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2017年4月30日 (日) 20:09時点における版
ナースのお仕事 | |
---|---|
ジャンル | テレビドラマ |
出演者 |
観月ありさ 松下由樹 |
製作 | |
制作 | フジテレビ |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
ナースのお仕事 | |
プロデューサー | 大賀文子 両沢和幸 |
出演者 | 長塚京三(パート1 - パート3) 岡田浩輝 (パート1、ナースのお仕事ザ・ムービー) 吉行和子(パート1、パート3 - パート4・ナースのお仕事ザ・ムービー) |
エンディング | 観月ありさ 「PROMISE to PROMISE」 |
放送期間 | 1996年7月2日 - 9月24日 |
放送時間 | 火曜日 21:00 - 21:54 |
放送枠 | フジテレビ火曜9時枠の連続ドラマ |
放送分 | 54分 |
回数 | 13 |
スペシャル | |
プロデューサー | 大賀文子 両沢和幸 |
エンディング | 観月ありさ 「PROMISE to PROMISE」 |
放送期間 | 1997年4月4日 |
放送時間 | 金曜日 21:30 - 23:42 |
放送枠 | 金曜エンタテイメント |
放送分 | 132分 |
回数 | 1 |
ナースのお仕事2 | |
プロデューサー | 大賀文子 両沢和幸 |
出演者 | 伊藤かずえ(パート2 - パート4・ナースのお仕事ザ・ムービー) 松岡昌宏 野際陽子 |
エンディング | 観月ありさ「Days」 |
放送期間 | 1997年10月14日 - 12月23日 |
放送時間 | 火曜日 21:00 - 21:54 |
放送枠 | フジテレビ火曜9時枠の連続ドラマ |
放送分 | 54分 |
回数 | 11 |
ナースのお仕事3 | |
プロデューサー | 大賀文子 両沢和幸 |
出演者 | 藤木直人(パート3 - パート4・ナースのお仕事ザ・ムービー) 神田うの(パート3・ナースのお仕事ザ・ムービー) 石原良純(パート3 - パート4・ナースのお仕事ザ・ムービー) |
エンディング | 第1話 - 第14話 観月ありさ「BREAK ALL DAY!」 第15話 - 最終話 観月ありさ「女神の舞」 |
放送期間 | 2000年4月11日 - 9月19日 |
放送時間 | 火曜日 21:00 - 21:54 |
放送枠 | フジテレビ火曜9時枠の連続ドラマ |
放送分 | 54分 |
回数 | 24 |
フジテレビ番組基本情報 | |
ナースのお仕事4 | |
プロデューサー | 大賀文子 両沢和幸 多治見薫 |
出演者 | 安達祐実 益岡徹 |
エンディング | 観月ありさ「Love Potion」 |
放送期間 | 2002年7月2日 - 9月24日 |
放送時間 | 火曜日 21:00 - 21:54 |
放送枠 | フジテレビ火曜9時枠の連続ドラマ |
放送分 | 54分 |
回数 | 13 |
フジテレビ番組基本情報 | |
ナースのお仕事 離島編 | |
エンディング | 観月ありさ「わたし」 |
放送期間 | 2014年10月31日 |
放送時間 | 金曜日 21:00 - 22:52 |
放送枠 | 赤と黒のゲキジョー |
放送分 | 112分 |
回数 | 1 |
公式サイト | |
ナースのお仕事 再会編 | |
エンディング | 観月ありさ「Heroines!」 |
放送期間 | 2014年11月1日 |
放送時間 | 土曜日 21:00 - 23:10 |
放送枠 | 土曜プレミアム |
放送分 | 130分 |
回数 | 1 |
ドラマ |
『ナースのお仕事』(ナースのおしごと)は、フジテレビ系列の「火曜21時」枠の毎週火曜日 21:00 - 21:54(JST)に放送されたテレビドラマシリーズ。
病院を舞台にしたコメディドラマ。2002年5月には映画化もされた。
シリーズ概要
主人公のドジな新米ナース・朝倉いずみが笑いあり、涙ありの経験を重ねて一人前の看護師・一人の女性として成長していく姿を描く。いずみを演じた主演の観月ありさと指導役の先輩ナース・尾崎翔子を演じた松下由樹との「朝倉!」「先輩!」の掛け合いなどが人気となり全シリーズを通して高視聴率を獲得するなど、観月の代表的なドラマとなった。また大島冴子を演じた伊藤かずえの新境地となり、高杉健太郎を演じた藤木直人の名前を高めた。他にも取り巻きナースを演じたふせえり、高田聖子、国分佐智子や、患者役で出演した石井正則(アリtoキリギリス)といった、俳優以外の本業で活躍する芸能人の多くを準レギュラーとして配役している。
パート4終了から12年後になる2014年10月31日・11月1日の2夜連続で、新作となる「離島編」「再会編」が放送された[1][2]。
シリーズ
- ナースのお仕事 (1996年7月2日 - 9月24日)
- ナースのお仕事スペシャル(1997年4月4日)
- ナースのお仕事2 (1997年10月14日 - 12月23日)
- ナースのお仕事3 (2000年4月11日 - 9月19日)
- ナースのお仕事 ザ・ムービー (2002年5月11日東宝)
- ナースのお仕事4 (2002年7月2日 - 9月24日)
- ナースのお仕事 離島編 / 再会編(2014年10月31日・11月1日)
放送時間は全シリーズ通して火曜21:00 - 21:54である(ただし、スペシャルは金曜21:30 - 23:42(『金曜エンタテイメント』枠で放送)、離島編は金曜21:00 - 22:52(『赤と黒のゲキジョー』枠で放送)、再会編は土曜21:00 - 23:10(『土曜プレミアム』枠で放送))。シリーズ後半では番組宣伝の為の特番も作られ、メイキングなどが紹介されている。
他の医療ドラマとの違い
当作は看護師を主役としているコメディドラマであり、医者モノの路線を追求していない。日本の医療ドラマは以前は医師を主人公としているケースが多く、看護師はドラマの色づけ程度で出演していた時期もあった。しかし現在では、看護師・救急隊・ケースワーカーに焦点を当てたドラマも多数製作されるようになっている。
若葉会総合病院
