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「塩原屋」の版間の差分

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|資本金 = 1005万円
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|特記事項 = 2017年9月、スーパーマーケット事業を株式会社塩原屋(新社)に分割、2018年9月、現社名に変更、同年10月に解散。2019年2月、[[特別清算]]開始、同年5月、特別清算終結。
|特記事項 = 2017年9月、スーパーマーケット事業を株式会社塩原屋(新社)に分割、2018年9月、現社名に変更、同年10月に解散。2019年2月、[[特別清算]]開始、同年5月、特別清算終結。
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'''株式会社塩原屋'''(しおばらや)<ref name="会社概要"/><ref name="法人番号"/>は、[[栃木県]][[那須塩原市]]に[[本社]]を置き<ref name="会社概要"/><ref name="法人番号">[https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/henkorireki-johoto.html?selHouzinNo=3060001029451 株式会社塩原屋の情報] 国税庁法人番号公表サイト、2023年8月12日閲覧。</ref>、「'''塩原屋'''([[英語|英称]]:Food Market SHIOBARAYA)」の[[屋号]]で[[食品スーパー]]を運営していた[[日本]]の[[企業]]<ref name="会社概要">{{Cite web|和書|url=https://shiobaraya.com/profile/ |title=塩原屋について |website=塩原屋 Food Market SHIOBARAYA |publisher=株式会社塩原屋 |language=ja |date= |accessdate=2023-08-12 |archivedate=2023-08-12 |archiveurl=https://archive.md/omLWp }}</ref><ref name="下野新聞">[https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/765307 とちぎ倒産・整理情報 - 塩原屋が破産開始決定 那須塩原、負債5億9200万円] [[下野新聞]]SOON、[[下野新聞社]]、2023年7月20日、2023年8月12日閲覧。</ref><ref name="toshoken230726">[https://toshoken.com/news/26360 塩原屋、2023年7月倒産・全店閉店-栃木北部のスーパー、破産手続き開始] 都市商業研究所、2023年7月26日、2023年8月12日閲覧。</ref><ref name="トップページ">{{Cite web|和書|url=https://shiobaraya.com/ |title=スーパー塩原屋 栃木県那須塩原発祥のスーパーマーケットです。 |website=塩原屋 Food Market SHIOBARAYA |publisher=株式会社塩原屋 |language=ja |date= |accessdate=2023-08-12 |archivedate=2023-07-26 |archiveurl=https://archive.md/UUc8H }}</ref>。本記事では分割前のSBY株式会社(旧:株式会社塩原屋)と分割された新社の両方について記述する。
'''株式会社塩原屋'''(しおばらや)<ref name="会社概要" /><ref name="法人番号" />は、[[栃木県]][[那須塩原市]]に[[本社]]を置き<ref name="会社概要" /><ref name="法人番号">[https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/henkorireki-johoto.html?selHouzinNo=3060001029451 株式会社塩原屋の情報] 国税庁法人番号公表サイト、2023年8月12日閲覧。</ref>、「'''塩原屋'''([[英語|英称]]:Food Market SHIOBARAYA)」の[[屋号]]で[[食品スーパー]]を運営していた[[日本]]の[[企業]]<ref name="会社概要">{{Cite web|和書|url=https://shiobaraya.com/profile/ |title=塩原屋について |website=塩原屋 Food Market SHIOBARAYA |publisher=株式会社塩原屋 |language=ja |date= |accessdate=2023-08-12 |archivedate=2023-08-12 |archiveurl=https://archive.md/omLWp }}</ref><ref name="下野新聞">[https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/765307 とちぎ倒産・整理情報 - 塩原屋が破産開始決定 那須塩原、負債5億9200万円] [[下野新聞]]SOON、[[下野新聞社]]、2023年7月20日、2023年8月12日閲覧。</ref><ref name="toshoken230726">[https://toshoken.com/news/26360 塩原屋、2023年7月倒産・全店閉店-栃木北部のスーパー、破産手続き開始] 都市商業研究所、2023年7月26日、2023年8月12日閲覧。</ref><ref name="トップページ">{{Cite web|和書|url=https://shiobaraya.com/ |title=スーパー塩原屋 栃木県那須塩原発祥のスーパーマーケットです。 |website=塩原屋 Food Market SHIOBARAYA |publisher=株式会社塩原屋 |language=ja |date= |accessdate=2023-08-12 |archivedate=2023-07-26 |archiveurl=https://archive.md/UUc8H }}</ref>。本記事では分割前のSBY株式会社(旧:株式会社塩原屋)と分割された新社の両方について記述する。


[[全国スーパーマーケット協会]]および[[全日食チェーン]]に加盟していた<ref name="toshoken230726"/>。
[[全国スーパーマーケット協会]]および[[全日食チェーン]]に加盟していた<ref name="toshoken230726" />。


[[1930年]]に[[個人商店]]として創業、[[1954年]]に[[法人]]化<ref name="会社概要"/>。[[2023年]][[7月18日]]に[[自己破産]]を申請して[[倒産]]<ref name="下野新聞"/><ref name="toshoken230726"/><ref name="号外ネット"/>、全店が閉店した<ref name="toshoken230726"/><ref name="号外ネット"/><ref>[https://kaiten-heiten.com/shiobaraya-all/ 【閉店】スーパー塩原屋 全店(三島店・バイパス店・中田原店)2023年7月18日(火)閉店] 開店閉店.com、2023年7月21日、2023年8月12日閲覧。</ref>。
[[1930年]]に[[個人商店]]として創業、[[1954年]]に[[法人]]化<ref name="会社概要" />。[[2023年]][[7月18日]]に[[自己破産]]を申請して[[倒産]]<ref name="下野新聞" /><ref name="toshoken230726" /><ref name="号外ネット" />、全店が閉店した<ref name="toshoken230726" /><ref name="号外ネット" /><ref>[https://kaiten-heiten.com/shiobaraya-all/ 【閉店】スーパー塩原屋 全店(三島店・バイパス店・中田原店)2023年7月18日(火)閉店] 開店閉店.com、2023年7月21日、2023年8月12日閲覧。</ref>。


