コンテンツにスキップ

「河邑厚徳」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
1行目: 1行目:
{{出典明記|date=2010年6月}}
{{複数の問題|存命人物の出典明記=2010年6月|参照方法=2013年11月26日 (火) 12:47 (UTC)}}
'''河邑 厚徳'''(かわむら あつのり、[[1948年]] - )は、映像ジャーナリスト。元[[日本放送協会|NHK]]プロデューサー。[[NHKエデュケーショナル]]所属。[[女子美術大学]]教授。
'''河邑 厚徳'''(かわむら あつのり、[[1948年]] - )は、映像ジャーナリスト。元[[日本放送協会|NHK]]プロデューサー。[[NHKエデュケーショナル]]所属。[[女子美術大学]]教授。



2013年11月26日 (火) 12:47時点における版

河邑 厚徳(かわむら あつのり、1948年 - )は、映像ジャーナリスト。元NHKプロデューサー。NHKエデュケーショナル所属。女子美術大学教授。

人物

NHKに入局以来、39年にわたって、現代史、芸術、科学、宗教などを切り口にドキュメンタリーを制作。現代の課題に独創的な方法論で斬り込み、テレビならではの画期的な問題提起をするスタイルが特徴。丁寧で幅広い取材に裏打ちされながら、アイデアを確実に映像で表現することを試みてきた。これまで制作してきた番組は、国内外の賞で入賞するなど、その独自の手法は評価を得ている。

1981年のドキュメンタリー「がん宣告」は、文化庁芸術祭参加作品として注目され、がんがまだ一般には告知されていなかった時代に、それを患者に告げ、末期医療をどう行ったかを映像で記録した貴重なドキュメンタリーとなった。その後、1990年代後半におこった地域通貨ブームを先導することになったのが、作家ミヒャエル・エンデが残したテープをもとに制作した「エンデの遺言〜根元からお金を問う〜」である。インターネットを使った新しいドキュメンタリー「地球法廷」の試みも当時のメディアに取り上げられたり、現代の新しい番組に生かされている。

現在はNHKエデュケーショナルに籍をおいて映像制作を続けながら、女子美術大学のアートデザイン表現学科で教鞭をとっている。

経歴

著書

  • 『75分間の残照 ドキュメンタリー『がん宣告』の誕生』グリーンアロー・ブックス、1982
  • 新藤兼人の大老人』日本放送出版協会 1997
  • 『藝大生の自画像 四八〇〇点の卒業制作』日本放送出版協会 2007

共著

  • 『昭和二十年夏の日記 八月十五日』編著 博文館新社,1985 のち角川文庫 
  • 『NHKアインシュタイン・ロマン 第6巻 エンデの文明砂漠 ミヒャエル・エンデと文明論』ミヒャエル・エンデ共編著 田村都志夫訳 日本放送出版協会 1991
  • 『チベット死者の書 仏典に秘められた死と転生』林由香里共著 日本放送出版協会 1993 NHKスペシャル のちNHKライブラリー 
  • 『エンデの遺言 根源からお金を問うこと』グループ現代共著 日本放送出版協会 2000 のち講談社+α文庫
  • 『エンデの警鐘 地域通貨の希望と銀行の未来』坂本龍一共編著 日本放送出版協会 2002
  • 『だれでも持っている一粒の種 生活クラブ生協レッスンone』榊田みどり共著 ランダムハウス講談社 2009

販売DVD

  • 『加藤周一・日本そのこころと形』(ジブリ学術ライブラリー)
  • 『アインシュタインロマン』(NHKエンタープライズ
  • 『チベット死者の書』(ジブリ学術ライブラリー)

参考文献

  • 『日本人と自画像』(NHK出版)
  • 『映像の先駆者』(NHK出版)
  • 『だれでも持っている一粒の種』(ランダムハウス講談社)

ほか