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「ヤドヴィガ・ボレスワヴヴナ」の版間の差分

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{{基礎情報 君主の正配
[[ファイル:Jadwiga Kaliska seal.PNG|thumb|200px|ヤドヴィガの印璽]]
| 人名 = ヤドヴィガ・ボレスワヴヴナ
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'''ヤドヴィガ・ボレスワヴヴナ'''（Jadwiga Bolesławówna、[[1266年]] - [[1339年]][[12月10日]]）は、ポーランド王[[ヴワディスワフ1世 (ポーランド王)|ヴワディスワフ1世]]の妃。ヴィエルコポルスカ公[[ボレスワフ・ポボジュヌィ|ボレスワフ]]の次女、母はハンガリー王[[ベーラ4世]]の娘[[ヨレンタ (福者)|ヨレンタ]]。
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| 各国語表記 = Jadwiga Bolesławówna
| 正配称号 = ポーランド王妃
| 画像 = Jadwiga Kaliska seal.PNG
| 画像サイズ = 160px
| 画像説明 = ヤドヴィガの印璽
| 在位 = 1320年 - 1333年
| 戴冠日 = [[1320年]][[1月20日]] [[クラクフ]]
| 別称号 =
| 全名 =
| 別称 =
| 出生日 = [[1266年]]
| 生地 =
| 死亡日 = [[1339年]][[12月10日]]
| 没地 = {{POL1025}}、[[スタルィ・ソンチ]]
| 埋葬日 =
| 埋葬地 = {{POL1025}}、[[スタルィ・ソンチ]]
| 結婚 = [[1293年]][[1月6日]]
| 配偶者1 = [[ポーランド王国|ポーランド]]王[[ヴワディスワフ1世 (ポーランド王)|ヴワディスワフ1世]]
| 配偶者2 =
| 子女 = [[#子女|一覧参照]]
| 氏族 =
| 家名 = [[ヴィエルコポルスカ・ピャスト家]]
| 父親 = [[ヴィエルコポルスカ県|ヴィエルコポルスカ]]公[[ボレスワフ・ポボジュヌィ|ボレスワフ]]
| 母親 = [[ヨレンタ (福者)|ヨレンタ]]
| 宗教 =
| サイン =
}}
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'''ヤドヴィガ・ボレスワヴヴナ'''（Jadwiga Bolesławówna, [[1266年]] - [[1339年]][[12月10日]]）は、[[ポーランド王国|ポーランド王]][[ヴワディスワフ1世 (ポーランド王)|ヴワディスワフ1世]]の妃。[[ヴィエルコポルスカ県|ヴィエルコポルスカ]]公[[ボレスワフ・ポボジュヌィ|ボレスワフ]]の次女で、母は[[ハンガリー王国|ハンガリー王]][[ベーラ4世 (ハンガリー王)|ベーラ4世]]の娘[[ヨレンタ (福者)|ヨレンタ]]。ヴィエルコポルスカ公兼ポーランド王[[プシェミスウ2世 (ポーランド王)|プシェミスウ2世]]は従兄に当たる。


== 生涯 ==
ヤドヴィガは1293年、クヤヴィ公ヴワディスワフと結婚した。夫はポーランド支配をもくろむボヘミア王[[ヴァーツラフ2世]]の強力なライバルであった。二人の争いのため、ヤドヴィガとその家族にも命の危険がおよぶこともあった。ヴァーツラフ2世がポーランド王として戴冠した1300年には、ヴワディスワフは国外に亡命、ヤドヴィガも3人の子供たちを連れて身を隠す必要に迫られた。1305年にヴァーツラフ2世は亡くなり、その息子で後継者の[[ヴァーツラフ3世]]も翌年、ポーランド遠征に向かう途中で暗殺された。ボヘミアは混乱状態となり、ヴワディスワフがポーランドにおける新しい支配者として迎えられた。
[[1293年]]、クヤヴィ公ヴワディスワフと結婚した。夫はポーランド支配をもくろむ[[ボヘミア王国|ボヘミア王]][[ヴァーツラフ2世 (ボヘミア王)|ヴァーツラフ2世]]の強力なライバルであった。2人の争いのため、ヤドヴィガとその家族にも命の危険が及ぶことがあった。ヴァーツラフ2世がポーランド王として戴冠した[[1300年]]には、ヴワディスワフは国外に亡命し、ヤドヴィガも3人の子供達を連れて身を隠す必要に迫られた。[[1305年]]にヴァーツラフ2世は死去し、その息子で後継者の[[ヴァーツラフ3世 (ボヘミア王)|ヴァーツラフ3世]]も翌年、ポーランド遠征に向かう途中で暗殺された。ボヘミアは混乱状態となり、ヴワディスワフがポーランドにおける新しい支配者として迎えられた。


