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2005年4月11日 (月) 17:41時点における版

『死者の書』(ししゃのしょ)と呼ばれる宗教的な書には、古代エジプトのものと、チベットのものがある。

  1. 死者の書(英語綴りBook of the Dead)古代エジプトで死者とともに埋葬されたパピルスの巻き物。心臓を天秤にかける死者の裁判の章は有名である。秤のメモリはアヌビス神が見ている。
  2. チベットの死者の書』(英語綴り Bar do thos grol)はラマ教の教典。臨終に際してラマ僧によって読まれる。エヴァンズ・ウェンツによって英訳され、NHKの番組で紹介されたりして広く知られているものは、実はニンマ派のものであり日本において一般的に流布しているものはこちらであるが、チベットにおいてはラマ教信者の多数はゲルグ派に属しているためゲルグ派の死者の方がより一般的である。古代に埋められた教典であるとして両派とも仏典としているが、いわゆる偽書でありチベット特有の教典であるとされている。参考:[1]
  3. 死者の書』は、釈迢空による小説で、古代エジプトにおける死者の書を古代日本に舞台を置き換えて話を展開している。