2023年7月時点で、那須塩原市に2店舗、[[大田原市]]に1店舗を運営していた<ref name="下野新聞"/><ref name="toshoken230726"/><ref name="号外ネット">[https://nasushiobara-ohtawara.goguynet.jp/2023/07/20/shiobaraya-hasan/ 【那須塩原市・大田原市】県北地盤のスーパー「塩原屋」が破産を申請。三島店・バイパス店・中田原店の3店舗が同時に閉店しました。] 号外NET 那須塩原市・大田原市、株式会社本氣メディア、2023年7月20日、2023年8月12日閲覧。</ref><ref name="店舗案内">{{Cite web|和書|url=https://shiobaraya.com/profile/ |title=店舗案内 |website=塩原屋 Food Market SHIOBARAYA |publisher=株式会社塩原屋 |language=ja |date= |accessdate=2023-08-12 |archivedate=2023-07-26 |archiveurl=https://archive.md/rQaCU }}</ref>。
2023年7月時点で、那須塩原市に2店舗、[[大田原市]]に1店舗を運営していた<ref name="下野新聞" /><ref name="toshoken230726" /><ref name="号外ネット">[https://nasushiobara-ohtawara.goguynet.jp/2023/07/20/shiobaraya-hasan/ 【那須塩原市・大田原市】県北地盤のスーパー「塩原屋」が破産を申請。三島店・バイパス店・中田原店の3店舗が同時に閉店しました。] 号外NET 那須塩原市・大田原市、株式会社本氣メディア、2023年7月20日、2023年8月12日閲覧。</ref><ref name="店舗案内">{{Cite web|和書|url=https://shiobaraya.com/profile/ |title=店舗案内 |website=塩原屋 Food Market SHIOBARAYA |publisher=株式会社塩原屋 |language=ja |date= |accessdate=2023-08-12 |archivedate=2023-07-26 |archiveurl=https://archive.md/rQaCU }}</ref>。


== 歴史 ==
== 歴史 ==
那須塩原市発祥の食品スーパーで<ref name="会社概要"/><ref name="トップページ"/>、[[地産地消]]を社是に掲げ<ref name="取り組み">{{Cite web|和書|url=https://shiobaraya.com/torikumi/ |title=塩原屋の取り組み |website=塩原屋 Food Market SHIOBARAYA |publisher=株式会社塩原屋 |language=ja |date= |accessdate=2023-08-12 |archivedate=2023-07-26 |archiveurl=https://archive.md/fXfOX }}</ref>、地域に根ざした[[老舗]]スーパーとして地元では長年親しまれてきた<ref name="号外ネット"/>。
那須塩原市発祥の食品スーパーで<ref name="会社概要" /><ref name="トップページ" />、[[地産地消]]を社是に掲げ<ref name="取り組み">{{Cite web|和書|url=https://shiobaraya.com/torikumi/ |title=塩原屋の取り組み |website=塩原屋 Food Market SHIOBARAYA |publisher=株式会社塩原屋 |language=ja |date= |accessdate=2023-08-12 |archivedate=2023-07-26 |archiveurl=https://archive.md/fXfOX }}</ref>、地域に根ざした[[老舗]]スーパーとして地元では長年親しまれてきた<ref name="号外ネット" />。


創業者は倒産時点での社長([[代表取締役]])の'''笠間良一'''の[[祖父母|祖父]]で<ref name="オンリーストーリー"/>、2代目として事業を継いだ良一の[[父]]が会社としての基盤を作った<ref name="オンリーストーリー">[https://onlystory.co.jp/stories/911 株式会社塩原屋 社長 笠間良一氏のONLY STORY] ONLY STORY、株式会社オンリーストーリー、2017年7月7日、2023年8月12日閲覧。</ref>。[[1954年]]には個人商店から法人化(当時は[[有限会社]])<ref name="会社概要"/>、[[1978年]]には[[スーパーマーケット]]業態へ転換した<ref name="会社概要"/>。良一は大学卒業後に他社へ就職して[[鮮魚]]部門を担当していたが、数年後に父が病気で手術をするため実家に呼び戻され、塩原屋へ入社<ref name="オンリーストーリー"/>。良一はその後、2番目に出店した店舗の店長に就任するが、ほどなく父が事故で急死し、父の跡を継ぐ形で良一が急遽社長に就任することとなった<ref name="オンリーストーリー"/>。
創業者は倒産時点での社長([[代表取締役]])の'''笠間良一'''の[[祖父母|祖父]]で<ref name="オンリーストーリー" />、2代目として事業を継いだ良一の[[父]]が会社としての基盤を作った<ref name="オンリーストーリー">[https://onlystory.co.jp/stories/911 株式会社塩原屋 社長 笠間良一氏のONLY STORY] ONLY STORY、株式会社オンリーストーリー、2017年7月7日、2023年8月12日閲覧。</ref>。[[1954年]]には個人商店から法人化(当時は[[有限会社]])<ref name="会社概要" />、[[1978年]]には[[スーパーマーケット]]業態へ転換した<ref name="会社概要" />。良一は大学卒業後に他社へ就職して[[鮮魚]]部門を担当していたが、数年後に父が病気で手術をするため実家に呼び戻され、塩原屋へ入社<ref name="オンリーストーリー" />。良一はその後、2番目に出店した店舗の店長に就任するが、ほどなく父が事故で急死し、父の跡を継ぐ形で良一が急遽社長に就任することとなった<ref name="オンリーストーリー" />。


