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'''ノー・マンズ・ランド''' ('''''No Man's Land''''') は、[[2001年]]公開の[[ボスニア紛争]]([[1992年]] - [[1995年]])を題材にした、シリアスで、皮肉たっぷりな反戦映画。結末は予想外で苦い。俳優は広く[[ヨーロッパ]]から選ばれている。
| 作品名 = ノー・マンズ・ランド
| 原題 = Ničija zemlja / No Man's Land
| 画像 =
| 画像サイズ =
| 画像解説 =
| 監督 = [[ダニス・タノヴィッチ]]
| 製作総指揮 =
| 製作 = {{仮リンク|フレデリック・デュマ|en|Frédérique Dumas}}<br />マルク・バシェ<br />チェドミール・コラール
| 脚本 = ダニス・タノヴィッチ
| 出演者 = [[ブランコ・ジュリッチ]]<br />{{仮リンク|レネ・ビトラヤツ|en|Rene Bitorajac}}<br />{{仮リンク|フィリプ・ショヴァゴヴィッチ|en|Filip Šovagović}}
| 音楽 = ダニス・タノヴィッチ
| 撮影 = {{仮リンク|ウォルター・ヴァンデン・エンデ|en|Walther Vanden Ende}}
| 編集 = フランチェスカ・カルヴェリ
| 製作会社= ノエ・プロダクションズ<br />ファブリカ・シネマ<br />マンズ・フィルムズ<br />コウニハン・ヴィリアーズ・プロダクションズ<br />ステュディオMAJ・カサブランカ
| 配給 = {{flagicon|JPN}} [[ビターズ・エンド]]
| 公開 = {{flagicon|FRA}} 2001年5月12日([[第54回カンヌ国際映画祭|カンヌ]])<br />{{flagicon|JPN}} 2002年5月25日
| 上映時間 = 98分
| 製作国 = {{BIH}}<br />{{SVN}}<br />{{ITA}}<br />{{FRA}}<br />{{GBR}}<br />{{BEL}}
| 言語 = [[ボスニア語]]<br />[[セルビア語]]<br />[[英語]]<br />[[フランス語]]<br />[[ドイツ語]]
| 制作費 = [[フランス・フラン|FRF]] 14,000,000
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| 次作 =
}}
『'''ノー・マンズ・ランド'''』({{lang-bs|''Ničija zemlja''}}、{{lang-en|''No Man’s Land''}})は、[[2001年の映画|2001年]]の[[ボスニア・ヘルツェゴビナ]]の[[戦争映画|戦争]][[コメディ映画]]。
監督は[[ダニス・タノヴィッチ]]、出演は[[ブランコ・ジュリッチ]]と{{仮リンク|レネ・ビトラヤツ|en|Rene Bitorajac}}など。
[[ボスニア紛争]]([[1992年]] - [[1995年]])を題材にしており、俳優は広く[[ヨーロッパ]]から選ばれている。

[[第54回カンヌ国際映画祭]]で[[カンヌ国際映画祭 脚本賞|脚本賞]]、[[第74回アカデミー賞]]で[[アカデミー外国語映画賞|外国語映画賞]]を受賞するなど、数々の映画賞を受賞している。

== ストーリー ==
{{不十分なあらすじ|date=2019年2月}}
霧の夜、ボスニア軍前線に赴いた交代要員8人は、双方の前線の間の[[無人地帯]](ノー・マンズ・ランド)のセルビア軍前線寄りに迷い込んだ末、夜明けとともにセルビア側からの一斉射撃を受ける。そのうちの2人、チキとツェラは両軍中間にある無人の塹壕線付近まで逃げるものの戦車砲で吹き飛ばされる。その一人、肩を撃たれたチキは塹壕の中で意識を取り戻し銃を拾って帰り道を探すが、そこへボスニア側の意図を探りに2人のセルビア兵がやってくる。


