「王の男」の版間の差分
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{{韓国の事物| |
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title=王の男| |
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alphabet-type=[[英語|英題]]| |
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alphabet=The King and the Clown| |
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hangeul=왕의 남자 | |
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hanja=王의 男子| |
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katakana=ワンエ ナムジャ| |
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{{Infobox Film |
{{Infobox Film |
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|作品名=王の男 |
| 作品名 = 王の男 |
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|原題=왕의 남자 |
| 原題 = 왕의 남자 |
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| 画像 = |
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| 画像サイズ = |
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|画像解説= |
| 画像解説 = |
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|監督=[[イ・ジュ |
| 監督 = [[イ・ジュニク]] |
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| 脚本 = [[チェ・ソックァン]] |
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| 原案 = |
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|製作=イ・ジュンイク |
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| 原作 = [[キム・テウン (劇作家)|キム・テウン]]『[[爾 (戯曲)|爾]]』 |
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|脚本=[[チェ・ソクファン]] |
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| 製作 = チョン・ジナン<br/>イ・ジュニク |
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|出演者= |
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| 製作総指揮 = |
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|音楽=[[イ・ビョンウ]] |
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| ナレーター = |
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|主題歌= |
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| 出演者 = {{仮リンク|カム・ウソン|ko|감우성}}<br/>[[イ・ジュンギ]]<br/>[[チョン・ジニョン (1964年生の俳優)|チョン・ジニョン]] 他 |
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|撮影監督= |
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| 音楽 = イ・ビョンウ |
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| 主題歌 = |
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|編集= |
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| 撮影 = チ・ギルン |
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|配給=[[角川映画 (企業)|角川ヘラルド映画]]<br />(現・角川映画) |
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| 編集 = キム・サンボム<br/>キム・ジェボム |
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|公開={{flagicon|KOR}} [[2005年]][[12月29日]]<br />{{flagicon|JPN}} [[2006年]][[12月9日]] |
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| 制作会社 = イーグル・ピクチャーズ<br/>[[CJグループ|CJエンタテインメント]] |
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|上映時間=122分 |
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|製作 |
| 製作会社 = |
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| 配給 = {{flagicon|KOR}} CJエンタテインメント<br/>{{flagicon|JPN}} シネマサービス |
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|言語=[[韓国語]] |
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| 公開 = {{flagicon|KOR}} [[2005年]][[12月29日]]<br/>{{flagicon|JPN}} [[2006年]][[12月9日]] |
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|制作費= |
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| 上映時間 = 119分 |
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|興行収入= |
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| 製作国 = {{KOR}} |
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|言語={{ISO639言語名|ko}} |
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|次作= |
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| 製作費 = 44億ウォン<ref name="pressian20060204">박인규 [http://www.pressian.com/news/article.html?no=48617 "연극 '이'로 '왕의 남자' 기록 세우려면 40년 걸려"] {{ko icon}} プレシアン 2006.2.4付記事</ref> |
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| 興行収入 = |
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| 前作 = |