このストーリーの舞台となる病院で、東京都美晴市という架空の町にある。総合病院としてかなりの規模を持ち、各科が揃っている。パート3からは総合看護部が新設されナース強化の体制が取られた。また、パート4の最終回には訪問看護科が新設されている(ただし、後のスペシャル版では訪問看護科は一切触れられていない)。外科にはナース内部派閥があり、主に尾崎派(もしくは尾崎・朝倉派)・大島派と分かれている。上原だけはどちらにも属していない中立派。『白い巨塔』のような内部権力争いといったドロドロしい場面は避けてか、設定も医療法人系病院とし、大学病院につきものの出世争いは描いておらず、あくまでコミカルな争いである。パート2では系列に第二病院が登場する。再会編では外科が第一外科・第二外科となっている。
舞台装置
大道具・小道具に非常に凝っており、劇中に登場する医療機器は現実に使用されている物を使用した。パート1以降に制作された病院を舞台とした連続ドラマ(救命病棟24時など)では本物が使われているが、パート1が製作された1996年当時は画期的であった。2014年の新作「離島編」「再会編」でもその方針は健在であり、近年普及しつつある電子カルテの使用や、看護師たちがサンダルではなくシューズ履きとなっているなど、病院コメディというフィクションの形を保ちつつも医療現場の現実の姿を正確に描いている。
プロデュース
当作のプロデュースはフジテレビ側ではなく、フリーランスのプロデューサーである「大賀文子」と、日活出身の「両沢和幸」の両名が全作を手がけている。大賀は出身のキティ・フィルム退社後、作品契約のフリーランスとして活動していたが、当作の大ヒットにより一躍人気の存在となった。後に大賀は自身の制作プロダクション「ダブルス」を設立しており、パート4からは制作協力としてクレジットされている。
タイトル名
当初企画段階では「ナイチンガール」と案が出ていたが、視聴者などに分かりやすくするため、医療関係の資料に山ほど出てきた「ナースのお仕事は…」というフレーズから現在の「ナースのお仕事」のタイトルになった[3]。
その他
- いずみの様々なコスプレも人気の一翼を担った(パート1のキャバクラ嬢、パート2のミニスカサンタなど)。ナンシー関は「観月ありさは日本屈指のコスプレイヤー」と評しており、その後の観月の女優活動にもコスプレが大きな影響を与えている。
- 視聴率は関東地方におけるビデオリサーチ社の調べによる。
- エンディング(主題歌)は全シリーズを通して観月が担当している。(ザ・ムービー・スペシャルも含む)なおザ・ムービーでは朝倉いずみ名義。しかし、パート1-パート3まで全てドラマのラストのイントロ、最後のアレンジが複数のバージョンが存在している。パート4からはイントロも最後のアレンジも同じ。
『ナースのお仕事』(パート1)
朝倉いずみ1年目の就職直前から物語が始まる。 舞台は若葉会総合病院。新人ナースの朝倉いずみは初日から遅刻、勤務中に私用の電話をしてコールを見逃して患者を急変させ、先輩指導係の尾崎翔子にビンタされるなど失敗の連続。しかしその持ち前の明るさで患者を励まし勇気づけるなど、次第に信頼を得る。尾崎もいずみの接しぶりに共感し見守り、2人の間には信頼関係が芽生える。
尾崎と沢田俊介、またはいずみを巡る三上博之と水島龍太郎の恋の行方もみどころである。パート1の頃はまだ世間では看護婦と呼ばれていた頃で、ドラマでもナースと呼ばず看護婦と呼ぶ場面が多い。パート3や4と比べるとそのことが露骨にわかる。
ロケ地として、病院の外観および中庭などにはセントマーガレット病院が、病棟など建物内でスタジオ収録以外の部分には聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院が使われている。
『ナースのお仕事スペシャル』
1997年4月4日放送。舞台は若葉会総合病院。いずみがナースになって1年後。このスペシャルで尾崎と沢田が結婚する。また、中原真保が半年ぶりに復帰した。
『ナースのお仕事2』(パート2)
舞台は若葉会第二病院になり、2年目(途中)となったいずみの異動から物語が始まる。外科婦長が根本雅子より厳しい山岡美智子に変わり、尾崎のライバル・大島冴子も登場し尾崎が外科主任となった。また、いずみの次の交際相手で2人目の研修医・牧原耕太郎も登場する。パート1で若葉会総合病院の外科病棟ナースだった福山夕子は退職して屋台居酒屋を開いている。第二病院では尾崎と沢田の夫婦関係は当初、いずみと山岡以外秘密ということになっていた。
本シリーズのみ吉行和子演じる根本が登場しない(転じて、根本に相当する役に野際陽子演じる山岡が登場する)のは、吉行のスケジュールの都合と考えられ、いずみ、尾崎、沢田がパート1の「若葉会総合病院」の外科病棟から系列の「若葉会第二病院」の外科病棟へ異動したという設定で不自然さを極力回避している。パート3以降はいずみ、尾崎、沢田、大島が「若葉会総合病院」へ異動(大島以外は復帰。沢田のみパート3まで)して、同病院の外科病棟で働いているという設定になっている。なお、根本がパート3第1話で「最近、若葉会総合病院では予算削減のためいくつかの施設を統廃合致しました」とナース達に話す場面がある。
ロケ地は前作に引き続き、院内のシーンには聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院(スタジオ収録以外)を使っている。外観は横浜労災病院。若葉会第二病院の最寄り駅は横浜市営地下鉄ブルーラインの中川駅という設定である。
『ナースのお仕事3』(パート3)
