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'''齋藤通雄'''(さいとう みちお、[[1963年]][[1月2日]] - )は[[日本]]の[[財務省 |
'''齋藤通雄'''(さいとう みちお、[[1963年]][[1月2日]] - )は[[日本]]の[[財務省|財務]][[官僚]]。[[理財局#歴代理財局長|理財局長]]。[[東海財務局#東海財務局長|東海財務局長]]などを歴任。'''ミスターJGB'''と称されている。 |
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== 来歴 == |
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[[東京都]]出身。[[東京大学大学院法学政治学研究科・法学部|東京大学法学部]]第3類([[政治]]コース)在学中に[[公務員試験#国家公務員試験|国家公務員一種試験(行政)]]に合格<ref name="Saitō Ryakurekisho(令和4年6月24日)">[https://yamanaka-bengoshi.jp/wp-content/uploads/2022/08/%E9%BD%8B%E8%97%A4%E9%80%9A%E9%9B%84-%E8%B2%A1%E5%8B%99%E7%9C%81%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E8%B2%A1%E5%8B%99%E5%B1%80%E9%95%B7%E3%81%AE%E7%95%A5%E6%AD%B4%E6%9B%B8%E2%86%92%E4%BB%A4%E5%92%8C%EF%BC%94%E5%B9%B4%EF%BC%96%E6%9C%88%EF%BC%92%EF%BC%94%E6%97%A5%EF%BC%8C%E8%B2%A1%E5%8B%99%E7%9C%81%E7%90%86%E8%B2%A1%E5%B1%80%E9%95%B7%E3%81%AB%E4%BB%BB%E5%91%BD%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%80%82.pdf 齋藤通雄 財務省理財局長の略歴書] |
[[東京都]]出身。父親は[[経済企画庁]]物価局長を務めた齋藤成雄。[[筑波大学附属駒場高等学校]]卒業。[[東京大学大学院法学政治学研究科・法学部|東京大学法学部]]第3類([[政治]]コース)在学中は[[政策]]の意思決定プロセスを研究する[[政治過程論]]のゼミに所属<ref name="Finance No. 695 Saitō(First Part)">{{Cite web|url=https://www.mof.go.jp/public_relations/finance/202310/202310g.pdf|title=齋藤通雄氏に聞く、日本国債市場の制度改正と歴史(前編)|publisher=ファイナンス No. 695([[Portable Document Format|PDF]])|date=2023-10-18|accessdate=2023-10-22}}</ref>。[[公務員試験#国家公務員試験|国家公務員一種試験(行政)]]に合格<ref name="Saitō Ryakurekisho(令和4年6月24日)">[https://yamanaka-bengoshi.jp/wp-content/uploads/2022/08/%E9%BD%8B%E8%97%A4%E9%80%9A%E9%9B%84-%E8%B2%A1%E5%8B%99%E7%9C%81%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E8%B2%A1%E5%8B%99%E5%B1%80%E9%95%B7%E3%81%AE%E7%95%A5%E6%AD%B4%E6%9B%B8%E2%86%92%E4%BB%A4%E5%92%8C%EF%BC%94%E5%B9%B4%EF%BC%96%E6%9C%88%EF%BC%92%EF%BC%94%E6%97%A5%EF%BC%8C%E8%B2%A1%E5%8B%99%E7%9C%81%E7%90%86%E8%B2%A1%E5%B1%80%E9%95%B7%E3%81%AB%E4%BB%BB%E5%91%BD%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%80%82.pdf 齋藤通雄 財務省理財局長の略歴書](PDF)</ref>。東大法学部第3類(政治コース)卒業。[[1987年]] [[大蔵省]]入省。[[財務省主税局|主税局]]調査課配属。[[予算 (日本)|予算]]や[[日本の租税|税]]などを通じて、政策の決定プロセスを裏側から見られそうだと感じたことが大蔵省入省の動機だったという<ref name="Finance No. 695 Saitō(First Part)"/>。