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「GTO (漫画)」の版間の差分

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== 映画 ==
== 映画 ==
* 『GTO』(1999年、[[東映]])
* 『GTO』(1999年、[[東映]])
*: 監督は[[鈴木雅之]]。同年に放送されたスペシャルの続篇で、シリーズ完結篇の意味合いもある。当時はGTOを意識した作品[[ナオミ]]の藤原紀香が出演することから'''GTO vs ナオミ'''と騒がれた。小説版『[[GTO LIVE in 北海道]]』([[相沢春吉]]作)を原作としている。登場人物は共通してる者が多いが、展開は原作と異なる。
*: 監督は[[鈴木雅之 (演出家)|鈴木雅之]]。同年に放送されたスペシャルの続篇で、シリーズ完結篇の意味合いもある。当時はGTOを意識した作品[[ナオミ]]の藤原紀香が出演することから'''GTO vs ナオミ'''と騒がれた。小説版『[[GTO LIVE in 北海道]]』([[相沢春吉]]作)を原作としている。登場人物は共通してる者が多いが、展開は原作と異なる。


=== キャスト ===
=== キャスト ===

2006年8月22日 (火) 07:26時点における版

GTO』(ジーティーオー)は藤沢とおる漫画

概要

週刊少年マガジン掲載。アニメテレビドラマになった作品ドラマ版は非常に人気が高い。東京・吉祥寺舞台に、元暴走族不良少年の主人公、鬼塚英吉が教師として活躍する姿を描く。GTOはGreat Teacher Onizuka(グレート ティーチャー オニヅカ)の頭文字をとったもの。

不良時代の鬼塚を描いた『湘南純愛組!』の続編だが、特に物語が連続している部分は回想シーンなどで補強されているため、前作を知らなくても問題無い。時事ネタが豊富で、またオタク向けのネタが随所に見られる。現代の教育問題社会問題を多く取り扱っているのが特徴だが、その一方で無茶苦茶なギャグも盛り込まれ、多くのファンを獲得している。大げさかもしれないが、教師の実態や本音、少年少女の心中などが描かれ、学校というシステムの病巣に鋭くせまる。なお鬼塚英吉の型破り教師のスタイルは様々な漫画、ドラマに影響を与えている。主要キャラは全員、凄まじいまでに現実離れした美形であり、女性からの人気が非常に高い。

漫画

1997年~2002年、週刊少年マガジン(講談社)掲載。

1998年、第22回講談社漫画賞少年部門受賞。

主要登場人物

ドラマ版、アニメ版と設定が大きく異なるので、別に紹介する。
鬼塚英吉(おにづかえいきち)
主人公。辻堂高校を中退後、大検を経て、優羅志亜大学へ入学した。高校時代は親友の龍二と共に「鬼爆」として湘南最強の支配者であった。年齢22歳。童貞空手二段。優羅志亜大学空手部主将。髪型は元々リーゼント。愛機はKawasaki ZIIほか多数。本人は自覚無しだが、かなり整った顔立ちであり、冬月や朋子、麗美など、彼に惚れる女は、実は非常に多い。
女子高生の中島エリカとの不純異性交遊(未遂)がキッカケで高校教師を目指す。教育実習時にはリーゼントから金髪V字カットにした。非常に品が無いが、それを補って余りある体力を持つ。生徒達と同じ視点で物事を見る事の出来る「ガキっぽい大人」の教師。家でのAV鑑賞によるオナニーを公開され、多くの読者の失笑を誘った。
公立高校の採用試験を受けられなかった事がきっかけで、東京吉祥学苑の面接を受ける事になった。トラック暴走傷害などの犯罪を犯したが、臨時採用された。ちなみに教員免許に中学校教諭と記載されている事に始業式まで気が付かなかった。問題クラスの3年4組の担任となり、生徒との対立や、その生徒自身が抱えている苦悩、あるいは学校内に発生する困難やトラブルに巻き込まれながらも、人脈・悪運・容姿・財力・頭脳・腕力・コネ・行動力で乗り越えていく。
内定後は、教員寮ではなく学校の屋上の階段室に住まされたが、大量の私物を持ち込んで、一種独特の「オニヅカの巣」としてしまった。これは非常に問題となっている。ある事情で全国模試で一位をとった事があるが理事長の根回しによるものであったものの、ヤクザとの戦争で試験中に失神する直前まではほぼ完璧だったことから天才的な頭脳を持っていることが伺える。学力は基本的に中学生以下で、大検や卒業論文はすべて「替え玉クン」がこなしていた。当初、授業は行わなかったが、学力試験を経て、多少は授業をするようになった。ゲーム玩具漫画エロビデオといったモノを買い漁る事から金遣いが荒く、借金だらけで給料日の翌日には金欠になっていた。ドスケベで本能に忠実。虚言癖があるが、その虚言で言った事でも約束は守る事から、自業自得とはいえ、しばしば散々な目に遭っている。好きなキャラは綾波レイベルクカッツェ。また、「ヤルッツェブラッキン!!(ブライキング・ボスの号令)」とよく口走るとこから、『新造人間キャシャーン』のコアなマニアであると思われる。
冬月あずさ(ふゆつきあずさ)
早稲田大学第一文学部卒。美形。吉祥学苑の面接試験の前、バスの中で内山田に痴漢にあったところを鬼塚に助けられた。そのせいか、鬼塚を(誤解であるが)尊敬している。正教員(国語教師)として採用された後、3年の担任をすることになる。教え方も丁寧であるため男子生徒には人気教師となるが、それを面白く思わない女子生徒から卑劣極まりない嫌がらせを受けたこともあった。困難に遭いつつも、無茶苦茶だが約束を違える事のない鬼塚に惚れ、人間として成長していく。
新潟県出身で高校生探偵の妹・まことがいる(清純美人で、姉と違い物事に超敏感)。胸が小さい事を少し気にしている。身持ちが固く、真面目で処女である。暴走すると鬼塚ですら制御不能であり、教育マシンと化す。
弾間龍二(だんまりゅうじ)
高校中退後、専門学校を経て資格取得。人気バイクショップを経営する。英吉の親友。湘南純愛組!では、中学時代からの付き合いである英吉と鬼爆コンビの名称で伝説となった。その頃と比べると現在の性格は丸くなっており、恋人の長瀬渚との付き合いは続いている。窃盗罪傷害罪覗きなど、くだらない軽犯罪を犯す英吉を引き取りに警察に来るなど苦労は多い、常識のある苦労人である。ただ、それでも英吉との友情は健在で、男気溢れる性格は相変わらずなようだ。ただ、ガチバトルにおけるパンチの破壊力においては、鬼塚に一歩劣る。

