「劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち」の版間の差分
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2019年8月18日 (日) 00:41時点における版
劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち | |
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監督 | 大森一樹 |
脚本 | 田部俊行 |
出演者 |
高橋良輔 進藤学 三浦涼介 伊阪達也 神崎詩織 井坂俊哉 |
音楽 | 高木洋 |
主題歌 | 「New Horizon〜戦え! 星の戦士たち」 |
製作会社 | ゼネラル・エンタテイメント |
配給 | 東宝 |
公開 | 2005年12月17日 |
上映時間 | 70分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 6億4000万円[1][2] |
『劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち』は、2005年12月17日に全国東宝系で公開された『超星艦隊セイザーX』の映画作品。『劇場版 甲虫王者ムシキング グレイテストチャンピオンへの道』と同時上映。
概要
『ゴジラ FINAL WARS』で終了したゴジラシリーズに替わり東宝の正月映画として公開された[3]。
『超星艦隊セイザーX』のメンバーの他に、『超星神グランセイザー』と『幻星神ジャスティライザー』のメンバーが全員登場する[4]。クライマックスの巨大戦では超星神4体と幻星神3体とグレートライオが共闘するという大掛かりなモノとなっている[5]。『グランセイザー』からは堀口博士、『ジャスティライザー』からは澪とレギュラーキャスト3人が登場。このうちジャスティライザーは「変身能力を取り戻す」という最終回の設定を踏まえたシチュエーションで登場している。
高田モンスター軍が登場するが、出番もわずかでストーリーへの絡みはなかった[6]。公開前に開催された「ハッスルマニア2005」ではタイアップ興行も行われた[7]。
特撮監督はテレビシリーズと同じく川北紘一が担当。監督は大森一樹が務め、川北とは『ゴジラvsキングギドラ』(1991年)以来のタッグとなった[8]。
『海底軍艦』の轟天号をリメイクした迎撃戦艦 轟天号やキングギドラを模したマンモスボスキートなど、テレビシリーズ同様に過去の東宝特撮映画のオマージュが盛り込まれている。川北お気に入りの怪獣である『キングコングの逆襲』のメカニコングを模したメカ巨獣ブルガリオも『ジャスティライザー』から再登場させている[9]。
DVDは2006年5月26日発売。
ストーリー
ある日、天文台でバスケットボールに興じていたセイザーXと研究をしていた天堂澪のところに、記憶を失った少年・リキが現れる。さらに宇宙からは謎の幽霊船が地球に迫っていた。
セイザーXは宇宙海賊が送り込んだ恐獣ブルガリオを撃破するが、突如現れた謎の球体が海に沈んだブルガリオの残骸からエネルギーを吸収し、巨大化して海上に出現。球体はグランセイザーが絶滅させたボスキートの近縁種であるニューボスキートの卵であったが、その特性を知らないままがむしゃらに球体を攻撃する拓人。しかし、攻撃のエネルギーも吸収し卵はさらに巨大化。星神島に戻った澪の前に現れ、彼女からジャスティパワーを吸収。その力で作り出した黒雲から、大量の偽ジャスティライザーを発生させる。偽ジャスティライザー出現の報に愕然とする翔太達の目の前で、偽ジャスティライザーは街に降り立ち、人間達からエネルギーを吸収し始める。
登場人物
- ボルム星人リキ
- ボルム星人の少年。ボスキートに捕らわれていたところをアクアルに救われ、セイザーXを探るスパイとして利用される。
- 神宮寺翼
- 国防省司令官。戦闘時には自ら轟天号に乗り込み指揮をとる。
- ニューボスキート