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| 次作 = |
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{{朝鮮の事物 |
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'''王の男'''(おうのおとこ)は[[2005年]]公開の[[大韓民国]]の[[映画]]作品である。原作は、現代の[[キム・テワン]]による舞台劇 「爾」(イ, 「汝」の意)。1230万人動員し、2011年現在、韓国映画興行成績ランキング3位。 |
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|state= |
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|title= 王の男 |
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|hangeul= 왕의 남자 |
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|hanja= 王의 男子 |
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|hiragana= |
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|katakana= ワンエ ナムジャ |
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|latin= Wang-eui Namja / King and the Clown |
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『'''王の男'''』(おうのおとこ、原題:''왕의 남자'')は、[[2005年]][[12月29日]]公開の[[韓国映画]]。 |
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劇作家・演出家で[[韓国芸術総合学校]]教授の[[キム・テウン (劇作家)|キム・テウン]]が2000年に発表した戯曲『{{仮リンク|爾 (戯曲)|label = 爾|ko|이 (연극)}}』を原作とする。[[チェ・ソックァン]]が脚本を、[[イ・ジュニク]]が演出および製作を担当(製作はチョン・ジナンと共に)。{{仮リンク|カム・ウソン|ko|감우성}}と[[イ・ジュンギ]]が主役の広大(旅回りの芸人)役、[[チョン・ジニョン (1964年生の俳優)|チョン・ジニョン]]が[[燕山君]]役、{{仮リンク|カン・ソンヨン|ko|강성연}}が[[張緑水|チャン・ノクス]]役を演じた。 |
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== あらすじ== |
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[[16世紀]]の[[李氏朝鮮]]の時代。2人の男性大道芸人(クァンデ;広大)チャンセンとコンギルは仮面劇([[パンソリ|山台劇]])の最高の相棒。2人は漢陽(当時の朝鮮の都、現在の[[ソウル特別市|ソウル]])の街で[[暴君]]・[[燕山君]]を風刺し、[[死罪]]に処せられそうになる。チャンセンは王を笑わせられたら罪を免ぜられるべきであると豪語する。[[女形]]であるコンギルの演技でついに王を笑わせることに成功した2人は、王宮付きの芸人として召し抱えられ、狂王に仕えるが、次第に宮廷の陰謀に巻き込まれていく。また、王の寵愛を美貌のコンギルに奪われたと嫉妬する寵姫・緑水も策謀を巡らせることとなる。 |
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製作費は広報の費用も含めて67億ウォン<ref name="pressian20060204"/>と低予算であったが、公開後46日後の2006年2月11日付で観客動員1,000万人を突破<ref>김명희 [http://woman.donga.com/List/3/all/12/134885/1 영화 ‘왕의 남자’ 네 주인공 인터뷰 & 촬영 에피소드 공개] {{ko icon}} [[女性東亜]] 2006.3.8付記事</ref>。国内上映が終了した同年4月18日時点で累計1,230万1,289人を動員するヒット作となった<ref name="newsen20060419">이희진 [http://www.newsen.com/news_view.php?uid=200604191007511003 왕의 남자 1,230만 112일간 최종스코어 역대 흥행 기록 수립] {{ko icon}} NEWSEN 2006.4.19付記事</ref>。この記録は同年9月に『[[グエムル-漢江の怪物-]]』に抜かれるまで、韓国における観客動員数の最高記録であった<ref name="eigacom2006">[https://eiga.com/news/20060926/10/ 韓国歴史的ヒットの「王の男」は「同性愛映画ではない」] [[映画.com]] 2006.9.26付記事</ref>。また同年度の[[大鐘賞映画祭|大鐘賞]]最優秀作品賞を始め、その年の映画賞を複数受賞している。 |
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==出演者== |
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;チャンセン(長生、芸人):[[カム・ウソン]]【日本語版[[吹替え]]:[[森川智之]]】 |
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:旅芸人。得意の縄芸に加え、持ち前の度胸と話術で舞台を引っ張る。相方であるコンギルを実の弟のように思っている。強く優しい心の持ち主。 |
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;コンギル(珙吉、芸人):[[イ・ジュンギ]] 【[[石田彰]]】 |
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:若く美しい女形芸人。普段はおとなしいが、芸ではとっさの機転を利かせて人々を驚かせる。その美貌と演技力は、王の心をも掴んでいく。 |
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;ヨンサングン(燕山君、第10代朝鮮王朝国王):[[チョン・ジニョン]] 【[[堀内賢雄]]】 |
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:朝鮮史に残る暴君。激しい気性と容赦ない政略で世を支配し、国民から恐れられているが、その心底には弱さと孤独を秘めていた。実母の死の真相を知り、暴走する。 |
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;チャン・ノクス([[張緑水]]、王の寵姫):[[カン・ソンヨン]] 【[[魏涼子]]】 |
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:王の側室。[[後宮]]に入る前は売れっ子の[[妓生]]で、勝ち気な性格。コンギルに心奪われた王から、何としても愛を取り戻そうとする。 |
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;キム・チョソン(金処善、忠臣の[[宦官]]):[[チャン・ハンソン]]【[[藤本譲]]】 |
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:[[成宗 (朝鮮王)|先代の王・成宗(ソンジョン)(燕山君の父)]]から仕えている宦官。チャンセンたちを宮廷に招き入れた。知略を尽くして王の暴走を止めようとするが・・・ |
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;ユッカプ(六甲、芸人):[[ユ・ヘジン]]【[[小野健一]]】 |
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:漢陽の芸人トリオのリーダー。小心者だが茶目っ気があり憎めない性格。チャンセンらと手を組み、共に宮廷に招かれる。 |
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;チルトゥク(七得、芸人):[[チョン・ソギョン]]【[[鈴木貴征]]】 |
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;パルボク(八福、芸人):[[イ・スンフン]]【[[里見圭一郎]]】 |