しかし[[2000年代]]に入り、近隣に[[国道400号]][[大田原西那須野バイパス]]が開通すると、沿線に大型[[ロードサイド店舗]]の集積が進み、同業他社との競争が激化した<ref name="下野新聞"/>。
しかし[[2000年代]]に入り、近隣に[[国道400号]][[大田原西那須野バイパス]]が開通すると、沿線に大型[[ロードサイド店舗]]の集積が進み、同業他社との競争が激化した<ref name="下野新聞" />。
{{See also|大田原西那須野バイパス#地理}}
{{See also|大田原西那須野バイパス#地理}}


さらには[[2007年]]に那須郡[[那須町]]へ進出してオープンした「フードプレイス那須店」が<ref name="会社概要"/>、わずか3年後に閉店するなどして経営が悪化<ref name="toshoken230726"/>。フードプレイス那須店は同年9月30日をもって閉店したが、同日時点での店頭での告知では「一時閉鎖、再開時期未定」としていたものの、そのまま閉店に至った。
さらには[[2007年]]に那須郡[[那須町]]へ進出してオープンした「フードプレイス那須店」が<ref name="会社概要" />、わずか3年後に閉店するなどして経営が悪化<ref name="toshoken230726" />。フードプレイス那須店は同年9月30日をもって閉店したが、同日時点での店頭での告知では「一時閉鎖、再開時期未定」としていたものの、そのまま閉店に至った。


そのため[[2017年]]には旧法人から事業継承する形で<ref name="下野新聞"/>新法人へ移行した<ref name="下野新聞"/><ref name="toshoken230726"/>。また、[[コストコ]]から商品を仕入れ各店舗で販売する「コストコフェア」を毎月開催するなど<ref name="オンリーストーリー"/><ref>[https://nasushiobara-ohtawara.goguynet.jp/2022/11/26/shiobaraya-costco/ 【那須塩原市・大田原市】こんな身近にコストコが? 月イチ開催「塩原屋」のコストコフェアに行ってきました。] 号外NET 那須塩原市・大田原市、株式会社本氣メディア、2022年11月26日、2023年8月12日閲覧。</ref>([[2022年]]末頃まで開催)、小規模スーパーなりに工夫して経営の立て直しを図ってきた<ref name="オンリーストーリー"/>。
そのため[[2017年]]には旧法人から事業継承する形で<ref name="下野新聞" />新法人へ移行した<ref name="下野新聞" /><ref name="toshoken230726" />。また、[[コストコ]]から商品を仕入れ各店舗で販売する「コストコフェア」を毎月開催するなど<ref name="オンリーストーリー" /><ref>[https://nasushiobara-ohtawara.goguynet.jp/2022/11/26/shiobaraya-costco/ 【那須塩原市・大田原市】こんな身近にコストコが? 月イチ開催「塩原屋」のコストコフェアに行ってきました。] 号外NET 那須塩原市・大田原市、株式会社本氣メディア、2022年11月26日、2023年8月12日閲覧。</ref>([[2022年]]末頃まで開催)、小規模スーパーなりに工夫して経営の立て直しを図ってきた<ref name="オンリーストーリー" />。


しかしその後も、電気料金値上げや仕入価格上昇などにより経営は厳しく<ref name="下野新聞"/><ref name="号外ネット"/>、売場や仕入体制の見直しを進めたものの、[[黒字と赤字|赤字]]が続いたことから事業継続を断念<ref name="号外ネット"/>。2023年7月18日付で[[宇都宮地方裁判所]]へ自己破産の申請を行い<ref name="toshoken230726"/>、同日付で破産手続きの開始決定を受けた<ref name="下野新聞"/>。[[東京商工リサーチ]]および[[帝国データバンク]]によれば、2023年7月時点での[[負債]]総額は約5億9,200万円<ref name="下野新聞"/><ref name="toshoken230726"/>。
しかしその後も、電気料金値上げや仕入価格上昇などにより経営は厳しく<ref name="下野新聞" /><ref name="号外ネット" />、売場や仕入体制の見直しを進めたものの、[[黒字と赤字|赤字]]が続いたことから事業継続を断念<ref name="号外ネット" />。2023年7月18日付で[[宇都宮地方裁判所]]へ自己破産の申請を行い<ref name="toshoken230726" />、同日付で破産手続きの開始決定を受けた<ref name="下野新聞" />。[[東京商工リサーチ]]および[[帝国データバンク]]によれば、2023年7月時点での[[負債]]総額は約5億9,200万円<ref name="下野新聞" /><ref name="toshoken230726" />。


なお、倒産直前の同年7月には店舗でも動きがあり、 バイパス店に併設する[[農産物直売所]]「乃木の郷農産物直売所」を[[7月1日]]より閉鎖したが、この時点では「天井改修工事のため3週間ほど休業」と告知していた<ref name="号外ネット"/>。さらに倒産日を前に、[[7月15日]]から[[7月17日]]までの3日間は残った全3店で「売り尽くしセール」を開催したが<ref name="号外ネット"/>、この時点ではセールの理由を「店内改装と商品入替のため7月18日より休業」としており、全店閉店については公表していなかった<ref name="号外ネット"/>。またセールに訪れた客にも「ほんの数日で再オープン予定」と説明していた<ref name="号外ネット"/>。倒産・閉店を知らずに店舗を訪れた客が、店頭に貼られた破産手続きの告示書を見て引き返す光景も見られた<ref name="号外ネット"/>。
なお、倒産直前の同年7月には店舗でも動きがあり、 バイパス店に併設する[[農産物直売所]]「乃木の郷農産物直売所」を[[7月1日]]より閉鎖したが、この時点では「天井改修工事のため3週間ほど休業」と告知していた<ref name="号外ネット" />。さらに倒産日を前に、[[7月15日]]から[[7月17日]]までの3日間は残った全3店で「売り尽くしセール」を開催したが<ref name="号外ネット" />、この時点ではセールの理由を「店内改装と商品入替のため7月18日より休業」としており、全店閉店については公表していなかった<ref name="号外ネット" />。またセールに訪れた客にも「ほんの数日で再オープン予定」と説明していた<ref name="号外ネット" />。倒産・閉店を知らずに店舗を訪れた客が、店頭に貼られた破産手続きの告示書を見て引き返す光景も見られた<ref name="号外ネット" />。


