳
- 高倉山
- 谷川岳山岳資料館
- 谷川岳天神平スキー場
- 関越交通「土合駅前」バス停留所
その他
[編集]- 菊池直恵(原作:横見浩彦)の『鉄子の旅』で取り上げられた。
- 地上ホームは携帯電話3社通信可能、地下ホームはNTTドコモのFOMAとXiのみ利用可能(au、SoftBank、Y!mobileは利用不可)である。
- 2000年には『第20回全国高等学校クイズ選手権』(日本テレビ系)の全国大会に使用された。
- 2009年12月10日のおもいッきりDON!の「ニッポン勝手にランキング! 〜群馬県 BEST5〜」で紹介された。
- 横山秀夫著「クライマーズ・ハイ」また、同作品の映画、原田眞人監督の「クライマーズ・ハイ」のオープニングで同駅が登場した。
- しろの漫画『ヤマノススメ』およびTVアニメ『ヤマノススメ セカンドシーズン』二十一合目で、谷川岳への登山の際に登場した。
- 2022年5月2日の「鉄道ファンがガチ投票!駅総選挙」(テレビ朝日)で、秘密基地のような地下のトンネル駅として紹介された。順位は19位[14]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、452頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「スキー列車増発」『東京朝日新聞』昭和10年1月11日2面
- ^ a b c d 「43年度 鉄道建築協会賞受賞作⑤ 土合駅本屋」『交通新聞』交通協力会、1968年11月29日、1面。
- ^ 「上越線26日から開通」『交通新聞』交通協力会、1975年5月17日、2面。
- ^ 「上越 日豊両線に土砂崩壊」『交通新聞』交通協力会、1975年4月16日、2面。
- ^ 「出水つづき 上越線の復旧難航」『交通新聞』交通協力会、1975年4月20日、3面。
- ^ 「上越線 待望の運転再開」『交通新聞』交通協力会、1975年5月27日、2面。
- ^ “土木学会関東支部 悠悠・土木 / 土木遺産 / JR上越線清水トンネル関連施設群”. www.jsce.or.jp. 2022年6月9日閲覧。
- ^ a b “日本一のモグラ駅「土合駅」で地下トイレ使えない 地上まで462段の階段が...”. J-CASTトレンド (2023年2月7日). 2023年6月19日閲覧。
- ^ 日本一のモグラ駅・土合駅のホームでビールを熟成!? 秘境駅での個性的すぎる取り組みについて話を聞いた - ねとらぼ・2022年10月25日
- ^ 『国鉄全線各駅停車6 中央・上信越440駅』
- ^ “群馬県統計年鑑”. 群馬県企画部統計課企画普及係. 2017年10月15日閲覧。データ提供元の都合により、平成26年度数値より、無人駅の数値の公表を行わなくなったため、2014年以降のデータはない。
- ^ 山と渓谷編集部 「昭和東京周辺の山を振り返る」『山と渓谷』2018年11月号 p46
- ^ “https://twitter.com/sousenkyo6/status/1521082646381891584”. Twitter. 2022年5月4日閲覧。
報道発表資料
[編集]- ^ a b 『JR東日本エリア初!無人駅にグランピング施設が誕生! 上越線土合駅を活用した地域活性化実証実験開始』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道/JR東日本スタートアップ/VILLAGE INC、2020年1月20日。オリジナルの2020年2月15日時点におけるアーカイブ 。2020年2月15日閲覧。
- ^ a b 『「日本一のモグラ駅」上越線土合駅を活用した 無人駅グランピング施設「DOAI VILLAGE」いよいよ本格稼働 駅舎内喫茶「mogura」先行 OPEN!』(PDF)(プレスリリース)JR東日本スタートアップ/VILLAGE INC、2020年8月6日。オリジナルの2020年8月8日時点におけるアーカイブ 。2020年8月11日閲覧。
- ^ a b 『「日本一のモグラ駅」に無人駅グランピング施設が誕生 「DOAI VILLAGE」グランドオープン!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道高崎支社/JR東日本スタートアップ/VILLAGE INC、2020年10月23日。オリジナルの2020年10月26日時点におけるアーカイブ 。2020年10月26日閲覧。
新聞記事
[編集]- ^ “JR土合駅 登山者愛用の待合室が閉鎖 宿泊者の火気使用相次ぎ「安全のため」”. 『東京新聞』. (2016年5月19日). オリジナルの2016年5月26日時点におけるアーカイブ。 2018年1月14日閲覧。
- ^ “【停車場ストーリー】JR上越線・土合駅 “地底”70メートル 日本一のモグラ駅”. MSN産経ニュース. (2008年4月26日). オリジナルの2010年12月7日時点におけるアーカイブ。 2011年11月5日閲覧。
- ^ a b c d “【停車場ストーリー】JR上越線・土合駅 “地底”70メートル 日本一のモグラ駅(2/3ページ)”. MSN産経ニュース. (2008年4月26日). オリジナルの2010年12月7日時点におけるアーカイブ。 2011年11月5日閲覧。
- ^ “【停車場ストーリー】JR上越線・土合駅 “地底”70メートル 日本一のモグラ駅(1/3ページ)”. MSN産経ニュース. (2008年4月26日). オリジナルの2010年11月28日時点におけるアーカイブ。 2011年11月5日閲覧。
関連項目
[編集]- 日本の鉄道駅一覧
- 秘境駅
- 関東の駅百選
- 湯檜曽駅、美佐島駅、筒石駅、湯西川温泉駅(ともに山岳トンネル内にホームがある、通年営業の旅客駅)
- 日本の都道府県の東西南北端の駅の一覧 - 板倉東洋大前駅(群馬県東端) - 大前駅(西端) - 川俣駅(南端)
外部リンク
[編集]- 駅の情報(土合駅):JR東日本