東京吉祥学苑中等部3年4組

「教師イジメ」を標榜し、やってくる担任の人格を破壊、廃人自殺に陥れる最悪の犯罪クラス。鬼塚に粛正され、人間味を得て更生していく。
菊地善人(きくちよしと)
IQが金田一級の悪魔的な頭脳を持つ天才少年。美形でかつクールでカッコイイと女子から評判で、ファンクラブが存在している様子から非常にモテモテである。しかし特定女子との交際はなく、意外にも童貞である。また、パソコンの扱いが異常に得意で、アイコラ作りが趣味。クラス内で続く教師イジメにおいて、アイコラ攻撃を行い、幾人もの教師を再起不能にした張本人。鬼塚もSMシーンを撮られ、一時は信用を失うなどダメージを受けたものの、逆にエロ本やアイドル写真を渡して合成写真を注文をしてきた事に呆れて、担任イジメから手を引いた。なお、この合成写真(アイコラ)作成依頼の時には、冬月あずさの写真も混ざっていた。鬼塚のオナニー用と推測される。
後に余りに無茶苦茶な鬼塚の性格に興味を覚え、鬼塚の参謀格を務める。中学生だが愛煙家(犯罪)。空手もできるが、当人は直接的な暴力を好まない事もあり、専ら自衛用である。天使部隊に駆逐された後に修業を積み、パワーアップしたようだ。


吉川のぼる(よしかわのぼる)
イジメられっ子。夜中、ロッカーに閉じ込められ、失禁していた所を鬼塚に助けられる。男女両方からイジメを受けていた上、人の頼みごとを断ることができない気の弱さを漬け込まれ周囲にはいいように支配されており、一頃は自殺未遂まで起こす。鬼塚との出会いと手助けを通して、中盤から終盤にかけて大きな成長を遂げ、図太い性格を身に付けた。卑劣なイジメっ子であった杏子の頼りになる彼氏になり、逞しくなった。
思春期にも関わらず陰毛が生えていない。またゲーム・アニメオタクであり、金持ちらしく親も過保護で小遣いを多く与えるため、家には数々のTVゲームがある。ゲームは鬼塚以上の腕前で、またゲーム友達としてゲームソフトの貸し借りもしている。趣味は時刻表で、それがきっかけで宮森と仲良くなれた。手先も器用で、「ペットボトルロケットランチャー」や「磁石入りカツラ」を作ったこともあったものの、後に自己犠牲の固まりに。


相沢雅(あいざわみやび)
この物語のキーパーソンであり、元2年4組(現3年4組)が担任イジメを始めたきっかけの秘密を握っている。性格は明るく友達は多かったが、それは表面的なもので、心の奥底では人間的では無い家庭を憎悪していたり、また気に入らないクラスメイトを周囲を扇動して攻撃させたりしている悪の黒幕。援助交際目的の男を騙して暴行し、無銭宿泊なども平気で行う。父親は銀行の重役で、非常に金持ちである。
かつての担任・扇による友人へのレイプ事件が原因で大人に対する復讐を考えていた。しかしそれは、扇に恋愛感情を抱いていた雅が彼を困らせるために仕組んだ狂言であった。思わせぶりな言動で乙女心を破壊した扇も悪いとはいえ、雅の行為は度をあまりに越していた(※話の途中では実際に元担任は悪人であったような描写があり、悪人の一面にレイプされた方向性で進んでいたと思われる。が、少年たちへの悪影響を考えて、設定変更された可能性有り)。中盤で髪を青く染めた。その時の彼女のモチーフは新世紀エヴァンゲリオン綾波レイと言われている。家庭問題が解決後、元の素直な性格へ戻っていった。終盤で金髪、最後は元の黒髪になっている。


村井国夫(むらいくにお)
吉祥寺ゲーマー四天王(自称)。中学生にして金髪のヤンキーである。真っ正直で一本気、くわえ々ツッパリな所もあるが、それは欺瞞に満ちた世間に反発している所為である。一頃は滅茶苦茶な鬼塚に怒りを抱いて姦計に陥れようとするが、逆に失敗して自分に災難が及び、余計に逆恨みしていたが、更に陥れようとして墓穴を掘り、危うい所を鬼塚に助けられ、その後も幾度となく衝突するが、何だかんだで世話になり、ついにはクラス一鬼塚を信頼する好漢に。事情で母子家庭であり、異常なマザコンである。26歳という若い母親と、他の男がくっつかないように終止眼を光らせている。
前年度の東学模試は全国で下から100番の成績という無能ぶり。学苑のスーパーアイドル・深田葵に想いを寄せている。


