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2012年8月4日 (土) 01:52時点における版
スペインオオヤマネコ | |||||||||||||||||||||||||||
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スペインオオヤマネコ Lynx pardinus
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保全状況評価[a 1][a 2] | |||||||||||||||||||||||||||
CRITICALLY ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) ワシントン条約附属書I
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Lynx pardinus (Temminck, 1827) | |||||||||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||||||||
Felis pardina Temminck, 1827 | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
スペインオオヤマネコ | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Iberian lynx Spanish lynx | |||||||||||||||||||||||||||
上:1980年の生息域
下:2003年の生息域 |
スペインオオヤマネコ(Lynx pardinus)は、動物界脊索動物門哺乳綱ネコ目(食肉目)ネコ科に分類される食肉類。別名イベリアオオヤマネコ。
分布
形態
体長85-110センチメートル[1][2]。尾長12-13センチメートル[1][2]。肩高50-70センチメートル[1]。体重オス12.9キログラム、メス9.4キログラム[2]。耳介の先端には黒く長い房状の体毛が伸長する[1][2]。胴体や尾、四肢には黒く明瞭な斑紋が点在するが変異がある[2]。夏季は毛衣が赤褐色、冬季は毛衣が灰色がかる[1]。
分類
生態
標高1,600メートル以下にある(主に標高400-900メートル)にある硬葉樹の低木林に生息する[2]。以前はコルクガシからなる森林や松林、藪地、沼沢地に生息していた[1]。夜行性[1]。木に登ることもあるが[2]、あまり高所まで登らない[1]。オスは18平方キロメートル、メスは10平方キロメートルの行動圏内で生活する[2]。樹洞、茂み、アナグマやコウノトリの古巣などを巣として利用する[2]。
食性は動物食で、獲物の8割はアナウサギだが、ネズミ等の小型哺乳類、カモやアヒル等の鳥類、昆虫も食べる。また小鹿も捕食する。[3][2]。3-6月はカモ、7-10月はアナウサギ、11-翌1月はシカを主食とする[1]。視覚を頼りに発見した獲物(例としてノロは550メートル、アナウサギは270メートル、ネズミは70メートルの距離からでも発見できる)に3-4メートルの距離まで接近し、その後に喉に噛みついて捕える[2]。
繁殖形態は胎生。1-7月(主に1-2月)に交尾を行う[2]。妊娠期間は65-72日[1]。主に3-4月に樹洞などで1回に1-4頭(主に2-3頭)の幼獣を産む[2]。幼獣は生後7-10か月で独立する[2]。寿命は13年[2]。
人間との関係
開発による生息地の破壊およびアナウサギの減少などにより生息数は減少し、絶滅の危機に瀕している。[2]。以前はイベリア半島広域に分布していた[2]。国家レベルで分断した分布域の間に通路をつくる試みが進められている[2]。1978年における生息数は1,000-1,500頭、1996年における生息数は1,200頭未満と推定されている[2]。
画像
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ドニャーナ国立公園にて撮影
参考文献
関連項目
外部リンク
- ^ CITES homepage
- ^
The IUCN Red List of Threatened Species
- Von Arx, M. & Breitenmoser-Wursten, C. 2008. Lynx pardinus. In: IUCN 2010. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2010.3.