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2007年3月6日 (火) 07:42時点における版
Model1は1992年にセガによって開発されたアーケードゲーム基板である。ポリゴンによる3D描画機能を搭載したものでは、セガとしてはもっとも初期に発売されたものとなる。
Model1上で動作するゲームとして最初にリリースされたのはバーチャレーシングであった。バーチャレーシングはもともとModel1のスペック確認用として製作されたもので、本来であれば商用リリースの予定はなかったが、意外なほどに出来がよかったためにブラッシュアップを施されて発売された。
また、バーチャレーシングに搭載された初期型のModel1基板はその後のものとバージョンが異なっており、互換性はない。しかし、バーチャレーシングは専用の筐体で提供されたために、不都合はほとんど生じなかった。
Model1のメインCPUはNEC製のV60、描画プロセッサは富士通製のMB86233。その他に音源制御にMC68000などを搭載していた。 描画能力は18万ポリゴン/秒。フラットシェーディングやアルファブレンディングが可能であったものの、ポリゴンにテクスチャーを貼ることはできなかった。
当時の基板としては非常に高価なシステムであったこともあり、Model1で開発されたゲームは6本にすぎない。本格的な3Dへの移行は翌年に発表されたModel2によって行われた。