草野忠明(くさのただあき)
村井の悪友。母親がとんでもなく太っていて、妹の体育祭の借り物競争で「豚ロース」として連れていかれたらしい。母親は村井から白ブタ呼ばわりされた。なかなか素直になりきれないが、一本気な性格である。常盤愛に惚れている。


藤吉晃二(ふじよしこうじ)
村井の悪友。ロン毛で美形。5人兄弟の次男で家は貧乏。雅に惚れており、最初から最後まで雅に親密に接し続けた。修学旅行の費用を集金した際に、欲に負けて一部を使い込んでしまったが、その事に責任を感じ、自らのアルバイトで戻すだけの行動力もある。弟妹の世話に普段汲々としている。雅の秘密を本人から聞いた初めての人物。多少元気が有り余っているものの、一本気な男である。


上原杏子(うえはらあんこ)
PTA会長の娘。イジメが好きな愛煙家(犯罪)。泉尚子や浅野麻由子とツルんでイジメなどを実行する。吉川の裸の写真を撮った事がキッカケで鬼塚にリベンジされて、3人とも尻の写真を撮られた。イジメはかなりえげつない内容が多く、吉川の急所を箸でつまむなど、卑劣極まりないイジメが趣味。しかし修学旅行の沖縄移動教室で吉川を縛りつけ置き去りにするはずが遭難してしまい、その時から吉川を男として意識するようになり、ついには鬼塚が仕向けたドッキリを機に公衆の面前で告白する。現在はイジメを止め、吉川と祭で一時を過ごしたのを機に、吉川の良き恋人(彼女)になっている。
母の権力を傘に着てイジメを行う卑劣な女だが、小さい頃に兄から酷いイジメを受けていたことがトラウマになり、イジメを他者に向ける性格形成がなされた。モチーフは新世紀エヴァンゲリオン惣流・アスカ・ラングレーと言われている。


野村朋子(のむらともこ)
通称「トロ子」。その由来はトロいから。100m走に1分かかったり、スクランブルエッグをホットケーキにしたり、偏差値一桁というほど恐ろしくトロいが、頭が弱いと言うよりも、何でも真面目に悩んでしまう性格なだけに、決断が恐ろしく遅いという面があるようだ。見かけによらずFカップという恐ろしい爆乳の持ち主。実家は恐ろしく旨いラーメン屋。感受性が強く友達想いで、例えどんなに邪険に扱われようとも、卑劣な目に遭わせられても、決して人を裏切ろうとは思わない純粋な性格。
鬼塚に芸能オーディションに参加させられ、鬼塚の知人でAV製作者のミチアキ君の入れ知恵によりスクール水着で出場し、審査関係者のフェチ心をガッチリ押さえたほか、演技審査において特技の「ひとり人形遊び」を会場に披露して会場を沸かせ、特別審査員賞を受賞した。これがキッカケで芸能界入りする。


神崎麗美(かんざきうるみ)
IQ200以上の超天才(少女)児。オッドアイモデルのような非常に綺麗な容姿をしている。文部省認定の特別待遇児。人間不信(もしくは対人恐怖症)で不登校であったが、不登校中も大量の新書を読み漁るなどしていた。教員の無知を徹底的に憎悪し、授業の進行を根底から揺るがす「授業テロ」を得意とし、また手製爆弾や即席危険物を扱い、実質的な破壊活動をするなどして、過去に何人もの教師を廃人へと追い込んでいる。幼い頃は雅やトロ子とは幼なじみで仲が良かったが、教師への憎悪に暴走する雅のあり方に興味を失い離反する。なおトロ子は持ち前の友達想いな性格で懐いている。過去にトラウマがあり、それが原因となり教師を憎悪している。実は試験管ベイビーであり、天才的な頭脳や容姿はそのためで、家族に対しても不信感を持ち、社会全体にたいしても冷淡な所がある。後に型破りな鬼塚と接し、「教師という存在」に対する自分の考えを改める。なお鬼塚と接していく中で、その無茶苦茶な行動力に惚れる。相沢に追い詰められたことで自ら起こした事件(自殺未遂)を機に不仲だった母と和解し、事業の手伝いをしている。物語最終盤で鬼塚が心停止した(ほぼ直後に復活したが)際に後を追って自殺未遂を起こし、人生における鬼塚のウェイトが相当大きくなっていたことが伺える。物語全体を通して最も性格の変化が大きい人物と思われる。


和久井繭(わくいまゆ)
桜井理事長の孫。モデルのような容姿をしている美少年。ずっと不登校だったが全部出席した事になっている。大量の精神安定剤を飲まなければならないほどの心の病気を持っている。心の病気の原因は親にあるらしい。部下に対する煽動が上手く、自分では一切表舞台に上らず、旗色が悪くなると詭弁を弄する卑劣漢。スケボーが趣味。「大人」を嫌っていたが鬼塚との「勝負」で考えを変え、和解した。後に芸能界デビューする。モチーフは新世紀エヴァンゲリオン渚カヲルと言われている。また、湘南純愛組!の鎌田純にも似ている。本人が常に言っていた「復習計画」の具体的内容は物語中で明かされなかった。