舞台は若葉会総合病院に戻る。実年代と同じく2000年4月に物語が始まっている。 物語そのものは尾崎・沢田夫婦の間に長女・まりあが誕生するところから始まり、ストーリーの本格展開は尾崎翔子の産休からの復帰、その時点で朝倉いずみが4年目となっており、さらに新人ナース・赤木まどかと研修医・高杉健太郎が初出勤する日から始まる(終了時は5年目になっている)。 パート1から登場し続けているいずみ、尾崎翔子、沢田俊介の3人が系列の第2病院から総合病院へ戻り、パート2から初登場の大島冴子もまた総合病院に異動になっている。 看護部長兼外科婦長として、パート1終了時点で同ポストだった根本が再登場する。ただし、パート1でレギュラーだった桜井・中原らその他のナースは本作からは一切登場していない。 第1話で根本の口から、いくつかの施設が統廃合されたことが明かされた。 このため、尾崎が産休中に第2病院が廃止されて、上記の4名が異動になったことになるが、作風上、パート1とパート2の世界観がクロスオーバーした形になっている。 いずみが初めて指導係を担当することになった。しかし、指導をする新人の赤木はわがままで自己中心的な性格でもあった。いずみをはじめナース一同は気が気でならない。本シリーズからいずみの新たな交際相手で3人目の研修医・高杉健太郎、高杉の指導医・浜野雄一、そして新たな大島取り巻きトリオのナース・上原真弓、工藤幸子、松坂弘子が登場する。また、第14話 - 第16話には高杉の大学時代の先輩でシリーズで唯一の女医・桂木京子が登場する。そしてさらに、第18話・第19話にはいずみの元彼でパート1に出演していた水島が、研修を終えた一人前のドクター&高杉の恋のライバルとして再登場した。一方、パート2の研修医でいずみの恋人役だった牧原は一度も登場しなかった。ただし、第11話でのいずみと尾崎が飲酒するシーンで尾崎がいずみの過去の恋愛遍歴について語り、「牧原は地方の病院に行ったきりで、音信不通になって(いずみとの恋人関係が)自然消滅になった」と話すシーンがあり、牧原の存在については語られていた。 シリーズおよび火曜9時枠の連続ドラマとしては唯一の2クール作品。第7話では大島が全シリーズ通して唯一、黒メガネ姿から本来の伊藤かずえの姿にチェンジするシーンもあった。同棲し様々な危機を乗り越え、最終的にいずみと高杉が結婚することになった(大島と浜野も結婚)。 主要キャストである沢田役の長塚京三はこのシリーズが最後となり、以後沢田は映画版では娘のまりあとアメリカ旅行中、パート4以降では渡米(尾崎と離婚)したという設定となっている。長塚の降板理由は諸説あるが真相は不明で、なおかつこのシリーズを最後に長塚のフジテレビの連ドラ出演は2010年の『月の恋人〜Moon Lovers〜』まで10年間待つことになる。 企画の段階で江頭美智留が脚本から降板し、それまでプロデュースを務めていた両沢和幸が脚本・演出にも携わることとなったことによって、微妙に作風が変化した。
ロケ地は、院内のシーン(スタジオ収録以外)と外観には都立豊島病院が使われている。
『ナースのお仕事ザ・ムービー』(映画版)
物語の時期は明確ではないが、朝倉いずみ5年目途中から6年目途中の間に物語が始まったと考えられる。 根本が看護部長専任になっており、新婦長の矢口が着任している。大島が第2子を妊娠中で産休前であった。 劇中でかなりの期間が経過している。ラストで翔子が婦長に、産休から復帰した大島が主任に昇進している。 病院側スタッフの出演者から見ると、パート3の後日談であるが、このすぐ後に放映されたパート4にも尾崎婦長・大島主任の設定がそのまま引き継がれたり、一部の患者が引き続き入院しているところから、パート4の、そう離れていない時期の前日談にも相当している。処置室、ICUは救命病棟24時第二シリーズのセットが使われている。
『ナースのお仕事4』(パート4)
朝倉いずみ7年目の途中から物語が始まる。 映画版の終盤で婦長に昇進した尾崎翔子が「新米婦長」と呼ばれ、また、映画版から引き続き登場している患者が複数いることから、映画版の後日談的な側面も強い。そのため、一方で、外科病棟ナースがいずみ、翔子、大島以外はすべて入れ替わる(工藤はパート3以来の復帰)という不自然さも生じており、ナースステーションに限っては映画版とはパラレルワールドのような状態になっていた。 尾崎が外科婦長に就任するも沢田が渡米することになり、沢田から一緒に付いてくるように頼まれるが婦長に就任したばかりだったためにナースを辞めることができず離婚、新しい外科部長に永島淳平が登場した。また、大島が映画版終盤以来外科主任を務めている。 いずみは今回も指導係を担当するが、前回の赤木まどかとは180度異なり優秀な河合ひろみの指導に、別な意味で苦労する。しかし、一度辞めた河合を連れ戻すなど少しずつ信頼関係が生まれてくる。また、尾崎と永島の間にも恋が芽生えていく。 沢田が姿を消したことや、いずみの結婚生活、翔子・大島の昇進など、これまでのレギュラー登場人物のおかれた状況が(特にパート3時点から)かなり変わったため、作品の雰囲気が前作までとはかなり変わっている。 尾崎と沢田の離婚については、第3話において尾崎が永島と2人だけのシーンで初めて語られた(第1、2話では沢田の存在に一切触れられなかった)。なお、沢田はこのシリーズには一切登場しなかったが、最終回で尾崎に手紙を送るシーンがある。 最後にはいずみと高杉は高杉の母・美鈴の看病のため若葉会総合病院を去り、母親の故郷に診療所を開業する。
パート3・映画版で主要キャストだった赤木役の神田うのが同クールに放映されたテレビ朝日系ドラマ『サトラレ』に出演したため、本シリーズに出演しなかった。
ロケ地は、スタジオ収録の院内シーンを除き東海大学医学部付属八王子病院が使われている。
- 劇中の年は明確にされていないが、第1話での婦長室のカレンダーが放送当時の2002年のものになっていた。このことからすると、2000年放映のパート3でいずみが4年目だったことと矛盾が生じている。一方で、患者の入院年月日の年の欄の記載が劇中では省略された。
『ナースのお仕事・離島編』 / 『ナースのお仕事・再会編』
- 離島編
- 再会編
パート1~4の放送当時の法的呼称は「看護婦」だったが、現在は「看護師」 に改称されているため、劇中内でもこれに合わせて「看護師」の呼称が使われた。また、ナースキャップも現在では使われなくなったため、これも同様に合わせて劇中では使われなかった。ただし、朝倉いずみのみ最初は高杉診療所から持参してきたナースキャップをかぶっていた。
登場人物
看護師(主要人物)
- 朝倉 いずみ(あさくら いずみ)
- 演 - 観月ありさ
- 本作の主人公。
- 東京へ出て遊びたいという理由でいろいろな短大や専門学校を受験するが、全て不合格となり唯一合格した看護学校に入学し上京する。だが、自分の考えとは逆に全く遊べないまま卒業し、若葉会総合病院に就職する。
- 能天気で天真爛漫な性格で、細かいことを気にしない。普段はドジばかりでミスを連発するが、土壇場になると逆境に強く本領を発揮する。患者を想う気持ちは随一。そんな状況の中で、仕事上の経験を通して徐々にナースとしての自覚が出る(パート3以降では自称「ベテランナース」)。患者に対してはとても優しく明るく接するため「いずみちゃん」と呼ばれ、男性患者を中心に人気がある。名札の顔写真は笑顔でピースをしている。