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[[燕山君]]治世下の[[李氏朝鮮]]。[[漢城府|漢城]]にやってきた二人の広大が燕山君に仕えることとなり、宮廷の陰謀や策略に巻き込まれる様子が描かれている。 |
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==スタッフ== |
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*監督:[[イ・ジュンイク]] |
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*原作:[[キム・テウン]] |
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*衣裳:[[シム・ヒョンソップ]] |
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*美術:[[カン・スンヨン]] |
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== あらすじ == |
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[[File:Korea-Jultagi-Tightrope walker.jpg|thumb|left|150px|チュルタギ(綱渡り芸)。チャンセンが得意とする。]] |
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*[[李氏朝鮮]] |
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16世紀はじめ、燕山君治世下の李氏朝鮮。広大のチャンセンは仲間のコンギルが夜は男娼として売られていることにガマンができずに親方を刺してふたりで逃亡、共に[[漢城府|漢城]]にやってきた。ふたりはそこで、燕山君と愛妾チャン・ノクスを風刺する芸を披露して有名人となるが、国王を風刺した咎でふたりは[[義禁府]]に捕らえられてしまった。「王を笑わせたら罪を許す」という約束をとりつけたチャンセンはあの手この手で芸をするが燕山君は無反応。しかしその時コンギルが機転を利かせて芸をし、燕山君を笑わせた事でふたりは罪を許された。 |
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*[[燕山君]] |
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*[[王と私]] |
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燕山君に仕えることとなったチャンセンとコンギルは宮中でさまざまな芸を披露するが、その度に粛清の嵐が起きた。ある時は重臣が、ある時は先王の後宮が罰を受けたり斬り殺されたりしていった。二人はこれを最後に王宮を出るつもりで、燕山君の内侍・チョソンから指示された中国の京劇風の衣装で王が女にそそのかされて妻に死ぬように毒を渡すという筋書きの劇を演ずると、燕山君はそれを自分の父と母のことだと激高・混乱して劇と現実の区別が付かなくなり、宮女や祖母に母は毒殺されたと難詰し、燕山君の母は病死だったと説明(史実では[[廃妃尹氏]]は劇のとおり賜薬による死とされている)されても耳を貸さず、祖母がショック死する。その事でふたりは重臣たちから疎まれていき、重臣たちは彼らを宮中から追い出そうと策略を巡らせる。 |
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*[[妓生]] |
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*[[パンソリ]] |
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喪中で白い服を着ている燕山君と重臣たちの朝議で燕山君はコンギルに官職を与え、その祝宴をやるように指示するが、喪中なので祝宴は出来ないが狩りならできると重臣が提案して狩りをやることになる。狩りといっても芸人が動物に扮し、鏃は丸めた布という模擬矢による遊びだが、コンギルは本物の矢で狙われユッカプが庇って死ぬ。一方、燕山君の関心がふたりに向いている事で嫉妬心を燃やすチャン・ノクスも陰謀を企み、コンギルの筆跡にそっくり真似た燕山君批判の抗議文を市中に貼り付ける。コンギルがそれについて問われるとチャンセンが自分がコンギルに字を教えたのでそれは自分の字だと庇い、チャンセンは王宮から追放されるが、王宮に侵入して燕山君の目の前で綱渡りをしながら燕山君批判をして目潰し刑を受ける。コンギルは燕山君の私室で手首を切るが一命は助かる。その裏で君側の奸ではなく燕山君そのものを打倒しようとする動きがはじまっていた。 |
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*[[男寺党]] |
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チャンセンとコンギルは燕山君の前に連れ出されて、綱渡りをやるように強要される。綱の上で再会した二人は、芸人はつらかったがまた生まれ変わっても芸人をやりたいと言い合う。そこにクーデター勢力が雪崩れ込んでくる。呆然とする燕山君と、内待から逃げるように言われても覚悟してそこに座り続け殺されるチャン・ノクス。スタッフロールでは野山をチャンセン、コンギルやユッカプたちが楽しそうに遊芸している姿が映し出される。 |
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<!-- リンク切れ <ref>Noel Megahey [http://film.thedigitalfix.com/content/id/62303/the-king-and-the-clown.html The King And The Clown] {{en icon}} The Degital Fix 2006.7.30付記事</ref><ref>[http://contents.innolife.net/listm.php?ai_id=8007 王の男] innolife 2016.4.10 09:00 (UTC) 閲覧</ref>。 --> |
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== 登場人物 == |
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{| class="wikitable" |
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! 役名!! 俳優 !! 日本語吹替 !! 作品中の設定等 |
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| チャンセン<!-- 長生 --> || {{仮リンク|カム・ウソン|ko|감우성}} || [[森川智之]] || 広大。{{仮リンク|チュルタギ|label = 綱渡り|ko|한국의 줄타기}}の名人で度胸と巧みな話術を持って漢城で成功していく。仲間であるコンギルの事を見守っている。 |
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| コンギル<!-- 珙吉 --> || [[イ・ジュンギ]] || [[石田彰]] || 広大で[[女形]]を担当。美貌と演技力で燕山君の心を捉えていく。 |
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| [[燕山君]] || [[チョン・ジニョン (1964年生の俳優)|チョン・ジニョン]] || [[堀内賢雄]] || 李氏朝鮮第10代国王。作品中では気性が荒いながら心の奥底に孤独や悲しみを抱えた人物として登場する。コンギルに惹かれていく。 |
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| [[張緑水|チャン・ノクス]] || {{仮リンク|カン・ソンヨン|ko|강성연}} || [[魏涼子]] ||| 燕山君の愛妾。王の関心を奪ったチャンセンとコンギルを疎み、彼らを宮中から排しようと画策する。 |
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| [[金処善|チョソン]] || [[チャン・ハンソン (俳優)|チャン・ハンソン]] || [[藤本譲]] || 燕山君に仕える老[[宦官|内侍]]。 |