宮森勇気(みやもりゆうき)
1年途中からと3年2学期まで2年間ひきこもっていた。極道の父親であるヤクザの組長の息子。時刻表を見る趣味を持っている。トカレフを発砲して組員の指を吹き飛ばす、という惨い行為を行った。優しい母親が亡くなったことで友達に離別されてしまったトラウマにより、ひきこもる。鬼塚の説得により登校し始めたが、ヤクザの息子であることに引け目を感じていた。後に吉川のぼる、渋谷翔と親友として仲良くなる。結果的にクラスに馴染めてしばらく経った後、通学している吉祥寺学苑に放火事件が起こるものの、無事に卒業したと思われる。


渋谷翔(しぶやしょう)
一見無害な転校生。気が弱く、前の学校の生徒にホモAVを万引きさせられたりして酷くイジメられていた。だが、それは表の顔にすぎず、裏では校長直属の天使部隊隊長(暗殺担当)。殺人狂で、鬼塚(この物語)の最後の敵として死闘を繰り広げる。その戦闘能力は圧倒的で、単独で天使部隊を壊滅に追い込む桁外れな潜在能力を秘めている。大門校長を母親のように慕っているが、自分の立場が危うくなった彼女によって捨てられた後は完全に理性も崩壊し、吉祥寺学苑に放火をする、という愚行に走る。放火事件の後、どうなったのか不明。精神が不安定になると嘔吐を引き起こす。


常盤愛(ときわあい)
渋谷翔と同時期に転校してきた女子生徒。草野に「天使」と思われるほどの美しい容姿を持つ。その容姿のせいか、転校初日にレイプ魔で有名な犯罪者が多数在籍している校内犯罪組織「鬼畜クラブ」の連中にレイプされかけた。女をレイプする男達を粛清する事を目的としているテコンドー使い。「天使部隊」斥候(バンガード)として暗躍した。菊地をボコボコにするなど、凄まじい使い手ではあるが、死線を越えてさらに成長した菊池には手も足も出なかったことから、ポテンシャルは低い(スピードはあるが、体重は軽いためパワーを乗せられない思われる)。かつて付き合った彼氏によるレイプ被害の経験があり、セックスに対してはつよい拒否感を持っている。 鬼塚と接したことで考えを自分の信念を変えた。事件後の菊地との関係は微妙なところだが、生徒の中では特に信頼を置いているように見える。


引田留々香(ひきたるるか)
呪い白魔術が好きな少女。白魔術でかけた恋愛成就の相手が(手違いで)鬼塚になってしまい、友人の円(まどか)、美子(みこ)と協力し黒魔術の力で中和しようとした。3人で鬼塚の陰毛を採取し、クッキーを作ったが、結局は身を滅ぼす事になる。


浅倉恵(あさくらめぐみ)
少女。過去に転入してきた際、落ち込んでいた時に内山田教頭に励まされてから、内山田に尊敬(恋愛感情?)を抱く。内山田のような先生になる事が夢。


ガンダム3兄弟
白井木馬(しらいもくば)、時田晴男(ときだはるお)、三島軍人(みしまぐんじ)ら3人の総称。ガンダムおたくで、修学旅行の沖縄移動教室の際、鬼塚の企みで麗美と同じ部屋になった。ガンダムをよく知らない麗美にガンダムについて語りまくり、麗美はうなされて一睡もできなかった。麗美のブロンドカラーの髪がセイラ・マスに似ているので気に入っているようだ。一応は害のない変質者ではあるが、ガンダムネタを語りだすと止まらない、些か傍迷惑な存在である。代表的なものにガンダム占い事件がある。この占いによると、機動戦士Zガンダムが好きな者は「自己破壊願望」があり、機動武闘伝Gガンダムが好きな者は幼稚であるらしい。また、お気に入り作品は機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争である。部屋番号が「0080」であるだけで狂喜乱舞し、部屋で上映会を行うなど、度を越したオタクの変態行為で麗美を蹂躙した。
メンバー
これらのキャラは、作者のガンダム愛が具現化したものである。

吉祥学苑の人々

内山田ひろし(うちやまだひろし)
教頭。団塊の世代で、幼少の頃は神童と呼ばれた天才。栃木県鹿沼市出身、東京教育大学卒。バスの中で冬月に痴漢していたところを鬼塚に発見されヘッドバッドされた。その後も鬼塚に様々な暴行を受けた上に、心の拠り所であった愛車のトヨタ・クレスタを鬼塚に何度も破壊され、その度にストレスを溜め込んでいる極気苦労人。鬼塚を激しく憎悪しており、妄想の中で何回も罵り惨殺しては様々な種類の寄生虫・スペースデブリ・毒電波・クラミジア・疫病神・O-157呼ばわりしている。持病の血尿尿路結石宿便に悩まされている。
極めて真面目な教師であった頃から家庭面には恵まれておらず、妻の良子は娘が生まれるより以前から現在までずっと「肉の星野(おそらく筋肉質の男)」と不倫中で、娘の好子は、その星野の娘と外見があまりにも似ている事から、妻の不倫相手の娘と推測される。ある意味で家庭面のストレスの方が大きいと言え、ストレスが溜っていたのは鬼塚と出会ってからではなかった。そのストレスの反動からか痴漢の常習犯でもある犯罪者に成り下がっている、「ほとんど人生を踏み外している」ダメ人間。入間のニュータウンに持ち家がある。
見事なまでのハゲであるが、加えてストレスから育毛の試みはことごとく失敗している模様。ちなみに吉祥学苑には3人の教頭(あとの2人は「池田(いけだ)」・「小原(おばら)」)がおり、鬼塚に3人まとめて「キングギドラ」と呼ばれている。
自己保身に必死で、時に超人的能力を発揮することもある。彼自身は硬派な教育者を目指していたことから、聖職にふさわしい人格者であると自負しているが、生徒からは全く信頼されていない。いつの間にか自己保身の走ってしまっている事に、時折死んだ母の事と新人教師であった事を思い出しながら苦悩する事もある、夢破れた「悲しい(可哀想な)大人」である。こういった部分もある為、丸山校長や袋田に比べたら、まだ、ずっと良心のある人物である。物語終盤では、心の中では鬼塚に憧れを抱いていた模様が吐露され、和解しかけるも、娘に手を出されていたことが発覚し挫折。しかしその後、屋上から転落した雅を救うべく、迷いながらも自らのクレスタを犠牲にしたという行動に出ている。やはり心底では鬼塚を認めている模様。


