「ピノキオ (1940年の映画)」の版間の差分
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* 音楽:[[ネッド・ワシントン]]、[[リー・ハーライン]]、[[ポール・J・スミス]] |
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* キャラクター・デザイン:[[ジョー・グラント]],[[アル・ハーター]],[[ジョン・P・ミラー]],[[キャンベル・グラント]],[[マーティン・プロベンセン]],[[ジョン・ウォルブリッジ]] |
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* ピノキオ(人形)担当作画監督:[[フランク・トーマス (アニメーター)|フランク・トーマス]] |
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* ピノキオ(人間)担当作画監督:[[ミルト・カール]] |
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* ゼベット担当作画監督:[[アート・バビット]] |
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* ランプウィック担当作画監督:[[フレッド・ムーア]] |
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* モンストロ担当作画監督:[[ウォルフガング・ライザーマン]] |
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* 作画監督:[[ビル・ティトラ]] |
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* 原画:[[ジャック・キャンベル]],[[オリー・ジョンストン]],[[バーニー・ウルフ]],[[ドン・ダグラディ]],[[ドン・ラスク]],[[ジョン・ラウンズベリー]],[[ノーマン・テイト]],[[ジョン・ブラッドベリ]],[[リン・カープ]],[[チャルーズ・ニコルス]],[[アート・パルマー]],[[ジョシュア・ミードア]],[[ドン・トビン]],[[ロバート・マーシュ]],[[ジョージ・ロウレイ]],[[ジョン・マクマヌス]],[[ドン・パターソン]],[[プレストン・ブレア]],[[レス・クラーク]],[[マーヴィン・ウッドワード]],[[ヒュー・フレイサー]],[[ジョン・エリオット]] |
* 原画:[[ジャック・キャンベル]],[[オリー・ジョンストン]],[[バーニー・ウルフ]],[[ドン・ダグラディ]],[[ドン・ラスク]],[[ジョン・ラウンズベリー]],[[ノーマン・テイト]],[[ジョン・ブラッドベリ]],[[リン・カープ]],[[チャルーズ・ニコルス]],[[アート・パルマー]],[[ジョシュア・ミードア]],[[ドン・トビン]],[[ロバート・マーシュ]],[[ジョージ・ロウレイ]],[[ジョン・マクマヌス]],[[ドン・パターソン]],[[プレストン・ブレア]],[[レス・クラーク]],[[マーヴィン・ウッドワード]],[[ヒュー・フレイサー]],[[ジョン・エリオット]] |
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* 美術監督:[[チャールズ・フィリッピ]],[[ヒュー・ヘネシー]],[[ケン・アンダーソン (美術監督)|ケン・アンダーソン]],[[ディック・ケルセイ]],[[ケンドール・オコーナー]],[[テレル・スタップ]],[[ソール・パットナム]],[[ジョン・ヒュブレイ]],[[マクラーレン・スチュアート]],[[アル・ジンネン]] |
* 美術監督:[[チャールズ・フィリッピ]],[[ヒュー・ヘネシー]],[[ケン・アンダーソン (美術監督)|ケン・アンダーソン]],[[ディック・ケルセイ]],[[ケンドール・オコーナー]],[[テレル・スタップ]],[[ソール・パットナム]],[[ジョン・ヒュブレイ]],[[マクラーレン・スチュアート]],[[アル・ジンネン]] |
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* 背景:[[クロード・コーツ]],[[マール・コックス]],[[エド・スター]],[[レイ・ハッフィン]] |
* 背景:[[クロード・コーツ]],[[マール・コックス]],[[エド・スター]],[[レイ・ハッフィン]] |
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* 撮影:[[ボブ・ブロートン]] |
* 撮影:[[ボブ・ブロートン]] |