== 沿革 ==
== 沿革 ==
* [[1930年]]([[昭和]]5年) - 栃木県[[那須郡]][[狩野村]](現:那須塩原市三島2丁目8番地)に「'''塩原屋商店'''」を創業、 [[鮮魚]]および[[雑貨]]類の販売を開始<ref name="会社概要"/>。
* [[1930年]]([[昭和]]5年) - 栃木県[[那須郡]][[狩野村]](現:那須塩原市三島2丁目8番地)に「'''塩原屋商店'''」を創業、 [[鮮魚]]および[[雑貨]]類の販売を開始<ref name="会社概要" />。
* [[1954年]](昭和29年)3月 - 法人化し「'''有限会社塩原屋商店'''」を設立<ref name="会社概要"/>。
* [[1954年]](昭和29年)3月 - 法人化し「'''有限会社塩原屋商店'''」を設立<ref name="会社概要" />。
* [[1955年]](昭和30年)[[2月11日]] - 那須郡狩野村が、那須郡[[西那須野町]]と[[市町村合併|合併]]し西那須野町となる(新設合併)<ref name="市の歴史">[https://www.city.nasushiobara.lg.jp/soshikikarasagasu/kikakuseisakuka/shiprofile/1/3261.html 那須塩原市の歴史] 那須塩原市、2023年7月1日更新、2023年8月12日閲覧。</ref>。
* [[1955年]](昭和30年)[[2月11日]] - 那須郡狩野村が、那須郡[[西那須野町]]と[[市町村合併|合併]]し西那須野町となる(新設合併)<ref name="市の歴史">[https://www.city.nasushiobara.lg.jp/soshikikarasagasu/kikakuseisakuka/shiprofile/1/3261.html 那須塩原市の歴史] 那須塩原市、2023年7月1日更新、2023年8月12日閲覧。</ref>。
* [[1969年]](昭和44年) - [[酒|酒類]]小売免許を取得し、酒類の販売を開始<ref name="会社概要"/>。
* [[1969年]](昭和44年) - [[酒|酒類]]小売免許を取得し、酒類の販売を開始<ref name="会社概要" />。
* [[1978年]](昭和53年)8月 - 本社を那須塩原市三島1丁目23番地{{efn|name="西那須野町"|当時はまだ那須塩原市の成立前であった<ref name="市の歴史" />。}}へ移転、本社併設の本店(三島店)を[[スーパーマーケット]]へ業態変更<ref name="会社概要"/>。
* [[1978年]](昭和53年)8月 - 本社を那須塩原市三島1丁目23番地{{efn|name="西那須野町"|当時はまだ那須塩原市の成立前であった<ref name="市の歴史" />。}}へ移転、本社併設の本店(三島店)を[[スーパーマーケット]]へ業態変更<ref name="会社概要" />。
* [[1986年]](昭和61年)11月 - バイパス店を開店(那須塩原市下永田1丁目988番1{{efn|name="西那須野町"}})<ref name="会社概要"/>。
* [[1986年]](昭和61年)11月 - バイパス店を開店(那須塩原市下永田1丁目988番1{{efn|name="西那須野町"}})<ref name="会社概要" />。
* [[1994年]](平成6年)
* [[1994年]](平成6年)
** 2月 - 野崎店を開店(那須塩原市一区町231番7{{efn|name="西那須野町"}})<ref name="会社概要"/>。
** 2月 - 野崎店を開店(那須塩原市一区町231番7{{efn|name="西那須野町"}})<ref name="会社概要" />。
** 12月 - バイパス店に併設して「酒センター」を開店<ref name="会社概要"/>。
** 12月 - バイパス店に併設して「酒センター」を開店<ref name="会社概要" />。
* [[1995年]](平成7年)11月 - 株式会社へ改組し「'''株式会社塩原屋'''」へ[[商号]]変更<ref name="会社概要"/>。
* [[1995年]](平成7年)11月 - 株式会社へ改組し「'''株式会社塩原屋'''」へ[[商号]]変更<ref name="会社概要" />。
* [[1998年]](平成10年)10月 - 三島店を全面改装<ref name="会社概要"/>。
* [[1998年]](平成10年)10月 - 三島店を全面改装<ref name="会社概要" />。
* [[2004年]](平成16年)
* [[2004年]](平成16年)
** [[9月4日]] - 野崎店を全面改装<ref name="会社概要"/>。
** [[9月4日]] - 野崎店を全面改装<ref name="会社概要" />。
** [[12月2日]] - 中田原店を開店([[大田原市]]中田原560-1)<ref name="会社概要"/>。
** [[12月2日]] - 中田原店を開店([[大田原市]]中田原560-1)<ref name="会社概要" />。
* [[2005年]](平成17年)
* [[2005年]](平成17年)
** [[1月1日]] - 那須郡西那須野町・塩原町・黒磯市が合併し、那須塩原市が発足<ref name="市の歴史" />。
** [[1月1日]] - 那須郡西那須野町・塩原町・黒磯市が合併し、那須塩原市が発足<ref name="市の歴史" />。
** [[11月25日]] - バイパス店を全面改装<ref name="会社概要"/>。
** [[11月25日]] - バイパス店を全面改装<ref name="会社概要" />。
* [[2007年]](平成19年)[[7月5日]] - フードプレイス那須店を開店(那須郡[[那須町]]高久丙411番地1)<ref name="会社概要"/>。
* [[2007年]](平成19年)[[7月5日]] - フードプレイス那須店を開店(那須郡[[那須町]]高久丙411番地1)<ref name="会社概要" />。
* [[2010年]](平成22年)[[9月30日]] - フードプレイス那須店を閉店。同日時点での告知では「一時閉鎖、再開時期未定」としていたがそのまま閉店。
* [[2010年]](平成22年)[[9月30日]] - フードプレイス那須店を閉店。同日時点での告知では「一時閉鎖、再開時期未定」としていたがそのまま閉店。
* [[2017年]](平成29年)- 経営状況の悪化により、旧法人から事業継承する形で新法人へ移行する<ref name="toshoken230726"/><ref name="下野新聞"/>。
* [[2017年]](平成29年)- 経営状況の悪化により、旧法人から事業継承する形で新法人へ移行する<ref name="toshoken230726" /><ref name="下野新聞" />。
* [[2018年]](平成30年)- 旧法人は「'''SBY株式会社'''」に社名を変更し、株主総会の決議により解散。
* [[2018年]](平成30年)- 旧法人は「'''SBY株式会社'''」に社名を変更し、株主総会の決議により解散。
* [[2019年]](平成31年・[[令和]]元年)
* [[2019年]](平成31年・[[令和]]元年)
**[[2月20日]] - SBY株式会社、特別清算開始。
**[[2月20日]] - SBY株式会社、特別清算開始。
**[[5月11日]] - SBY株式会社、特別清算終結。
**[[5月11日]] - SBY株式会社、特別清算終結。
* [[2020年]](令和2年)[[7月13日]] - [[ポイントカード]]「ハッピーカード」に[[クレジットカード]]決済でもポイント付与されるよう変更<ref name="トップページ"/><ref name="クレジット"/>。
* [[2020年]](令和2年)[[7月13日]] - [[ポイントカード]]「ハッピーカード」に[[クレジットカード]]決済でもポイント付与されるよう変更<ref name="トップページ" /><ref name="クレジット" />。
* [[2023年]](令和5年)
* [[2023年]](令和5年)
** [[7月1日]] - バイパス店に併設する[[農産物直売所]]「乃木の郷農産物直売所」を閉鎖<ref name="号外ネット"/>。
** [[7月1日]] - バイパス店に併設する[[農産物直売所]]「乃木の郷農産物直売所」を閉鎖<ref name="号外ネット" />。
** [[7月15日]] - 同日より[[7月17日]]までの3日間、全3店で「売り尽くしセール」を開催<ref name="号外ネット"/>。
** [[7月15日]] - 同日より[[7月17日]]までの3日間、全3店で「売り尽くしセール」を開催<ref name="号外ネット" />。
** [[7月18日]] - [[宇都宮家庭裁判所]]に自己破産を申請、同日付で破産手続き開始が決定<ref name="下野新聞"/><ref name="toshoken230726"/>。
** [[7月18日]] - [[宇都宮家庭裁判所]]に自己破産を申請、同日付で破産手続き開始が決定<ref name="下野新聞" /><ref name="toshoken230726" />。