- 歴代の研修医と交際している。パート1では水島、パート2では牧原、パート3では高杉と交際。最終的には高杉と結婚する(パート3最終回)。
- 長らく若葉会総合病院の外科病棟でナースを務めていたが、若葉会総合病院を辞めて高杉のアメリカ行きを応援しようとする。しかし、高杉の母がスキルス性胃癌となったことで考え直し、高杉と一緒に若葉会総合病院を辞めて高杉の母の故郷である式根島で診療所を営むこととなった(パート4最終回)。
- それから長らく式根島に住んでいた。高杉と共にアメリカの最新医療の研修プログラムを受けるも、ある事情で延期となり尾崎の家に居候しつつ、若葉会総合病院に応援として戻って来る。そして、ようやくアメリカ行きが決まるが、出発間際に失態を犯していたことが発覚し、その後はおそらく無事高杉と共にアメリカに渡ったと思われる(離島編/再会編)。
- 尾崎 翔子(おざき しょうこ)
- 演 - 松下由樹
- 本作の準主人公。
- いずみが看護学校の卒業祝いのコンパに参加した際、酒の飲み過ぎで体調を崩し、若葉会総合病院に担ぎ込まれた際に、担当ナースとしていずみと出会う。その後、若葉会総合病院に就職したいずみの指導係になるが、いずみのドジに振り回される。いずみとの出会いがきっかけで、技術一点張りだった仕事の仕方に変化が見られるようになる。
- サッパリとした性格で几帳面・負けず嫌いでもある。いずみにいつも怒鳴ってばかりでいるが、患者に人一倍心優しいいずみの接し方に共感し、いずみを信頼している。
- その後、若葉会第二病院外科主任(パート2)→若葉会総合病院外科主任(パート3・映画版)→若葉会総合病院外科婦長(パート4)→若葉会総合病院訪問看護科初代婦長(パート4最終回)と若葉会総合病院の史上最年少婦長就任記録を出す。現在は若葉会総合病院第一外科師長となっており(離島編/再会編)、専門看護師の資格を取得している(離島編の終盤で合格が通知された)。
- 外科部長の沢田と結婚し(スペシャル)、娘・まりあを儲けるも(パート3第1話)、沢田の渡米が決まった際、外科婦長に就任した直後だったため、ナースを辞めることができず日本に残ることを決断、沢田と離婚する(パート4第1話)。後任の外科部長・永島と次第に良い関係になり、永島からプロポーズを受けられ一度は断るも(パート4第12話)、ある出来事により永島と交際を続けることとなった(パート4最終回)。
- 現在はまりあはアメリカ留学中のため一人暮らしをしている(離島編/再会編)。
看護師(その他)
- 根本 雅子(ねもと まさこ)
- 演 - 吉行和子
- 若葉会総合病院外科婦長→外科婦長兼看護部長→看護部長。
- 温和で柔らな物腰ながらもはっきりと意見を言う。部下思いで、時には厳しい態度で接することもある。看護学校の講師も担当している(映画版)。
- 現在も引き続き若葉会総合病院看護部長を務めている(離島編/再会編)。
- 大島 冴子(おおしま さえこ)
- 演 - 伊藤かずえ
- 尾崎の同期であり、ライバルにあたる。
- 黒縁眼鏡とひっつめ髪がトレードマーク。ただし、一度だけ眼鏡を取り髪を下ろしたことがある(パート3第7話)。仕事においては完璧主義。そのため、いずみに厳しく接しているがいじめている訳ではない。噂話が好き。資産家の娘(再会編)。
- 恋には純情な面があり、合コンで相手となった旅館の若旦那にプロポーズされるが、他の患者を置いてナースを辞めることができず破局(パート3第7話)。最終的には浜野と結婚する(パート3最終回)。
- 外科主任を務めていた尾崎が外科婦長となったことで後任の外科主任となる(パート4第1話)。さらに尾崎が自身が新設した訪問看護科の婦長就任に伴い、晴れて外科婦長に就任する。この時浜野はアメリカの病院へ移ることになったが、自身は婦長就任のために若葉会総合病院に留まる(パート4最終回)。
- 現在は若葉会総合病院外来師長となっている(再会編)。
- 山岡 美智子(やまおか みちこ)
- 演 - 野際陽子
- 若葉会第二病院外科婦長。
- 自身の若手時代の苦い経験から仕事には厳しさを見せている。
- 赤木 まどか(あかぎ まどか)
- 演 - 神田うの
- いずみが初めて指導した新人ナース。
- わがままでいずみ以上に破天荒な性格。しかし、土壇場になるといずみと同様に本領を発揮する。いずみとは犬猿の仲ながらも、大きなミスの時はフォローし合っている。
- 河合 ひろみ(かわい ひろみ)
- 演 - 安達祐実
- いずみが2人目に指導した新人ナース。
- 仕事においては完璧で優秀でプライドが高い。しかし大量の血液を目の当たりにすると、過去の記憶からか過呼吸に陥りパニック状態になり、その場から逃げるが後に克服する。いずみとは最初は性格の違いからギクシャクしていたが、徐々に信頼関係を築き上げていく。
ドクター
- 沢田 俊介(さわだ しゅんすけ)
- 演 - 長塚京三
- 外科部長。
- かなりの優秀な腕の持ち主で、患者からの信頼を得ている。研修医には時々厳しく接する。
- 尾崎と結婚し(スペシャル)、娘・まりあを儲け、悠々自適の生活を送る。一度は退職し専業主夫になるも(パート3第4話)、ある出来事により外科部長として復帰する(パート3第6話)。仕事と家庭を両立しながら円満に夫婦生活を送ってきたが渡米することが決まり、家族揃って渡米するはずだったが、尾崎は外科婦長に就任したばかりだったため、ナースを辞めることができず日本に残ることになり離婚する(パート4第1話)。
- その後は登場しないが、アメリカで別の女性と再婚する(パート4最終回)。現在はアメリカ留学中の娘・まりあの世話をしている(離島編/再会編)。
- 浜野 雄一(はまの ゆういち)
- 演 - 石原良純
- 高杉の指導医。
- 高杉に厳しく接し、仕事に対して行き過ぎとも言える貪欲さを見せる高杉とは時たま衝突することもあるが、本心では高杉の将来を期待し、彼を信頼している。ナースに対してもやや厳しい面がある。出世欲が強い。
- 大島と次第に意気投合し、大島と結婚する(パート3最終回)。その後アメリカの病院からの誘いがあったが、大島は外科婦長就任のため若葉会総合病院に留まることになり、1人で渡米しアメリカの病院へと移る(パート4最終回)。