[[消費税]]導入に向けてドイツの[[付加価値税|付加価値税制]]を調査<ref name="Career Path">[https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8336396/www.mof.go.jp/about_mof/recruit/mof/message/fy2013/23-28.pdf キャリアパス・人材育成] 財務省(PDF)</ref>。「[[第3次中曽根内閣|中曽根内閣]]の[[売上税]]が(1987年5月に)廃案になり、そこから消費税導入までの期間が見習いとして、過ごした時期だった。そういう意味では、まさに非常に大きな税制改革を裏側から見ることができた」と述べている<ref name="Finance No. 695 Saitō(First Part)"/>。[[1993年]]7月 [[沖縄国税事務所]][[宮城 (沖縄県)|北那覇]][[税務署|税務署長]]。 |
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[[2005年]]8月から[[2007年]]7月まで[[財務省]][[財務省大臣官房#政策調整室|大臣官房総合政策課政策調整室長]]。[[日本銀行]]の[[金融政策]]について、[[内閣府]]の担当者や[[内閣総理大臣官邸|総理大臣官邸]]の[[内閣総理大臣秘書官|秘書官]]などとも調整しながら企画立案した<ref name="Career Path"/>。[[2008年]]7月 [[主計局]]主計企画官(財政分析担当)。[[2009年]][[7月14日]] 主計局調査課長。[[民主党 (日本 1998-2016)#与党時代(2009年 - 2012年)|民主党政権]]下での財政健全化目標策定作業に[[国家戦略局#国家戦略室の設置|国家戦略室]]などと連携しながら取り組んだ<ref name="Career Path"/>。その後は[[金融庁]][[総務企画局]][[参事官#課長級総括整理職|参事官]]([[監督局]]担当)、[[産業革新投資機構]]([[2018年]][[9月25日]]までは[[産業革新投資機構|産業革新機構]])[[最高財務責任者|CFO(最高財務責任者)]]などを務め、[[2021年]][[7月8日]] [[東海財務局#東海財務局長|東海財務局長]]。[[2022年]][[6月24日]] [[理財局#歴代理財局長|理財局長]]。 |
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== 略歴 == |
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* [[1987年]]4月:[[大蔵省]]入省 |
* [[1987年]]4月:[[大蔵省]]入省 |
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* [[1989年]]6月:留学([[ルプレヒト・カール大学ハイデルベルク|ハイデルベルク大学]]) |
* [[1989年]]6月:留学([[ルプレヒト・カール大学ハイデルベルク|ハイデルベルク大学]]) |
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* [[1991年]]7月:[[主計局]]調査課係長<ref name="Zaimushō Meikan 2022Y">『財務省名鑑 2022年版』時評社、2021年12月発行、141頁</ref> |
* [[1991年]]7月:[[主計局]]調査課調査第二係長 兼 主計局法規課<ref name="Zaimushō Meikan 2022Y">『財務省名鑑 2022年版』時評社、2021年12月発行、141頁</ref> |
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* [[1993年]]7月:[[沖縄国税事務所]][[宮城 (沖縄県)|北那覇]][[税務署|税務署長]] |
* [[1993年]]7月:[[沖縄国税事務所]][[宮城 (沖縄県)|北那覇]][[税務署|税務署長]] |
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* [[1994年]]7月:[[財務省大臣官房#総合政策課|大臣官房調査企画課長]]補佐 |
* [[1994年]]7月:[[財務省大臣官房#総合政策課|大臣官房調査企画課長]]補佐 |
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* [[1995年]]5月:[[外務省]][[在フランクフルト日本国総領事館]]領事 |
* [[1995年]]5月:[[外務省]][[在フランクフルト日本国総領事館]]領事 |
