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'''EPA通信'''（イーピーエー - 、{{lang-en-short|european pressphoto agency}}）は、ドイツの[[フランクフルト・アム・マイン|フランクフルト]]に本部を置く世界有数の報道写真[[通信社]]。
'''EPA通信'''（イーピーエー - 、{{lang-en-short|european pressphoto agency}}）は、ドイツの[[フランクフルト・アム・マイン|フランクフルト]]に本部を置く世界有数の報道写真[[通信社]]。

2003年、アフリカ、中東、アジア、南米など世界規模のネットワークを構築、グローバルなサービスを開始。他社とは一線を画す視点、ユニークな写真スタイルをモットーとする。
2003年、アフリカ、中東、アジア、南米など世界規模のネットワークを構築、グローバルなサービスを開始。他社とは一線を画す視点、ユニークな写真スタイルをモットーとする。

世界各地に400人以上の写真家を有し、事件、[[政治]]、[[スポーツ]]、[[ビジネス]]、[[金融]]、[[アート]]、[[文化]]、[[エンターテイメント]]などの写真を提供している。
世界各地に400人以上の写真家を有し、事件、[[政治]]、[[スポーツ]]、[[ビジネス]]、[[金融]]、[[アート]]、[[文化]]、[[エンターテイメント]]などの写真を提供している。

撮影された写真は、24時間体制で[[ドイツ]]・[[フランクフルト]]の編集部から各国の顧客およびメンバー機関へと配信される<ref>[http://www.epa.eu/en/article/45.html epa service]</ref>。
撮影された写真は、24時間体制で[[ドイツ]]・[[フランクフルト]]の編集部から各国の顧客およびメンバー機関へと配信される<ref name="#1">https://www.epa.eu/products-and-services/epa-service</ref>。

日本においては、[[時事通信社]]と提携、同社を通じて写真を配信している。
日本においては、[[時事通信社]]と提携、同社を通じて写真を配信している。


== 業務 ==
== 業務 ==
一日に約1,100枚の[[写真]]を[[報道機関|配信]]。
一日に約2,000枚の[[写真]]を[[報道機関|配信]]。
2011年時点でのサービス内訳は以下の通り<ref>epa editorial report</ref>。


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epa の[[写真]]配信サービスは、ニーズに従い、[[人工衛星|衛星]]、[[File Transfer Protocol|FTP]]、もしくは[[web]]経由にて顧客のもとへ届けられる<ref name="#1"/>。
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2003年以降のepa写真配信サービスの発展<ref>epa editorial report</ref>

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== epa アーカイブ ==
== epa アーカイブ ==
epaフォト・アーカイブは1997年から現在までの写真約300万点を保有し<ref>[http://www.epa.eu/en/article/46.html epa archive]</ref>、その大部分がネット上[https://webgate.epa.eu/ 「epa webgate」]から[[ログイン|アクセス]]可能。
epaフォト・アーカイブは1997年から現在までの写真約300万点を保有し<ref>https://www.epa.eu/products-and-services/epa-archive</ref>、その大部分がネット上[https://webgate.epa.eu/webgate 「epa webgate」]から[[ログイン|アクセス]]可能。


== 歴史 ==
== 歴史 ==
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AFP通信（フランス）、ANP通信（オランダ）、ANOP（現Lusa通信、ポルトガル）、ANSA通信（イタリア）、belga通信（ベルギー）、dpaドイツ通信（ドイツ）、EFEスペイン通信（スペイン）
AFP通信（フランス）、ANP通信（オランダ）、ANOP（現Lusa通信、ポルトガル）、ANSA通信（イタリア）、belga通信（ベルギー）、dpaドイツ通信（ドイツ）、EFEスペイン通信（スペイン）


当初、国際的に展開するAFP通信に加え、それぞれの国で国内サービスを展開するメンバー間で写真を共有することが目的であったが、[[東ヨーロッパ]]の市場開放に伴い、独立機関としての色を強める。東欧市場の開放と旧[[ユーゴスラビア|ユーゴ]]スラビア紛争を機に、epa専属の写真家の雇用をスタートする<ref>[http://www.epa.eu/en/article/18.html epa history]</ref>。
当初、国際的に展開するAFP通信に加え、それぞれの国で国内サービスを展開するメンバー間で写真を共有することが目的であったが、[[東ヨーロッパ]]の市場開放に伴い、独立機関としての色を強める。東欧市場の開放と旧[[ユーゴスラビア|ユーゴ]]スラビア紛争を機に、epa専属の写真家の雇用をスタートする<ref name="#2">https://www.epa.eu/about-epa/history</ref>。