- 現在は既に帰国して若葉会総合病院に戻って来ており、第二外科部長となっている(再会編)。
- 永島 淳平(ながしま じゅんぺい)
- 演 - 益岡徹
- 渡米した沢田の後任の外科部長。
- 沢田同様、優秀な腕のいい持ち主で沢田以上に患者とのコミュニケーションを大切にしている。
- 尾崎と触れ合っていくうちに尾崎の仕事ぶりや考え方に次第に共感するようになり、尾崎にプロポーズしたが、断られてしまうも(パート4第12話)。尾崎が沢田から送られた手紙のことを話したことにより、交際継続となった(パート4最終回)。
- 現在は第一外科部長となっている。また、長らく尾崎になかなかプロポーズできずにいたが、いずみの計らいで尾崎に想いを告白しプロポーズをした(離島編/再会編)。
研修医
- 水島 龍太郎(みずしま りゅうたろう)
- 演 - 岡田浩暉
- 朝倉が交際した最初の研修医。
- 幼少期のトラウマから、血が大の苦手である。それが原因で初オペに送れるが、いずみの幼馴染・三上のオペでようやく初オペに成功する(パート1第8話)。その後は青森の総合病院に移る(スペシャル)。
- しばらくして、患者の付き添いで若葉会総合病院を訪れ、いずみと再会。いずみへの恋心は変わらず、いずみについにプロポーズし、いずみを悩ませる。最終的にはいずみがプロポーズを受け入れ結婚目前であったが、結局破局しいずみとの結婚はなくなった(パート3第18話・第19話)。その後、いずみとは元彼かつ友人としての関係で接している。
- 現在は古巣・若葉会総合病院に所属している(離島編/再会編)。
- 牧原 耕太郎(まきはら こうたろう)
- 演 - 松岡昌宏(TOKIO)
- いずみが交際した2人目の研修医。
- 水島とは対照的にクールで気が強い男。その気の強い性格が災いしており、いずみのアドバイスを聞かず、誤診を招いて最悪の事態を犯したことも。結果その性格が原因で沢田に殴られる。一度失敗したら中々立ち直れず、成功したら鼻が高くなり、調子に乗ることもしばしばある。
- その後は地方の病院に行ったきりで、いずみとの関係は自然消滅となった(パート3第11話)。
- 高杉 健太郎(たかすぎ けんたろう)
- 演 - 藤木直人
- いずみが交際した3人目の研修医。
- 若葉会総合病院初出勤日に駅の構内にて栄養失調で倒れ、お互い同僚になるとは知らないままいずみに助けられ、その後いずみと交際する。そして念願だったアメリカ研修へ行くためアメリカへ渡り、1年後日本に帰国。紆余曲折を経ていずみと結婚、いずみと二人暮らしになる(パート3最終回)。
- 誰に対しても優しく、人当たりが良い。物腰は柔らかだが仕事に関しては野心家で強情な面を見せる。仕事に熱中するあまり視野が狭くなることもある。
- いずみと共に若葉会総合病院に勤め、悠々自適の生活をしてきたが、アメリカの病院に異動が決まった浜野から誘いを受けるが、いずみの意思により、母の看病と診療所を開くことを理由にいずみと共に若葉会総合病院を退職。母の故郷・式根島に高杉診療所を開業する(パート4最終回)。
- その後長らく式根島でいずみと共に悠々自適に暮らしていたが、若葉会総合病院が提示したアメリカの最新医療の研修プログラムを受ける。しかし、ある事情で延期となったが、最終的にはアメリカの研修プログラムに行くことになり、いずみと共にアメリカに渡ったと思われる(離島編/再会編)。
スタッフ
- パート1
- スペシャル
- パート2
- パート3
- 脚本・演出・プロデュース - 両沢和幸
- 脚本 - 橋部敦子、金子ありさ
- 音楽 - 鴨宮諒
- 演出 - 岩本仁志、木村達昭、木下高男、平野眞、平井秀樹、林徹
- 主題歌 - 観月ありさ
- 「BREAK ALL DAY!」(1話 - 14話)(avex tune)※2015年2月のフジテレビCS TWOにおける再放送時は別音楽に差し替えられ、エンドロールにおける曲名もモザイクが施された。
- 「女神の舞」(15話 - 24話 )(avex tune)
- 演出補 - 初山恭洋、平井秀樹、川村泰祐、阿部雅和、洞功二、山本幸治
- 制作担当 - 坂本忠久、森太郎
- 音楽プロデュース - 向井達也
- 音楽コーディネーター - 桑名裕子
- 協力 - バスク、砧スタジオ、サニー企画、コンティニュー
- ロケ協力 - 都立豊島病院
- プロデュース - 大賀文子
- プロデュース補 - 多治見薫、林知幸
- 制作著作 - フジテレビ
- パート4
- 脚本・演出・プロデュース - 両沢和幸
- 脚本 - 橋部敦子、金子ありさ、飯野陽子
- 音楽 - 鴨宮諒
- 演出 - 平井秀樹、初山恭洋
- 主題歌 - 観月ありさ「Love Potion」(avex tune)
- 演出補 - 初山恭洋、阿部雅和、松川貴志
- EDダンス振り付け - 椛島永次
- オープニングCG - 木下良仁(東京現像所)
- 制作担当 - 萩原満
- 制作主任 - 関浩紀
- 音楽プロデューサー - 向井達也
- 音楽コーディネーター - 桑名裕子
- 協力 - バスク、砧スタジオ、サニー企画、コンティニュー
- ロケ協力 - 東海大学附属八王子病院
- プロデュース - 大賀文子、多治見薫
- プロデュース補 - 榊原妙子
- 制作著作 - フジテレビ
- 離島編 / 再会編
放送日程
パート1(1996年)
放送時間:火曜21:00 - 21:54。
各話 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | 1996年7月 | 2日やっぱりダメですか? こんな看護婦 | 江頭美智留 | 岩本仁志 | 16.8% |
第2話 | 7月 | 9日私、辞めます! この仕事 | 16.6% | ||
第3話 | 7月16日 | 看護婦増やせ! 夜勤を減らせ! | 樋口徹 | 14.9% | |
第4話 | 7月23日 | 私患者やります! | 14.9% | ||
第5話 | 7月30日 | 死なないで! | 岩本仁志 | 16.3% | |
第6話 | 8月 | 6日医師vs看護婦 | 林徹 | 18.4% | |
第7話 | 8月13日 | 先輩辞めないで! | 14.4% | ||