== 店舗 ==
== 店舗 ==
=== 倒産時点で存在した店舗 ===
=== 倒産時点で存在した店舗 ===
; 三島店(本店)
; 三島店(本店)
* 栃木県那須塩原市三島1丁目23番地<ref name="会社概要"/><ref name="店舗案内"/>
* 栃木県那須塩原市三島1丁目23番地<ref name="会社概要" /><ref name="店舗案内" />
* 本社を併設する1号店<ref name="会社概要"/>。1978年8月に本社とともに創業地から移転し、スーパーマーケット業態1号店となる<ref name="会社概要"/>。
* 本社を併設する1号店<ref name="会社概要" />。1978年8月に本社とともに創業地から移転し、スーパーマーケット業態1号店となる<ref name="会社概要" />。
* [[東日本旅客鉄道|JR]][[西那須野駅]]北西側、[[栃木県道317号西那須野停車場線|県道317号]]沿い。[[国道400号]][[大田原西那須野バイパス]]にも近い<ref name="店舗案内"/>。
* [[東日本旅客鉄道|JR]][[西那須野駅]]北西側、[[栃木県道317号西那須野停車場線|県道317号]]沿い。[[国道400号]][[大田原西那須野バイパス]]にも近い<ref name="店舗案内" />。
* 営業時間は午前9時から午後8時30分まで<ref name="店舗案内"/>。
* 営業時間は午前9時から午後8時30分まで<ref name="店舗案内" />。


; バイパス店
; バイパス店
* 栃木県那須塩原市下永田1丁目988番1<ref name="会社概要"/><ref name="店舗案内"/>
* 栃木県那須塩原市下永田1丁目988番1<ref name="会社概要" /><ref name="店舗案内" />
* 1986年11月開店<ref name="会社概要"/>。
* 1986年11月開店<ref name="会社概要" />。
* 1994年12月に併設して「酒センター」を開店<ref name="会社概要"/>。
* 1994年12月に併設して「酒センター」を開店<ref name="会社概要" />。
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* JR西那須野駅東側、国道400号大田原西那須野バイパスにも近い<ref name="店舗案内"/>。
* JR西那須野駅東側、国道400号大田原西那須野バイパスにも近い<ref name="店舗案内" />。
* 店舗前の道の向かいに、閉店後も[[解体]]されず[[廃墟]]化した[[コジマ]]の店舗跡の建物がある<ref name="号外ネット"/>。
* 店舗前の道の向かいに、閉店後も[[解体]]されず[[廃墟]]化した[[コジマ]]の店舗跡の建物がある<ref name="号外ネット" />。
* 営業時間は午前9時から午後9時まで<ref name="店舗案内"/>、農産物直売所は午前9時から午後5時30分まで<ref name="店舗案内"/>。
* 営業時間は午前9時から午後9時まで<ref name="店舗案内" />、農産物直売所は午前9時から午後5時30分まで<ref name="店舗案内" />。