- 『グランセイザー』に登場したボスキートの近縁種。ボスキート同様、あらゆる生命のエネルギーを吸収し、無限に増殖できる。ジャスティパワーを吸収したことで、偽ジャスティライザーに変身できる。
- 偽ジャスティライザー
- ニューボスキートが変身したジャスティライザー。姿は本物とほぼ同じだが、背中にはニューボスキートの翼が生えており胸のインローダー収納部分がボスキートの胸に酷似した形状になっている。
- 偽幻星神
- 偽ジャスティライザーが巨大化した姿。やはり姿は本物とほぼ同じだが、胸の部分はボスキートのままである。また、偽ケンライザーのみバイザーから目が見えている。
- マンモスボスキート
-
- 最大全高:150メートル / 最大体重:34500トン[3]
- 幽霊船に潜んでいたニューボスキートの巨大な親玉。倒されたニューボスキート達を取り込んで、流星神達の数倍の大きさに巨大化する。
- メカ巨獣ブルガリオ
- 『ジャスティライザー』にも登場していたメカ巨獣。
キャスト
- 安藤拓人 / ライオセイザー(声):高橋良輔
- アド / イーグルセイザー(声):進藤学
- ケイン / ビートルセイザー(声):三浦涼介
- レミー:松山まみ
- ゴルド:ロバート・ボールドウィン
- ツインセイザーアイン(声):保村真
- ツインセイザーツバイン(声):大津田裕美
- 火将軍ブレアード(声):伊藤健太郎
- 水将軍アクアル(声):浅川悠
- 風将軍サイクリード(声):岸尾だいすけ
- 安藤由衣:枚田菜々子
- 安藤春子:森川由加里
- 安藤宗二郎:宗方勝巳
- 伊達翔太 / ライザーグレン(声):伊阪達也
- 真田ユカ / ライザーカゲリ(声):神崎詩織
- 平賀真也 / ライザーガント(声):井坂俊哉
- 天堂澪:江口ヒロミ
- 堀口一郎:赤星昇一郎
- ボルム星人・リキ:笠原織人
- リキのパパ:二村幸雅
- リキのママ:橘ゆかり
- 高田総統:高田総統(友情出演)
- アン・ジョー司令長官:アン・ジョー司令長官(友情出演)
- 島田二等兵:島田二等兵(友情出演)
- 神宮寺翼:峰岸徹
スーツアクター
セイザーXスーツアクター
その他スーツアクター
- 福田亘
- 齋藤恵美子
- 佐藤優
- 富田稔
- 安藤道泰
- 石田裕
- 南辻史人
- 松上順也
- 稲留正樹
- 御代川太
- 酒井亜美
- 大口与枝
- 宮木義雄
- 杉原明
- 舟山弘一
- 名取弘二
- 香田弘臣
- 涌井喜子
- 梶本明志
- 矢島一憲
- 相馬ひろこ
- 熊倉盛揮
- 市山英貴
- 松田浩一郎
- 石倉良笙
- 角田光司
- 小松聡二郎
- 牧田雄一
- 藤野伸介
- 隈本裕美
- 高橋暁
- 小林大士
- 有川孝夫
- 河合健
- 箱森計路
- 角田浩一
- 岩崎晋弥
- 和田三四郎
スタッフ
主題歌
- 「New Horizon〜戦え! 星の戦士たち」
脚注
- ^ 増田弘道『アニメビジネスがわかる』NTT出版、2007年、60頁。ISBN 978-4-7571-2200-0
- ^ 超星神シリーズ、バンダイチャンネル。(2016/3/9閲覧)
- ^ a b 宇宙船YB 2006, p. 33
- ^ ただしグランセイザーは装着後の姿のみで声も別人。声優の名はクレジットされていない。
- ^ ウインドイーグルとマグナビートは映画の序盤でロボ形態で登場するが、クライマックスは戦艦形態のまま。
- ^ 放送当時『てれびくん』に掲載された本作の漫画では大幅に物語に絡んでいる。
- ^ 宇宙船YB 2006, p. 70.
- ^ 平成ゴジラパーフェクション 2012, p. 161, 「平成ゴジラバーニング・コラム」No.024
- ^ 平成ゴジラパーフェクション 2012, p. 135, 「幻の平成ゴジラストーリー」.
参考文献
- 『宇宙船YEAR BOOK 2006』朝日ソノラマ〈ソノラマMOOK〉、2006年4月20日。ISBN 4-257-13086-5。
- 監修:川北紘一『平成ゴジラパーフェクション』アスキー・メディアワークス〈DENGEKI HOBBY BOOKS〉、2012年。ISBN 978-4-04-886119-9。