第8話 | 8月20日 | 初めての手術 | 樋口徹 | 17.4% | |
第9話 | 8月27日 | 婦長になりたい! | 林徹 | 16.6% | |
第10話 | 9月 | 3日VIPの入院 | 岩本仁志 | 19.8% | |
第11話 | 9月10日 | 独り立ちします! | 樋口徹 | 18.5% | |
第12話 | 9月17日 | 告知しますか | 林徹 | 16.9% | |
最終話 | 9月24日 | 看護免許を取消します! | 岩本仁志 | 22.1% | |
平均視聴率 17.2%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) |
スペシャル(1997年)
放送日 | 脚本 | 演出 |
---|---|---|
1997年4月4日 | 江頭美智留 | 岩本仁志 |
パート2(1997年)
放送時間:火曜21:00 - 21:54。ただし、初回と最終回は21:00 - 22:24。(84分に拡大)
- キャッチコピーは「熱闘!!ナースステーション。」
各話 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | 1997年10月14日 | いずみ! カムバック 新しい病院では最悪の出会いが待っていた | 江頭美智留 | 岩本仁志 | 20.7% |
第2話 | 10月21日 | 先輩! コンビ復活 | 20.5% | ||
第3話 | 10月28日 | えっ! ボイコット | 武内英樹 | 17.8% | |
第4話 | 11月 | 4日主任は絶対尾崎君 | 岩本仁志 | 20.1% | |
第5話 | 11月11日 | ドクター牧原誕生 | 武内英樹 | 18.1% | |
第6話 | 11月18日 | キスしてあげる! | 林徹 | 17.1% | |
第7話 | 11月25日 | いずみ倒れる!! | 岩本仁志 | 18.3% | |
第8話 | 12月 | 2日えっ注射恐怖症!? | 林徹 | 17.5% | |
第9話 | 12月 | 9日婦長のロマンス! | 岩本仁志 | 18.2% | |
第10話 | 12月16日 | 主任は、私よ! | 林徹 | 19.6% | |
最終話 | 12月23日 | さよなら、いずみちゃん | 岩本仁志 | 21.1% | |
平均視聴率 19.2%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) |
パート3(2000年)
放送時間:火曜21:00 - 21:54。
- キャッチコピーは「2000年4月、世間を笑いと涙に包んだ史上最強のドジナース、あの朝倉いずみが帰ってきた!!」
各話 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | 2000年4月11日 | ナース4年目! 朝倉いずみに強敵現わる | 両沢和幸 | 岩本仁志 | 22.7% |
第2話 | 4月18日 | 指導係失格! いずみVSまどか大乱闘! | 金子ありさ | 19.7% | |
第3話 | 4月25日 | まりあ! ママを許して…! | 橋部敦子 | 木村達昭 | 21.2% |
第4話 | 5月 | 2日ナースに何が判る | 両沢和幸 | 岩本仁志 | 19.7% |
第5話 | 5月 | 9日一緒に暮らそう! | 金子ありさ | 木村達昭 | 18.8% |
第6話 | 5月16日 | 先輩ミスしたの? | 橋部敦子 | 岩本仁志 | 16.5% |
第7話 | 5月23日 | 夢の結婚退職!? | 木村達昭 | 18.2% | |
第8話 | 5月30日 | モデルになりたい | 金子ありさ | 木下高男 | 18.0% |
第9話 | 6月 | 6日仲直りのキス? | 両沢和幸 | 木村達昭 | 18.4% |
第10話 | 6月13日 | クビになっちゃう | 橋部敦子 | 平井秀樹 | 19.4% |
第11話 | 6月20日 | あ〜バレちゃった | 金子ありさ | 岩本仁志 | 18.1% |
第12話 | 6月27日 | もう別れました! | 木村達昭 | 18.9% | |
第13話 | 7月 | 4日私、主任やります | 橋部敦子 | 岩本仁志 | 18.9% |
第14話 | 7月11日 | ドクター京子登場 | 両沢和幸 | 17.5% | |
第15話 | 7月18日 | この浮気者!! | 金子ありさ | 平井秀樹 | 20.7% |
第16話 | 7月25日 | 私ドクターになる | 橋部敦子 | 岩本仁志 | 21.5% |
第17話 | 8月 | 1日私が育てたナース | 木村達昭 | 19.9% | |
第18話 | 8月 | 8日プロポーズ大作戦 | 金子ありさ | 岩本仁志 | 17.2% |
第19話 | 8月15日 | 行かないでくれ! | 橋部敦子 | 16.2% | |
第20話 | 8月22日 | ようこそ学生さん | 金子ありさ | 平野眞 | 19.2% |
第21話 | 8月29日 | 先輩がフリン? | 両沢和幸 | 林 徹 | 18.8% |
第22話 | 9月 | 5日新カップル誕生? | 橋部敦子 | 20.5% | |
第23話 | 9月12日 | シングルマザー! | 金子ありさ | 平井秀樹 | 19.5% |
最終話 | 9月19日 | フルモデルチェンジ! 私、仕事に生きます | 両沢和幸 橋部敦子 |
両沢和幸 | 21.2% |
平均視聴率 19.2%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) |
パート4(2002年)
放送時間:火曜21:00 - 21:54。
- キャッチコピーは「患者のみなさま、お・ま・た・せ!」
各話 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | 2002年7月 | 2日いずみピンチ! 姑と新人ナースに大奮闘 | 橋部敦子 | 平井秀樹 | 19.5% |
第2話 | 7月 | 9日スーパー指導係? | 金子ありさ | 18.6% | |
第3話 | 7月16日 | 完璧なナース!? | 橋部敦子 両沢和幸 |
両沢和幸 | 17.4% |