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* [[1998年]]7月:[[理財局]]国債課長補佐 |
* [[1998年]]7月:[[理財局]]国債課長補佐 |
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* [[2001年]][[1月6日]]:[[財務省 (日本)|財務省]]理財局国債課長補佐 |
* [[2001年]][[1月6日]]:[[財務省 (日本)|財務省]]理財局国債課長補佐 |
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* 2001年7月:理財局計画官補佐(国土交通第一、二係担当) |
* 2001年7月:理財局計画官補佐(国土交通第一、二係担当) |
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* [[2002年]]7月:理財局財政投融資総括課長補佐(総括・企画・財務分析)、(併)理財局財政投融資総括課企画調整室長<ref name="Shokuinroku(P489)">『職員録 平成15年版 上巻』財務省印刷局、2002年11月発行、489頁</ref> |
* [[2002年]]7月:理財局財政投融資総括課長補佐(総括・企画・財務分析)、(併)理財局財政投融資総括課企画調整室長<ref name="Shokuinroku(P489)">『職員録 平成15年版 上巻』財務省印刷局、2002年11月発行、489頁</ref> |
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* [[2003年]]7月:[[財務省大臣官房|大臣官房]]企画官、(併)理財局[[総務|総務課]] |
* [[2003年]]7月:[[財務省大臣官房|大臣官房]]企画官、(併)理財局[[総務|総務課]] |
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* [[2004年]]4月:大臣官房企画官、(併)[[内閣官房副長官補]]付、(命)内閣官房郵政民営化準備室企画官。 |
* [[2004年]]4月:大臣官房企画官、(併)[[内閣官房副長官補]]付、(命)内閣官房郵政民営化準備室企画官。 |
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* [[2005年]]8月:[[財務省大臣官房#総合政策課|大臣官房総合政策課]]調査企画官、(併)[[財務省大臣官房#政策調整室|大臣官房総合政策課政策調整室長]]、(併)内閣官房副長官補付、(命)内閣官房郵政民営化準備室企画官 |
* [[2005年]]8月:[[財務省大臣官房#総合政策課|大臣官房総合政策課]]調査企画官、(併)[[財務省大臣官房#政策調整室|大臣官房総合政策課政策調整室長]]、(併)内閣官房副長官補付、(命)内閣官房郵政民営化準備室企画官 |
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* 2005年11月:大臣官房総合政策課調査企画官、(併)大臣官房総合政策課政策調整室長 |
* 2005年11月:大臣官房総合政策課調査企画官、(併)大臣官房総合政策課政策調整室長 |
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* [[2006年]]7月:大臣官房総合政策課政策調整室長 |
* [[2006年]]7月:大臣官房総合政策課政策調整室長 |
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* [[2007年]]7月:大臣官房企画官、(併)主計局司計課 |
* [[2007年]]7月:大臣官房企画官、(併)主計局司計課 |
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* [[2008年]][[2月1日]]:大臣官房企画官、(併)主計局司計課予算執行調査室長 |
* [[2008年]][[2月1日]]:大臣官房企画官、(併)主計局司計課予算執行調査室長 |
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* 2008年7月:主計局主計企画官(財政分析担当) |
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* 2008年8月:大臣官房企画官、(併)大臣官房総合政策課、(併)[[内閣府大臣官房]][[参事官#課長級総括整理職|参事官]] |
* 2008年8月:大臣官房企画官、(併)大臣官房総合政策課、(併)[[内閣府大臣官房]][[参事官#課長級総括整理職|参事官]] |
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* 2008年[[11月10日]]:主計局主計企画官(財政分析担当)、(併)内閣府大臣官房参事官 |