==スタッフ==
*監督・脚本・音楽:[[ダニス・タノヴィッチ]]
*撮影監督:ウォルター・ヴァンデン・エンデ
== キャスト ==
== キャスト ==
=== ボスニア兵 ===
{|
; チキ
|<b>ボスニア兵
:演 - [[ブランコ・ジュリッチ]]、吹替 - [[谷昌樹]]
|
: ツェラの親友、彼を残して塹壕を去らないと誓う。
|
; ツェラ
|----
:演 - {{仮リンク|フィリプ・ショヴァゴヴィッチ|en|Filip Šovagović}}、吹替 - [[花田光]]
|ブランコ・ジュリッチ
: 意識を失っている間に身体の下に地雷を仕掛けられる。
|チキ
|ツェラの親友、彼を残して塹壕を去らないと誓う
|----
|フィリプ・ショヴァゴヴィッチ
|ツェラ
|意識を失っている間に身体の下に地雷を仕掛けられる
|----
|
|
|
|----
|<b>セルビア兵
|
|
|----
|レネ・ビトラヤツ
|ニノ
|人見知りをしない入隊ホヤホヤの新兵
|----
|ムスタファ・ナダレヴィッチ
|老兵
|死体と思ってツェラの身体の下に地雷を仕掛ける
|----
|
|
|
|----
|<b>UNPROFOR(国連防護軍)監視哨
|<b>アリゾナ2のフランス兵
|
|----
|ジョルジュ・シアティディス
|マルシャン軍曹
|何とかツェラと二人の負傷兵を助けようとする
|----
|アラン・エロワ
|ピエール
|
|----
|サシャ・クレメール
|ミシェル
|経験の浅い若い兵士、彼の不注意がとんだ結末を招く
|----
|
|
|
|----
|<b>UNPROFPOR上官
|
|何とかして面倒に巻き込まれまいとする
|----
|サイモン・カロウ
|ソフト大佐
|
|----
|セルジュ=アンリ・ヴァルケ
|デュボワ大尉
|}
{|
|<b>マスコミ</b>
|
|
|----
|[[カトリン・カートリッジ]]
|リヴィングストン特派員
|マルシャン軍曹と取引して独占映像を得ようとする
|}


== あらすじ ==
=== セルビア兵 ===
; ニノ
霧の夜、ボスニア軍前線に赴いた交代要員8人は無人地帯(ノー・マンズ・ランド)のセルビア軍前線寄りに迷い込んだ末、夜明けとともにセルビア側からの一斉射撃を受ける。そのうちの2人、チキとツェラは両軍中間にある無人の塹壕付近まで逃げるものの戦車砲で吹き飛ばされる。
:演 - {{仮リンク|レネ・ビトラヤツ|en|Rene Bitorajac}}、吹替 - [[根本泰彦]]
その一人、肩を撃たれたチキは塹壕の中で意識を取り戻し銃を拾って帰り道を探すが、そこへボスニア側の意図を探りに2人のセルビア兵がやってくる。
: 人見知りをしない入隊ホヤホヤの新兵。
; 老兵
:演 - {{仮リンク|ムスタファ・ナダレヴィッチ|en|Mustafa Nadarević}}
: 死体と思ってツェラの身体の下に地雷を仕掛ける。


=== UNPROFOR(国際連合保護軍)監視哨アリゾナ2のフランス兵 ===
== 外部リンク ==
; マルシャン軍曹
[http://www.imdb.com/title/tt0283509/ IMDbの記事]
:演 - {{仮リンク|ジョルジュ・シアティディス|fr|Georges Siatidis}}、吹替 - [[丸山純路]]<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.artsvision.co.jp:80/data.php?id=1046 |title=パーソナル・データ|publisher=[[アーツビジョン]]|accessdate=2012-06-04 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20100106203358/http://www.artsvision.co.jp:80/data.php?id=1046|archivedate=2010-01-06}}</ref>
: 何とかツェラと2人の負傷兵を助けようとする。
; ピエール
:演 - アラン・エロワ
; ミシェル
:演 - サシャ・クレメール
: 経験の浅い若い[[兵士]]。状況を深刻に考えない彼の不注意がとんだ結末を招く。