1318年、ヴワディスワフは戴冠のための運動を始めた。教皇による認可を受けて、ヴワディスワフとヤドヴィガは1320年にポーランドの国王と王妃として、[[クラクフ]]で戴冠した。戴冠式はポーランドが再統合によって独立王国としての地位を取り戻したという政治的主張でもあった。新しいポーランド王国はいまだ弱体で、その命運は外国との友好関係にかかっていた。国王夫妻は1320年、次女の[[エルジュビェタ・ウォキェトコヴナ|エルジュビェタ]]をハンガリー王[[カーロイ1世 (ハンガリー王)|カーロイ1世]]に嫁がせた。娘夫婦の間に生まれた[[ラヨシュ1世]]は、後にポーランド王となっている。
[[1318年]]、ヴワディスワフは戴冠のための運動を始めた。[[教皇]]による認可を受けて、ヴワディスワフとヤドヴィガは[[1320年]]にポーランドの国王と王妃として、[[クラクフ]]で戴冠した。戴冠式はポーランドが再統合によって独立王国としての地位を取り戻したという政治的主張でもあった。新しいポーランド王国はいまだ弱体で、その命運は外国との友好関係にかかっていた。国王夫妻は1320年、次女[[エルジュビェタ・ウォキェトクヴナ|エルジュビェタ]]をハンガリー王[[カーロイ1世 (ハンガリー王)|カーロイ1世]]に嫁がせた。娘夫婦の間に生まれた[[ラヨシュ1世 (ハンガリー王)|ラヨシュ1世]]は、後にポーランド王となっている。


ヤドヴィガは夫の治世中、国政において積極的な役割を演じていた。1331年、孫娘の一人でグウォグフ公の未亡人である[[コンスタンツィア・シフィドニツカ|コンスタンツィア]]が修道女になると、ヤドヴィガは孫に代わって[[スタルィ・ソンチ]]を統治した。ヤドヴィガは1339年、夫に先立たれて6年後に世を去った。
ヤドヴィガは夫の治世中、国政において積極的な役割を演じていた。[[1331年]]、孫娘の一人でグウォグフ公の未亡人である[[コンスタンツィア・シフィドニツカ|コンスタンツィア]]が[[修道士|修道女]]になると、ヤドヴィガは孫に代わって[[スタルィ・ソンチ]]を統治した。[[1333年]]に夫に先立たれ、6年後に世を去った。


== 子女 ==
== 子女 ==
ヤドヴィガは夫ヴワディスワフとのあいだに6人の子供をもうけた。
夫ヴワディスワフとの間に6人の子供をもうけた。
#ステファン（1306年没）
#ステファン（1306年没）
#ヴワディスワフ（1311/1312年没）
#ヴワディスワフ（1311/1312年没）
#[[クネグンダ・ウォキェトクヴナ|クネグンダ]]（1298年頃 - 1331年4月9日）…1310年、シフィドニツァ公[[ベルナルト (シフィドニツァ公)|ベルナルト]]と結婚、のちザクセン選帝侯[[ルドルフ1世 (ザクセン選帝侯)|ルドルフ1世]]と再婚
#[[クネグンダ・ウォキェトクヴナ|クネグンダ]]（1298年頃 - 1331年4月9日） - 1310年、シフィドニツァ公[[ベルナルト (シフィドニツァ公)|ベルナルト]]と結婚、後に[[ザクセン君主一覧|ザクセン選帝侯]][[ルドルフ1世 (ザクセン選帝侯)|ルドルフ1世]]と再婚
#[[エルジュビェタ・ウォキェトコヴナ|エルジュビェタ]]（1305年 - 1380年12月29日）…1320年7月6日、ハンガリー王[[カーロイ1世 (ハンガリー王)|カーロイ1世]]と結婚
#[[エルジュビェタ・ウォキェトクヴナ|エルジュビェタ]]（1305年 - 1380年12月29日） - 1320年7月6日、ハンガリー王[[カーロイ1世 (ハンガリー王)|カーロイ1世]]と結婚
#[[カジミェシュ3世 (ポーランド王)|カジミェシュ3世]]（1310年4月30日 - 1370年11月5日）
#[[カジミェシュ3世 (ポーランド王)|カジミェシュ3世]]（1310年4月30日 - 1370年11月5日）
#ヤドヴィガ（1320/1322年6月3日没）
#ヤドヴィガ（1320/1322年6月3日没）