桜井良子(さくらいりょうこ)
理事長。極めて温厚な性格だが、学苑のトラブルの種である鬼塚を招き入れた元凶で、当人は「毒をもって毒を制す」と嘯くとんでもない人物である。時々、趣味で売店のオバチャンをしているが人間観察のため。面接試験後の鬼塚の一連の行動を目撃したことから臨時採用を決め、学苑の未来を変える可能性を鬼塚に感じ問題クラスの3年4組を託す。鬼塚に対しては飴と鞭で接し、学園内で鬼塚が頭の上がらない数少ない人物であり、鬼塚の唯一の理解者とも言える。ただ孫の繭に対しては祖母として、やや過保護な面もある。
各界への影響力が強く、バックには政治家など実力者がついている。この権力を利用して鬼塚を助けたこともある。「A計画」というものが進行中らしいが、謎に包まれている(最終回でその内容を示唆する場面がある)。鬼塚を含め個性的な教師が少なくない学園を維持するなど、恐るべき政治能力の持ち主。学園内の施政者として、時に残酷だが適切な判断を下す。


森高尚子(もりたかなおこ)
26歳。保健室勤務。趣味は献血。ナイスバディで美貌の持ち主。生徒からは「ナオコちゃん」と呼ばれ親しまれている。鬼塚の理解者ではあるが、破天荒な行動には頭を痛める。性的に危惧するところがあったのか、途中からパッタリと登場しなくなった。
何故かアニメ版では登場しない代わりに嘉手納南風(かでななお)が登場。ちなみに嘉手納南風は「湘南純愛組!」に登場する女教師であり、湘南純愛組!とアニメ版との矛盾が生じる。


勅使河原優(てしがわらすぐる)
24歳数学担当教師。東大卒。父と兄は大蔵省に勤めているエリートだが、実は不正ギリギリのプロジェクトに絡んでいたためすでにクビにされており、父親に至っては、未だに大蔵省の一員になった気でおり、精神的に病んでいる。表向きの性格は熱心で真面目、くわえて教え方も丁寧で理性的と理想的な教育者だが、裏では冬月の過激なストーカーであり、部屋中に彼女の夥しい写真が貼ってある、一種の変質者である。学園内では理想的な教育者を演じるも、しばしば鬼塚に乱入され振り回され、理想と現実のギャップにより、精神状態は悪化の一途を辿り、情緒不安定に陥っていく。遂に自らの愚行で追い詰められたことで暴走を起こし、冬月を拉致して学園を占拠、独立国家の建設を開始し、爆弾や拳銃で武装するも、侵攻してきた鬼塚に一蹴され、破滅する。プライドが病的に高い卑劣漢だが、エリート意識剥き出しである他愛の無い父親と唯一心を許せた近所のおばあちゃんの死という影響によって、歪んだ東大のエリート意識に取り付かれるようになってしまった。しかし兄の話した真実と鬼塚との邂逅を経て、自らの本望が何であったのかに気付き、一度は自ら命を絶とうとするものの、自殺を食い止めた鬼塚の説得によって自分の為に生きていく事を決意。鬼塚を友人として敬意を評し、刑務所に服役する。服役した後、刑務所内では彫刻を作成していた。本当は昆虫学者になりたいという純粋な夢があった。


丸山一八(まるやまいっぱち)
校長。見事なハゲ。始業式で鬼塚に「ザビエル」呼ばわりされ憎悪している。校長であるにも拘らず頼りがなく、何か問題が起こると、すぐ仮病を使って病院に逃げ込むという卑劣な性格で、生徒はもちろん、教師からすらも全く信頼されていない。最終的には、内山田(心の叫びで)からも「ザビエル」呼ばわりされている。勅使河に漬け込まれた内山田が起こした怪文書騒ぎの際にも「持病の糖尿」と偽って病院に逃げ込んでおり、その結果、遂に理事長にも見限られ、途中で姉妹校のムカチャッパ学園に転任させられるが、最終回に戻ってくる。その頃にはすっかり一皮剥けて、逞しい好人物になっていたと思われていたが、単に日焼けしていただけだった。GTOファンの中にも、「もう吉祥学苑に戻って来なくても良かったのに…」と思う者が数多い。やはり重要な風刺キャラの一人であったからだろうか。


大門美鈴(だいもんみすず)
理事会より送り込まれた若手のキャリアウーマン。34歳の若さで丸山校長に代わって校長を務める。学苑に新しい制度、設備を導入し支持を集めた。しかし、裏では生徒達のプライバシーを管理し、「天使部隊」などに暗躍させ、学園を徐々に私物化している卑劣極まりない女。目的達成の為ならば平然と他人を利用し、用が済めばあっさり切り捨てる。精神を病んでいるところがあるらしく、大量の精神安定剤を飲む。中学生時代、公立の学校から入学した優秀な学生だった為だけでクラスのイジメの標的にされてしまい、かつて担任だった桜井理事長のことを逆恨みしている。しかし、後にそれが誤解であると知り、更生する。ちなみに鬼塚好みの爆乳である。