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* 録音:[[ウィリアム・E・ギャリティ]] |
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* J・ワシントン・ファウルフェロー、ギデオン担当演出:[[ノーム・ファーガソン]]、[[T・ヒー]] |
* J・ワシントン・ファウルフェロー、ギデオン担当演出:[[ノーム・ファーガソン]]、[[T・ヒー]] |
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* 演出:[[ビル・ロバーツ]]、[[ジャック・キニー]]、[[ウィルフレッド・ジャクソン]] |
* 演出:[[ビル・ロバーツ]]、[[ジャック・キニー]]、[[ウィルフレッド・ジャクソン]] |
2010年2月24日 (水) 03:54時点における版
ピノキオ | |
---|---|
Pinocchio | |
監督 |
ベン・シャープスティーン ハミルトン・ラスク |
脚本 |
テッド・シアーズ オットー・イングランダー ウェブ・スミス ウィリアム・コットレル ジョセフ・サボ アードマン・ペナー オーレリアス・バターリア |
製作 | ウォルト・ディズニー |
出演者 |
ディッキー・ジョーンズ クリフ・エドワーズ |
音楽 |
ネッド・ワシントン リー・ハーライン ポール・J・スミス |
主題歌 | 星に願いを |
撮影 | ボブ・ブロートン |
配給 | RKO Radio Pictures |
公開 |
1940年2月7日 1952年5月17日 |
上映時間 | 88分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
前作 | 白雪姫 |
次作 | ファンタジア |
『ピノキオ』(原題:Pinocchio)は、1940年2月7日に公開されたディズニーによるアニメーション映画。日本での公開は1952年5月17日。
カルロ・コッローディ作の童話『ピノッキオの冒険』を原作とする。
概要
前作白雪姫が大ヒットをした後、「再び同じような映画を」という依頼がウォルトに多数寄せられたが彼はそれを拒否し、前作とは異なる冒険物語である「ピノキオ」を選んだ。しかし、原作は社会風刺小説であり、ピノキオは悪戯っ子で、子供っぽい性格がみられ、白雪姫のような華がなかったため、夢のある物語にするのは容易ではなかった。ウォルトはストーリー作りに数ヶ月も悩み、すでにアーティストたちは作業に入っていたにもかかわらず制作を一時中断する。その間にピノキオは無邪気な性格に変更され、さらに原作ではピノキオにハンマーをぶつけられすぐに死んでしまうコオロギをピノキオの良心、そしてストーリーテラーとしての役割も持つ重要なキャラクター、ジミニー・クリケットとして登場させる事になった。制作が再開された後も熟考を重ね、2年の歳月を経てついにテンポのよい夢と希望にあふれた冒険物語が完成した。前作「白雪姫」のように大ヒットはならなかったが、劇中でジミニー・クリケットが歌った「星に願いを (When You Wish Upon a Star)」は第13回アカデミー賞で歌曲賞を受賞し、アメリカ映画協会による、「映画史における偉大な歌100選」でも第7位に入るなど、古典アニメーションの傑作として今日も愛され続けている。
日本でのセルビデオ出荷本数は100万本[1]。
ストーリー
時計職人のゼペットによって作られた人形ピノキオ。子供のいないゼペットはピノキオが自分の子供だったらと、星に願いをかける。すると皆が寝静まった頃、ブルー・フェアリーが現れ、ピノキオに生命を授けると「正直で優しい性格になれば人間になれる」と言い残して去った。生命を授かったピノキオを見て大喜びのゼペットは、翌日ピノキオを学校へ送り出すが…、
キャラクター
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(括弧内は原作での名前)
- ピノキオ (ピノッキオ)
- 声の出演 - Dick Jones、辻治樹(ブエナ・ビスタ版)、 後藤真寿美(ポニー版)
- ゼペット (ジェッペット)
- 声の出演 - Christian Rub、熊倉一雄(ブエナ・ビスタ版)、内田稔(ポニー版)
- ジミニー・クリケット (コーロギ)
- 声の出演 - en:Cliff Edwards、肝付兼太(台詞)江原正士(歌のみ)(ブエナ・ビスタ版)、江原正士(ポニー版)
- ブルー・フェアリー (青い髪の妖精)
- 声の出演 - Evelyn Venable、一城みゆ希(ブエナ・ビスタ版)、小沢寿美恵(ポニー版)
- J・ワシントン・ファウルフェロー (キツネ)
- 声の出演 - Walter Catlett、山田康雄(ブエナ・ビスタ版)、関時男(ポニー版)
- ギデオン (ネコ)
- 声の出演 - 台詞は無い。しゃっくりの声(音)は、メル・ブランクによるもの。