* 2008年[[11月10日]]:主計局主計企画官(財政分析担当)、(併)内閣府大臣官房参事官 |
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* [[2009年]][[7月14日]]:主計局調査課長 |
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* [[2010年]]7月:理財局国債業務課長 |
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* [[2011年]]7月:理財局国債企画課長 |
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* [[2013年]]6月:[[金融庁]][[総務企画局]]市場課長 |
* [[2013年]]6月:[[金融庁]][[総務企画局]]市場課長 |
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* [[2014年]]7月:金融庁総務企画局参事官(総合政策担当)、(併)内閣官房[[参事官#内閣官房|内閣参事官]](内閣官房副長官補付)、(命)内閣官房[[日本経済再生本部|日本経済再生総合事務局]]参事官 |
* [[2014年]]7月:金融庁総務企画局参事官(総合政策担当)、(併)内閣官房[[参事官#内閣官房|内閣参事官]](内閣官房副長官補付)、(命)内閣官房[[日本経済再生本部|日本経済再生総合事務局]]参事官 |
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* 2014年9月:金融庁総務企画局参事官(総合政策担当)、(併)内閣官房副長官補付、(命)内閣官房日本経済再生総合事務局参事官 |
* 2014年9月:金融庁総務企画局参事官(総合政策担当)、(併)内閣官房副長官補付、(命)内閣官房日本経済再生総合事務局参事官 |
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* [[2015年]]3月:金融庁総務企画局参事官(総合政策担当)、(併)金融庁総務企画局政策課研究開発室長、(併)内閣官房副長官補付、(命)内閣官房日本経済再生総合事務局参事官 |
* [[2015年]]3月:金融庁総務企画局参事官(総合政策担当)、(併)金融庁総務企画局政策課研究開発室長、(併)内閣官房副長官補付、(命)内閣官房日本経済再生総合事務局参事官 |
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* 2015年6月:金融庁総務企画局参事官(総合政策担当)、(併)金融庁総務企画局政策課研究開発室長、(併)内閣官房副長官補付、(命)内閣官房日本経済再生総合事務局参事官、(命)内閣官房東京オリンピック競技大会・パラリンピック競技大会推進本部事務局参事官 |
* 2015年6月:金融庁総務企画局参事官(総合政策担当)、(併)金融庁総務企画局政策課研究開発室長、(併)内閣官房副長官補付、(命)内閣官房日本経済再生総合事務局参事官、(命)内閣官房東京オリンピック競技大会・パラリンピック競技大会推進本部事務局参事官 |
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* [[2015年]][[7月7日]]:金融庁総務企画局参事官([[監督局]]担当) |
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* [[2016年]][[6月17日]]:大臣官房付 |
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* 2016年[[6月29日]]:[[産業革新投資機構|産業革新機構]][[役員 (会社)#専務、常務、執行役、執行役員|専務取締役]][[最高財務責任者|CFO(最高財務責任者)]]。 |
* 2016年[[6月29日]]:[[産業革新投資機構|産業革新機構]][[役員 (会社)#専務、常務、執行役、執行役員|専務取締役]][[最高財務責任者|CFO(最高財務責任者)]]。 |
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* [[2018年]][[9月25日]]:[[産業革新投資機構]][[役員 (会社)#専務、常務、執行役、執行役員|常務取締役]]CFO(最高財務責任者) |
* [[2018年]][[9月25日]]:[[産業革新投資機構]][[役員 (会社)#専務、常務、執行役、執行役員|常務取締役]]CFO(最高財務責任者) |
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* 2018年12月:産業革新投資機構[[代表取締役]][[役員 (会社)#専務、常務、執行役、執行役員|常務]]経営管理グループ長 |