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| ユッカプ<!-- 六甲 --> || [[ユ・ヘジン]] || [[小野健一 (声優)|小野健一]] || チャンセンとコンギルが漢城で出会った広大。後彼らの仲間となる。 |
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| チルトゥク<!-- 七得 --> || [[チョン・ソギョン (俳優)|チョン・ソギョン]] || [[鈴木貴征]] || 広大でユッカプの仲間。 |
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| パルポク<!-- 八福 --> || [[イ・スンフン (俳優)|イ・スンフン]] || || 広大でユッカプの仲間。 |
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| [[成希顔|ソン・ヒアン]] || [[ユン・ジュサン]] || || 朝廷に仕える文臣。後に[[中宗反正]]に参加し燕山君を王位から引きずり下ろした。 |
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| [[成俊|ソン・ジュン]] || [[チェ・イルファ (俳優)|チェ・イルファ]] || || 朝廷に仕える文臣。[[甲子士禍]]に巻き込まれて死去した。 |
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| [[李克均|イ・グッキュン]] || [[シン・ジョングン]] || || 朝廷に仕える文臣。ソン・ジュン同様甲子士禍の犠牲となった。 |
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| [[朴元宗|パク・ウォンジョン]] || [[パク・スイル]] || || 朝廷に仕える武臣。 中宗反正の首謀者。 |
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| ホン内官 || [[ウ・ヒョン (俳優)|ウ・ヒョン]] || || 朝廷に仕える内侍。 |
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| [[仁粋大妃]] || [[ユン・ソジョン (女優)|ユン・ソジョン]] || || 燕山君の祖母。燕山君の憎悪の対象のひとり。 |
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|} |
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== 反応 == |
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[[File:Lee Jun Ki K&C.jpg|thumb|150px|同作品のファンミーティングに参加した[[イ・ジュンギ]](2007年、[[済州島]])]] |
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韓国国内では4か月間の上映期間(最終日が2006年4月18日)の間に1,230万人(ソウル特別市内では約366万人)の観客動員を記録し<ref name="newsen20060419"/>、歴代の観客動員記録の第1位となった。また12か月間の上映期間で726億[[大韓民国ウォン|ウォン]]の総収入を挙げた<ref>[https://www.boxofficemojo.com/weekend/by-year/2006/?area=KR "South Korea Box Office: March 17–19, 2006"] {{en icon}} [[Box Office Mojo]] 2016.4.26 21:18 (UTC) 閲覧</ref>。上映された全ての国における総収入は7,440万[[アメリカ合衆国ドル|ドル]]である<ref>[https://www.boxofficemojo.com/releasegroup/gr182407685/ "World wide Box Office: ''King and the Clown''"] {{en icon}} Box Office Mojo 2016.4.26 21:18 (UTC) 閲覧</ref>。低予算で製作された(製作費用約44億ウォンであり、そして2月11日付で観客動員数1,000万人を突破した)この作品は、作品そのものの出来の良さと俳優陣の演技の素晴らしさのゆえに好意的な批評を得、また作品に対する肯定的な[[口コミ]]が広まった。そして伝統芸能と同性愛をテーマにした作品であることを考慮すると異例の商業的成功を収めた。またこの作品は、同じく観客動員数1,000万人超えを記録した『[[ブラザーフッド (映画)|ブラザーフッド]]』や『[[シルミド]]』のような作品と比較されたが、それらの作品とは違い多額の製作費用はかけられておらず、また人々の耳目を集めるような俳優・監督も参加していなかった<ref>{{cite news|last=Yi|first=Ch'ang-ho|title=King and the Clown expected to be as popular as Taegukgi and Silmido|url=http://www.koreanfilm.or.kr/jsp/news/news.jsp?mode=VIEW&seq=349|accessdate=16 October 2012|newspaper=Korea Film Biz Zone|date=13 February 2006|agency=Korean Film Council}}</ref><ref>{{cite news|title='The King and the Clown' Draws 10 Million Viewers|url=http://english.chosun.com/site/data/html_dir/2006/02/10/2006021061013.html|accessdate=16 October 2012|newspaper= [[朝鮮日報]]英語版 |date=10 February 2006}}</ref>。 |
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この作品は[[韓国映画振興委員会]]によって、『[[グエムル-漢江の怪物-]]』と『[[絶対の愛]]』を抑えて第79回[[アカデミー外国語映画賞]]候補作品として選ばれ出品されたが、最終候補5作品には入らなかった<ref>{{cite news|last=Paquet|first=Darcy|title=King and the Clown chosen as Korea`s Oscar entry|url=http://www.koreanfilm.or.kr/jsp/news/news.jsp?mode=VIEW&seq=457|accessdate=16 October 2012|newspaper=Korea Film Biz Zone|date=21 September 2006|agency=Korean Film Council}}</ref><ref>{{cite news|title=South Korea rests Oscar hope on gay-themed film|url=http://www.guardian.co.uk/film/2006/sep/21/news|accessdate=16 October 2012|newspaper=The Guardian|date=21 September 2006}}</ref>。また無名であった[[イ・ジュンギ]]は、この作品をきっかけにアジア圏内でスターとなった<ref>[http://twitchfilm.com/2006/09/king-and-the-clown-special-3-the-king-and-the-clown-part-1-of-3.html [King and the Clown Special]왕의 남자 (The King and The Clown) Part 1 of 3] {{ko icon}} twitchfilm.com 2006.9.1付記事</ref>。 |
|||
== 受賞歴 == |
|||