袋田はじめ(ふくろだはじめ)
32歳、独身。体育担当教師。日体大(日暮里体育大学)出身。顔にある大きなホクロから「ホクロ田」というアダ名を持っている。凄まじいブ男。学生時代に「(頭の中まで)全身筋肉」と呼ばれていた。
生徒には大きな態度をとるが、小心者である。性欲は凄まじく、生徒をレイプしようとしたことがあり、雅たちに証拠の録音テープを握られるも、持ち前の怪力により目の前で握りつぶした。卑劣な大人であるが、鬼塚には「体育教師」として運動能力面で対抗意識をもっており、事ある毎に体力勝負を挑むも完敗(ただし鬼塚は、単純なイカサマで勝っているが、ぜんぜん気付いていない)してしまい、逆に鬼塚にいいように利用されてしまう。
中学生のブルマーを見て勃起する変質者で、女子生徒に露骨なセクハラ行為を行い、冬月には傷口に口を付けて吸い付く等、吉祥学園の教師の中でも一番救いようがないダメ(男)人間である。


小茶谷宏(こちゃたにひろし)
38歳、独身。理科担当教師。ちっちゃい体型と大きな目から「チワワ」と呼ばれる。キモイ外見のため、何度もお見合いに失敗している。細かい性格から大雑把でいいかげんな鬼塚を疎ましく思うも、気が弱く言いたい事も言えずに泣き寝入りに日々を過ごす。


桜井ただし(さくらいただし)
42歳、英語担当教師。「ナイスミドル」・「駅前留学」などと呼ばれる。
興奮したり焦ったりすると会話中に変な英語を混ぜてくる。帰国子(男)女だったのか小・中学校時代はいじめられっ子で、その時のストレスと偶然の出来事が原因で盗撮が趣味となってしまっている。電車や学苑内で隠しカメラやCCDで撮影している卑劣な犯罪者。中学生に興奮する変態。以外にも既婚者で、一児の父。


深田葵(ふかだあおい)
学苑のアイドル。女に興味がない菊地でさえ「あいつは特別」と認めている。桜井ただしに盗撮されかけた。


鱶田久美子(ふかだくみこ)
村井のことが好きな少女。笑うとまるでサメが口を開けているように見えるブ女。村井はラブレターの主を深田と勘違いして、映画館でのデートに行ったことで知り合う。


鯨川冬美(くじらかわふゆみ)
身長181cmの巨大な少女。名門校からスカウトが来るほどの運動神経の持ち主だが、漫研に所属。身長は大きいが性格はとてもやさしい女の子。イジメられていた所を村井に助けてもらった事がきっかけで、村井を好きになった。


アゲハ
高等部生徒(もっとも、高校生かは不明)で繭の愛人。鬼塚らを誘い込む役割をした。繭が芸能界デビューした後もなぜか傍にいる。爆乳美女。


黒い三連星
麗美の授業テロに対して行動を起こした高等部女子生徒。3人ともガングロドムがモチーフ。


山王丸浩司(さんのうまるこうじ)
31歳。社会科地理教師。趣味は手芸、フラワーアート。小指を立てる癖がある。マンボウのような顔をしている。吉祥学園の教師の中では、珍しくマトモな教師である。

その他

冴島俊行(さえじまとしゆき)
湘南純愛組!の頃からの鬼塚の悪友。何の因果か警察官となる。押収品で商売をする・不法入国斡旋の手伝いに鬼塚を呼び出すなど、犯罪で生計を立てる卑劣漢。トカレフパイソンを持ち出した事もあった。警官でありながら、サイドビジネスとしてマルチ商法密輸密入国の手引きを行っている模様。だが鬼塚の為に手助けをする事があり、憎めないところがある。主に世相の風刺ギャグ担当キャラクター。


村井樹里亜(むらいじゅりあ)
土建業を勤める村井の母親。27歳。中2で子供(國男)を生んだ。籍を入れる前に夫と別れたために未婚のままである。おおらかで、ノーブラでいることが多い。鬼塚に何度も狙われていたが、年上女性の功で、軽くあしらっている。


水樹ななこ(みずきななこ)
鬼塚の教育実習先である吉祥寺東高校の女子生徒。ヤンキーが多いゴミクラスのO組の中で唯一まともな生徒。純粋無垢の外見とは裏腹に、ヤンキーと組んで教師を脅し、現金を強請り取る卑劣な女。鬼塚の逆鱗に触れた後に改心。家はお金持ちだが、家庭事情に難がある模様。


吉祥寺銀蠅トリオ
凶暴なヤンキー3人組。教育実習で鬼塚が担当したO組の生徒。鬼塚に対し無謀にも脅迫をかけたが、逆鱗に触れてしまい、大勢の暴走族を率いた鬼塚のリンチによる教育的指導によってボコボコにされる羽目に。この事件をきっかけに、O組の生徒達は全員鬼塚を恐れて改心し、鬼塚に忠実な生徒(下僕)と化した。


