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「戦争と平和」の版間の差分

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'''戦争と平和'''(せんそうとへいわ,Война и мир)は、ロシアの文豪[[レフ・トルストイ]]の大河小説。19世紀前半の[[ナポレオン・ボナパルト|ナポレオン]]によるロシア遠征、[[アウステルリッツの戦い]]などの歴史的背景を軸に、あるロシア[[貴族]]の一族の興亡をピエール・べズーホフとナターシャの恋と新しい時代への目覚めを点描しながら描いた、登場人物500人を超える群像小説。
'''戦争と平和'''(せんそうとへいわ,Война и мир)は、ロシアの文豪[[レフ・トルストイ]]の大河小説。19世紀前半の[[ナポレオン・ボナパルト|ナポレオン]]によるロシア遠征、[[アウステルリッツの戦い]]などの歴史的背景を軸に、あるロシア[[貴族]]の一族の興亡をピエール・べズーホフとナターシャの恋と新しい時代への目覚めを点描しながら描いた、登場人物500人を超える群像小説。

この小説の表題に由来し、20世紀を通し、21世紀に入ってからも、不条理に思える戦争と紛争、そこに巻き込まれた人々の問題を考えるときに、この「戦争と平和」という表現が、しばしば使用されている

==邦訳==
==邦訳==
*河出書房新社 世界文学全集21~23(中村白葉訳)
*河出書房新社 世界文学全集21~23(中村白葉訳)
*岩波文庫([[米川正夫]]訳)
*岩波文庫([[米川正夫]]訳)
*新潮文庫(工藤精一郎訳)
*新潮文庫(工藤精一郎訳)
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=== 舞台 ===
=== 舞台 ===
*オペラ 戦争と平和 (5幕10場とエピローグ)Op.91 作曲:[[セルゲイ・プロコフィエフ]] ([[1941年]]~[[1942年]]、最終版[[1952年]]) 脚本:原作によりプロコフィエフ夫妻
*オペラ 戦争と平和 (5幕10場とエピローグ)Op.91 作曲:[[セルゲイ・プロコフィエフ]] [[1941年]]~[[1942年]]、最終版[[1952年]] 脚本:原作によりプロコフィエフ夫妻
*[[宝塚歌劇]]星組公演「戦争と平和」(1988年)
*[[宝塚歌劇]]星組公演「戦争と平和」(1988年)
:[[榛名由梨]]の退団公演となった。
:[[榛名由梨]]の退団公演となった。
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*[[帝政ロシア]]
*[[帝政ロシア]]
*[[貴族]]
*[[貴族]]

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この小説の表題に由来し、20世紀を通し、21世紀に入ってからも、不条理に思える戦争と紛争、そこに巻き込まれた人々の問題を考えるときに、この「戦争と平和」という表現が、しばしば使用されてきた
*ドキュメンタリ映画「戦争と平和」2004年 四ノ宮浩監督

===<戦争と平和>を題材にした作品===
*映画
**「風と共に去りぬ」1939年 アメリカ映画 [[ヴィクター・フレミング]]監督
**「名誉と栄光のためでなく」1966年 アメリカ映画 [[マーク・ロブソン]]監督
**「アルジェの戦い」1967年 イタリア/アルジェリア映画 [[ジッロ・ポンテコルヴォ]]監督
**「ヨーロッパの解放」1970年 ソ連映画 [[ユーリー・オーゼロフ]]監督
**「ディア・ハンター」1978年 アメリカ映画 [[マイケル・チミノ]]監督
**「天と地」1993年 アメリカ映画 [[オリバー・ストーン]]監督

*小説
**[[五味川純平]]『戦争と人間』全18巻 三一書房
**[[アンドレ・マルロー]]『希望』上下 新潮文庫
**[[アーネスト・ヘミングウェイ]]「誰がために鐘は鳴る」

*TV
**「戦争の嵐」1983年 ハーマン・ウォーク原作

===外部リンク===
*[http://now.ohah.net/peace/ NOWHEREテーマ 戦争と平和リンク集]
*[http://www.wfphr.org/ 女たちの戦争と平和資料館]



[[Category:文学作品|せんそうとへいわ]]
[[Category:文学作品|せんそうとへいわ]]

2006年1月9日 (月) 06:43時点における版

戦争と平和(せんそうとへいわ,Война и мир)は、ロシアの文豪レフ・トルストイの大河小説。19世紀前半のナポレオンによるロシア遠征、アウステルリッツの戦いなどの歴史的背景を軸に、あるロシア貴族の一族の興亡をピエール・べズーホフとナターシャの恋と新しい時代への目覚めを点描しながら描いた、登場人物500人を超える群像小説。

この小説の表題に由来し、20世紀を通し、21世紀に入ってからも、不条理に思える戦争と紛争、そこに巻き込まれた人々の問題を考えるときに、この「戦争と平和」という表現が、しばしば使用されている。

邦訳

  • 河出書房新社 世界文学全集21~23(中村白葉訳)
  • 岩波文庫(米川正夫訳)
  • 新潮文庫(工藤精一郎訳)
  • 東海大学出版会(北御門二郎訳)

映画作品

舞台

榛名由梨の退団公演となった。

関連項目