本節の記述は、個別に注釈がない場合は<ref>[http://www.kmdb.or.kr/vod/vod_basic.asp?nation=K&p_dataid=06750&keyword=%EC%99%95%EC%9D%98%20%EB%82%A8%EC%9E%90&pgGubun=05&tabmov=T 왕의 남자 수상정보] {{ko icon}} [[韓国映画データベース|KMDb]] 2016.4.16 00:23 (UTC) 閲覧</ref><ref>[http://movie.naver.com/movie/bi/fi/prize.nhn?code=30&rnd=43 대종상 영화제 2006년 제43회] {{ko icon}} [[ネイバー|NAVER]] 2016.4.16 00:23 (UTC) 閲覧</ref><ref>[http://movie.naver.com/movie/bi/fi/prize.nhn?code=19&rnd=42 백상예술대상 2006년 제42회] {{ko icon}} [[ネイバー|NAVER]] 2016.4.16 00:23 (UTC) 閲覧</ref><ref>[http://www.blueaward.co.kr/bbs/board.php?bo_table=awards_news&sca=27 제27회 청룡영화상] {{ko icon}} [[青龍映画賞]]公式サイト 2016.4.16 00:23 (UTC) 閲覧</ref>に基づく: |
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<div class="NavFrame" style="clear: both; border:0;"> |
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<div class="NavHead" style="text-align: left;">一覧を表示する</div> |
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<div class="NavContent" style="text-align: left;"> |
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{| class="wikitable" |
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! 年度 |
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! 映画賞 |
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! 部門 |
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! 対象者 |
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! 結果 |
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| rowspan=44 | 2006 || rowspan="18" | 第43回[[大鐘賞映画祭|大鐘賞]] || 作品賞 || - || {{won}} |
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| 監督賞 || [[イ・ジュニク]] || {{won}} |
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| 脚本賞 || [[チェ・ソックァン]] || {{won}} |
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| 主演男優賞 || {{仮リンク|カム・ウソン|ko|감우성}} || {{won}} |
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| 助演男優賞 || [[ユ・ヘジン]] || {{won}} |
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| 助演女優賞 || {{仮リンク|カン・ソンヨン|ko|강성연}} || {{nom}} |
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| 新人男優賞 || [[イ・ジュンギ]] || {{won}} |
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| 撮影賞 || チ・ギルン || {{won}} |
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| 編集賞 || キム・サンボム || {{nom}} |
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| 照明賞 || ハン・ギオプ || {{nom}} |
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| 音楽賞 || イ・ビョンウ || {{nom}} |
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| 衣装賞 || シム・ヒョンソプ || {{nom}} |
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| 美術賞 || カン・スンヨン<!-- ノクス役の女優とは別人 --> || {{nom}} |
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| 企画賞 || イーグル・ピクチャーズ || {{nom}} |
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| 音響技術賞 || キム・タニョン || {{nom}} |
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| 人気男優賞 || イ・ジュンギ || {{won}} |
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| 人気女優賞 || カン・ソンヨン || {{won}} |
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| 海外人気賞 || イ・ジュンギ || {{won}} |
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| rowspan="6" | 第42回[[百想芸術大賞]] || 大賞 || イ・ジュニク || {{won}} |
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| 映画部門作品賞 || - || {{nom}} |
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| 映画部門監督賞 || イ・ジュニク || {{nom}} |
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| 映画部門最優秀演技賞(男優)|| チョン・ジニョン || {{nom}} |
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| 映画部門脚本賞 || チェ・ソックァン || {{nom}} |
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| 映画部門新人男優賞 || イ・ジュンギ || {{won}} |
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| rowspan="11" | 第27回[[青龍映画賞]] || 作品賞 || - || {{nom}} |
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| 監督賞 || イ・ジュニク || {{nom}} |
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| 主演男優賞 || カム・ウソン || {{nom}} |
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| 助演男優賞 || ユ・ヘジン || {{nom}} |
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| 助演女優賞 || カン・ソンヨン || {{nom}} |
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| 新人男優賞 || イ・ジュンギ || {{nom}} |
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| 撮影賞 || チ・ギルン || {{nom}} |
