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「アロディニア」の版間の差分

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'''アロディニア'''({{lang-en-short|allodynia}})とは、通常では[[疼痛]]をもたらさない微小刺激が、すべて疼痛としてとても痛く認識される感覚異常のこと。'''異痛症'''とも呼ばれる。
'''アロディニア'''({{lang-en-short|allodynia}})とは、通常では[[疼痛]]をもたらさない微小刺激が、すべて疼痛としてとても痛く認識される感覚異常のこと。'''異痛症'''とも呼ばれる。


末梢神経でAδ線維とC線維の疼痛閾値低下による'''静的アロディニア'''と、Aβ線維における伝導路の変異による'''動的アロディニア'''に分けられる。
末梢神経でAδ線維とC線維の疼痛閾値低下による'''静的アロディニア'''と、Aβ線維における伝導路の変異による'''動的アロディニア'''に分けられる。


[[神経因性疼痛]]などの慢性疼痛によく見られ、[[帯状疱疹|帯状疱疹後疼痛]]、[[頭痛|片頭痛]]などの痛みのメカニズムとして注目されている。また[[線維筋痛症]]の痛みとの関連も議論されている。
[[神経因性疼痛]]などの慢性疼痛によく見られ、[[帯状疱疹|帯状疱疹後疼痛]]、[[頭痛|片頭痛]]などの痛みのメカニズムとして注目されている。また[[線維筋痛症]]の痛みとの関連も議論されている。

2011年8月20日 (土) 03:41時点における版

アロディニア(: allodynia)とは、通常では疼痛をもたらさない微小刺激が、すべて疼痛としてとても痛く認識される感覚異常のこと。異痛症とも呼ばれる。

末梢神経でAδ線維とC線維の疼痛閾値低下による静的アロディニアと、Aβ線維における伝導路の変異による動的アロディニアに分けられる。

神経因性疼痛などの慢性疼痛によく見られ、帯状疱疹後疼痛片頭痛などの痛みのメカニズムとして注目されている。また線維筋痛症の痛みとの関連も議論されている。

国際疼痛学会の分類では、痛覚過敏とは分けて定義されている。