* 2018年12月:産業革新投資機構[[代表取締役]][[役員 (会社)#専務、常務、執行役、執行役員|常務]]経営管理グループ長 |
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* [[2019年]]12月:産業革新投資機構取締役 |
* [[2019年]]12月:産業革新投資機構取締役CFO |
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* [[2021年]]6月29日:大臣官房付 |
* [[2021年]]6月29日:大臣官房付 |
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* 2021年[[7月8日]]:[[東海財務局#東海財務局長|東海財務局長]] |
* 2021年[[7月8日]]:[[東海財務局#東海財務局長|東海財務局長]] |
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* [[2022年]][[6月24日]]:[[理財局#歴代理財局長|理財局長]] |
* [[2022年]][[6月24日]]:[[理財局#歴代理財局長|理財局長]] |
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* [[2023年]]11月:[[野村資本市場研究所]]研究理事<ref>[https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-02/S3HKOGT1UM0X01 「ミスターJGB」こと斎藤前理財局長、野村HD子会社の研究理事に]Bloomberg 2023年11月2日</ref> |
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2024年3月17日 (日) 09:04時点における最新版
齋藤通雄(さいとう みちお、1963年1月2日 - )は日本の財務官僚。理財局長。東海財務局長などを歴任。ミスターJGBと称されている。
来歴
[編集]東京都出身。父親は経済企画庁物価局長を務めた齋藤成雄。筑波大学附属駒場高等学校卒業。東京大学法学部第3類(政治コース)在学中は政策の意思決定プロセスを研究する政治過程論のゼミに所属[1]。国家公務員一種試験(行政)に合格[2]。東大法学部第3類(政治コース)卒業。1987年 大蔵省入省。主税局調査課配属。予算や税などを通じて、政策の決定プロセスを裏側から見られそうだと感じたことが大蔵省入省の動機だったという[1]。消費税導入に向けてドイツの付加価値税制を調査[3]。「中曽根内閣の売上税が(1987年5月に)廃案になり、そこから消費税導入までの期間が見習いとして、過ごした時期だった。そういう意味では、まさに非常に大きな税制改革を裏側から見ることができた」と述べている[1]。1993年7月 沖縄国税事務所北那覇税務署長。
2005年8月から2007年7月まで財務省大臣官房総合政策課政策調整室長。日本銀行の金融政策について、内閣府の担当者や総理大臣官邸の秘書官などとも調整しながら企画立案した[3]。2008年7月 主計局主計企画官(財政分析担当)。2009年7月14日 主計局調査課長。民主党政権下での財政健全化目標策定作業に国家戦略室などと連携しながら取り組んだ[3]。その後は金融庁総務企画局参事官(監督局担当)、産業革新投資機構(2018年9月25日までは産業革新機構)CFO(最高財務責任者)などを務め、2021年7月8日 東海財務局長。2022年6月24日 理財局長。
略歴
[編集]- 1987年4月:大蔵省入省
- 1989年6月:留学(ハイデルベルク大学)
- 1991年7月:主計局調査課調査第二係長 兼 主計局法規課[4]
- 1993年7月:沖縄国税事務所北那覇税務署長
- 1994年7月:大臣官房調査企画課長補佐
- 1995年5月:外務省在フランクフルト日本国総領事館領事
- 1998年7月:理財局国債課長補佐
- 2001年1月6日:財務省理財局国債課長補佐
- 2001年7月:理財局計画官補佐(国土交通第一、二係担当)
- 2002年7月:理財局財政投融資総括課長補佐(総括・企画・財務分析)、(併)理財局財政投融資総括課企画調整室長[5]
- 2003年7月:大臣官房企画官、(併)理財局総務課
- 2004年4月:大臣官房企画官、(併)内閣官房副長官補付、(命)内閣官房郵政民営化準備室企画官。
- 2005年8月:大臣官房総合政策課調査企画官、(併)大臣官房総合政策課政策調整室長、(併)内閣官房副長官補付、(命)内閣官房郵政民営化準備室企画官
- 2005年11月:大臣官房総合政策課調査企画官、(併)大臣官房総合政策課政策調整室長
- 2006年7月:大臣官房総合政策課政策調整室長
- 2007年7月:大臣官房企画官、(併)主計局司計課
