コンテンツにスキップ

フラグメント分子軌道法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。115.177.211.197 (会話) による 2010年2月12日 (金) 23:40個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

フラグメント分子軌道法(Fragment Molecular Orbital method)、「FMO法」 とは、分子系をフラグメントに分割し、周囲のフラグメントからの静電ポテンシャルを考慮してフラグメントとフラグメントペアの電子状態を計算し、得られたフラグメントとフラグメントペアのエネルギーや電子密度を用いて、系全体のエネルギーや電子密度を計算する方法である。1999年に北浦により提唱された。[1]

分類

フラグメント分子軌道(FMO)法は、巨大分子系のシュレディンガー方程式を解くために、分子軌道法でよく用いられるより精度の良い近似手法や計算時間の短縮を図る方法などが用いられつつあり、この際用いる近似や計算時間の短縮方法の違いによって、次のようなものがある。

歴史

利用例

関連項目

比較

  • [[]]

FMO対応コード

参考図書

  • [1] 佐藤文俊、中野達也、望月祐志、「プログラムで実践する生体分子量子化学計算」、森北出版株式会社、2008.

参考文献

<references>

  1. ^ K. Kitaura et al., Chem. Phys. Lett., 312 (1999) 319.