; 中田原店
; 中田原店
* 栃木県[[大田原市]]中田原560-1<ref name="店舗案内"/>
* 栃木県[[大田原市]]中田原560-1<ref name="店舗案内" />
* 2004年12月2日開店<ref name="会社概要"/><ref name="店舗案内"/>。
* 2004年12月2日開店<ref name="会社概要" /><ref name="店舗案内" />。
* JR西那須野駅南東側、[[国道461号]]付近<ref name="店舗案内"/>。近くを[[蛇尾川]]が流れ「蛇尾川緑地公園」がある<ref name="店舗案内"/><ref>[https://www.city.ohtawara.tochigi.jp/docs/2013090300637/ 蛇尾川緑地公園] 大田原市、2013年9月3日、2023年8月12日閲覧。</ref><ref>[https://www.ohtawara.info/spot_detail.html?id=108 観光案内 - 公園 - 蛇尾川緑地公園] Oh! 大田原、大田原市観光協会、2023年8月12日閲覧。</ref>。
* JR西那須野駅南東側、[[国道461号]]付近<ref name="店舗案内" />。近くを[[蛇尾川]]が流れ「蛇尾川緑地公園」がある<ref name="店舗案内" /><ref>[https://www.city.ohtawara.tochigi.jp/docs/2013090300637/ 蛇尾川緑地公園] 大田原市、2013年9月3日、2023年8月12日閲覧。</ref><ref>[https://www.ohtawara.info/spot_detail.html?id=108 観光案内 - 公園 - 蛇尾川緑地公園] Oh! 大田原、大田原市観光協会、2023年8月12日閲覧。</ref>。
* 営業時間は午前9時30分から午後10時まで(日曜日は午前9時から午後10時まで)と、他店より閉店時間が遅かった<ref name="店舗案内"/>。
* 営業時間は午前9時30分から午後10時まで(日曜日は午前9時から午後10時まで)と、他店より閉店時間が遅かった<ref name="店舗案内" />。


=== 倒産前に閉店した店舗 ===
=== 倒産前に閉店した店舗 ===
; 野崎店
; 野崎店
* 栃木県那須塩原市一区町231番7<ref name="会社概要"/>
* 栃木県那須塩原市一区町231番7<ref name="会社概要" />
* 1994年2月開店<ref name="会社概要"/>。2004年9月4日に全面改装<ref name="会社概要"/>。閉店時期不明。
* 1994年2月開店<ref name="会社概要" />。2004年9月4日に全面改装<ref name="会社概要" />。閉店時期不明。
* 跡地には、株式会社アローテックス(本社:那須塩原市四区町705番37)システム工場が建設・稼働<ref>[https://www.allowtex.co.jp/service 事業内容] 株式会社アローテックス、2023年8月12日閲覧。</ref>。
* 跡地には、株式会社アローテックス(本社:那須塩原市四区町705番37)システム工場が建設・稼働<ref>[https://www.allowtex.co.jp/service 事業内容] 株式会社アローテックス、2023年8月12日閲覧。</ref>。


; フードプレイス那須店
; フードプレイス那須店
* 栃木県[[那須郡]][[那須町]]高久丙411番地1<ref name="会社概要"/>
* 栃木県[[那須郡]][[那須町]]高久丙411番地1<ref name="会社概要" />
* 2007年7月5日開店<ref name="会社概要"/>、2010年9月30日閉店。
* 2007年7月5日開店<ref name="会社概要" />、2010年9月30日閉店。
* 跡地には、[[カワチ薬品]](本社:栃木県[[小山市]])那須高原店が出店<ref name="toshoken230726"/><ref>[https://www.cawachi.co.jp/customer/store/shop.html?storeCode=249&search=1 店舗検索 - カワチ薬品 那須高原店] [[カワチ薬品|株式会社カワチ薬品]]、2023年8月12日閲覧。</ref>。
* 跡地には、[[カワチ薬品]](本社:栃木県[[小山市]])那須高原店が出店<ref name="toshoken230726" /><ref>[https://www.cawachi.co.jp/customer/store/shop.html?storeCode=249&search=1 店舗検索 - カワチ薬品 那須高原店] [[カワチ薬品|株式会社カワチ薬品]]、2023年8月12日閲覧。</ref>。


== ポイントサービス ==
== ポイントサービス ==
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ポイント還元率は200円で1ポイントだが、前月の累計購入金額により150円で1ポイントから100円で1ポイントまで還元率が上がるシステムを採っていた。日曜日はポイント3倍または5倍になるポイント倍付け、来店ポイントが付与される「ご来店ゲーム」、60歳以上の[[高齢者|シニア]]割引「オパール会員」などのサービスもあった。500ポイント貯まると店内の「ハッピーBOX」で500円分の買い物券「ハッピー券」が発行でき(1ポイント1円で使えるシステムではない)、買い物に使えるほか、誕生月にはバースデープレゼントとして「ハッピー券」を使って懸賞に参加でき、落選した場合はポイントは戻されて再度買い物券を発行することができる<ref name="おすすめ">{{Cite web|和書|url=https://shiobaraya.com/recommend/ |title=塩原屋のおすすめ - 会員様限定バースデープレゼント |website=塩原屋 Food Market SHIOBARAYA |publisher=株式会社塩原屋 |language=ja |date= |accessdate=2023-08-12 |archivedate=2023-08-12 |archiveurl=https://archive.md/Bhb3w }}</ref>。
ポイント還元率は200円で1ポイントだが、前月の累計購入金額により150円で1ポイントから100円で1ポイントまで還元率が上がるシステムを採っていた。日曜日はポイント3倍または5倍になるポイント倍付け、来店ポイントが付与される「ご来店ゲーム」、60歳以上の[[高齢者|シニア]]割引「オパール会員」などのサービスもあった。500ポイント貯まると店内の「ハッピーBOX」で500円分の買い物券「ハッピー券」が発行でき(1ポイント1円で使えるシステムではない)、買い物に使えるほか、誕生月にはバースデープレゼントとして「ハッピー券」を使って懸賞に参加でき、落選した場合はポイントは戻されて再度買い物券を発行することができる<ref name="おすすめ">{{Cite web|和書|url=https://shiobaraya.com/recommend/ |title=塩原屋のおすすめ - 会員様限定バースデープレゼント |website=塩原屋 Food Market SHIOBARAYA |publisher=株式会社塩原屋 |language=ja |date= |accessdate=2023-08-12 |archivedate=2023-08-12 |archiveurl=https://archive.md/Bhb3w }}</ref>。