=== UNPROFPOR上官 ===
[[Category:映画作品|のまんすらんと]]
: 何とかして面倒に巻き込まれまいとする。
[[Category:戦争映画|のまんすらんと]]
; ソフト大佐
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; デュボワ大尉
:演 - セルジュ=アンリ・ヴァルケ

=== マスコミ ===
; ジェーン・リヴィングストン特派員
:演 - [[カトリン・カートリッジ]]、吹替 - [[八十川真由野]]
: マルシャン軍曹と取引して独占映像を得ようとする。
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=== その他の吹き替え ===
:[[後藤哲夫]]/[[奥田啓人]]/[[斉藤次郎]]/[[上田燿司|上田陽司]]/[[朝倉栄介]]/[[堀尾雅彦]]/[[隈本吉成]]/[[佐藤晴男]]/[[水野光太]]/[[大橋ひろこ]]
-->
== 受賞 ==
* 2002年
** [[アカデミー外国語映画賞]]
** [[ゴールデングローブ賞 外国語映画賞]]
* 2001年
** [[カンヌ国際映画祭 脚本賞]]
** [[セザール賞]] 最優秀新人監督賞
** [[ロサンゼルス映画批評家協会賞]] 外国語映画賞
** ラスベガス映画批評家協会賞 外国語映画賞
** [[サン・セバスティアン国際映画祭]] 観客賞
** [[ロッテルダム国際映画祭]] 観客賞
** [[サンパウロ国際映画祭]] 観客賞
** アメリカン・フィルム・インステュート映画祭 審査員特別賞・観客賞
** [[サラエヴォ映画祭]] 最優秀新人監督賞・観客賞
** ヨーロピアン・フィルム・アウォーズ 脚本賞
** ゴールデン・サテライト・アウォーズ 外国語映画賞
** クロアチア・モトヴァン映画祭 国際批評家連盟賞
** マケドニア・ピトラ映画祭 ブロンズ・カメラ賞
** ハイ・フォールズ映画祭 観客賞
** ベイルート映画祭 観客賞
** フォート・ロードデイル国際映画祭 観客賞
** コットバス映画祭 観客賞
** ブラジル・フィルム・アカデミー 外国語映画賞
** [[レインダンス映画祭]] 審査員賞

== 出典 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}

== 外部リンク ==
* {{Official|http://www.bitters.co.jp/noman/}}{{ja icon}}
* {{Allcinema title|237220|ノー・マンズ・ランド}}
* {{Kinejun title|32754|ノー・マンズ・ランド}}
* {{IMDb title|0283509|No Man's Land}}


{{アカデミー賞外国語映画賞}}
[[bs:Ničija zemlja]]
{{ゴールデングローブ賞 外国語映画賞}}
[[de:No Man's Land]]
{{Normdaten}}
[[en:No Man's Land (movie)]]
{{DEFAULTSORT:のおまんすらんと}}
[[fr:No man's land]]
[[Category:2001年の映画]]
[[Category:ボスニア・ヘルツェゴビナの映画作品]]
[[Category:スロベニアの映画作品]]
[[Category:戦争映画]]
[[Category:ブラック・コメディ映画]]
[[Category:ユーゴスラビア紛争を題材とした作品]]
[[Category:アカデミー賞外国語映画賞受賞作]]

