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「マツダ・カペラ」の版間の差分

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[[プラットフォーム]]は、ベース車が[[二輪駆動|FF]]化されて以降は主に[[マツダ・Gプラットフォーム]]が採用されていた。クロノスの販売不調を受けて急遽復活した際、3ナンバー化したマツダ・Gプラットフォームに代わり[[マツダ・Cプラットフォーム#CG|マツダ・CGプラットフォーム]]が採用されていた(期間は1994年から1996年)。
[[プラットフォーム]]は、ベース車が[[二輪駆動|FF]]化されて以降は主に[[マツダ・Gプラットフォーム]]が採用されていた。クロノスの販売不調を受けて急遽復活した際、3ナンバー化したマツダ・Gプラットフォームに代わり[[マツダ・Cプラットフォーム#CG|マツダ・CGプラットフォーム]]が採用されていた(期間は1994年から1996年)。
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2006年5月8日 (月) 02:49時点における版

カペラワゴン
画像は海外仕様の626

カペラ (Capella) はかつてマツダで生産されていた乗用車である。

歴史

初代(SNA,S122A系 1970-1978年)

初代

初代カペラは、1970年5月に登場した。当初は、ファミリアの上位機種として、12Aロータリーエンジンを搭載するモデルと、1600ccレシプロエンジンを搭載するモデルがあった。エンジンは、カペラロータリーのために開発された12Aロータリーエンジンが搭載されていた。基本的には10A型と同じだったが、ローターハウジングの厚みを10mm増して単室容積で573ccの排気量を得た。また、排気孔をハニカムポートとして燃焼効率を上げトルク特性を改善した。最高出カ120ps/6500rpm(グロス)、最大トルク16.0kgm/3500fpm(グロス)、最高速度190Km、さらに0→400m=15.7秒(MT車)で、当時の日本車としては、並はずれたパワーを誇った。そのエンジンパワーを生かし、レースにも出場。当時無敵を誇ったスカイラインGT-Rに挑んだが、及ばず、打倒GT-Rは、サバンナまで待つ必要があった。

1970年10月、レシプロエンジンに1500㏄が追加される。

1971年10月、マイナーチェンジ。デビューしたサバンナとの差別化を図るためにGシリーズとして、4灯ヘッドライトを採用。ロータリー車に初のAT仕様が登場。

1974年2月、マイナーチェンジ。排ガス規制に適応し、カペラAPとなった。フロントマスクが変更された。

2代目(CB系 1978-1982年)

1978年10月にファミリーカーに生まれ変わり、レシプロ専用車種として登場した。エンジンは1600㏄と1800㏄の2タイプが用意。ボディは2ドアクーペが消え、4ドアセダンとクーペのかわりとなる2ドアハードトップを設定。

1979年3月、2000㏄車が追加。

1980年9月、マイナーチェンジ。フロント部分の大幅変更。

3代目(GC系 1982-1987年)

3代目

1982年9月登場。駆動方式をFFに変更する。エンジンは新開発の1600、1800、2000EGIで「マグナム」の名称が与えられた。ボディは4ドアセダンと初代以来となる2ドアクーペ、後のマイナーチェンジで追加される5ドアハッチバックの3タイプ。又、この代からフォードブランドの兄弟車であるフォード・テルスターが登場。 CMにはアラン・ドロンが出演。キャッチコピーは「たまらなく、テイスティ。」CM曲は初期は布施明の「たまらなく、テイスティ」。その後、グリーグのピアノ協奏曲第1番の冒頭部、バッハの「トッカータとフーガ」(後に日産・スカイラインのCMでも使用)、 「ピーターと狼」が使用された。

1983年9月、セダンに2000㏄のディーゼル車が追加される。

1983年10月、グロス145psの2000EGIターボモデルを追加、ターボ車はヘッドライトが角型4灯となり、他のグレードと差別化された。

1985年5月、マイナーチェンジ。テルスターに採用されていた5ドアハッチバックが追加される。

4代目(GD,GV系 1987-1997年)

4代目(教習車仕様)

1987年5月登場。タクシー仕様は4代目が最終となった(後継はカスタムキャブ)。 キャッチコピーは「ベーシック & アドバンス」。ボディタイプは4ドアセダンと5ドアハッチバックのカペラCG、2ドアクーペのカペラC2。遅れてステーションワゴンのカペラカーゴが追加された。 世界初の電子制御車速感応型4WSや量産エンジン初のプレッシャーウエイブスーパーチャージャーディーゼルを搭載するなど、カペラの生産史上、最も華やかなモデルとなった。

1987年7月、カペラCGにセンターデフ方式フルタイム4WDが追加。

1988年2月、これまでカペラCGのみの採用であった4WSがセダン、C2にも設定拡大。

1988年3月、5ドアワゴンのカペラカーゴが追加。加えて商用車のカペラカーゴバンを販売。

1989年6月、マイナーチェンジ。これまでCGのみであった4WDをセダンにも設定。1800㏄にDOHCエンジンが追加。

1990年10月、カペラカーゴに2000㏄4WD車が追加。

1991年10月にはクロノスの登場でセダン、CG、C2は絶版となった。しかし、カーゴはレガシィに端を発するワゴン車ブームもあり継続して販売された。

1992年8月、カーゴがマイナーチェンジ。ディーゼルに4WDが追加。

5代目(CG系 1994-1997年)

クロノスの登場でセダンは一旦製造中止されていたが、クロノス系の不振でユーノス500等のパーツを流用し、1994年8月にセダンが復活した。かつてのカペラとはほど遠いほどチープと酷評されたが、5ナンバーサイズに戻されたこと、車両本体価格が抑えられたことなどから、お買い得感は高く商品的にはそれなりの成功を収めた。ワゴンは先代のカーゴを大幅マイナーチェンジを行い「カペラワゴン」に改名し、1994年10月に販売された。CMは萩原健一が出演し運転しながら「とってもセダン」と言う。ワゴンは萩原と共に当時、「チャイドル」として人気のあった前田愛も出演していた。

6代目(GF,GW系 1997-2002年)

1997年8月にセダンが、追って10月にワゴンが最後のフルモデルチェンジ。

1998年7月、2000㏄クラス初となる直噴ディーゼル車登場。

1999年11月、マイナーチェンジ。ディーゼル廃止、2000ccFF車にアクティブマチック搭載。

2002年アテンザが後継モデルとして登場するまで販売が続けられた。

プラットフォーム

プラットフォームは、ベース車がFF化されて以降は主にマツダ・Gプラットフォームが採用されていた。クロノスの販売不調を受けて急遽復活した際、3ナンバー化したマツダ・Gプラットフォームに代わりマツダ・CGプラットフォームが採用されていた(期間は1994年から1996年)。