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| 音楽賞 || イ・ビョンウ || {{won}} |
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| 照明賞 || ハン・ギオプ || {{nom}} |
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| 美術賞 || カン・スンヨン || {{nom}} |
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| 技術賞 || キム・サンボム、キム・ジェボム || {{nom}} |
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| rowspan="2" | 第14回[[春史大賞映画祭|利川春史大賞]] || 主演男優賞 || カム・ウソン || {{won}} |
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| 助演男優賞 || チャン・ハンソン || {{won}} |
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| 第5回[[大韓民国映画大賞]] || 新人男優賞 || イ・ジュンギ || {{won}} |
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| rowspan="3" | 第29回[[黄金撮影賞]] || 作品賞 || - || {{won}} |
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| 撮影賞・金賞 || チ・ギルン || {{won}} |
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| 新人男優賞 || イ・ジュンギ || {{won}} |
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|} |
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</div></div> |
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== 韓国国外での上映 == |
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* {{TWN}}: 2006年5月7日 |
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* {{SIN}}: 2006年6月22日 |
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* {{CAN}}: 2006年9月7日([[トロント国際映画祭]]での上映) |
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* {{JPN}}: 2006年10月21日([[東京国際映画祭]]での上映<ref>[https://web.archive.org/web/20061108173934/http://www.tiff-jp.net/ja/schedule/index.php?day=21 スケジュール 10.21(土)] 第19回[[東京国際映画祭]]公式サイト(アーカイヴ)</ref>)/ 2006年12月9日(劇場公開<ref name="eigacom2006"/>) |
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* {{CHN}}: 2006年10月28日([[上海市]]内での上映) |
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* {{GBR}}: 2006年10月29日([[ロンドン映画祭]]での上映) |
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* {{ZAF}}: 2006年11月14日(ケープタウン映画祭での上映) |
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* {{NZL}}: 2006年12月1日(ニュージーランド国際映画祭での上映) |
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* {{USA}}: 2007年1月3日([[ロサンゼルス]]市内での上映) |
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* {{ITA}}: 2007年3月30日(フィレンツェ映画祭での上映) |
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* {{FRA}}: 2007年4月1日(2007年度{{仮リンク|ドーヴィル・アジア映画祭|fr|Festival du film asiatique de Deauville}})/ 2008年1月23日(劇場公開) |
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== 関連作品 == |
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=== DVD === |
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2007年4月に[[角川エンターテインメント]]よりスタンダード・エディションとコレクターズ・エディションの2種類が発売された<ref>[https://www.amazon.co.jp/%E7%8E%8B%E3%81%AE%E7%94%B7-%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-DVD-%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%B3%E3%82%AE/dp/B000MEXAOW/ref=pd_cp_74_1?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=998AG5K25AQ48KN6AZ5N 王の男 スタンダード・エディション] [[Amazon.co.jp]] 2017.10.22 00:25 (UTC) 閲覧</ref><ref>[https://www.amazon.co.jp/%E7%8E%8B%E3%81%AE%E7%94%B7-%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E5%88%9D%E5%9B%9E%E9%99%90%E5%AE%9A%E7%94%9F%E7%94%A3-DVD-%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%B3%E3%82%AE/dp/B000KIX9CS/ref=pd_cp_74_2?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=998AG5K25AQ48KN6AZ5N 王の男 コレクターズ・エディション] Amazon.co.jp 2017.10.22 00:25 (UTC) 閲覧</ref>。 |
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=== 書籍 === |
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2006年11月、[[角川文庫]]よりノベライゼーションが刊行された<ref>[http://www.kadokawa.co.jp/product/200601000220/ 王の男] [[KADOKAWA]] 2017.10.22 08:20 (UTC) 閲覧</ref>。 |
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== 脚注 == |
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{{Reflist|2}} |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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* {{KMDb film|06750|王の男}} |