=== 世界進出 ===
=== 世界進出 ===
スイスのKEYSTONE（1985年）、オーストリアのAPA（1986年）、[[フィンランドの国旗|フィンランドの]]Lehtikuva（1987年）、これら3社が新たに加盟することによって、1995年までに10社がepaのメンバーとなる。さらにスウェーデンのPressensbild（1997年）、ノルウェーのScanfoto（後のScanpix[[ノルウェー|ノルウェー）]]、デンマークのNordfoto（後のScanpix[[デンマーク]]）が1999年に加盟、2001年にはポーランドのpapが加盟した。
スイスのKEYSTONE（1985年）、オーストリアのAPA（1986年）、[[フィンランドの国旗|フィンランドの]]Lehtikuva（1987年）、これら3社が新たに加盟することによって、1995年までに10社がepaのメンバーとなる。さらにスウェーデンのPressensbild（1997年）、ノルウェーのScanfoto（後のScanpix[[ノルウェー]]）、デンマークのNordfoto（後のScanpix[[デンマーク]]）が1999年に加盟、2001年にはポーランドのpapが加盟した。


2003年初旬、AFPの社内再編成とepaからの脱退の後、世界市場へと進出。同年、Lehtikuva、Scanpix デンマークおよびノルウェー、Pressensbildが[[資本]]提供を中止するも、Scanpixノルウェー・[[スウェーデン]]・デンマークは「Scanpixスカンジナビア」として協力体制を続けていくこととなる。
2003年初旬、AFPの社内再編成とepaからの脱退の後、世界市場へと進出。同年、Lehtikuva、Scanpix デンマークおよびノルウェー、Pressensbildが[[資本]]提供を中止するも、Scanpixノルウェー・[[スウェーデン]]・デンマークは「Scanpixスカンジナビア」として協力体制を続けていくこととなる。


その後、ギリシャANA（現ANA-MPA）が2004年資本提供社としてepaに加盟、2005年にはハンガリーのmtiが加盟した<ref>[http://www.epa.eu/en/article/49.html epa shareholders]</ref>。
その後、ギリシャANA（現ANA-MPA）が2004年資本提供社としてepaに加盟、2005年にはハンガリーのmtiが加盟した<ref name="#2"/>。


今日、それぞれの国を代表する通信社である11社がメンバー機関および資本提供社として加盟している。
今日、それぞれの国を代表する通信社である9社がメンバー機関および資本提供社として加盟している。
*ギリシャ：{{lang|en|Athens News Agency &ndash; Macedonian Press Agency}} (ANA-MPA)
*ギリシャ：{{lang|en|Athens News Agency &ndash; Macedonian Press Agency}} (ANA-MPA)
*オランダ：{{lang|nl|Algemeen Nederlands Persbureau}} ([[通信社の歴史|ANP]])
*オランダ：{{lang|nl|Algemeen Nederlands Persbureau}} ([[通信社の歴史|ANP]])
*イタリア：{{lang|it|Agenzia Nazionale Stampa Associata}} (ANSA)
*イタリア：{{lang|it|Agenzia Nazionale Stampa Associata}} (ANSA)
*オーストリア：{{lang|de|Austria Presse Agentur}} (APA)
*オーストリア：{{lang|de|Austria Presse Agentur}} (APA)
*ベルギー：{{lang|fr|belga}}
*ドイツ：{{lang|de|Deutsche Presse-Agentur}} ([[dpa]])
*スペイン：{{lang|es|Agencia EFE}}
*スペイン：{{lang|es|Agencia EFE}}
*スイス：{{lang|en|KEYSTONE}}
*スイス：{{lang|en|KEYSTONE}}
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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
* [http://www.epa.eu/ epa european pressphoto agency （公式サイト）]
* [https://www.epa.eu/ epa european pressphoto agency （公式サイト）]
* [https://webgate.epa.eu/ epa webgate （フォト・アーカイブ）]
* [https://webgate.epa.eu/webgate epa webgate （フォト・アーカイブ）]
* [http://www.ana-mpa.gr/ Athens News Agency-Macedonian Press Agency (ANA-MPA)]
* [http://www.ana-mpa.gr/ Athens News Agency-Macedonian Press Agency (ANA-MPA)]
* [http://www.anp.nl/ Algemeen Nederlands Persbureau (ANP)]
* [http://www.anp.nl/ Algemeen Nederlands Persbureau (ANP)]
* [http://www.ansa.it/ Agenzia Nazionale Stampa Associata (ANSA) ]
* [http://www.ansa.it/ Agenzia Nazionale Stampa Associata (ANSA) ]
* [http://www.apa.at/ Austria Presse Agentur (APA)]
* [http://www.apa.at/ Austria Presse Agentur (APA)]
* [http://www.belga.be/ belga]
* [http://www.dpa.com/ Deutsche Presse-Agentur (dpa)]
* [http://www.efe.es/ Agencia EFE]
* [http://www.efe.es/ Agencia EFE]
* [http://www.keystone.ch/ KEYSTONE]
* [http://www.keystone.ch/ KEYSTONE]
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* [http://www.mti.hu/ Magyar Távirati Iroda (mti)]
* [http://www.mti.hu/ Magyar Távirati Iroda (mti)]
* [http://www.pap.pl/ Polska Agencja Prasowa (pap)]
* [http://www.pap.pl/ Polska Agencja Prasowa (pap)]