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[[pl:Jadwiga Bolesławówna]]

2021年7月17日 (土) 21:49時点における最新版

ヤドヴィガ・ボレスワヴヴナ
Jadwiga Bolesławówna
ポーランド王妃
ヤドヴィガの印璽
在位 1320年 - 1333年
戴冠式 1320年1月20日 クラクフ
出生 1266年
死去 1339年12月10日
ポーランド王国、スタルィ・ソンチ
埋葬 ポーランド王国、スタルィ・ソンチ
結婚 1293年1月6日
配偶者 ポーランド王ヴワディスワフ1世
子女 一覧参照
家名 ヴィエルコポルスカ・ピャスト家
父親 ヴィエルコポルスカ公ボレスワフ
母親 ヨレンタ
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ヤドヴィガ・ボレスワヴヴナ（Jadwiga Bolesławówna, 1266年 - 1339年12月10日）は、ポーランド王ヴワディスワフ1世の妃。ヴィエルコポルスカ公ボレスワフの次女で、母はハンガリー王ベーラ4世の娘ヨレンタ。ヴィエルコポルスカ公兼ポーランド王プシェミスウ2世は従兄に当たる。

生涯

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1293年、クヤヴィ公ヴワディスワフと結婚した。夫はポーランド支配をもくろむボヘミア王ヴァーツラフ2世の強力なライバルであった。2人の争いのため、ヤドヴィガとその家族にも命の危険が及ぶことがあった。ヴァーツラフ2世がポーランド王として戴冠した1300年には、ヴワディスワフは国外に亡命し、ヤドヴィガも3人の子供達を連れて身を隠す必要に迫られた。1305年にヴァーツラフ2世は死去し、その息子で後継者のヴァーツラフ3世も翌年、ポーランド遠征に向かう途中で暗殺された。ボヘミアは混乱状態となり、ヴワディスワフがポーランドにおける新しい支配者として迎えられた。

1318年、ヴワディスワフは戴冠のための運動を始めた。教皇による認可を受けて、ヴワディスワフとヤドヴィガは1320年にポーランドの国王と王妃として、クラクフで戴冠した。戴冠式はポーランドが再統合によって独立王国としての地位を取り戻したという政治的主張でもあった。新しいポーランド王国はいまだ弱体で、その命運は外国との友好関係にかかっていた。国王夫妻は1320年、次女エルジュビェタをハンガリー王カーロイ1世に嫁がせた。娘夫婦の間に生まれたラヨシュ1世は、後にポーランド王となっている。

ヤドヴィガは夫の治世中、国政において積極的な役割を演じていた。1331年、孫娘の一人でグウォグフ公の未亡人であるコンスタンツィアが修道女になると、ヤドヴィガは孫に代わってスタルィ・ソンチを統治した。1333年に夫に先立たれ、6年後に世を去った。

子女

[編集]

夫ヴワディスワフとの間に6人の子供をもうけた。

  1. ステファン（1306年没）
  2. ヴワディスワフ（1311/1312年没）
  3. クネグンダ（1298年頃 - 1331年4月9日） - 1310年、シフィドニツァ公ベルナルトと結婚、後にザクセン選帝侯ルドルフ1世と再婚
  4. エルジュビェタ（1305年 - 1380年12月29日） - 1320年7月6日、ハンガリー王カーロイ1世と結婚
  5. カジミェシュ3世（1310年4月30日 - 1370年11月5日）
  6. ヤドヴィガ（1320/1322年6月3日没）
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