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*[http://www.kingsman.jp/ 王の男] 公式サイト(日本) |
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* {{IMDb title|0492835|王の男}} |
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*[http://www.kingsman.co.kr/ 王の男] 公式サイト(韓国) |
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* {{Allcinema title|325650|王の男}} {{ja icon}} |
|||
*[http://www.visitseoul.net/jp/article/article.do?_method=view&art_id=11420&lang=jp&m=0003001003006&p=03 王の男ロケ地 | ソウル市観光オフィシャルサイト(日本語)] |
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*{{ |
* {{Kinejun title|37403|王の男}} {{ja icon}} |
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* {{Amg movie |358952|王の男}} |
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*[http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=7223 CINEMA TOPICS ONLINE] |
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* {{Movielink|allcinema|325650|王の男}} |
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* {{Movielink|kinejun|37403 |王の男}} |
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2024年3月12日 (火) 12:37時点における最新版
王の男 | |
---|---|
왕의 남자 | |
監督 | イ・ジュニク |
脚本 | チェ・ソックァン |
原作 | キム・テウン『爾』 |
製作 |
チョン・ジナン イ・ジュニク |
出演者 |
カム・ウソン イ・ジュンギ チョン・ジニョン 他 |
音楽 | イ・ビョンウ |
撮影 | チ・ギルン |
編集 |
キム・サンボム キム・ジェボム |
制作会社 |
イーグル・ピクチャーズ CJエンタテインメント |
配給 |
CJエンタテインメント シネマサービス |
公開 |
2005年12月29日 2006年12月9日 |
上映時間 | 119分 |
製作国 | 韓国 |
言語 | 朝鮮語 |
製作費 | 44億ウォン[1] |
王の男 | |
---|---|
各種表記 | |
ハングル: | 왕의 남자 |
漢字: | 王의 男子 |
発音: | ワンエ ナムジャ |
ローマ字: | Wang-eui Namja / King and the Clown |
『王の男』(おうのおとこ、原題:왕의 남자)は、2005年12月29日公開の韓国映画。
劇作家・演出家で韓国芸術総合学校教授のキム・テウンが2000年に発表した戯曲『爾』を原作とする。チェ・ソックァンが脚本を、イ・ジュニクが演出および製作を担当(製作はチョン・ジナンと共に)。カム・ウソンとイ・ジュンギが主役の広大(旅回りの芸人)役、チョン・ジニョンが燕山君役、カン・ソンヨンがチャン・ノクス役を演じた。
製作費は広報の費用も含めて67億ウォン[1]と低予算であったが、公開後46日後の2006年2月11日付で観客動員1,000万人を突破[2]。国内上映が終了した同年4月18日時点で累計1,230万1,289人を動員するヒット作となった[3]。この記録は同年9月に『グエムル-漢江の怪物-』に抜かれるまで、韓国における観客動員数の最高記録であった[4]。また同年度の大鐘賞最優秀作品賞を始め、その年の映画賞を複数受賞している。
燕山君治世下の李氏朝鮮。漢城にやってきた二人の広大が燕山君に仕えることとなり、宮廷の陰謀や策略に巻き込まれる様子が描かれている。
あらすじ
[編集]16世紀はじめ、燕山君治世下の李氏朝鮮。広大のチャンセンは仲間のコンギルが夜は男娼として売られていることにガマンができずに親方を刺してふたりで逃亡、共に漢城にやってきた。ふたりはそこで、燕山君と愛妾チャン・ノクスを風刺する芸を披露して有名人となるが、国王を風刺した咎でふたりは義禁府に捕らえられてしまった。「王を笑わせたら罪を許す」という約束をとりつけたチャンセンはあの手この手で芸をするが燕山君は無反応。しかしその時コンギルが機転を利かせて芸をし、燕山君を笑わせた事でふたりは罪を許された。
燕山君に仕えることとなったチャンセンとコンギルは宮中でさまざまな芸を披露するが、その度に粛清の嵐が起きた。ある時は重臣が、ある時は先王の後宮が罰を受けたり斬り殺されたりしていった。二人はこれを最後に王宮を出るつもりで、燕山君の内侍・チョソンから指示された中国の京劇風の衣装で王が女にそそのかされて妻に死ぬように毒を渡すという筋書きの劇を演ずると、燕山君はそれを自分の父と母のことだと激高・混乱して劇と現実の区別が付かなくなり、宮女や祖母に母は毒殺されたと難詰し、燕山君の母は病死だったと説明(史実では廃妃尹氏は劇のとおり賜薬による死とされている)されても耳を貸さず、祖母がショック死する。その事でふたりは重臣たちから疎まれていき、重臣たちは彼らを宮中から追い出そうと策略を巡らせる。
喪中で白い服を着ている燕山君と重臣たちの朝議で燕山君はコンギルに官職を与え、その祝宴をやるように指示するが、喪中なので祝宴は出来ないが狩りならできると重臣が提案して狩りをやることになる。狩りといっても芸人が動物に扮し、鏃は丸めた布という模擬矢による遊びだが、コンギルは本物の矢で狙われユッカプが庇って死ぬ。一方、燕山君の関心がふたりに向いている事で嫉妬心を燃やすチャン・ノクスも陰謀を企み、コンギルの筆跡にそっくり真似た燕山君批判の抗議文を市中に貼り付ける。コンギルがそれについて問われるとチャンセンが自分がコンギルに字を教えたのでそれは自分の字だと庇い、チャンセンは王宮から追放されるが、王宮に侵入して燕山君の目の前で綱渡りをしながら燕山君批判をして目潰し刑を受ける。コンギルは燕山君の私室で手首を切るが一命は助かる。その裏で君側の奸ではなく燕山君そのものを打倒しようとする動きがはじまっていた。
チャンセンとコンギルは燕山君の前に連れ出されて、綱渡りをやるように強要される。綱の上で再会した二人は、芸人はつらかったがまた生まれ変わっても芸人をやりたいと言い合う。そこにクーデター勢力が雪崩れ込んでくる。呆然とする燕山君と、内待から逃げるように言われても覚悟してそこに座り続け殺されるチャン・ノクス。スタッフロールでは野山をチャンセン、コンギルやユッカプたちが楽しそうに遊芸している姿が映し出される。
登場人物
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 | 作品中の設定等 |
---|---|---|---|
チャンセン | カム・ウソン | 森川智之 | 広大。綱渡りの名人で度胸と巧みな話術を持って漢城で成功していく。仲間であるコンギルの事を見守っている。 |
コンギル | イ・ジュンギ | 石田彰 | 広大で女形を担当。美貌と演技力で燕山君の心を捉えていく。 |
燕山君 | チョン・ジニョン | 堀内賢雄 | 李氏朝鮮第10代国王。作品中では気性が荒いながら心の奥底に孤独や悲しみを抱えた人物として登場する。コンギルに惹かれていく。 |
チャン・ノクス | カン・ソンヨン | 魏涼子 | 燕山君の愛妾。王の関心を奪ったチャンセンとコンギルを疎み、彼らを宮中から排しようと画策する。 |
チョソン | チャン・ハンソン | 藤本譲 | 燕山君に仕える老内侍。 |
ユッカプ | ユ・ヘジン | 小野健一 | チャンセンとコンギルが漢城で出会った広大。後彼らの仲間となる。 |
チルトゥク | チョン・ソギョン | 鈴木貴征 | 広大でユッカプの仲間。 |
パルポク | イ・スンフン | 広大でユッカプの仲間。 | |
ソン・ヒアン | ユン・ジュサン | 朝廷に仕える文臣。後に中宗反正に参加し燕山君を王位から引きずり下ろした。 | |
ソン・ジュン | チェ・イルファ | 朝廷に仕える文臣。甲子士禍に巻き込まれて死去した。 | |
イ・グッキュン | シン・ジョングン | 朝廷に仕える文臣。ソン・ジュン同様甲子士禍の犠牲となった。 | |