大沢秀郎(おおさわひでろう)
吉祥寺東高校の教育実習生。イケメンだが、それゆえ女子生徒を何人も犯しているおかげで3年越し。自称「教生マニア」。


長瀬渚(ながせなぎさ)
龍二の恋人。色黒で爆乳。大学で心理学を専攻する。湘南純愛組!から登場している。


砂くじら
菊地のチャット仲間。パソコン関係にかなり精通しているらしい。菊地たちの手助けをした事がある。3年4組にも少なからず因縁があるようだ。


太田秀美(おおたひでみ)
都議会議員の娘で高校生。勅使河原が家庭教師を勤めている少女。Sっ気が強く、奴隷の印として足の指を舐めさせる変態。ヤクザに誘拐された際に鬼塚に救われたとこで鬼塚を認めた。その後どうしているかは不明。


中島エリカ(なかじまエリカ)
鬼塚がスカートの中を覗いたことがキッカケで知り合う。後日のデートのある出来事により、鬼塚は教師を目指す事になった。彼氏である中年教師とはケンカ中だった。

GTO(ぐれえと・とろこ・おっぱい)

同作品は、GTO(グレート・ティーチャー・オニヅカ)の途中で連載された作品。野村朋子の芸能界での活躍を描く。
外伝的な位置づけで、全7話。単行本11巻、12巻に掲載。
野村朋子(のむらともこ)
芸能プロダクション・ピンクエレファント所属。T157 B87 W59 H85。
はじめはマイナーな仕事がほとんどだったが、敏腕マネージャー・宗方によって全国区に売り出される事になる。将来の夢は日本一のアイドルになる事で、「先生」のお嫁さんになる事。「トロちゃん」と呼ばれている。


沖ノ島一路(おきのしまいちろ)
ピンクエレファントマネージャー。かなり一途な性格で、周りが見えなくなってしまうこともある。トロ子に好感を持っているが、商品としてではなく、一人の女の子として接し、あくまでも片思いの純愛をつらぬく。
GTO本編での芸能オーディションをたまたま覗いたときにトロ子の人形劇を見て、その演技力に魅かれスカウトした。宗方の登場によって、セカンドマネージャーに降格されてしまう。その後も苦労が絶えない。本編Lesson62において鬼塚に寿司屋の代金を払わされられたトロ子のマネージャーと同一人物。ちなみにLesson61に登場した車に書いてあった社名は「ピンクキャブ」であった。本編にも登場する。


葉月真由(はづきまゆ)
売れっ子女優。藤崎志乃美が初めてメイクを担当した女性。かつてアイドルグループを組んでいたが全く売れず、当時のマネージャーの戦略によって解散した過去をもっている。葉月里緒奈鶴田真由を組み合わせた名前と思われる。


宗方(むなかた)
突如現れ、トロ子のマネージャーになった男。見た目はヤクザ風だが、業界では凄腕と評判。しかし彼が手がけたアイドルは売れる子も多いが消える子も多く、黒い噂が絶えない。数々の戦略でトロ子を有名にしていく。後に本編にも登場し、繭のマネージャーにもなり、彼の計画に手を貸す事になる。モデルは石橋貴明


藤崎志乃美(ふじさきしのみ)
トロ子のヘアーメイク担当。湘南純愛組!から登場している。かつては英吉の妹的な存在だった。湘南純愛組!の最終巻には「高校を出たらメイクの勉強をしたい」という台詞もあった。後に本編にも登場し、繭のヘアーメイクも担当する。作品中、英吉に会うことは無かった。


下條良人(しもじょうりょうと)
ピンクエレファント社長。将来お宝になってしまいそうな際どい仕事ばかり持ってくる。宗方登場後は彼に頭が下がってばかりであった。モデルは森本レオと思われる。

私立東京吉祥学園(とうきょうきっしょうがくえん)

鬼塚の勤務する学校。鬼塚が公立学校の採用試験を忘れていたため、私立学校に行かざるを得なくなった。幼稚舎、初等部、中等部、高等部、大学(恐らく大学院も)を擁する巨大な一貫校である。「名門」と作中では呼ばれるため、恐らく歴史も長く、実績も相当なものがあると思われる。事実、「問題学級」とさえ言われる3年4組だけですら菊池・神崎という2人もの東大候補がいる。
所在地は恐らく東京都武蔵野市吉祥寺近辺だと思われる。しかし授業料は名門私立校ながら、意外とリーズナブルなようだ。
系列の姉妹校にムカチャッパ学園なるものがあり、その所在地は北海道ムカチャッパ共和国にあるらしい(2巻参照)。ちなみに付属幼稚園は「たんたんたぬきの幼稚園」。

テレビドラマ

1998年7月~9月、関西テレビフジテレビ系列(火10ドラマ枠)にて放映。関東地区の視聴率は最終回で35.7%を記録した(ビデオリサーチ調べ)。

  • 沖縄では2000年に放映(沖縄テレビの火曜10時は日本テレビの土曜9時枠ドラマを放映しているため)。
  • GTOドラマスペシャル(1998年12月、1999年6月)
    1998年12月のSP版はテレビドラマシリーズの総集編として放送され、1999年6月29日の2時間SPは、7月から放送開始予定のアニメ版の前宣伝も兼ねて、テレビドラマシリーズ後の続編として鬼塚が女子高に赴任するという設定で放送された。ちなみに2時間SPには片瀬那奈細川茂樹佐藤B作北村総一朗、が登場し、白川由美も理事長の双子の妹として女子高の理事長役として登場した。補足として、前の週に放送されていた『古畑任三郎(第3シリーズ)』最終回にて、古畑任三郎(田村正和)が「来週のこの時間はGTOスペシャルをお送りします」と宣伝をしていた。
  • 中学校ではなく高校を舞台としていたり、鬼塚と冬月が対立関係にあったり、キャラクターの性格や行動が一部変更されていたりと原作とは異なる点が多い。
  • 講談社作品のドラマ化としては当時数年来のヒットといわれた好評作品であった為、この後もテレビドラマとして新シリーズが計画されていたと言われる。しかし、講談社の写真週刊誌「フライデー」が反町隆史について素っ破抜き記事を掲載し、これに反発した反町の所属事務所と講談社の関係が急速に悪化、その煽りを受ける形で本発表寸前まで行きながら立ち消えになったという。