第4話 | 7月23日 | 私の素敵な旦那様 | 金子ありさ | 15.6% | |
第5話 | 7月30日 | 俺は天才外科医だ | 平井秀樹 | 15.6% | |
第6話 | 8月 | 6日健太郎殴られる! | 飯野陽子 | 両沢和幸 | 17.3% |
第7話 | 8月13日 | ラーメン大好き! | 金子ありさ | 初山恭洋 | 16.1% |
第8話 | 8月20日 | ママなんか大嫌い | 橋部敦子 | 平井秀樹 | 18.1% |
第9話 | 8月27日 | ナースはいらない | 金子ありさ | 16.2% | |
第10話 | 9月 | 3日ラブラブ大ピンチ | 両沢和幸 | 初山恭洋 | 17.0% |
第11話 | 9月10日 | ヤキモチドクター | 金子ありさ | 両沢和幸 | 17.0% |
第12話 | 9月17日 | 結婚してください! | 平井秀樹 | 17.6% | |
最終話 | 9月24日 | さよなら…若葉会ドジナース朝倉いずみ7年目の決意! 再婚話に揺れる尾崎翔子! 母のオペに挑む健太郎! 今よみがえる思い出と伝説のドジシーン!! |
両沢和幸 金子ありさ |
両沢和幸 | 14.9%(本放送) 13.6%(再放送) |
平均視聴率 17.0%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) |
プロ野球中継問題
最終回スペシャルは2002年9月24日の21:00 - 23:08の放送予定だったが、この前の時間帯に放送されていたプロ野球・読売ジャイアンツのセ・リーグ優勝決定試合「阪神×巨人」(阪神甲子園球場)の中継(関西テレビ制作)が2時間30分にもおよぶ大幅な延長のために、23:30 - 翌1:38の深夜にずれ込む異常事態になった。深夜放映ながらも14.9%の高視聴率を獲得するも、この処置によって14,000件もの苦情がフジテレビに殺到した。巨人の優勝決定試合ということで世間の関心が高く、平均29.1%、瞬間最高42.9%の視聴率を記録したためフジテレビは「延長しなかったらもっと苦情が来る」と正当性を主張した(他局関係者からもフジテレビのこの中継延長に賛同する声が上がった)が、結局、低年齢の視聴者のことなどを踏まえ、フジテレビでは、土曜日である9月28日の15:30 - 17:25(『土曜ワイド』枠)に最終回の再放送を行った(その他の系列局でも同時刻の再放送、もしくは後日再放送が行われた)。この再放送も13.6%の視聴率を獲得した(関東地区)。
離島編 / 再会編(2014年)
各話 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|
離島編 | 2014年10月31日 | あさくら!せんぱい!名コンビが12年振りに復活! 式根島を舞台に感動の再会! みんなを明るい笑顔で元気にしていきます |
両沢和幸 | 両沢和幸 | 14.3% |
再会編 | 11月 | 1日あさくら!せんぱい!再び東京の病院で名コンビが大活躍! いずみの珍作戦であの2人が遂に…まさかの大感動! お馴染みのキャラも勢揃い! |
阿部雅和 | 12.6% |
フジテレビ系 火曜21時枠連続ドラマ | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
みにくいアヒルの子
(1996.4.16 - 1996.6.25) |
ナースのお仕事
(1996.7.2 - 1996.9.24) |
こんな私に誰がした
(1996.10.15 - 1996.12.17) |
月の輝く夜だから
(1997.7.1 - 1997.9.16) |
ナースのお仕事2
(1997.10.14 - 1997.12.23) |
きらきらひかる
(1998.1.13 - 1998.3.17) |
お見合い結婚
(2000.1.11 - 2000.3.21) |
ナースのお仕事3
(2000.4.11 - 2000.9.19) |
編集王
(2000.10.10 - 2000.12.19) |
整形美人。
(2002.4.9 - 2002.6.25) |
ナースのお仕事4
(2002.7.2 - 2002.9.24) |
ダブルスコア
(2002.10.8 - 2002.12.17) |
フジテレビ系 赤と黒のゲキジョー | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
2夜連続特別ドラマ
ナースのお仕事 離島編 (2014.10.31) |
森村誠一女のサスペンス
海の斜光 (2014.11.7) |
|
フジテレビ系 土曜プレミアム | ||
映画・RED/レッド
(2014.10.25) |
2夜連続特別ドラマ
ナースのお仕事 再会編 (2014.11.1) |
IPPON グランプリ
(2014.11.8) |
ナースのお仕事 ザ・ムービー
ナースのお仕事 ザ・ムービー | |
---|---|
監督 | 両沢和幸 |
脚本 | 両沢和幸 |
製作 | 亀山千広 |
製作総指揮 | 宅間秋史 |
出演者 |
観月ありさ 松下由樹 |
音楽 | 鴨宮諒 |
主題歌 | 朝倉いずみ with ナースのお仕事「VACATION」 |
撮影 | 北山善弘 |
編集 | 荒川淳彦 |
配給 | 東宝 |
公開 | 2002年5月11日 |
上映時間 | 114分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 14.4億円[4] |
基本的にはパート3の後日談だが、スケジュールの都合でナースやドクターの一部が入れ替わっている。ロケ・収録地は、日活撮影所・自治医科大学付属さいたま医療センター(朝倉が窓から顔出しをするシーン等)・杏林大学付属病院(建物外観)・銃で撃たれた朝倉と吐血して倒れた沖田総一郎が運ばれた処置室のシーン、美晴警察署が捜査本部として使用したICUのセットは『救命病棟24時(第2シリーズ)』の港北医大救命救急センターとして使われたセットと同じである。
キャスト
公開された2002年は日韓共催で行われたFIFAワールドカップの年ということもあり、患者の多くの名前は当時の日本代表サッカー選手から採られている。
- 猿渡剛(犯人) - ウド鈴木(キャイ〜ン)
- 熊野刑事 - 蟹江敬三