パク・ウォンジョン | パク・スイル | 朝廷に仕える武臣。 中宗反正の首謀者。 | |
ホン内官 | ウ・ヒョン | 朝廷に仕える内侍。 | |
仁粋大妃 | ユン・ソジョン | 燕山君の祖母。燕山君の憎悪の対象のひとり。 |
反応
[編集]韓国国内では4か月間の上映期間(最終日が2006年4月18日)の間に1,230万人(ソウル特別市内では約366万人)の観客動員を記録し[3]、歴代の観客動員記録の第1位となった。また12か月間の上映期間で726億ウォンの総収入を挙げた[5]。上映された全ての国における総収入は7,440万ドルである[6]。低予算で製作された(製作費用約44億ウォンであり、そして2月11日付で観客動員数1,000万人を突破した)この作品は、作品そのものの出来の良さと俳優陣の演技の素晴らしさのゆえに好意的な批評を得、また作品に対する肯定的な口コミが広まった。そして伝統芸能と同性愛をテーマにした作品であることを考慮すると異例の商業的成功を収めた。またこの作品は、同じく観客動員数1,000万人超えを記録した『ブラザーフッド』や『シルミド』のような作品と比較されたが、それらの作品とは違い多額の製作費用はかけられておらず、また人々の耳目を集めるような俳優・監督も参加していなかった[7][8]。
この作品は韓国映画振興委員会によって、『グエムル-漢江の怪物-』と『絶対の愛』を抑えて第79回アカデミー外国語映画賞候補作品として選ばれ出品されたが、最終候補5作品には入らなかった[9][10]。また無名であったイ・ジュンギは、この作品をきっかけにアジア圏内でスターとなった[11]。
受賞歴
[編集]本節の記述は、個別に注釈がない場合は[12][13][14][15]に基づく:
年度 | 映画賞 | 部門 | 対象者 | 結果 |
---|---|---|---|---|
2006 | 第43回大鐘賞 | 作品賞 | - | 受賞 |
監督賞 | イ・ジュニク | 受賞 | ||
脚本賞 | チェ・ソックァン | 受賞 | ||
主演男優賞 | カム・ウソン | 受賞 | ||
助演男優賞 | ユ・ヘジン | 受賞 | ||
助演女優賞 | カン・ソンヨン | ノミネート | ||
新人男優賞 | イ・ジュンギ | 受賞 | ||
撮影賞 | チ・ギルン | 受賞 | ||
編集賞 | キム・サンボム | ノミネート | ||
照明賞 | ハン・ギオプ | ノミネート | ||
音楽賞 | イ・ビョンウ | ノミネート | ||
衣装賞 | シム・ヒョンソプ | ノミネート | ||
美術賞 | カン・スンヨン | ノミネート | ||
企画賞 | イーグル・ピクチャーズ | ノミネート | ||
音響技術賞 | キム・タニョン | ノミネート | ||
人気男優賞 | イ・ジュンギ | 受賞 | ||
人気女優賞 | カン・ソンヨン | 受賞 | ||
海外人気賞 | イ・ジュンギ | 受賞 | ||
第42回百想芸術大賞 | 大賞 | イ・ジュニク | 受賞 | |
映画部門作品賞 | - | ノミネート | ||
映画部門監督賞 | イ・ジュニク | ノミネート | ||
映画部門最優秀演技賞(男優) | チョン・ジニョン | ノミネート | ||
映画部門脚本賞 | チェ・ソックァン | ノミネート | ||
映画部門新人男優賞 | イ・ジュンギ | 受賞 | ||
第27回青龍映画賞 | 作品賞 | - | ノミネート | |
監督賞 | イ・ジュニク | ノミネート | ||
主演男優賞 | カム・ウソン | ノミネート | ||
助演男優賞 | ユ・ヘジン | ノミネート | ||
助演女優賞 | カン・ソンヨン | ノミネート | ||
新人男優賞 | イ・ジュンギ | ノミネート | ||
撮影賞 | チ・ギルン | ノミネート | ||
音楽賞 | イ・ビョンウ | 受賞 | ||
照明賞 | ハン・ギオプ | ノミネート | ||
美術賞 | カン・スンヨン | ノミネート | ||
技術賞 | キム・サンボム、キム・ジェボム | ノミネート | ||
第14回利川春史大賞 | 主演男優賞 | カム・ウソン | 受賞 | |
助演男優賞 | チャン・ハンソン | 受賞 | ||
第5回大韓民国映画大賞 | 新人男優賞 | イ・ジュンギ | 受賞 | |
第29回黄金撮影賞 | 作品賞 | - | 受賞 | |
撮影賞・金賞 | チ・ギルン | 受賞 | ||
新人男優賞 | イ・ジュンギ | 受賞 |
韓国国外での上映
[編集]- 台湾: 2006年5月7日
- シンガポール: 2006年6月22日
- カナダ: 2006年9月7日(トロント国際映画祭での上映)
- 日本: 2006年10月21日(東京国際映画祭での上映[16])/ 2006年12月9日(劇場公開[4])
- 中国: 2006年10月28日(上海市内での上映)
- イギリス: 2006年10月29日(ロンドン映画祭での上映)
- 南アフリカ共和国: 2006年11月14日(ケープタウン映画祭での上映)
- ニュージーランド: 2006年12月1日(ニュージーランド国際映画祭での上映)
- アメリカ合衆国: 2007年1月3日(ロサンゼルス市内での上映)
- イタリア: 2007年3月30日(フィレンツェ映画祭での上映)
- フランス: 2007年4月1日(2007年度ドーヴィル・アジア映画祭)/ 2008年1月23日(劇場公開)
関連作品
[編集]DVD
[編集]2007年4月に角川エンターテインメントよりスタンダード・エディションとコレクターズ・エディションの2種類が発売された[17][18]。
書籍
[編集]2006年11月、角川文庫よりノベライゼーションが刊行された[19]。
脚注
[編集]- ^ a b 박인규 "연극 '이'로 '왕의 남자' 기록 세우려면 40년 걸려" プレシアン 2006.2.4付記事
- ^ 김명희 영화 ‘왕의 남자’ 네 주인공 인터뷰 & 촬영 에피소드 공개 女性東亜 2006.3.8付記事
- ^ a b 이희진 왕의 남자 1,230만 112일간 최종스코어 역대 흥행 기록 수립 NEWSEN 2006.4.19付記事
- ^ a b 韓国歴史的ヒットの「王の男」は「同性愛映画ではない」 映画.com 2006.9.26付記事
- ^ "South Korea Box Office: March 17–19, 2006" Box Office Mojo 2016.4.26 21:18 (UTC) 閲覧
- ^ "World wide Box Office: King and the Clown" Box Office Mojo 2016.4.26 21:18 (UTC) 閲覧
- ^ Yi, Ch'ang-ho (13 February 2006). “King and the Clown expected to be as popular as Taegukgi and Silmido”. Korea Film Biz Zone. Korean Film Council 16 October 2012閲覧。
- ^ “'The King and the Clown' Draws 10 Million Viewers”. 朝鮮日報英語版. (10 February 2006) 16 October 2012閲覧。
- ^ Paquet, Darcy (21 September 2006). “King and the Clown chosen as Korea`s Oscar entry”. Korea Film Biz Zone. Korean Film Council 16 October 2012閲覧。
- ^ “South Korea rests Oscar hope on gay-themed film”. The Guardian. (21 September 2006) 16 October 2012閲覧。
- ^ [King and the Clown Special]왕의 남자 (The King and The Clown) Part 1 of 3 twitchfilm.com 2006.9.1付記事
- ^ 왕의 남자 수상정보 KMDb 2016.4.16 00:23 (UTC) 閲覧
- ^ 대종상 영화제 2006년 제43회 NAVER 2016.4.16 00:23 (UTC) 閲覧
- ^ 백상예술대상 2006년 제42회 NAVER 2016.4.16 00:23 (UTC) 閲覧
- ^ 제27회 청룡영화상 青龍映画賞公式サイト 2016.4.16 00:23 (UTC) 閲覧
- ^ スケジュール 10.21(土) 第19回東京国際映画祭公式サイト(アーカイヴ)
- ^ 王の男 スタンダード・エディション Amazon.co.jp 2017.10.22 00:25 (UTC) 閲覧
- ^ 王の男 コレクターズ・エディション Amazon.co.jp 2017.10.22 00:25 (UTC) 閲覧
- ^ 王の男 KADOKAWA 2017.10.22 08:20 (UTC) 閲覧