登場人物・キャスト

鬼塚英吉 - 反町隆史(主演)
主人公。日本史担当の教師。昭和47年12月19日生まれ。血液型はO型。元暴走族のリーダー。湘南の高校を中退後、大検を得て優羅志亜(ユーラシア)大学社会学部現役入学、7年かけて卒業。趣味は競馬パチンコインターネットプロバイダー。愛読書は坊っちゃん猿岩石日記。好きな映画は、野獣死すべし死霊のはらわた死亡遊戯。好きな音楽はエリーゼのために。尊敬する人は松田優作E.YAZAWAエジソン。卒業論文のテーマ:現代社会について。大型特殊(ただしキャタピラに限る)、大型自動二輪、電気溶接などの資格取得。空手5段、補導暦83回・・・といった変わった経歴を持つ。女子高生とつき合えるし、楽しく生きていけるし、ただ単に教師になりたかったからという理由で教師になった。自称、生真面目な性格で、社交的で友人も多く、また体力には自信があるとのこと(ベンチプレス150kg)。だが実際は、自分勝手でミーハーでスケベで本能に忠実。周囲の奴より明らかに温度が高く、言葉よりも行動が先。他の教師と違うのは、子供とまったく同じ目線でモノを見たり考えたりできるところ。愛機はKawasaki ZII。しかしドラマ本編ではスズキがスポンサーで、しかも反町が大型二輪免許を有していなかったため、バイクに跨る描写はなく自転車で通勤していた。スペシャル以降は免許を取得したためバイクに乗っていた。
冬月あずさ - 松嶋菜々子
英語教師(原作では国語教師)。スチュワーデス志望だったが、就職氷河期のせいもあって夢破れたため、教師になった。生徒には人気があり、父兄への対応はそつがなく、信頼も厚いマドンナ教師という“表”の顔を持つ。しかし、その実態は教育に対する理想や理念などゼロで、教師をただのお仕事としてしか考えていないOL教師だった。鬼塚のことがまったく理解できなかったが、生徒の気持ちを本当に考える熱意によって、次第に一番の理解者となった。恋の噂も?
中丸浩司 - 近藤芳正
小谷宏子 - 円城寺あや
藤富誠 - 沼田爆
袴田はじめ - 小林正寛
勅使川原優 - 井田州彦→現・井田國彦
水樹ナナコ - 希良梨
村井国雄 - 池内博之
原作では村井國男という名前であるが、実在の俳優に村井国夫がいることから、ドラマ版では字が変更となった。
渡辺マサル - 山崎裕太
依田ケンジ - 徳山秀典
菊池善人 - 窪塚洋介
相沢みやび - 中村愛美
原作では相沢雅という名前であるが、ドラマ版ではがひらがなのみやびになっている。
野村朋子 - 黒田美樹
吉川のぼる - 小栗旬
大島知佳子 - 白川みなみ
月島えりか - 林知花
内山田好子 - 馬渕英俚可
内山田良子 - 立石涼子
冴島龍二 - 藤木直人
原作の鬼塚の相棒である弾間龍二と仲間の冴島俊行を混ぜたキャラクター。原作の龍二はバイクショップの雇われ店長であり、眼鏡を掛けている。ドラマの龍二は警官であるが、原作の冴島と同じく犯罪者とあまり変わらない。
村井つばさ(国雄の母) - 村上里佳子
相沢麗子(みやびの母) - 田島令子
内山田ひろし(教頭) - 中尾彬
鬼塚の勤務する学校の教頭。鬼塚を面接した際に暴言を吐いたため、とび蹴りを食らわされる羽目になる。原作の内山田が多少コミカルに描かれていたのに対し、ドラマでは更に輪をかけて自己保身願望の強い利己主義者として描かれている。スポンサーの関係で、愛車はクレスタからメルセデス・ベンツ190Eに変更になっている。

映画

  • 『GTO』(1999年、東映
    監督は鈴木雅之。同年に放送されたスペシャルの続篇で、シリーズ完結篇の意味合いもある。当時はGTOを意識した作品ナオミの藤原紀香が出演することからGTO vs ナオミと騒がれた。小説版『GTO LIVE in 北海道』(相沢春吉作)を原作としている。登場人物は共通してる者が多いが、展開は原作と異なる。

キャスト

テレビアニメ

1999年6月-2000年9月、フジテレビ系列、全43話。当初は水曜19:30-20:00の放送だったが、1999年10月からは日曜19:30-19:58に枠移動(とともに2分短縮)した。学校の名前がドラマ版と同じ「聖林学苑」(原作では東京吉祥学苑)になるなど設定が異なる部分もある。さらに、日曜に枠移動後、ナイター中継とFNSの日27時間テレビ特番の乱発で、放送回数が極端に減ってしまっていた事もあり、ドラマの様にヒットには至らなかった。

STAFF

CAST

主題歌

フジテレビ 火10ドラマ枠
前番組 番組名 次番組
ドラマ版「GTO」
フジテレビ 水曜19:30枠
前番組 番組名 次番組
アニメ版「GTO」
フジテレビ 日曜19:30枠
前番組 番組名 次番組
アニメ版「GTO」

関連項目

外部リンク