「ハッピーカード」は長らく[[クレジットカード]]決済ではポイント付与はなかったが、[[コロナ禍]]での非接触化の流れと[[キャッシュレス決済]]の普及を受け、[[2020年]][[7月13日]]からクレジット決済でもポイントが付与されるようになった<ref name="トップページ"/><ref name="クレジット"/>。
「ハッピーカード」は長らく[[クレジットカード]]決済ではポイント付与はなかったが、[[コロナ禍]]での非接触化の流れと[[キャッシュレス決済]]の普及を受け、[[2020年]][[7月13日]]からクレジット決済でもポイントが付与されるようになった<ref name="トップページ" /><ref name="クレジット" />。


ポイントカード会員は「ハッピー会員」と称され、会員を対象としたイベントも開催していた<ref name="トップページ"/>。また会員でなくても参加できるバスツアーも開催されていた<ref name="トップページ"/>。
ポイントカード会員は「ハッピー会員」と称され、会員を対象としたイベントも開催していた<ref name="トップページ" />。また会員でなくても参加できるバスツアーも開催されていた<ref name="トップページ" />。


== 脚注 ==
== 脚注 ==
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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
* [https://shiobaraya.com/ スーパー塩原屋 栃木県那須塩原発祥のスーパーマーケットです。] - 公式ウェブサイト
* {{Wayback |url=https://shiobaraya.com/ |title=スーパー塩原屋 |date=20231207141041}} - 公式ウェブサイト


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2024年9月19日 (木) 16:09時点における最新版

株式会社塩原屋
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
329-2752
栃木県那須塩原市三島1丁目23番地13[1][2]
設立 2017年5月(2017年9月株式会社塩原屋(旧社)より会社分割)
業種 小売業
法人番号 3060001029451
事業内容 食品スーパーの運営[1]
代表者 代表取締役 笠間良一[1][3]
破産管財人 安田真道[4]
資本金 1005万円
発行済株式総数 1001株
支店舗数 3(2023年7月18日時点)[5]
特記事項:2023年7月18日付で自己破産を申請、同日付で破産手続き開始決定[5]
テンプレートを表示
SBY株式会社
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
329-2752
栃木県那須塩原市三島1丁目23番地[6]
設立 1954年3月(有限会社塩原屋商店)
1930年創業(塩原屋商店)[1]
業種 小売業
法人番号 8060001012007
事業内容 食品スーパーの運営[1]
代表者 代表清算人 関口健治
資本金 1000万円
発行済株式総数 200株
特記事項:2017年9月、スーパーマーケット事業を株式会社塩原屋(新社)に分割、2018年9月、現社名に変更、同年10月に解散。2019年2月、特別清算開始、同年5月、特別清算終結。
テンプレートを表示

株式会社塩原屋(しおばらや)[1][2]は、栃木県那須塩原市本社を置き[1][2]、「塩原屋英称:Food Market SHIOBARAYA)」の屋号食品スーパーを運営していた日本企業[1][5][7][8]。本記事では分割前のSBY株式会社(旧:株式会社塩原屋)と分割された新社の両方について記述する。

全国スーパーマーケット協会および全日食チェーンに加盟していた[7]

1930年個人商店として創業、1954年法人[1]2023年7月18日自己破産を申請して倒産[5][7][9]、全店が閉店した[7][9][10]

2023年7月時点で、那須塩原市に2店舗、大田原市に1店舗を運営していた[5][7][9][11]

歴史

[編集]

那須塩原市発祥の食品スーパーで[1][8]地産地消を社是に掲げ[12]、地域に根ざした老舗スーパーとして地元では長年親しまれてきた[9]

創業者は倒産時点での社長(代表取締役)の笠間良一祖父[3]、2代目として事業を継いだ良一のが会社としての基盤を作った[3]1954年には個人商店から法人化(当時は有限会社[1]1978年にはスーパーマーケット業態へ転換した[1]。良一は大学卒業後に他社へ就職して鮮魚部門を担当していたが、数年後に父が病気で手術をするため実家に呼び戻され、塩原屋へ入社[3]。良一はその後、2番目に出店した店舗の店長に就任するが、ほどなく父が事故で急死し、父の跡を継ぐ形で良一が急遽社長に就任することとなった[3]

しかし2000年代に入り、近隣に国道400号大田原西那須野バイパスが開通すると、沿線に大型ロードサイド店舗の集積が進み、同業他社との競争が激化した[5]

さらには2007年に那須郡那須町へ進出してオープンした「フードプレイス那須店」が[1]、わずか3年後に閉店するなどして経営が悪化[7]。フードプレイス那須店は同年9月30日をもって閉店したが、同日時点での店頭での告知では「一時閉鎖、再開時期未定」としていたものの、そのまま閉店に至った。

そのため2017年には旧法人から事業継承する形で[5]新法人へ移行した[5][7]。また、コストコから商品を仕入れ各店舗で販売する「コストコフェア」を毎月開催するなど[3][13]2022年末頃まで開催)、小規模スーパーなりに工夫して経営の立て直しを図ってきた[3]

しかしその後も、電気料金値上げや仕入価格上昇などにより経営は厳しく[5][9]、売場や仕入体制の見直しを進めたものの、赤字が続いたことから事業継続を断念[9]。2023年7月18日付で宇都宮地方裁判所へ自己破産の申請を行い[7]、同日付で破産手続きの開始決定を受けた[5]東京商工リサーチおよび帝国データバンクによれば、2023年7月時点での負債総額は約5億9,200万円[5][7]