- 2008年2月1日:大臣官房企画官、(併)主計局司計課予算執行調査室長
- 2008年7月:主計局主計企画官(財政分析担当)
- 2008年8月:大臣官房企画官、(併)大臣官房総合政策課、(併)内閣府大臣官房参事官
- 2008年11月10日:主計局主計企画官(財政分析担当)、(併)内閣府大臣官房参事官
- 2009年7月14日:主計局調査課長
- 2010年7月:理財局国債業務課長
- 2011年7月:理財局国債企画課長
- 2013年6月:金融庁総務企画局市場課長
- 2014年7月:金融庁総務企画局参事官(総合政策担当)、(併)内閣官房内閣参事官(内閣官房副長官補付)、(命)内閣官房日本経済再生総合事務局参事官
- 2014年9月:金融庁総務企画局参事官(総合政策担当)、(併)内閣官房副長官補付、(命)内閣官房日本経済再生総合事務局参事官
- 2015年3月:金融庁総務企画局参事官(総合政策担当)、(併)金融庁総務企画局政策課研究開発室長、(併)内閣官房副長官補付、(命)内閣官房日本経済再生総合事務局参事官
- 2015年6月:金融庁総務企画局参事官(総合政策担当)、(併)金融庁総務企画局政策課研究開発室長、(併)内閣官房副長官補付、(命)内閣官房日本経済再生総合事務局参事官、(命)内閣官房東京オリンピック競技大会・パラリンピック競技大会推進本部事務局参事官
- 2015年7月7日:金融庁総務企画局参事官(監督局担当)
- 2016年6月17日:大臣官房付
- 2016年6月29日:産業革新機構専務取締役CFO(最高財務責任者)。
- 2018年9月25日:産業革新投資機構常務取締役CFO(最高財務責任者)
- 2018年12月:産業革新投資機構代表取締役常務経営管理グループ長
- 2019年12月:産業革新投資機構取締役CFO
- 2021年6月29日:大臣官房付
- 2021年7月8日:東海財務局長
- 2022年6月24日:理財局長
- 2023年11月:野村資本市場研究所研究理事[6]
入省同期
[編集]氏名 | 出身大学 | 配属先 | 職歴 |
---|---|---|---|
臼杵芳樹 | 東大経済卒 | 国際金融局調査課 | 東京税関長、名古屋国税局長、預金保険機構総務部長、預金保険機構検査部長 |
神田眞人 | 東大法卒 | 理財局総務課 | 財務官、国際局長、大臣官房総括審議官 主計局次長(首席)、主計局次長(末席) |
栗田照久 | 京大法卒 | 理財局国債課 | 金融庁長官、金融庁総合政策局長 金融庁監督局長兼内閣官房成長戦略会議事務局私的独占禁止法特例法案準備室長代理 金融庁監督局長兼内閣官房日本経済再生総合事務局私的独占禁止法特例法案準備室長代理 |
斎藤通雄 | 東大法卒 | 主税局調査課 | 理財局長、東海財務局長、産業革新投資機構CFO |
新川浩嗣 | 東大経済卒 | 大臣官房調査企画課 | 財務事務次官、主計局長、大臣官房長兼内閣官房気候変動対策推進室長、大臣官房総括審議官兼内閣官房気候変動対策推進室長 内閣総理大臣秘書官、大臣官房審議官(主税局担当)、主税局税制第二課長 |
辻庄市 | 東大法卒 | 大臣官房文書課 | 信州大学経法学部教授 北陸財務局長、内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局次長、中国財務局長 |
藤本哲也 | 東大法卒 | 大臣官房秘書課 | 公正取引委員会事務総長、公正取引委員会事務総局経済取引局長、公正取引委員会事務総局審査局長 公正取引委員会事務総局官房政策立案総括審議官 |
松尾元信 | 東大法卒 | 大臣官房文書課 | 金融庁総合政策局長兼内閣官房国際テロ情報集約室次長 金融庁証券取引等監視委員会事務局長、金融庁総合政策局政策立案総括審議官 |
水口純 | 東大法卒 | 主計局総務課 | 国際通貨基金(IMF)理事、大臣官房政策立案総括審議官 東海財務局長、金融庁証券取引等監視委員会事務局次長 |
鑓水洋 | 東大法卒 | 国際金融局総務課 | 環境省大臣官房長、国税庁次長 理財局次長(理財担当) |
渡部晶 | 京大法卒 | 証券局証券業務課 | 財務総合政策研究所長 大臣官房政策立案総括審議官兼大臣官房企画調整主幹(企画調整総括官)兼財務総合政策研究所副所長 大臣官房公文書監理官兼大臣官房企画調整主幹(企画調整総括官)兼財務総合政策研究所副所長 |
脚注
[編集]- ^ a b c “齋藤通雄氏に聞く、日本国債市場の制度改正と歴史(前編)”. ファイナンス No. 695(PDF) (2023年10月18日). 2023年10月22日閲覧。
- ^ 齋藤通雄 財務省理財局長の略歴書(PDF)
- ^ a b c キャリアパス・人材育成 財務省(PDF)
- ^ 『財務省名鑑 2022年版』時評社、2021年12月発行、141頁
- ^ 『職員録 平成15年版 上巻』財務省印刷局、2002年11月発行、489頁
- ^ 「ミスターJGB」こと斎藤前理財局長、野村HD子会社の研究理事にBloomberg 2023年11月2日