ゲージーノ
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ゲージーノ(英: gaugino)とは、ゲージ理論を超対称性理論と組合せて予測されるゲージ粒子の超対称性パートナーであり、フェルミ粒子である。
最小超対称標準模型(minimal supersymmetric standard model, MSSM)では、以下のゲージーノが存在する。
- グルイーノ:グルーオンの超対称性パートナーでカラーチャージを運ぶ。
- ウィーノ:SU(2)L ゲージ場の超対称性パートナー。
- ビーノ:Weak hyperchargeに相当する U(1)Y ゲージ場の超対称性パートナー。
ゲージーノはヒッグス場の自由度の超対称性パートナーであるヒグシーノと混合して、ニュートラリーノ(電荷なし)、チャージーノ(電荷あり)と呼ばれる線形結合(質量固有状態)を作る。多くのモデルで、フォティーノと呼ばれる最も軽いニュートラリーノは安定である。その場合、この粒子はWIMP(weakly interacting massive particles)であり、暗黒物質の候補である。
グラビティーノは標準模型に相当する粒子のないゲージーノであり、未確認の重力子の超対称性パートナーである。
参考文献
[編集]- G. Bertone, D. Hooper, J. Silk (2005). "Particle Dark Matter: Evidence, Candidates and Constraints". Physics Reports, vol. 405. pp. 279–390.
関連項目
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外部リンク
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