- ランプウィック (ロメーオ)
- 声の出演 - en:Frankie Darro、内田崇吉(ブエナ・ビスタ版)、牛山茂(ポニー版)
- クジラの王様モンストロ (サメ)
- 声の出演 - 声優無し
- ストロンボリ親方
- 声の出演 - Charles Judels、大塚周夫(ブエナ・ビスタ版)、遠藤征慈(ポニー版)
- 馬車屋のおやじ
- 声の出演 - Charles Judels、辻村真人(ブエナ・ビスタ版)、金尾哲夫(ポニー版)
- クレオ (金魚)
- 声の出演 - メル・ブランク
- ゼペットの飼っている金魚
- フィガロ
- 声の出演 - メル・ブランク
- ゼペットの飼い猫
スタッフ
- 製作:ウォルト・ディズニー
- 原作:カルロ・コッローディ
- 脚本:テッド・シアーズ、オットー・イングランダー、ウェブ・スミス、ウィリアム・コットレル、ジョセフ・サボ、アードマン・ペナー、オーレリアス・バターリア
- 音楽:ネッド・ワシントン、リー・ハーライン、ポール・J・スミス
- キャラクター・デザイン:ジョー・グラント,アル・ハーター,ジョン・P・ミラー,キャンベル・グラント,マーティン・プロベンセン,ジョン・ウォルブリッジ
- ピノキオ(人形)担当作画監督:フランク・トーマス
- ピノキオ(人間)担当作画監督:ミルト・カール
- ゼベット担当作画監督:アート・バビット
- ジミニークリケット担当作画監督:ウォード・キンボール
- フィガロ担当作画監督:エリック・ラーソン
- ランプウィック担当作画監督:フレッド・ムーア
- モンストロ担当作画監督:ウォルフガング・ライザーマン
- 作画監督:ビル・ティトラ
- 原画:ジャック・キャンベル,オリー・ジョンストン,バーニー・ウルフ,ドン・ダグラディ,ドン・ラスク,ジョン・ラウンズベリー,ノーマン・テイト,ジョン・ブラッドベリ,リン・カープ,チャルーズ・ニコルス,アート・パルマー,ジョシュア・ミードア,ドン・トビン,ロバート・マーシュ,ジョージ・ロウレイ,ジョン・マクマヌス,ドン・パターソン,プレストン・ブレア,レス・クラーク,マーヴィン・ウッドワード,ヒュー・フレイサー,ジョン・エリオット
- 美術監督:チャールズ・フィリッピ,ヒュー・ヘネシー,ケン・アンダーソン,ディック・ケルセイ,ケンドール・オコーナー,テレル・スタップ,ソール・パットナム,ジョン・ヒュブレイ,マクラーレン・スチュアート,アル・ジンネン
- 背景:クロード・コーツ,マール・コックス,エド・スター,レイ・ハッフィン
- 撮影:ボブ・ブロートン
- 録音:ウィリアム・E・ギャリティ
- J・ワシントン・ファウルフェロー、ギデオン担当演出:ノーム・ファーガソン、T・ヒー
- 演出:ビル・ロバーツ、ジャック・キニー、ウィルフレッド・ジャクソン
- 監督:ベン・シャープスティーン、ハミルトン・ラスク
キャラクターとしてのピノキオ
原作におけるピノキオ(ピノッキオ)に関しては『ピノッキオの冒険』参照。
- 『ハウスオブマウス』で、ミッキーマウスと共演。ペインとパニックにより、悪の道に反れたり、良心役のジミニー・クリケットと離れたりしてしまうが、自分の力で、危機を乗り越える。
- 『キングダムハーツ』では、自分の心を奪われるが、ジミニーの呼びかけから我に返る。
- ミステリーツアーでの登場は、肖像画のみ。
- イッツ・ア・スモールワールドでは、イタリアの女の子がピノキオ人形を持っている。
- 東京ディズニーシーではパーク内の1エリアであるメディテレーニアンハーバーの代表的キャラクターとなっている。
- 東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの外装、内装はピノキオの原作の舞台であるトスカーナ地方をモデルの1つとしており、それに因んで、立体駐車場の各階のシンボルキャラクターにピノキオの登場人物が用いられている。
テレビでの放送
出演作品
挿入歌
- 星に願いを (When You Wish Upon a Star)
- リトル・ウッドゥン・ヘッド (Little Wooden Head)
- 困ったときには口笛を (Give a little Whistle)
- ハイ・ディドゥル・ディー・ディー (Hi-Diddle-Dee-Dee)
- もう糸はいらない (I've Got No Strings)
2003年6月6日発売の『ピノキオ -スペシャル・エディション-』DVDのPRソングとして『星に願いを』を矢沢永吉がカバーしたものが使用された。
関連項目
- アメリカン・アニメーションの黄金時代
- フィガロの短編映画シリーズ - 本作で脇役として登場したフィガロがミッキーファミリーに招かれ、数作の短編映画作品に出演している。
- ディズニー・オン・アイス
脚注
- ^ 日経BP社技術研究部 『進化するアニメ・ビジネス―世界に羽ばたく日本のアニメとキャラクター』日経BP社、2000年、42頁。ISBN 4822225542