なお、倒産直前の同年7月には店舗でも動きがあり、 バイパス店に併設する農産物直売所「乃木の郷農産物直売所」を7月1日より閉鎖したが、この時点では「天井改修工事のため3週間ほど休業」と告知していた[9]。さらに倒産日を前に、7月15日から7月17日までの3日間は残った全3店で「売り尽くしセール」を開催したが[9]、この時点ではセールの理由を「店内改装と商品入替のため7月18日より休業」としており、全店閉店については公表していなかった[9]。またセールに訪れた客にも「ほんの数日で再オープン予定」と説明していた[9]。倒産・閉店を知らずに店舗を訪れた客が、店頭に貼られた破産手続きの告示書を見て引き返す光景も見られた[9]

沿革

[編集]

店舗

[編集]

倒産時点で存在した店舗

[編集]
三島店(本店)
バイパス店
  • 栃木県那須塩原市下永田1丁目988番1[1][11]
  • 1986年11月開店[1]
  • 1994年12月に併設して「酒センター」を開店[1]
  • 農産物直売所「乃木の郷農産物直売所」を併設[11](7月1日閉店)[9]
  • JR西那須野駅東側、国道400号大田原西那須野バイパスにも近い[11]
  • 店舗前の道の向かいに、閉店後も解体されず廃墟化したコジマの店舗跡の建物がある[9]
  • 営業時間は午前9時から午後9時まで[11]、農産物直売所は午前9時から午後5時30分まで[11]
中田原店
  • 栃木県大田原市中田原560-1[11]
  • 2004年12月2日開店[1][11]
  • JR西那須野駅南東側、国道461号付近[11]。近くを蛇尾川が流れ「蛇尾川緑地公園」がある[11][16][17]
  • 営業時間は午前9時30分から午後10時まで(日曜日は午前9時から午後10時まで)と、他店より閉店時間が遅かった[11]

倒産前に閉店した店舗

[編集]
野崎店
  • 栃木県那須塩原市一区町231番7[1]
  • 1994年2月開店[1]。2004年9月4日に全面改装[1]。閉店時期不明。
  • 跡地には、株式会社アローテックス(本社:那須塩原市四区町705番37)システム工場が建設・稼働[18]
フードプレイス那須店

ポイントサービス

[編集]

独自のポイントカードハッピーカード」があり、コーポレートカラーの黄緑色のプラスチック製磁気カードに、緑と赤の文字で「新鮮さをお安く!心をこめて HAPPY CARD」と書かれ、カード下部には「Food Market SHIOBARAYA」の文字と頭文字のSをデザインした緑の双葉ロゴマークが書かれていた[15]

ポイント還元率は200円で1ポイントだが、前月の累計購入金額により150円で1ポイントから100円で1ポイントまで還元率が上がるシステムを採っていた。日曜日はポイント3倍または5倍になるポイント倍付け、来店ポイントが付与される「ご来店ゲーム」、60歳以上のシニア割引「オパール会員」などのサービスもあった。500ポイント貯まると店内の「ハッピーBOX」で500円分の買い物券「ハッピー券」が発行でき(1ポイント1円で使えるシステムではない)、買い物に使えるほか、誕生月にはバースデープレゼントとして「ハッピー券」を使って懸賞に参加でき、落選した場合はポイントは戻されて再度買い物券を発行することができる[20]

「ハッピーカード」は長らくクレジットカード決済ではポイント付与はなかったが、コロナ禍での非接触化の流れとキャッシュレス決済の普及を受け、2020年7月13日からクレジット決済でもポイントが付与されるようになった[8][15]

ポイントカード会員は「ハッピー会員」と称され、会員を対象としたイベントも開催していた[8]。また会員でなくても参加できるバスツアーも開催されていた[8]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ a b c 当時はまだ那須塩原市の成立前であった[14]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al 塩原屋について”. 塩原屋 Food Market SHIOBARAYA. 株式会社塩原屋. 2023年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月12日閲覧。
  2. ^ a b c 株式会社塩原屋の情報 国税庁法人番号公表サイト、2023年8月12日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g 株式会社塩原屋 社長 笠間良一氏のONLY STORY ONLY STORY、株式会社オンリーストーリー、2017年7月7日、2023年8月12日閲覧。
  4. ^ 追、(株)塩原屋(栃木)/破産開始決定 スーパー 倒産要約版 - 倒産情報-政治経済・時事・倒産情報 | JC-NET(ジェイシーネット)、2023年12月12日閲覧。[出典無効]
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m とちぎ倒産・整理情報 - 塩原屋が破産開始決定 那須塩原、負債5億9200万円 下野新聞SOON、下野新聞社、2023年7月20日、2023年8月12日閲覧。
  6. ^ SBY株式会社の情報 国税庁法人番号公表サイト、2023年12月12日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h i j k l 塩原屋、2023年7月倒産・全店閉店-栃木北部のスーパー、破産手続き開始 都市商業研究所、2023年7月26日、2023年8月12日閲覧。
  8. ^ a b c d e f スーパー塩原屋 栃木県那須塩原発祥のスーパーマーケットです。”. 塩原屋 Food Market SHIOBARAYA. 株式会社塩原屋. 2023年7月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月12日閲覧。
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 【那須塩原市・大田原市】県北地盤のスーパー「塩原屋」が破産を申請。三島店・バイパス店・中田原店の3店舗が同時に閉店しました。 号外NET 那須塩原市・大田原市、株式会社本氣メディア、2023年7月20日、2023年8月12日閲覧。
  10. ^ 【閉店】スーパー塩原屋 全店(三島店・バイパス店・中田原店)2023年7月18日(火)閉店 開店閉店.com、2023年7月21日、2023年8月12日閲覧。
  11. ^ a b c d e f g h i j k l m n 店舗案内”. 塩原屋 Food Market SHIOBARAYA. 株式会社塩原屋. 2023年7月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月12日閲覧。
  12. ^ 塩原屋の取り組み”. 塩原屋 Food Market SHIOBARAYA. 株式会社塩原屋. 2023年7月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月12日閲覧。
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関連項目

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外部リンク

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