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[[Category:1985年設立の企業]]
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2022年6月6日 (月) 15:22時点における最新版

epa european pressphoto agency
種類
 私的有限責任会社（オランダ）- besloten vennootschap met beperkte aansprakelijkheid
業種 ストック写真・報道写真通信社
設立 1985年
本社 ドイツ・フランクフルト
事業地域
 国際
主要人物
 Julia R. Arévalo (社長兼最高経営責任者), José Luis Paniagua (編集部長)
製品 報道写真配信サービスおよびフォト・アーカイブサービス
ウェブサイト www.epa.eu

EPA通信（イーピーエー - 、英: european pressphoto agency）は、ドイツのフランクフルトに本部を置く世界有数の報道写真通信社。

2003年、アフリカ、中東、アジア、南米など世界規模のネットワークを構築、グローバルなサービスを開始。他社とは一線を画す視点、ユニークな写真スタイルをモットーとする。

世界各地に400人以上の写真家を有し、事件、政治、スポーツ、ビジネス、金融、アート、文化、エンターテイメントなどの写真を提供している。

撮影された写真は、24時間体制でドイツ・フランクフルトの編集部から各国の顧客およびメンバー機関へと配信される[1]。

日本においては、時事通信社と提携、同社を通じて写真を配信している。

業務

[編集]

一日に約2,000枚の写真を配信。

epa の写真配信サービスは、ニーズに従い、衛星、FTP、もしくはweb経由にて顧客のもとへ届けられる[1]。

epa アーカイブ

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epaフォト・アーカイブは1997年から現在までの写真約300万点を保有し[2]、その大部分がネット上「epa webgate」からアクセス可能。

歴史

[編集]

1985年、当時主流であったアングロサクソン系のフォト・サービスに取って代わるサービスを作る目的で、西ヨーロッパ7か国の主要通信社によって共同設立される。 設立メンバーは以下の通り。 AFP通信（フランス）、ANP通信（オランダ）、ANOP（現Lusa通信、ポルトガル）、ANSA通信（イタリア）、belga通信（ベルギー）、dpaドイツ通信（ドイツ）、EFEスペイン通信（スペイン）

当初、国際的に展開するAFP通信に加え、それぞれの国で国内サービスを展開するメンバー間で写真を共有することが目的であったが、東ヨーロッパの市場開放に伴い、独立機関としての色を強める。東欧市場の開放と旧ユーゴスラビア紛争を機に、epa専属の写真家の雇用をスタートする[3]。

世界進出

[編集]

スイスのKEYSTONE（1985年）、オーストリアのAPA（1986年）、フィンランドのLehtikuva（1987年）、これら3社が新たに加盟することによって、1995年までに10社がepaのメンバーとなる。さらにスウェーデンのPressensbild（1997年）、ノルウェーのScanfoto（後のScanpixノルウェー）、デンマークのNordfoto（後のScanpixデンマーク）が1999年に加盟、2001年にはポーランドのpapが加盟した。

2003年初旬、AFPの社内再編成とepaからの脱退の後、世界市場へと進出。同年、Lehtikuva、Scanpix デンマークおよびノルウェー、Pressensbildが資本提供を中止するも、Scanpixノルウェー・スウェーデン・デンマークは「Scanpixスカンジナビア」として協力体制を続けていくこととなる。

その後、ギリシャANA（現ANA-MPA）が2004年資本提供社としてepaに加盟、2005年にはハンガリーのmtiが加盟した[3]。

今日、それぞれの国を代表する通信社である9社がメンバー機関および資本提供社として加盟している。

  • ギリシャ：Athens News Agency – Macedonian Press Agency (ANA-MPA)
  • オランダ：Algemeen Nederlands Persbureau (ANP)
  • イタリア：Agenzia Nazionale Stampa Associata (ANSA)
  • オーストリア：Austria Presse Agentur (APA)
  • スペイン：Agencia EFE
  • スイス：KEYSTONE
  • ポルトガル：Lusa – Agência de Notícias de Portugal
  • ハンガリー：Magyar Távirati Iroda (mti)
  • ポーランド：Polska Agencja Prasowa (pap)

競合他社

[編集]

主な競合他社は、AP通信、ロイター通信、およびAFP通信/Getty Imagesがあげられる。

出典

[編集]
  1. ^ a b https://www.epa.eu/products-and-services/epa-service
  2. ^ https://www.epa.eu/products-and-services/epa-archive
  3. ^ a b https://www.epa.eu/about-epa/history

外部リンク

[編集]
通信社
アジア
オセアニア
ヨーロッパ
アフリカ
アメリカ
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