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ノー・マンズ・ランド
Ničija zemlja / No Man's Land
監督 ダニス・タノヴィッチ
脚本 ダニス・タノヴィッチ
製作 フレデリック・デュマ英語版
マルク・バシェ
チェドミール・コラール
出演者 ブランコ・ジュリッチ
レネ・ビトラヤツ英語版
フィリプ・ショヴァゴヴィッチ英語版
音楽 ダニス・タノヴィッチ
撮影 ウォルター・ヴァンデン・エンデ英語版
編集 フランチェスカ・カルヴェリ
製作会社 ノエ・プロダクションズ
ファブリカ・シネマ
マンズ・フィルムズ
コウニハン・ヴィリアーズ・プロダクションズ
ステュディオMAJ・カサブランカ
配給 日本の旗 ビターズ・エンド
公開 フランスの旗 2001年5月12日(カンヌ
日本の旗 2002年5月25日
上映時間 98分
製作国 ボスニア・ヘルツェゴビナの旗 ボスニア・ヘルツェゴビナ
スロベニアの旗 スロベニア
イタリアの旗 イタリア
フランスの旗 フランス
イギリスの旗 イギリス
ベルギーの旗 ベルギー
言語 ボスニア語
セルビア語
英語
フランス語
ドイツ語
製作費 FRF 14,000,000
興行収入 世界の旗 $4,858,869[1]
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ノー・マンズ・ランド』(ボスニア語: Ničija zemlja英語: No Man’s Land)は、2001年ボスニア・ヘルツェゴビナ戦争コメディ映画。 監督はダニス・タノヴィッチ、出演はブランコ・ジュリッチレネ・ビトラヤツ英語版など。 ボスニア紛争1992年 - 1995年)を題材にしており、俳優は広くヨーロッパから選ばれている。

第54回カンヌ国際映画祭脚本賞第74回アカデミー賞外国語映画賞を受賞するなど、数々の映画賞を受賞している。

ストーリー 

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霧の夜、ボスニア軍前線に赴いた交代要員8人は、双方の前線の間の無人地帯(ノー・マンズ・ランド)のセルビア軍前線寄りに迷い込んだ末、夜明けとともにセルビア側からの一斉射撃を受ける。そのうちの2人、チキとツェラは両軍中間にある無人の塹壕線付近まで逃げるものの戦車砲で吹き飛ばされる。その一人、肩を撃たれたチキは塹壕の中で意識を取り戻し銃を拾って帰り道を探すが、そこへボスニア側の意図を探りに2人のセルビア兵がやってくる。

キャスト

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ボスニア兵

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チキ
演 - ブランコ・ジュリッチ、吹替 - 谷昌樹
ツェラの親友、彼を残して塹壕を去らないと誓う。
ツェラ
演 - フィリプ・ショヴァゴヴィッチ英語版、吹替 - 花田光
意識を失っている間に身体の下に地雷を仕掛けられる。

セルビア兵

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ニノ
演 - レネ・ビトラヤツ英語版、吹替 - 根本泰彦
人見知りをしない入隊ホヤホヤの新兵。
老兵
演 - ムスタファ・ナダレヴィッチ英語版
死体と思ってツェラの身体の下に地雷を仕掛ける。

UNPROFOR(国際連合保護軍)監視哨アリゾナ2のフランス兵

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マルシャン軍曹
演 - ジョルジュ・シアティディスフランス語版、吹替 - 丸山純路[2]
何とかツェラと2人の負傷兵を助けようとする。
ピエール
演 - アラン・エロワ
ミシェル
演 - サシャ・クレメール
経験の浅い若い兵士。状況を深刻に考えない彼の不注意がとんだ結末を招く。

UNPROFPOR上官

[編集]
何とかして面倒に巻き込まれまいとする。
ソフト大佐
演 - サイモン・キャロウ、吹替 - 佐々木敏
デュボワ大尉
演 - セルジュ=アンリ・ヴァルケ

マスコミ

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ジェーン・リヴィングストン特派員
演 - カトリン・カートリッジ、吹替 - 八十川真由野
マルシャン軍曹と取引して独占映像を得ようとする。

受賞

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出典 

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  1. ^ No Man's Land (2001)” (英語). Box Office Mojo. 2019年2月1日閲覧。
  2. ^ パーソナル・データ”. アーツビジョン. 2010年1月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年6月4日閲覧。

外部リンク

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