- 長谷川刑事 - 春田純一
- 大屋刑事 - 内田健介
- 沖田総一郎 - 原田龍二
- 沖田の教え子(シュンスケ、ヒデ、シンジ) - w-inds.(千葉涼平・橘慶太・緒方龍一)
- 早坂由香里(看護学生) - 上原多香子
- トモミ(看護学生) - 林知花
- 川口潤一(患者) - 森下能幸
- 小野浩(患者) - まいど豊
- 柳沢直泰(患者) - 瀬戸陽一朗
- 報道番組キャスター - 福井謙二(フジテレビアナウンサー)
- 報道番組リポーター - 城ヶ崎祐子
- サッカー試合中継アナウンサー - 青嶋達也(フジテレビアナウンサー)
スタッフ
- 監督・脚本・プロデューサー - 両沢和幸
- 音楽 - 鴨宮諒
- 主題歌 - 朝倉いずみ with ナースのお仕事「VACATION」
- 企画 - 大多亮、関一由、尾越浩文
- 製作 - 亀山千広
- 製作総指揮 - 宅間秋史
- プロデューサー - 大賀文子、三田美奈子、棚橋裕之
- 音楽プロデューサー - 向井達也
- 助監督 - 谷口正行、斉藤博士、阿部雅和
- プロデューサー補 - 多治見薫
- 製作担当 - 森太郎
- 製作 - フジテレビ
- 配給 - 東宝
DVD・VHS
- ナースのお仕事【全4巻・Vol.1 - 4】
- ナースのお仕事スペシャル
- ナースのお仕事2【全4巻・Vol.1 - 4】
- ナースのお仕事3【全8巻・Vol.1 - 8】
- ナースのお仕事 ザ・ムービー
- ナースのお仕事4【全5巻・Vol.1 - 5】
CD
以下の5作品が発売されている。
- ナースのお仕事 オリジナル・サウンドトラック
- ナースのお仕事2 オリジナル・サウンドトラック
- ナースのお仕事3+ベスト オリジナル・サウンドトラック
- ナースのお仕事ザ・ムービー オリジナル・サウンドトラック
- ナースのお仕事4 オリジナル・サウンドトラック
書籍
- ナースのお仕事
- ナースのお仕事2
- ナースのお仕事3-I
- ナースのお仕事3-II
- ナースのお仕事ザ・ムービー
- ナースのお仕事4
関連作品
- 天使のお仕事 - 本作とは姉妹関係にある派生作品で、修道女をテーマに1999年1月期に水曜21時枠で放送された。出演者にスター・システムを採用。観月が演じる主人公の阿部まりあの「まりあ」という名は本作パート3で誕生した尾崎・沢田夫妻の長女に名付けられている。
- 救命病棟24時 - 天使のお仕事と同時期に第1シリーズが放送された(時間枠は本作と同じ火曜21時枠)。第1シリーズのチーフディレクターは、本作のパート1~3のチーフディレクターの岩本仁志が務めた。本作では描かれなかった、迫力のある医療描写や医療スタッフ・患者の間で交錯する人間関係など、現実性(リアリティ)と社会派ドラマを追求した構成となっている。
- ナースマン・ナースマンがゆく - 日本テレビ系ドラマ。主演の松岡を含めた出演者、スタッフ、ロケ地など様々な関係のある作品となっている。
- ドールハウス - TBS系ドラマ。両沢がメイン脚本を務めており、且つ主演の松下を含めた本作のレギュラー出演者が多数出演している。
- BABY BABY BABY! -ベイビィ ベイビィ ベイビィ- - 両沢が脚本・監督、鴨宮が音楽を担当し、観月、松下、神田が妊婦役を演じる映画で本作の出演者が多数出演している。フジテレビが制作に携わっているが、配給は「ザ・ムービー」の東宝ではなく2005年に観月主演の「鳶がクルリと」を製作した東映。
- 幸せになりたい! - TBS系ドラマ。第4話でスペシャルドラマの企画を考えるシーンで、ひかり(深田恭子)が「先輩ナースの意地悪に耐えるドジナースの物語」という提案をするが、永井(松下)が「意地悪な先輩ナースというのが…」とツッコミを入れている。この場面ではテーマ曲が流された。
- 鬼龍院花子の生涯 - テレビ朝日系ドラマ。観月と岡田が本作同様恋人役を演じた。
- 家族法廷 - BS朝日ドラマ。長塚の主演の同作第7話に本作で夫婦役を演じた松下がゲスト出演、本作パート3以来11年ぶりの共演となった。
ロケ地となった病院
- セントマーガレット病院(ナースのお仕事のロケ地)
- 横浜労災病院(ナースのお仕事2のロケ地)
- 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院
(ナースのお仕事・スペシャル・ナースのお仕事2の院内のロケ地)
- 東京都保健医療公社豊島病院(当時は「東京都立豊島病院」、ナースのお仕事3のロケ地)
- 自治医科大学附属さいたま医療センター(当時は「自治医科大学附属大宮医療センター」、ザ・ムービーのロケ地)
- 杏林大学病院(ザ・ムービーのロケ地)
- 東海大学医学部付属八王子病院(ナースのお仕事4のロケ地)
- 国立成育医療研究センター(ナースのお仕事 再会編のロケ地)
時系列と不整合
- 現実の日時と劇中のそれとが大きく異なる場合がある。パート1は7月に放映開始されたが、初期は4月前後の話である。また、パート3の最終回中で1年が経過している。
- 1996年に放映されたパート1が朝倉いずみ1年目、翌1997年春のスペシャルではほぼ満1年頃、同年のパート2では2年目の途中からを描いているが、2000年のパート3では4年目(ただし、最終回で1年間が経過しているので、ラストシーンでは2001年に入っており5年目ということになる)となっており矛盾している。前述のとおりこの年は劇中でも現実と同じく2000年であることが描かれている。
- 2002年に放映されたパート4では7年目となっており、ここではパート1などとの矛盾は生じていない。
- パート4では尾崎まりあは4歳になっているが、パート3初回では「首がすわったばかり」(沢田の台詞から)の0歳児であり、いずみの職歴年数と比較すると、ここでも矛盾が生じている。
脚注
- ^ 2夜連続特別企画『ナースのお仕事』 とれたてフジテレビ 2014年9月17日配信・同日閲覧
- ^ 「ナースのお仕事」12年ぶり復活!観月ありさ「変わってない」 SANSPO.COM 2014年9月17日配信・同日閲覧
- ^ 【ザ・テレビジョン1996年6月29日~7月5日号より】
- ^ 2002年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